Anker 511 Chargerを購入しましたので、レビューします。
この製品は、 充電器でおなじみAnkerが発売する、USB-PD充電器です。
2021年9月に発売され、その特徴は以下の通り。
- iPhone 13,12に合うカラーバリエーション(4色展開)
- 外観がかなりコンパクトながら20W USB-PD充電が可能
- 新開発の「ActiveShield」を搭載し発熱を抑えた急速充電
事実上、PowerPort III Nano 20Wの後継製品のような位置づけですかね。
私は、iPhone 13 Proのシエアブルーを購入して、色々と周辺機器を揃えだしているのですが、この製品は珍しく(シエラブルーにそっくりな)ブルーを出しており、そのデザイン・色統一感に惹かれて購入。
気になるのは、ほぼ同等の位置づけとなる「PowerPort III Nano 20W」と比較してどうなのか?というところですね。
ということで早速レビューを通じて見ていきたいと思います。

Kou
カラー4色展開です!(ダークグレー・ホワイト・パープル・ブルー)
もくじ
本体外観
Anker 511 Charger Nano Proを早速開封していきます。



本体外観で気になるのは、そのサイズ感。
まず、これをPower Port III Nano 20Wと比較します。


新機能であるActiveShieldが搭載されていることからか不明ですが、ほんのわずかに大きくなっています。
しかし数mm程度の差なので、そこまで気になるものではありません。
実際、20Wの充電器としては、他の充電器と比較してもかなりコンパクトな設計となっており、重さも軽く良い感じです。
ただし、プラグが折り畳めないところが欠点ではあります。
仕様的なところに口を出すことをあまりしたくはないものの、やっぱり気にはなってしまいますね。
以下の画像では、DIGIFORCEの20W充電器と比較していますが、サイズはAnker 511 Chargerの方が小さいものの、プラグを折り畳むとDIGIFORCEの方がコンパクトになります。


そして、気になるのはやはりiPhone 13 Proとのカラーバリエーション。4色展開となっており、明らかにこれに合わせて来た感じが見受けられます。
加えて、カラーバリエーションとしてはパープルもあるので、iPhone 12にも良いですね。
私は、iPhone 13 Pro(シエラブルー)を購入しましたが、その色統一感が良いですね。
Anker 511 Chargerの方がブルーの色が少し淡いですが、全体的なトーンが似ており、そのデザインには満足しています。



色統一されていると、単にデザイン的な満足感があるだけでなく、充電器の整理がしやすいのが良いですね。
最近の充電器は様々な規格があり、どれがどう規格にあった(正しい電圧で)充電ができるのかわけわからなくなるので(笑)
ちなみに、ケーブルについては同梱されていないですが、これも「PowerLine III Flow」から新色ブルーが今後発売されるようです。
合わせて購入するとしっかりデザインを合わせられて良いですね!
充電速度について
早速、Anker 511 Charger Nano Proで充電してみました。
今回は、検証用の端末として、「iPhone 13 Pro」と「iPhone 12」を用います。

iPhone 12を0%にして、充電してみました。


結果として、以下のような充電推移です。
時間経過 | 充電推移 |
---|---|
12:11(0分経過) | 0% |
12:44(約30分経過) | 60% |
13:06(約60分経過) | 80% |
続いて、念の為iPhone 13 Proで充電してみました。


iPhone 12の充電と変わらない速度となっています。
これだけコンパクトな充電器にも関わらず、30分前後で60%も充電できるのは驚異的ですね!
「Anker Nano II」で測定した結果と、ほぼ同等の速度。しっかりと急速充電されていることがわかります。
USB電流テスターで計測(出力側)してみると、16.5Wあたりを推移し、多少の減衰はあるもののほぼMAX(18W)給電されていることがわかります。

しかし最近の充電器は本当にすごいですね。これだけコンパクトなのに、20W急速充電が可能で試してみては驚くばかりです(笑)
ということで、Anker 511 Chargerは、iPhone 13,12シリーズの充電器として利用するにはベストなものと言えます。
発熱について
さて、ここまで見て、これだけコンパクトにも関わらず、20Wの充電もできるということで、気になるのは発熱。
特に、発熱を抑える新開発の「ActiveShield」が搭載されているとのことで、この点はしっかりチェックしておきたいところ。
ということで、今回は工業用の非接触型温度測定器を用い、人が手に触れる外皮部分の温度をチェックしていきたいと思います。
比較用として、PowerPort III Nanoの温度もチェックしていきます。
最も充電速度が高まりそうな、20%〜80%の温度をチェック。


結果として以下の通りとなりました。
項目 | 511 Charger | PowerPort III Nano |
---|---|---|
本体外周(外皮) | 平均28.2℃ | 平均29.6℃ |
コネクタ部分 | 平均37.6℃ | 平均42.0℃ |




PowerPort III Nanoと比較し、やや発熱が少ないことがわかります。


実際、手に触れてみても、少し発熱が少ないなと体感でわかります。
大きな差はないものの、ActiveShieldによるもののなのか、この点に気を使っているのは好印象ですね。
レビューまとめ
今回は、Anker 511 Chargerをレビューしました。
実際利用していても、公式のウリ文句の通りというか、本体のカラーも良く、iPhone 13 Proのシエラブルーとの色統一感は最高!
加えて、発熱にも確かに気を配った製品であると感じました。
こんなにコンパクトで充電速度も速いのに、発熱が抑えられているのは驚きというか、不安なく利用でき満足でした。
最後に、メリットとデメリットをまとめます。
- プラグが折り畳めない(ただしその分コンパクトに作られている)
- 発熱が比較的抑えられている
- iPhone 13 Proもしっかり急速充電可能
- デザインが良い!iPhoneと色統一もできる
以上です!