Amazon Echoって、音楽を聴いたりアラームをかけるだけでなく、英語の勉強にも結構使えるんです。
最近私は、英語の再学習を始めていて、せっかく自宅にたくさんEchoを設置しているのでこれを活かそうということで、自分用のまとめ込みで今回記事にまとめてみました。
そんなわけで、Amazon Echoで英語を勉強する方法について解説していきます。

Kou
アレクサで英語脳をつくろう!
もくじ
マルチリンガル機能を有効にする
Amazon Echoは、最初の言語設定で英語に設定することができます。
これは、強制的に英語脳を作るのに最も有効ですが、実際普通に利用する上では、すべてを英語でやりきるのって結構疲れると思います。。。

Kou
邦楽とか日本のニュースも聞きづらくなるしでストレスもあります。。。
そこでおすすめしたいのが、アレクサのマルチリンガルモード。2020年11月にリリースされた機能です。
これによって、Echoに英語で話しかけると、アレクサが英語で応答し、日本語で話しかけると日本語で応答してくれるといった面白い機能です。
アレクサさんが、2ヶ国語喋れるようになるイメージですね。


これで、まずは普段Echoに指示することを英語でやるようにして、英語脳(英語で考える癖)を作っていきましょう。

Alexa, what time is it?
It’s Twelve 08 p.m.

用例
内容 | セリフ |
---|---|
天気を聞く | Alexa, what’s the weather? |
時間を聞く | Alexa, what time is it? |
7時に目覚ましをセット | Alexa, wake me up at 7am |
好きな曲をかける | Alexa, play music I like |
これ、英語の発音をしっかりしないと(カタカナ英語を使うと)アレクサが日本語で回答するという中々いじわるな仕様です(笑)
しかも結構シビアで、Alexaの「l」を「r」の発音で言ったり、Whatを「ホゥアッ」でなく「ワット」というと英語で回答が来ません(わかりづらくてすみません…笑)
そんなこともあり、英語脳が身につくのと同時に、発音の練習にもなるのでおすすめです。
他にも様々英語で会話できるので、試しに英語で色々話しかけてみましょう。
Kindle・Audibleで洋書を読み上げる
次におすすめなのが、アレクサにKindleやAudibleで洋書を読み上げてもらうことです。
特に、アレクサにKindle本を読み上げてもらう機能は、意外と知られていないのですが、ぜひおすすめしたい機能です。
アレクサは英語をかなり流暢に読み上げてくれるので、プロのナレーターが読んでいるような感覚で聴くことができます。
これによって、従来のKindle本を「多読」できるだけでなく、オーディオブック化することによって、「多聴」もできるので一石二鳥です。
さらに、良い点は、「再生スピードのコントロール」ができることです。
アレクサに以下のように話しかければ、読み上げ速度を変更することができます。

アレクサ、0.5倍速で読み上げて
わかりました。(読み上げが0.5倍速になる)

アレクサの読み上げの速度は結構早いのですが、これでリスニングに自身がない人でも聞き取れるようになります。
もし、わからない文章が出てきても、元はKindle本ですので、それをスクリプト代わりにして辞書機能で英単語を調べるということもできるのです。


アレクサで英語勉強というと、英語スキルの活用がよく紹介されている印象ですが、個人的にはそれよりもこのKindle洋書読み上げの方がおすすめです。
Kindleには読み放題サービス:Kindle Unlimitedもあるので、これで大量の洋書を読んだり、Audibleでプロのナレーターによる、より聞きやすいネイティブな英語に触れるのも良いです。
スキルを活用する(特にApple Podcast)
先程少し触れましたが、次点でスキルを活用するという方法があります。
特に「アルクの英語クイズ」は、TOEICのPart 2形式に沿ったリスニング問題を出題してくれます。
Echo ShowシリーズやFireタブレットだと、スクリプトの表示・非表示ができるのでおすすめです。
英単語の勉強では、キクタンも良いかと思います。
バックミュージックが流れつつ、英語→日本語の順に読み上げてくれるので、これを繰り返し流しているだけでも単語を暗記をするのに良いです。
また、英語の難易度は高いですが、ニューススキルの導入でも英語を勉強することができますね。
英語の人気スキルを以下の通りまとめました。
Alexaスキル
スキル名 | 学習内容 | |
---|---|---|
キクタン | 英単語 | アルクのキクタンに収録されている英単語の配信 |
どうぶつABC | 英単語 | どうぶつの名前を覚える (他にからだABC/くだものABCあり) |
リバティーイングリッシュ | 英会話 | 英会話(特に旅行)で役立つ英会話フレーズ |
とっさの旅英語 | 英会話 | とっさのときに役に立つ英会話フレーズ |
アルクの英語クイズ | リスニング | TOEIC Part 2dのリスニング問題を出題 |
ENGLISH JOURNAL | リスニング | ENGLISH JOURNALの各種コンテンツを再生 (一部課金あり) |
BBC World Services | フラッシュニュース | BBC NEWSの再生、Servicesからの情報 |
ただこの英語スキル、正直言うとどれもコンテンツ不足というか、Alexaとの対話で認識精度も悪く、使い勝手は微妙です。
そこで、個人的におすすめなのは、「Apple Podcast」のスキルです。
Podcastは、英語学習系のコンテンツが多くそれらをアレクサから呼び出し再生することができます。
iPhoneなどから好きな番組を登録しておけば、あとはそのタイトルをアレクサに話しかけて任意のポッドキャストを流せます。
ブラウザで英語サイトを視聴する
これはスキルが用意されていない分苦肉の策ではありますが、画面付きのEcho Show限定で「インターネットブラウザ」の機能を利用することができます。
これであればどの英語サイトもEchoから見ることができます。
呼び出し方のコツは、「Googleで」という枕詞をつけると、検索結果を一発で呼び出せます。

アレクサ、GoogleでNHK WORLDを検索して
Googleです。(NHK WORLDの検索結果が開く)

NHK WORLDでは、ライブ映像も視聴できますし、各ニュース毎にスクリプトもみることができます。


また、TEDは字幕(日本語あり)で英語のプレゼンを視聴することもでき、内容も興味深いものが多いです。
ブラウザでは、YouTubeの海外チャンネルも良いですね。自分のお気に入りのサイトをブックマークすることが可能なので、登録しておきましょう。
ここまでくると、スマホやタブレットでやるのと変わんないじゃんという感じではありますが、Echo端末は据え置き&音声操作できるデバイスなので垂れ流しの用途でも利用しやすいです。
あくまで私が利用している中で、Echo端末でできることとして紹介させて頂きました。
おわりに
このように、アレクサは英語学習にも結構使えます。
最後に自分も実践する中で、これがあれば完璧なのに…と思う部分を勝手に要望としてまとめます笑
- 手持ちの音声教材をAmazon Musicにアップロードできるようにしてほしい(英語本についているMP3を聞きたい:ALL IN ONEとか)
- Skypeに対応して欲しい(Skype英会話が利用できるようになると思うので。近日対応予定となっていますが2年くらい経っています…)
- Fire TVにあるアプリのスキル化(特にNHK WORLD)
このへんに対応すれば活用の幅が大きく増えるので、今後のアプデをウォッチしておきます!
最近では、Echo Budsのようなワイヤレスイヤホンもアレクサに標準対応しており、イヤホンから好きな作品を呼び出すことも可能。
より便利に英語学習ができるようになっていくと良いですね!