スマートホーム化を楽しむあまり、自宅の家電をスマート家電に総入れ替えしようとしているKouです(笑)
さらに最近某ウイルスのせいでほぼ在宅勤務&飲み会とかもほぼゼロになったこともあって、「おうち時間」を充実させるための投資を惜しみませんw
さてさて、まずはテレビをLGのものから4年ぶりに買い替え。検討ポイントとしては…
- 手持ちのBDレコーダーがSHARP製なので、できればSHARP。
- スマート機能が充実しているテレビ(アレクサ・遠隔操作・Android TVなど)
- 4K以上、できれば有機EL、50〜55インチ、予算20万円前後。
スマート機能重視というのが、独特?笑
元々BDレコーダーもシャープ製を利用しており、かつ「COCORO HOME」や経産省の「Life UPプロモーション」などIoT関連で盛り上がっていて、今後の展開が面白そうなシャープで統一する方針に…

Kou
スマートホームは何より「一元管理」が重要というのがこれまでの経験。シャープ中心で組み立てていく…!
家電量販店で他のメーカー含め見比べた結果、コスパが良いと感じた「4T-C50CN1」に決定!!
まずは、4T-C50CN1を選んだポイントや購入して2ヶ月経過した上で、ファーストインプレッションを述べていきます。
もくじ
ラインナップ
アクオスには、いくつかのラインナップがありますので、まずはそれを整理していきます。
主に画質ごとに以下のラインナップの違いがあります。
ライン | インチ数 | |
---|---|---|
アクオス8K | CX1/AX1/BW1 | 70V型/60V型 |
4K 有機EL | CQ1 | 65V型/55V型 |
AQUOS 4K | CN1/CL1/BN1/BL1/BJ1/BH1 | 70V型/60V型/55V型/50V型/43V型 |
AQUOS | BE1/AE1/AD | 42型/40型/32型/24型/22型/19型 |
AQUOSポータブル | AP/AF | 16V型/12V型 |
まず8Kモデルは、コンテンツ側がほとんど対応していないので除外。
その上で、悩んだのは、以下の3点。
- 4T-C55CQ1(4K有機ELモデル)
- 4T-C50CL1(アクオス4Kのエントリーモデル)
- 4T-C50BN1(2019年モデル:CN1の型落ち)
最終的にはどうせなら最新モデル重視・予算以下・かつ画質とスピーカーが良いと感じた「4T-C50CN1」を購入しました。
その魅力を以下でレビューしつつ述べていきます!
画質について
まず、最初に言いたいのが画質。この値段としてはかなり満足しています。
特に良いと感じたのは、N-Blackパネルです。
CNラインのひとつ下の価格帯で、CL1というものがあるのですが、これは店頭で見比べた時に画面が白く滲んだように見えたのがデメリットでした。

CN1ラインは、有機ELモデルと見比べたときにはさすがに負けますが、「4T-C50CL1」と比べると、その違いをはっきり感じ取ることができ、正直これで十分すぎるなと思いました。
自宅で実際に利用してみても、その画質には感動しましたし、ゲームをしたり、映画を見ているときでも黒と原色のメリハリが効いてて、かなり気に入っています。

ニンテンドースイッチは4K対応ではないのですが、ゲームやる上ではまったく問題ありません。(ホーム画面で文字にジャギーが入ってて少し見づらいくらい)
続いて、PS4 Pro。


加えて、2020年モデルから、8K技術を継承した高画質エンジンが搭載されています。ここが、型落ちBN1との違い。
そのためか、全般的にヌルヌル度が増した感じですね。高速で動く被写体を見る時に、それを特に感じます。
つまり、地デジだったらスポーツ系、アクション映画で特に違いがわかるといった感じです。

Kou
あとCMの映像が一段階引き立ちます。あんま意味ないけど…(笑)
売りとなっているのは、外光や照明の映り込みが抑えられるというポイントですが、個人的にはこの副次的な効果として、黒の表現力が優れていること、それに伴って原色がより一層引き立って見えたという2点が高ポイントでした。
音質について
このテレビのスピーカーには、「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」というシステムが搭載されています。
スピーカーを前向きに設置することで、音抜けの良いサウンドを実現しています。
これは地デジのニュースやバラエティ番組だと対して良さを感じませんでしたが、映画やスポーツを見るとその違いがわかります。
- 音声を前方に導くリフレクター構造
- スピーカーネットをなくした前面開口の新機構
- リスニングエリアを広げる音質補正の新技術「Eilex PRISM™」・「VIR Filter™」採用

一つ下のモデルである「CL1ライン」のスペックは、フルレンジスピーカー(ツイーターとウーファー一体型)に対し、「CN1ライン」はセパレートされており、3way構成となっています。
これにより、より低音&高音の再生が強くなり、音域が広くなっているのが特徴です。
個人的には、テレビ一体型スピーカーにしては、特に低音がしっかりしていること、全体的に音圧がズッシリきて、映画を見る際の臨場感が増しました。
スマート系の機能について
この価格帯のテレビでは当たり前のように搭載されて来ていますが、4T-C50CN1はAndroid TVを搭載したスマートテレビでもあります。
このスマート対応・ホームネットワーク周りの機能についてもレビューしていきます。
最初にざっくりスペックです。
項目 | 機能 |
---|---|
2画面機能 | ― |
インターネット対応 | ◯ |
AQUOS ファミリンク対応 | ◯ |
ホームネットワーク機能 | ◯(プレーヤー) |
無線LAN対応 | ◯(本体内蔵) |
ハイブリッドキャスト | ◯ |
Bluetooth | ◯(音声は出力のみ) |
一番最初に良いなと感じたのは、Android TVがサクサク(ヌルヌル)だと感じたところです。
以前利用していたLGのテレビは、Web OSという独自のOSが登載されていて、これがちょっとモッサリしているのが欠点でした。
このヌルサク操作だけでも、もっと使いたくなるなと思えるほど良かったです。

その上で、自分が使って特徴的だなと思ったところを以下に述べていきます。
音声アシスタント(アレクサ・Googleアシスタント)の使い勝手が抜群に良い!
スマートスピーカーと連携してテレビの操作をすることが可能です。
このハンズフリー操作はめちゃくちゃ便利です。
リモコンを探す手間も、リモコンを手に取るために移動する手間もなく、ゴロゴロしてても選局できます。
我が家でメイン利用しているアレクサでは、例として次のような操作ができます。
アレクサでの操作
操作内容 | セリフ |
---|---|
電源オン・オフ | アレクサ、テレビをオン(オフ)にして |
放送の切替え | アレクサ、テレビをBS(地デジ)にして |
チャンネル選局 | アレクサ、テレビを1チャンネル(NHK)にして |
入力切替 | アレクサ、テレビの入力を3にして |
音量調整 | アレクサ、音量を10(消音)にして・音量を上げて |
再生操作 | アレクサ、テレビを一時停止 |
このテレビの音声操作は、スマートリモコンでも実現可能で、今までは私もそこから操作していました。
ただ、テレビをスマートリモコンで音声操作する場合、以下のような欠点があります。
- 入力切替はマクロを組まないと実現できない
- テレビの電源オン・オフを分けてコントロールできない(トグル電源)
特にトグル電源がやっかいで、「テレビをつけて」と言っても、(リモコンの電源ボタンは一つでON/OFF制御をするので)「テレビがオフ」になるという問題があります。
このアレクサ対応テレビであれば、上記2点の問題がクリアとなり、設定ラクラク&ストレスフリーで利用することが可能です。
最近のAndroid TVは、各社Alexa・Googleアシスタントと連携して操作することが可能ですが、私が過去利用していたLGのテレビはこれに非対応でした。
そのため、この音声操作が難なく利用できるというだけで未来を感じることができましたw
豊富な映像・音楽サービス
インターネットに対応したスマートテレビなので、動画配信サービスや音楽サービスを視聴することもできます。
- Amazonプライムビデオ
- NetFlix
- Hulu
- dTV
- COCORO VIDEO
その他多数。詳細は、公式ページを参照。
- Spotify
- AWA
- COCORO MUSIC
主要サービスにはほぼ全て対応していますが、特徴的なのは、「COCORO VIDEO」「COCORO MUSIC」といった独自のオンデマンドサービスがあることです。
これは、同COCOROシリーズのCOCORO VISION(AI機能)と連動して、ユーザーの好みや他の人の視聴状況に応じてテレビ番組やVODなどを提案してくれるといった面白い機能。
おすすめやランキングを軸に提案してくれると、単に面白い番組を簡単に探せるだけでなく、会社の同僚や友達との話題にもついていきやすいのが隠れメリット。

このCOCORO VISIONにはスマホアプリもあり、おすすめやランキングからテレビ・ビデオ・音楽を視聴することができ、これがかなり使いやすいです。

ファミリンクでBDレコーダーと連携
私は、ブルーレイレコーダーは、同SHARP製の「2B-C10BT3」を利用しています。

メーカーがSHARPであるので、「ファミリンク」という機能を利用することができます。
これによって、テレビとBDレコーダーのリモコンを統一できているので嬉しいです。



連携されていることによって、見ている番組をすぐに録画できる「ワンタッチ録画」や番組表ボタンからの「ファミリンク録画」ができるので嬉しいですね。
これは、他のメーカーでもありふれた機能なのですが、このテレビを買うなら、BDレコーダーもシャープ製のものにしておくと使い勝手が格段に上がって良いです。
他にも別に発売されている、3Dシアターシステムと連携して3D映像やサラウンド音声を楽しむことができるようになっています。
他のSHARP家電と連携もできる(COCORO HOME)
シャープならではのサービスが、このCOCORO HOME連携機能。
これは、SHARPが発売するスマート家電と連携して、各家電の状況をモニタリングできる、スマートホームサービスです。
自宅は、ほとんどSHARP家電で統一しているので、この機能をたまに利用しています。
- 4T-C50CN1(この記事のテレビ)
- エアコン
- 加湿空気清浄機
- ホットクック
私は未導入ですが、他にもAIoT対応としてヘルシオオーブンや冷蔵庫、洗濯機といったラインナップがありますね。テレビを自宅のコントロールセンターのように使えるのが良いです。

パズルを埋めるような感覚で、すべてSHARP家電で統一したくなるw

わざわざキッチンにいかなくても、テレビ見ている間にこれで状況ウォッチできるのが嬉しいポイント。
ただし、この機能を利用できるのは、AIoT対応のものに限定されるので注意しましょう。
例えば、自宅には古いヘルシオがありますが、これはAIoT対応でないので、連携させることができません。
これをうまく使えば、高齢者のいる家庭の見守りにも有効活用できそうと感じます。
さて、このCOCORO HOMEですが、今の所このモニタリング機能が中心で、正直なところあまり付加価値を感じられません。
テレビの役割でいうと、以下のようなコトに対応してくれると、使い勝手が上がるので嬉しいです。
- テレビ上で、各種家電の「操作」もできるようになってほしい
- 「ポイント家電」をもう少し同サービスに使い回せるようにしてほしい(COCORO VIDEOをこれで課金できるようになったら最高なんですが…さすがに厳しいかな笑)
実際に利用してみて、この2つができるようになったら、洗濯機とかもSHARPに買い換えようかなと思いますw

その他本体について
ここまで、実際に利用してみて特に目立った部分について述べてきましたが、本体についても補足していきます。
テレビが回転できるのが良い
これは他社と比べても珍しいのですが、本体の向きを約30度ほど左右回転させることができます。

欲を言えば、45度まで回転できれば完璧だったのですが…家はテレビの隅に置いてあり、色んな方向からテレビを見るので、これは嬉しいポイント。
最近は、視野角の広い液晶・有機ELのテレビが多いので、そんなに影響ないかなと思われるかもしれませんが、正方向できちんと見るには、物理的に回転できるのは結構なメリットです。
ポートについて(HDMIなど)
HDMIポートは4つついています。

今のテレビだと当たり前かもしれませんが、従来使っていたのは3つでHDMIセレクタを噛ませていたので、これはありがたい。
全てのポートでHDMI-CECに対応しているところですね。
自宅のHDMIポートは、以下のように繋がっています。
- HDMI 1:Fire TV Cube
- HDMI 2:PS4 Pro
- HDMI 3:Nintendo Switch
- HDMI 4:BDレコーダー
ゲーム機の電源を投入したとき、アレクサに話しかけたときに、自動的にその機器に切り替わるのが嬉しいポイント。


おわりに
レビュー記事を書くときは、いつもだったら必ずデメリットや欠点を添えるようにしているのですが、このテレビ、値段に対して欠点というべきポイントが無く、本当に満足しています。
個人的に一番気に入っているのは、N-Blackパネルです。
これのおかげで、特にゲーム・映画の発色が良くなって、より満足して楽しめるようになりました。
欲を言えば、もう少し「COCORO HOME」でできることが増えてくれると嬉しいというくらい。
ただ、多少の画質やスピーカーにこだわりがなければ、「4T-C50CL1」、型落ちだがN-Blackパネルを搭載している「4T-C50BN1」がかなり値段が落ちているので、この2つが選択肢としておすすめ。
引き続き利用していき、気づくポイントがあったら、また追記していきます!