ガジェットを多く持つ自分に欠かせないのが充電ケーブル。
今や様々なものが出ていますが、安いものは品質に問題があったり、すぐに断線したりと何かと問題もあったり。。。
その中で、価格・品質ともに優れ、決定版のような充電ケーブルがあるので、ご紹介!
それが、「Anker PowerLine III Flow」。USB-CタイプとLightningタイプの2種類が存在します。
項目 | USB-C&USB-C | USB-C&Lightning |
---|---|---|
長さ | 0.9m(29g) 1.8m | 0.9m 1.8m |
カラー | ミッドナイトブラック クラウドホワイト ラベンダーグレイ ミントグリーン | ミッドナイトブラック クラウドホワイト ミントグリーン ラベンダーグレイ コーラルピンク |
急速充電 | ◯(最大100W出力) | ◯(出力値非公表) |
保証 | 18ヶ月+6ヶ月(Anker会員登録後) | 18ヶ月+6ヶ月(Anker会員登録後) |
価格 | 0.9m:1,790円 1.8m:1,890円 | 0.9m:2,190円 1.8m:2,290円 |
この充電ケーブルを利用してから早半年(USB-C&USB-Cは2ヶ月)、その品質の良さに徐々に買い替えていっています。
というわけで今回は、Anker PowerLine III Flowの良さについて、レビューを通じて解説していきたいと思います。


もくじ
手触りが良く耐久性が高そうな作り|分解してチェック
Power Line Flow IIIを始めて触った時、普通のケーブルより柔らかくて太いなと感じました。


素材は、一般的なPVC・TPE素材の外装ではなく、シリコン素材が採用されています。そのためか、特有の手触りや柔らかさを感じます。

コネクタ周りも、耐久性が良さそうな構造となっています。

外装のシリコンはわかるのですが、内部は一体どういう構造になっているのか?
ちょっともったいないですが、PowerLine IIとPowerLine III Flowそれぞれをハサミで切ってケーブルの断面を確認しました。(メモ:-1,790円)

ただでさえシリコン素材で分厚いのに加え、銅線周りをカバーすることで3層構造となっているのですね。
これによって、耐久性が優れており、利用して半年以上たった今でも断線なく利用できています。
こういった充電ケーブルは、端末にケーブルを抜き差ししたり雑に扱っていると、断線します。そのため何度も買い替えしてきました。
Power Line III Flowシリーズは、単価はやや高めに設定されていますが、耐久性を踏まえたランニングコストのことを考えると、これを優先して買うようにしていきたいと思っています。
確かに絡まりにくい|絡まってもほどきやすい
公式でも謳われていますが、このケーブル、確かに絡まりにくいです。
先述の通りシリコン素材が利用されており、1本1本がやや太く作られています。
加えて、先程の3層構造により柔らかさも両立しており、曲がりにくくコードをぐるぐる巻きにしても、クセがつきにくいです。
また、ベルトタイプのホルダーが本体に付属しており、これでまとめることも可能です。

実際日常的に使っていても、普通のケーブルと比べ絡まりにくくなっています。
とはいえ、あまりにも雑に使っていると、普通に絡まります。
綺麗なものばかり見せていてもリアルじゃない。ということで、あえて雑に1ヶ月程度使ってみた結果は以下の画像の通り…笑

しかしながら、このような状態になっても、比較的スルスルとほどきやすいです。



一方でApple純正ケーブルも同じように利用した結果。


雑に使っていても、比較的ほどきやすいのが良い点だなと思いました。
充電してみて出力をチェック
このケーブルを用いて実際に充電してみます。
実験には異なるメーカーの充電器を利用しました。
- 同社製「Anker Nano II 65W」充電器
- CIOの最大100W出力が可能な「Lilnob」充電器
- Apple純正の87W充電器
結果として、ほぼ最大出力値に近いデータを計測でき、問題なく利用できます。


計測結果
製品 | MacBook Pro 15インチ(最大87W)を 充電した場合の最大出力値 |
---|---|
Anker Nano II(65W) | 61W |
Apple純正(87W) | 81W |
CIO Lilnob(100W) | 81W |
スペック上は最大60W出力となる、PowerLine IIケーブルでも出力確認をし、念の為データの妥当性を確認します。


また、このPowerLine Flow IIIケーブルは、充電だけでなくファイル転送も可能なケーブルで、使い勝手が良いです。(映像出力は不可)
このようにUSB-Cケーブルとして、必要十分の性能を有しています。
バリエーションも豊富|ラインナップ比較
ラインナップも豊富です。
元々は、USB-C to Lightningのみでしたが、2021年7月には、USB-C to USB-CのPowerLine Flowも発売。
さらに、カラーは5色展開なのがかなり嬉しい。他のシリーズは、ブラックかホワイトが多い中、「グリーン」や「パープル」「ピンク」もあります。
淡い色でデザインが良いです。インテリア的にも、分類して整理するにもカラーがたくさん選べるのが嬉しいですね。

最近の、特にモバイル端末はUSB-CかAppleのLightningが主流で、USB-AやMicro USBを利用するタイプは少なくなってきているので、この2種で個人的には十分です。
ただ、そうはいっても、USB-AやmicroUSBを利用する機器もあるのも事実。
加えて、PowerLine Flowは単価も高いのが欠点です。
その場合でも、Ankerはケーブルを多く出しており、もう少し安いタイプや素材の異なるタイプが欲しい場合は、以下も合わせてご確認下さい。
特に、「Flow」という表記のついていないPowerLine IIIもおすすめで、エントリーモデルと言えます。
項目 | 特徴(ざっくり) |
---|---|
PowerLine III Flow | ・シリコン素材、3層構造の高耐久性 ・5色展開 ・長さは0.9m/1.8m ・コネクタはUSB-C to USB-C/USB-C to Lightning |
PowerLine III | ・TPE素材、極細設計 ・長さは0.9m/1.8m/3.0m ・価格はFlowよりやや安い ・コネクタはUSB-C to USB-C/USB-C to Lightning/USB-C to USB-A |
PowerLine II+ | ・編み込みのナイロン素材 ・長さは0.9m/1.8m ・型落ちでPowerLine IIIより若干価格が安い ・コネクタはUSB-C to USB-C/USB-C to Lightning |
PowerLine II | ・TPE素材 ・長さは0.9m/1.8m/3.0m ・型落ちでPowerLine IIIより若干価格が安い ・コネクタはUSB-C to USB-C/USB-C to Lightning/USB-C to USB-A |
PowerLine Play | ・コネクタの直角構造でゲーム利用に最適可 ・長さは0.9m/1.8m ・コネクタはUSB-C to USB-C/USB-C to Lightning |
レビューまとめ
PowerLine III Flowをレビューしてきましたが、三層構造の採用により、確かに「柔らかさ」と「絡まりにくさ」「耐久性」を同時に得ている優れたケーブルだと感じました。
デザインも5色と豊富ですし、まさに完璧なケーブル。
単価はやや高いですが、普段使いでのストレスの無さやランニングコストを考えると、その費用差はわずかなもの。
ということで、自宅の充電ケーブルは徐々にこれに統一していっています。