Anker 555 Portable Power Station (PowerHouse 1024Wh)レビュー|ポート数が多く使い勝手が良い!アウトドアに1台あると便利

ポータブル電源は、キャンプやテレワーク用途で、徐々に盛り上がってきている製品。

様々なメーカーから発売されていますが、バッテリー関連製品で有名なAnkerから、新たに「Anker 555 Portable Power Station」が登場したので、ご紹介します。

この製品の特徴は以下の通り。

特徴
  • 経年劣化の少ない「リン酸鉄リチウムイオン電池」をバッテリーセルに採用(一般的なポータブル電源の約6倍の長寿命)
  • ACポート6つ/USB-C(Power IQ 3.0 Gen2)ポート3つ/USB-Aポート2つ/シガーソケットと計12つ(合計1,000W出力※瞬間最大1,500W)の電源ポートを搭載
  • 充電状況を確認できるディスプレイやランタンとして使えるLEDライトを搭載
  • 「Anker 535 Portable PowerStation」の上位モデル

その詳細について、レビューを通じてご紹介します。

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Anker 555 Portable Power Station レビュー

Anker 555 Portable Power Stationは、Ankerのポータブル電源。Anker 535 Portable Power Stationと比べると、特にUSB-Cポートが3つついているのが使い勝手が良かった。出力も最大1,024Wとパワフルで、コンセントも取れるので、ACアダプターや家電でも使える。キャンプなどのアウトドアや災害の蓄電池として1台あると重宝する製品。

メリット

  • キャンプなどアウトドアで1台あると便利
  • 出力が大きくコンセント6個口で家庭用蓄電池にも使える
  • USB-Cポートが3つもついていて、充電しやすい

デメリット

  • 本体が重い(13.1kg)

この製品は、メーカー様より製品を貸与いただき、記事執筆を行なっています。

Anker 555 Portable Power Stationの外観

Anker 555 Portable Power Stationを早速開封してみました。

同梱品は以下の通りで、ケーブル類が豊富です。

まずは、本体を見ていきます。

本体には、合計12つのポートが搭載されています。

前作のAnker “535” Portable Power Stationは、合計9つで特にUSB-Cポートが1つしかないのが懸念点でした。

それに対し、今作”555″は、USB-Cポートも3つついていて、かつコンセント(AC)が4つ→6つに増えています。

最近は、オスメスともにUSB-Cの充電端末が増えているので、これがたくさんあるのは有難いです。

▲USB-Cポートは出力値がそれぞれ異なっていて、最大出力は(1)100W(2)60W(3)60Wとなっています。

ACコンセントを6つも搭載しているのもすごい。ポータブル電源でこの数は中々ありません。

本体には、ディスプレイが表示されており、ここでは以下の情報を確認できます。

▲左上から省電力モード・高温注意・低音注意・USB出力ポート・AC出力と周波数・バッテリー残量・残量(時間)・入力電力・出力電力が確認可能

実機で確認してみると、以下の画像の通り。

試しにiPad2台と、ノートPC(ACアダプタ)、MacBook Proを充電してみると、「111W」の出力が確認できました。

▲実機で確認。本体の残り容量だけでなく、残量の時間表示やどのポートから充電しているか、出力電力までわかる

これは合計1,000W(瞬間最大1,500W)までの同時出力が可能とされており、かなりパワフル。

ポートも多数あるので、キャンプで大勢で使う場合にも対応できますね。

左側には、一般的なポータブル電源と同様、シガーソケット(最大120W)もついており、付属のチャージャーからの出力も可能。

▲シガーソケットから給電も可能。

右側は、ACコンセント(6個口)となっており、省電力モードとの切り替えスイッチも搭載。

省電力モードは、待機時消費電力が続く場合は、自動的に出力がオフになるため、不要なバッテリー消費を防ぐことができるのが便利です。

▲POWER SAVINGの切り替えスイッチを右下に搭載。

本体背面は、Anker 555 Portable Power Station本体充電用のDC入力ポートが搭載されています。

▲背面上部にDC入力ポートを搭載。

重さは13.1kgと結構重たい。男性がぎりぎり片手で持てる重さと思いますが、軽く持ち運びができるほどではないです。

▲持ってみた様子(取ってがついているのが便利)

本体は中々のサイズ感ですが、有名どころのポータブル電源と比べても同等サイズかややコンパクトなものに仕上がっています。

Anker 555 Portable Power Stationの利用シーン

Anker 555 Portable Power Stationは、ポータブル電源であることから、さまざまな場所で利用できます。

やはり一番使えると思ったのは、屋外で充電ステーションとして利用できること。

▲屋外でもこれほどの電源が取れるのは大きい。

特に、最近はキャンプが流行っていたりもするので、その際に充電器・非常用電源として使うのにかなり便利です。

別売のソーラーチャージャー「Anker 625 Solar panel(100W×2)」からの本体充電にも対応。

電源がなくても、太陽光で生み出した電力を蓄電することができ、災害時でも安心です。

▲ソーラーチャージャーから給電できるので、これで蓄電できるのは使い勝手が良い

屋外でも充電用途に使ってみましたが、発熱もあまりない感じで、安心して利用できます。

本体には、LEDランプも搭載されており、これをランタンがわりにすることもできます。

▲手元をしっかり照らしてくれる。意外と範囲が広く明るい

意外と便利に感じたのは、車での利用時。

車自体が蓄電池のようなものですが、エンジン(バッテリー)を切っても使えるので、車中泊にも使えますね。

(リチウムバッテリーなので、炎天下の車内やトランクでの利用・放置は避けてください)

最近、テレワーク絡みでワーケーションをする機会も多いので、その際にあると便利なガジェットと感じます。

また、本体の耐久性も高く、前面と背面への強化パネルの使用に加え、8つの角およびバッテリーパック構造を強化されており、高さ50cmからコンクリート床への落下テストもクリアしているとのこと。

このように、屋外での使い勝手がよく、Anker 555 Portable Power Stationはおすすめのポータブル充電器の一つです。

スペック(Anker 535 Portable Power Stationとの違い)

Anker 555 Portable Power Stationのスペックは以下の通りです。

冒頭の通り、他のラインナップとして、「535」や「521」もあるため、合わせて比較します。

項目555 Portable Power Station535 Portable Power Station521 Portable Power Station
サイズ約350 x 295 x 188mm約292 x 251 x 188mm約216 × 211 × 144mm
重さ約13.1kg約7.6kg約3.7kg 
入力DC:11-28V=10A (最大200W) | USB-C:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3A / 20V=5A (最大100W)・DC:11-28V=10A (最大120W)
・USB-C:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3A (最大60W)
・DC:11-28V=5.5A (最大65W)
・USB-C:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3A (最大60W)
出力
AC:100V~50Hz/60Hz, 10A,1,000W (瞬間最大1,500W) | USB-A:5V=2.4A (各ポート最大12W / 合計最大24W) 、6個口| USB-C1:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3A / 20V=5A (最大100W) | USB-C2,3:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3A (1ポート最大60W、2ポート合計最大120W) | シガーソケット:12V=10A (最大120W)
12ポート合計最大出力:1364W
・AC:110V~50Hz / 60Hz, 4.54A,500W (瞬間最大1,000W)、4個口
・USB-A:5V=7.2A (各ポート最大12W / 合計最大36W)、3個口
・USB-C:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3A (最大60W)、1個口
・シガーソケット:12V=10A (最大120W)
9ポート合計最大出力:716W
・AC:110V~50Hz/60Hz, 1.82A,200W (瞬間最大600W)、2個口
・USB-A:5V=3.6A (各ポート最大12W / 合計最大18W)、2個口
・USB-C:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3A (最大60W)、1個口
・シガーソケット:12V=10A
6ポート合計最大出力:398W
バッテリー容量
1,024Wh / 320,000mAh
160,000mAh / 512Wh80,000mAh / 256Wh
価格¥149,900¥59,800¥24,800

単純に容量の差(1024Wh/512Wh/256Wh)やポートの個数の差だけでなく、出力値にも違いがあります。

特にACコンセントは、最大1,000W(100V=10A)の非常に大きな出力が可能であり、これによって給電できる家電も増えるので、蓄電池的な用途だと、Anker 555 Portable Power Stationの方が良いかと思います。

また、ポート数が多く、 “535”や”521″は、USB-Cポートが1つしかないので、その点でも使い勝手の良い製品です。

一方で、高品質なリン酸鉄リチウムイオン電池の採用など根幹の作りや、別売のソーラーチャージャー対応、ディスプレイ表示、LEDランプなどの基本的な機能面では「521」も「535」も同じです。

そのため、ちょっとしたアウトドア用途に一台持っておきたいとなると、「Anker 521 Portable Power Station」が値段が安いのでおすすめです。

また、より上位の機種を求める場合、「Anker 757 Portable Power Station」もありますので、こちらも合わせてご検討ください。

おわりに

Anker 555 Portable Power Stationは、ポート数も多く、高出力で利用することができます。

前回の”535″と比べると、特にUSB-Cポートが3つに増えたことが嬉しいですね。

ディスプレイの表示も見やすく、ランタンがわりにできるLEDライトも搭載されていて、キャンプなどのアウトドア、非常時の蓄電池、テレワークやワーケーションで利用するにも向いています。

一つ持っていると、いろいろなシーンで汎用性の高い製品でおすすめです。

Kou

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