キャンプやBBQなどのアウトドア向けに、かなり便利そうな製品が登場しましたので、ご紹介します。
それが、Anker EverFrost Powered Cooler 30。ポータブル冷蔵庫&ポータブル電源という画期的な製品です。
この製品の特徴は、以下のとおり。
- 世界最長冷却の約42時間冷却が可能
- 急速冷却機能付き(わずか30分で庫内を25℃から0℃にする)
- スマホやUSB家電に給電・充電可能(ソーラーパネルから充電可能)
- 本体・スマホから簡単操作
- キャスター・テーブル付き
先日、「Anker Power Conference 2023 Spring」発表会に参加してきたのですが、本製品が発表された際には、度肝を抜かれました!




そんな、Anker EverFrost Powered Cooler 30のレビューをしていきます。
もくじ
Anker EverFrost Powered Cooler 30のスペック
EverFrost Powered Cooler 30は、食材や飲料を保冷できるポータブル冷蔵庫です。

バッテリー関連に強いAnkerならでは、取り外し可能な、ポータブル電源も付いているのが最大の特徴。

高効率のコンプレッサーにより、わずか約30分で庫内温度を25℃から0℃まで冷却する急速冷却機能を搭載しています。
以下スペックです。
スペック
項目 | ![]() EverFrost 30 | ![]() EverFrost 40 | ![]() EverFrost 50 |
---|---|---|---|
庫内容量 | 33L | 43L | 53L |
大きさ | 約64.2 x 43.0 x 48.7cm | 約73.2 x 43.0 x 48.7cm | 約85.2 x 43.0 x 48.7cm |
気室数 | 1気室 (冷蔵/冷凍を選択可能) | 1気室 (冷蔵/冷凍を選択可能) | 2気室 (それぞれ冷蔵/冷凍を選択可能) |
重さ (バッテリー含む) | 約22.2kg | 約24.0kg | 約27.5kg |
バッテリー容量 | 299Wh | 299Wh | 299Wh |
冷却持続時間 | 約42時間 | 約36時間 | 約27時間 |
最短充電時間 | 約3.6時間 | 約3.6時間 | 約3.6時間 |
ソーラー充電 | 対応 | 対応 | 対応 |
AC出力 | – | – | – |
USB出力 | USB-A:最大12W、USB-C:最大60W | USB-A:最大12W、USB-C:最大60W | USB-A:最大12W、USB-C:最大60W |

上記のように、庫内の容量によって、ラインナップが分かれています。
EverFrost Powered Cooler 50のみ、冷蔵・冷凍の2気室を選ぶことができるのが良いですね。
他のは1気室なので、食材によって温度を変えて保管したり、氷と飲み物みたいに使うには「50」が必要です。
一方で、サイズアップしても、冷却持続時間に関しては、スペック上「30」が一番長いです。
氷とそれ以外という感じで分けられないのがネックですが、食材や飲み物は、最悪外に出して温めればよいのかも。
アウトドア利用するにも、4人くらいまでなら、「30」で十分かなという印象です。

詳細については、以下のレビュー記事でまとめていきます。
Anker EverFrost Powered Cooler 30 レビュー
EverFrost Powered Cooler 30をレビューします。
すぐ冷却〜長時間保温が可能
この製品、思っていた以上に冷却スピードが早く、パワフルです。
実際に試してみましたが、22℃の室温の状態から、本製品をオンにして、実測わずか20分強で0℃まで冷却されました。

環境によって多少変わる面もあるかもしれませんが、外に出しても、外気による影響は1℃前後といった程度で、しっかり冷却されています。

さらに、移動のため、夕方〜翌日中まで車の中に保管していましたが、40℃以上ある車内でも設定温度のままきちんと保つことができていました。


野菜と肉をしっかりと保存するためには、設定温度を微妙に変えるのがベストですが、アウトドアで1日〜2日程度本製品で持ち出すくらいなら、問題ないかと思います。

Kou
その後、食べましたが味に全く問題なし!
保温時間は、2℃設定で実測約32時間もちました。
もちろん環境によって異なり、公式には外気温 25°Cにおいて庫内温度を 4°Cに設定した場合は42時間、外気温30℃の場合は約32時間となるようです。
シーズンによりますが、実際に利用してみた感じ、キャンプで朝昼にもっていって、一泊して翌日帰宅するくらいの利用であれば、問題なく保温はできるかと思います。
ちなみに、蓋を開けっぱなしにするとビープ音が鳴るので、締め忘れの防止にもなります。
容量が大きい
EverFrost Powered Cooler 30は、大型の製品ですが、それでも結構な量の飲料や食材を入れることができます。

500ml缶と350ml缶だけなら結構入ります。350ミリリットル缶は14本、ロング缶が6本入りました。


庫内(白いワイヤーバスケット)のサイズは、最大幅の部分で、実測「37.5cm×30cm×34cm」で、スペック上容量は33Lです。
野菜や肉+飲み物というパターンでも大丈夫です。

持ち運びもしやすい
大型の製品ですが、キャスター付きで引っ張れるようになっていて、意外と持ち運びがしやすいです。

特大のスーツケースを持っている感覚で、転がして運ぶことができます。
両サイドに取手がついているので、両手で持ち上げることもできます。
もちろん重いですが、車に積むことも難なく可能です。

テーブルや充電もありワーケーションに最適!
この製品は、キャンプでワーケーションをする際に便利そうだと感じました。
構造上、取手が簡易的なテーブルとなり、取り外し可能なポータブル電源を内蔵しているためです。

この取手のテーブルは使い勝手がよく、ちょっとした調理や端末の充電置き場などに利用することもできます。



PCも広げられる大きさなので、ちょっとした作業ができます。
ただ、本体の高さが低いので、しゃがみ込んでPCを叩く必要があり、長時間作業には向いていないです。

本体がしっかりとした作りで土台も安定しているため、チェア代わりにできたりもしますw

単にポータブル冷蔵庫として利用できるだけでなく、いろんな使い方ができますね!
スマホから遠隔操作も可能
地味に使い勝手が良いのが、このスマホから本体情報を確認できる機能です。
Bluetoothを利用して接続します。そのため、近距離での操作が基本です。
本体の「設定ボタン」を2秒間長押しすることで、Bluetoothを検出できます。




アプリで本体の状態確認や、バッテリーの出力/入力のモニタリング、温度設定も可能です。
この温度設定はスワイプ操作で調節することができ、かつ瞬時に本体に反映されます。非常に使い勝手が良いです。


直射日光下では、本体のディスプレイが見にくいので、スマホで見ると良いです。

その他画面の明るさやバッテリー保護、機器の名称や温度の単位もここで設定することができます。


という感じで、このスマホアプリに対応しているといった点も、さすがスマート家電を多く出しているAnkerならではだと感じました。
レビューまとめ
今回は、EverFrost Powered Cooler 30をレビューしましたが、アウトドアにまさに最適なポータブル冷蔵庫でした。
加えて、ポータブル蓄電池としても利用できるため、端末の充電のみならず、緊急時の蓄電池としても活躍しますね。
個人的にキャンプでテレワークをたまにやっているのですが、そのワーケーションの際に、ぜひ使いたい一品!

Kou
今回はお貸し出しいただいてレビューしてますが、僕アウトドア好きなので、たぶん普通に買いますw
この製品をおすすめできる人をまとめます。
- キャンプやバーベキューによく行く方
- 屋内でコンパクトな冷蔵庫が欲しい方
- 車を持っている方
- 防災や緊急時の蓄電池、食品保存に利用したい方
以上です!Ankerならではの画期的な製品でした。
Anker EverFrost Powered Cooler レビュー
Ankerのエバーフロストシリーズは、ポータブル冷蔵庫&蓄電池という画期的な製品。実際に利用したところ、確かに20分-30分で0℃まで冷却、屋外で実測30時間以上保温(2℃設定)でき、お酒や野菜・肉を新鮮な状態で保つことができた。キャスターがついているので、難なく運ぶことができ、かつテーブル取手やポータブル充電を搭載しているので、アウトドアでの使い勝手がかなり良い。キャンプやBBQによく行く方、ワーケーションを楽しむ方には絶対一台ほしくなる一品!
メリット
デメリット