Anker 323 Car Charger(52.5W) レビュー|車内でもスマホを急速充電!タブレット等の同時充電もでき、旅のお供に最適なカーチャージャー

私は普段、ゴルフや旅行、買い物などで車によく乗るのですが、その時あると便利なのがシガーソケットに刺して利用するカーチャージャー。

ガジェット好きということもあり、いろんな端末を持っていくのですが、車の充電ポートが少ないので、これがあると便利。

そこでおすすめなのが、Ankerの最新カーチャージャー、 323 Car Chargerです。

この製品の特徴は以下の通り。

特徴
  • 最新のiPhoneに急速充電が可能
  • 最大30W出力のUSB-Cポート、最大22.5W出力のUSB-Aポートで二台同時充電
  • タブレットやノートPCなど幅広い対応機種
  • 高い安全性(多重保護システム、Active Shield 2.0対応)

車のシガーソケットに挿入して、利用するタイプです。

僕の車はUSB-Aポート2個しかないので、これで複数端末を充電できるのが便利なんですよね。

しかも本作はさすがAnkerだけあって、急速充電も可能!早速詳細をレビューしていきます。

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Anker 323 Car Charger(52.5W) レビュー

Anker 323 Car Charger(52.5W)は、最大30W出力のUSB-Cポート、最大22.5W出力のUSB-Aポートで二台同時充電可能な高性能カーチャージャー。その仕様の通り、複数端末を充電していても、iPhoneを急速充電でき、iPadやMacBook Airへの給電もできた。しかも本作は最大52.5Wの出力も可能で前作と比べてパワフルに。発熱も特に問題なく、カーチャージャーの決定版の一つとして利用できる製品です。

メリット

  • 車の充電ポートを増やせる
  • 出力が大きくiPhoneの急速充電が可能
  • タブレットや一部ノートPCまでカバーできる出力
  • コンパクトな作りでケーブルが差しやすく車の狭いスペースでも邪魔にならない
  • 発熱もそこまで大きくない

デメリット

  • USB-Cポートは1個(2個欲しい方はAnker 535 Car Chargerを待つべき)

この記事は、Anker Power Conference 2023 Springでの取材、およびメーカーであるAnker Japanより製品を貸与いただき、記事執筆を行なっております。

Anker 323 Car Chargerの外観とスペック

AnkerのCar Chargerは、以下のラインナップに分かれています。

Ankerは最近、充電器を「数字」でナンバリングしていて、今回レビューしている「Anker 323 Car Charger」が最新です。

項目Anker 323 Car Charger
Anker PowerDrive 2 Alloy
Anker PowerDrive III Duo
Anker PowerDrive Speed+ 2 – 1 PD & 1 PowerIQ 2.0
Anker PowerDrive PD 2
Anker PowerDrive+ III Duo
サイズ約55 x 30 x 30mm約44.7 x 25.2 x 25.2mm約68.6 x 35.7 x 35.7 mm約63 x 35 x 35mm約35 x 35 x 68mm約75.6 x 35.9 x 35.9 mm 
重さ約24g約20g約33g約33g約33g約38g
入力12⎓5.6V / 24V⎓3.6A12/24V=4A12/24V = 5A12V / 24V = 5A12V / 24V=4A12/24V=5.5A
合計最大出力52.5W24W40W48W31W50W
出力【USB-C】
5V⎓3A / 9V⎓3A /
12V⎓2.5A / 15V⎓2A / 20V⎓1.5A
(MAX 30W)

【USB-A】
5V⎓3A / 9V⎓2A /
10V⎓2.25A / (MAX 22.5W)
【USB-A(2個口)】
5V=4.8A(各ポート2.4A)

【USB-C(2個口)】
5V = 3A / 9V = 2.22A

【PD】
5V=3A / 9V=3A / 15V=2A / 20V=1.5A |
【Power IQ 2.0】
5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A

【USB-C】
5V=3A / 9V=2.22A |
【USB-A】:5V=2.4A (最大)

【USB-C(2個口)】
30W USB-C 出力 :
5V ⎓2.4 A / 9V ⎓ 3A /
15V ⎓ 2A / 20V ⎓ 1.5A
20W USB-C 出力 : 5V ⎓ 3A
/ 9V ⎓ 2.22A
価格¥2,990¥1,299¥3,290¥3,590¥2,590¥4,190
表:Anker Car Chargerのスペック比較

仕様上の特徴は、最大出力がシリーズ最大の52.5Wであること、にもかかわらずサイズが比較的コンパクトな点です。

私も、これまで「Anker PowerDrive III Duo」を愛用していましたが、それより一回りコンパクトになっていました。

車のシガーソケットに装着するタイプですが、シガーソケットの周りはスペースが狭いので、少しの長さがあるとケーブルを差しにくかったり、その狭いスペースを侵食してしまいます。

その点、Anker 323 Car Chargerは、突起が比較的ない分、ケーブルが挿入しやすく、邪魔にならないのがメリットです。

ちなみに、PowerDrive III Duoと比較すると、USB-Aが搭載している代わりに、USB-Cポートが1個になっているのがデメリットです。

ただ、2023年夏頃にUSB-Cポートが2個ついて、かつ出力もアップしている上位版の「Anker 535 Car Charger (67W)」も発売されるとのことで、USB-Cポートが複数欲しい方はこちらを待つのも良いかと思います。

Anker 323 Car Chagerで充電をチェックしてみた

Anker 323 Car Chargerで充電してみました。

出力(充電速度)について

基本的には、仕様の通りでiPhoneは急速充電されます。

試しに、iPhone 14 Proを単体で充電してみたところ、ほぼ最大値の26.73Wで出力がされました。

iPhone 14 Proを充電(26.73W出力)

Anker 323 Car Chargerは、USB-Cポートの場合30W充電器相当の製品であり、iPhoneの充電速度のサンプルデータは、以下の通りです。

充電時間充電速度
0分0%
10分10%
15分20%
20分30%
27分40%
30分50%
37分60%
47分70%
60分80%
iPhone 13 Proを30W充電器で7回計測した場合の平均値(数字を%に沿って正規化)
※バッテリー充電の最適化をオフにした場合

概算では、30分で50%、60分で80%の充電が可能です。

これは、MacBook AirやiPad Airのようなタブレットでも同様で、USB-Cで仕様のほぼ最大値となる「29.23W」の給電量を計測しました。

また、USB-Aケーブルの場合でも、最大22.5W(10V⎓2.25A)と出力が比較的大きいのがAnker 323 Car Chargerの大きなメリット。

USB-A to Lightningケーブルで、iPhone 13 Proを充電してみても、通常通り5V⎓3A相当(実測:12.04W)で充電ができていました。

USB-A to Lightningで充電出力を検証(5.18V×2.32A=12.04W)
出力は最大14Wでした。

もちろん、複数端末も充電可能。

上記のMacBook Air(約29W出力)とiPhone 13 Pro(約14W)で、43Wが出力されていました。

カーチャージャーとして、実測でこの出力値が出せるのは、カーチャージャーの中ではかなりパワフルです。

MacBook AirとiPhone 13 Proを同時充電

iPhone 12以上だと、別途MagSafe対応の車載ホルダーを利用するのもおすすめです。

MagSafe充電で、簡単に本体を相性が良いです。

Apple純正のMagSafe充電器と同様の出力傾向が見られた(実測9-10W、最大15W出力)。給電に問題無し。

発熱について

車で使うとなると、気になるのはやはり発熱。熱くなって充電に不具合がでると心配です。

そこで、車内(24℃)の環境下で、Anker 323 Car Chargerの発熱状況をサーモグラフィーカメラを用いてチェックしてみました。

出力はiPad Air 5(約29W)とiPhone 14 Pro(約14W)を同時充電(計43W)しています。

充電開始直後、最も熱い部分(MAX)は27.9℃、最小値は20.3℃と全く問題ありません。

充電が進むと、やはり熱くなりますが、Max50℃以下に収まっています。

一番温度が高くなっているコネクタ部分(Max)でも47.6℃に収まっている。

一般的な充電器で、45W以上出力すると50℃を超えてくる製品もあるため、単純に充電器として発熱が比較的少なく収まっているように思いました。

多重保護システム+Active Shield 2.0対応が効いているのか、この辺はさすがAnkerですね!

利用できる端末について

今回は手持ちのApple製品を中心に検証しましたが、普通のノートPCやスマートフォン・タブレットでも問題なく充電できました。

レッツノートでも、Anker 323 Chargerの最大出力値(29.50W)を計測。

一点注意点として、「最大52.5W」の表記は、端末に52.5Wの出力で給電できるわけではなく、単ポートの充電(複数充電をしない)の場合でも、最大出力値は「USB-Cポート:MAX 30W(20V⎓1.5A)」「USB-Aポート:MAX 22.5W(10V⎓2.25A)」に制限されます。

MacBook Airのように、これでも十分に充電できるノートPCもありますが、上記のレッツノート(通常60W必要)では、低速充電モードとなり充電速度は遅いです。

上記から、20W-30W給電の端末向けで、スマートフォンやタブレットの充電向けとして捉えるのが良いかと思います。

レビューまとめ

今回は、Anker 323 Car Chargerをレビューしましたが、シガーソケットに取り付けて利用するタイプとしては、出力がとてもパワフルな製品でした。

かつ、前作と比べて一回りコンパクトになっており、取り回しのしやすい製品です。

発熱状況も安定していて、さすがAnkerといった製品。

カーチャージャーとして決定版とも言える製品でした。

Kou

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