かなり今更感がありますが、「Apple Watch Series 1」を購入し、現在利用して3ヶ月目になりました。
私は、スマートウォッチとしては、以下の様々な製品を利用してきました。
- 「Apple Watch 初代」(売却済み)
- 「ASUS ZenWatch 2」(売却済み)
- 「LG Watch Urbane」(放置)
- 「wena wrist」(1年半ほど利用中)
そして最近、自分のデバイス周りをApple製品に統一する試みをしていることもあり、改めてApple Watchが欲しくなりました。
「Apple Watch Series 2」と悩んだのですが、以下の理由からとりあえず安価な「Series 1」を購入しました。
- 決済機能はWena WristやiPhone7で代用できる
- GPSによる常時トラッキングや防水機能は利用用途からして必要としない
- もうじき「Series 3」が出そうなので、すぐ買い換えるかも。
▲仕事はwena wrist、プライベートはApple Watch。なかなか快適に利用しています。
もくじ
私のApple Watch Series 1の利用用途について
現在では、仕事:「wena wrist」、プライベート(特にスポーツ時):「Apple Watch Series 1」とシーンを分けてそれなりに便利に利用しています。
そんな私のApple Watchの利用用途は主に以下の通りです。
- Siriからリマインダー、カレンダーにタスクをメモ
- 音楽の再生と停止(Apple Watchで利用。Siriでアーティストを選択。)
- 電子決済(wena wristで利用。)
- ゴルフのスコアカウンター
- 通知確認
- Apple HomeKitの利用(リモコン探す必要なく家電を操作可能。Apple TVやPhilips Hueなど。)
バッテリー持ちの問題はまだ改善の余地あり

初代Apple Watchと比較して操作のレスポンスも向上し、上述の通り便利に利用できています。
しかし、どうしても納得いかない点が。。。それはバッテリー持ちです。 上述の今まで使ってきたタッチパネル式スマートウォッチの欠点がほとんどコレです。
よって、仕事では5日間という絶妙に平日は充電なしで使い続けられるという「wena wrist」を常用しています。
平日の仕事で忙しい時、夜遅くまで仕事やお酒を飲んで帰ったり、といったときにあの汎用的でない充電器にほぼ毎日設置して…といった手間は面倒くさくてやってられません。。。
- バッテリーを毎日充電しなければならない。
- 忙しくなったとき、夜遅く帰った時に充電し忘れる。
- 使えないので、とりあえず普通の時計をしていく→特に困らない
- もう普通の時計でいいやってなる。→以後放置。
あくまで自分が陥ったパターンなのですが、スマートウォッチを利用しなくなった人って、この流れに当てはまる方が結構多いのではないかと思っています。
GPSでトラッキングなどしたい、リッチな機能を持つアプリを使いたいといってもすぐバッテリーが切れるので使う気がなくなりますね。。。
スマートウォッチのバッテリー持ちを改善するためにどのような手段がとれるか?
バッテリー持ちがもう少し改善すれば、もっと様々なシーンで安定的に利用できそうなんですがね。
そこでもうじき発売されることになるであろう、「Apple Watch Series 3」への期待を込めて、スマートウォッチにおけるバッテリー問題を打開するための現実的な方法や新しい技術を調査・検討してみました。
バンド部分を活用する

画像:wena wrist
これは「wena wrist」のアプローチですね。普段利用していることもあり、真っ先に思いつきました。
多少重くなってもいいので、バンド部分にもバッテリーを搭載してもらいたいです。
また、例えば「Apple Watch Series 2」にあるようなFelicaチップを、バンド部分に搭載するなど各部品を分散することによって、本体部分の省スペース〜バッテリー容量増大、薄型化も可能となるかもしれませんね。
どうやらAppleとしてもバンドを多機能化するための特許を取っているようですね。
(バンドの各駒部分にモジュール的に機能を搭載する特許。)
ソーラーパネル搭載
一般的なソーラー腕時計を応用したものがされればよいのですけどね。
ある程度充電されることによって、バッテリーの減少を抑えたり。
シチズンの光で発電する機能「エコ・ドライブ」を搭載したスマートウォッチも面白いんじゃないかなとお思います。

このようにクリーンエネルギーを利用した給電というのにも注目しています。
ボタン電池駆動

極めてアナログ的な手法ですが、充電の手間を削減するという意味では効果があるのかも!?
ただし、電池交換の手間がかかることや、本体重量・サイズの増大という欠点がありそうですが。。。
それでも1日1回は充電しなければならないという状況よりはまだマシ…?
充電をラクにするという発想:Wi-Fiルーターの電波を利用したワイヤレス充電システム

めんどくさい充電作業を可能な限り減らすというアプローチです。 2017年4月27日にAppleは「二重周波数の平面アンテナを用いたワイヤレス充電と通信システム」なる特許を出願しました。
Energous社とタッグを組んだ遠距離充電の噂があることからも、近い将来これが実現する可能性が高いです。
これでもしApple Watch(に限らずすべてのスマートデバイス)が充電可能となった場合、家またはこれを導入している施設に居さえすれば充電されるということになるため、搭載されているバッテリーが現状のままでも、消費を気にせずに利用することができるのではないでしょうか。
参考: Apple Insider via iPhone Mania
体温充電
体温充電…ぱっと見斜め上の視点かと思いますが、実際に世に出ようとしています。
2016年11月にクラウドファンディングのIndiegogoで「MATRIX PowerWatch」なる熱電発電式のスマートウォッチが出資を募っていました。

画像:MATRIX PowerWatch via Indiegogo
これは手首に装着をしているだけで、自分の体温を動力源として動作するというものです。
実際にどれくらい発電されるのか、それがかなり動力を必要とするタッチパネル式スマートウォッチにどれだけ給電できるものなのかはさておき、注目すべき技術ではあります。
バッテリー問題改善の見通しは?
さて、Apple Watchを代表とするタッチパネル式スマートウォッチについて、採用されればバッテリー持ちをさらに改善できるであろう技術を色々見ていきましたが、単にバッテリー容量を増大する、というアプローチ以外にも様々な手段がありそうです。
また、これらの技術はすでに世に出ているものや、特許取得といった動きをしていることからも、採用されるかどうかは別にして、近い将来実現できるレベルのものがたくさんありました。
アナログなみとは言わないまでも、現状の機能を有したまま少なくとも1週間はバッテリーが持続するApple Watch、あったら絶対そっちに乗り換えるんだけどなぁ。。。
「Apple Watch Series 3」は色々な噂を見ていても、主にLTE通信によるiPhoneへの依存を減らしたスタンドアロンな製品、という噂が多く出回っていますが、個人的にはもっとバッテリーにフォーカスしてもらいたいものです。