2023年9月12日(水)2:00〜のApple発表会にて、新型Apple Watchが発売されましたね!
iPhoneでは、USB-Cに変更するなど、そこそこ変化はありましたが、Apple Watchは正直控えめ。
とはいえ、正当進化を果たしている部分もありますので、今回は新型Apple Watchについて、スペックをまとめていきます!
もくじ
最新Apple Watch スペック表
最新のApple Watchのスペックを、以下の通りまとめました。
項目 | Apple Watch Ultra 2 | Apple Watch Series 9 | Apple Watch SE |
---|---|---|---|
サイズ | 49mm | 41mm・45mm | 40mm・44mm |
素材 | チタニウム (カスタマイズできるアクションボタン) | アルミニウム ステンレススチール | アルミニウム |
ディスプレイ | OLED常時表示Retinaディスプレイ、最大3,000ニト | OLED常時表示Retinaディスプレイ、最大2,000ニト | Retinaディスプレイ、最大1,000ニト |
常時表示 | ◯ | ◯ | ー |
カラー | ナチュラル | 【アルミニウム】 ミッドナイト スターライト シルバー ピンク グラファイト (PRODUCT)RED 【ステンレススチール】 ゴールド シルバー グラファイト | シルバー スペースグレイ ゴールド |
血中酸素濃度測定 | ◯ | ◯ | ー |
心電図測定 | ◯ | ◯ | ー |
皮膚温センサー | ◯ | ◯ | ー |
衝突事故検出 | 緊急SOS 緊急通報 転倒検出 衝突事故検出 サイレン | 緊急SOS 緊急通報 転倒検出 衝突事故検出 | 緊急SOS 緊急通報 転倒検出 衝突事故検出 |
コントロール | ダブルタップのジェスチャー デバイス上のSiri Digital Crown サイドボタン アクションボタン | ダブルタップのジェスチャー デバイス上のSiri Digital Crown サイドボタン | Siri |
モデル | GPS+Cellularモデル | GPSモデル GPS+Cellularモデル | GPSモデル GPS+Cellularモデル Apple Watch Nike |
耐水/防塵 | 50m/IP6X | 50m/IP6X | 50m/IP6X |
耐亀裂性能 | 前面クリスタル (MIL-STD 810H準拠 ) | 前面クリスタル | ー |
容量 | 32GB | 32GB | 32GB |
搭載チップ | S9 | S9 | S8 |
バッテリー | ・最大36時間 ・低電力時72時間 ・高速充電対応 | ・最大18時間 ・低電力時36時間 ・高速充電対応 | ・最大18時間 |
価格(税込) | 124,800円 | 59,800円〜 | 32,800円〜 |
Apple Watch 前作との比較
Apple Watchの各シリーズについて、違いをまとめました。
デザインの違い|ピンクの追加
サイズに前回との違いはなく、Series 9は「41mm・45mm」、Ultra 2は「49mm」と、据え置きです。

ラインナップ | サイズ |
---|---|
Ultra 2 | 49mm(410×502) |
Ultra | 49mm(410×502) |
Series 9 | 41mm(352×430) 45mm(396×484) |
Series 8 | 41mm(352×430) 45mm(396×484) |
カラーでは、Apple Watch 9に、新たなカラーとして「ピンク」が登場しました。

鮮やかな色合いとなっており、女性の方に人気が出そうですね。
その他、「ミッドナイト」「スターライト」「シルバー」「(PRODUCT)RED」は、Apple Watch 8で選べるカラーと同じです。
Ultra 2については、初代Ultraと同様に、「チタニウム」が採用されています。
Ultra 2は、「ナチュラル」以外のカラーも期待されましたが、特に変更はありませんでした。
Apple Watchのチタニウムは、Series 7までは通常のモデルにもありましたが、Series 8以降はUltraのみとなっています。
バンドの違い|ファインウーブン素材の採用
Appleは、2030年までにすべての製品を「カーボンニュートラル」にすることを目標としており、Series 9からは、環境に配慮した素材を導入しています。
その一環として、今まであった「レザーバンド」は廃止され、かわりに「ファインウーブン等」と呼ばれる素材が選択できるようになっています。
使用済みの再生素材を68%用いているのが特徴で、レザーに比べて炭素排出を大幅に抑えている。
ディスプレイの違い|より明るく
今回の大きな特徴として、Series 9・Ultra 2ともに、前作からディスプレイ輝度がアップしています。

種類 | 輝度 |
---|---|
Ultra 2 | 最大3,000ニト |
Ultra | 最大2,000ニト |
Series 9 | 最大2,000ニト |
Series 8 | 最大1,000ニト |
Series 9が、前作Ultraに匹敵する「最大2,000ニト」になっているのは嬉しいポイント。
また、Ultra 2は、「最大3,000ニト」となっています。
これは、特にランニングやゴルフなど、屋外スポーツを多くする方に、見やすくなるためおすすめです。
本体機能の違い|ダブルタップのジェスチャー
今回の大きな特徴である、ダブルタップのジェスチャー。
親指と人差し指をトントンとすると、電話に出られたり通知を開くことができます。

片手で操作できるのが良い点で、通常両手で操作するApple Watchなので手が塞がっててもこれで操作ができます。
ダブルタップはアプリの主ボタンをコントロールするので、電話の応答、タイマーの停止、音楽の再生と一時停止、アラームのスヌーズに使うことができます。
これは実機を入手してから試してみますが、本体をタップして操作しづらいと感じている人には有効かも。
チップ性能の違い|正確な場所を見つける機能の追加
Ultra 2、Ultraともに、S9となっており、チップ性能は正当進化しています。

項目 | Series 9 | Series 8 |
---|---|---|
チップ | 64ビットデュアルコア S9プロセッサ | 64ビットデュアルコア S8プロセッサ |
ワイヤレスチップ | W3 | W3 |
U1チップ | ◯ | ◯ |
より高速・高性能となっていますが、正直Series 8に搭載されている、S8でも特にレスポンスが遅いことはなかったのと、iPhoneなどと違って重いアプリを動かすわけでもないため、そこまで気にする必要はないです。
なお、S9の搭載により、第2世代の超広帯域無線(UWB)チップも搭載され、「正確な場所を見つける」機能を使い、同じチップを搭載したiPhone 15ファミリーを探すことができるようになっています。
従来も「探す機能」によって、同じようなことができましたが、このS9チップによって、更に精度が高まるようです。
「正確な場所を見つける」機能は、例えばiPhoneが別の部屋にある場合でも、iPhoneまでの距離と方向に加えて視覚と触覚と音声のガイダンスを提供します。
また、Apple WatchとHomePodの連携で、オーディオ再生中のHomePodの4メートル以内にApple Watchユーザーが近づくと、Apple Watch Series 9は「再生中」を起動してメディアをコントロールできるようになります。
バッテリーの違い|特に変更なし
バッテリーについては、据え置きで特に変更点はありません。
項目 | バッテリー |
---|---|
Ultra 2 | ・最大36時間 ・低電力時72時間 ・高速充電対応 |
Ultra | ・最大36時間 ・低電力時72時間 ・高速充電対応 |
Series 9 | ・最大18時間 ・低電力時36時間 ・高速充電対応 |
Series 8 | ・最大18時間 ・低電力時36時間 ・高速充電対応 |
Apple Watchは、従来他社のスマートウォッチと比較して、バッテリー持ちの悪さが欠点として挙げられていましたが、Series 8から低電力モードが追加されたこと、よりバッテリーの持つUltraがラインナップに加わった事により、この点は改善されました。

Apple Watch Ultraは、ハードなアウトドア用に設計されたモデルですが、普通に普段遣いする分にも、バッテリーの長持ちするApple Watchとして重宝します。
おわりに
今回は、2023年9月13日に発表された、Apple Watchの前作やラインナップごとの違いをまとめました。
私は、Series 9とUltra 2を購入しましたので、後ほどレビューします!