わずか2,500円!その割に本格的な機能を搭載するコスパ抜群のIPカメラ:「ATOM CAM」を購入しましたので、レビューしていきます。
この製品は、インターネット経由で、スマホから遠隔でカメラ映像が確認できる、「ネットワークカメラ(IPカメラ」というものです。
クラウドファンディングで注目された製品であり、日本法人もあります。
自宅に設置することで、ペット・赤ちゃん・高齢者の方の見守りカメラとしての活用ができたり、防犯カメラとしても利用できます。
さらに画面付きスマートスピーカーとも連携が可能で、そこからカメラ映像もサクッと確認できます。
最近では、センサーを発売するなど、このATOM CAMを軸にスマートホームを構築できそうで、ますます注目度の高い製品に。
実際に使ってみた利用感はどうなのか?早速みていきましょう。
もくじ
外観と初期設定
早速製品を開封し、初期設定をしていきます。







取り付けて電源投入をしたら、あとはスマホのアプリから設定を行っていきます。
説明書もありますが、アプリには設定のチュートリアル・案内がついているので、アプリで進めながら設定していくと良いです。

ATOM CAMはクラウドサービスと接続してインターネット経由で映像を見る製品なので、サービスへのアカウント登録やインターネットの設定が必要です。

ATOM CAMは、Wi-Fiの2.4GHz帯のみに対応しているため、こちらから設定をしてください。

ここでの名前設定は、音声アシスタントから操作する際に、呼びかける名前となります。
音声アシスタント側からも変更できますが、それを利用する場合、自分の呼びかけたい名前に設定しておくと良いです。

ATOM CAM レビュー
早速、ATOM CAMについてレビューしていきます。
Edge AI機能が魅力
ATOM CAMの最大の特徴は、これだけ安価な製品にも関わらずAI機能を搭載しているということ。
通常、ネットワークカメラはサーバを介して映像のAI分析を行われるところ、ATOM CAMはカメラ本体でAI分析が可能な高性能CPUを搭載しています。
そのため、この分析がスピーディかつセキュアに利用できるようになっています。
このAIは、機能にも現れていて、人を識別して「人体検出」が可能です。
それ以外にも、「犬・猫検知」もでき、ペットの見守りとしても利用できるのが魅力。

Kou
私は、ネットワークカメラは主にペット観察で利用していますが、玄関やベランダ付近に設置して防犯対策で利用してみたいと思います!

なお、犬猫検出は今後対応予定となっているようですが、私が利用した際にはすでにペット検知にも対応していました。(ハムスターですが、犬・猫として検出されましたw)
ただ、このAI検出機能はまだ発展途上と感じていて、要望としては被写体に応じて、通知を分ける設定がほしいところです。(例えば、ペットのみ検出するなど)
さて、このAI検出系の機能は、最近のネットワークカメラでもトレンドになっていて、最近では「Anker Eufy IndoorCam」 やラトックシステムの「ieCame(イエカメ)」がこれに対応しています。
その中で、ATOM CAMは、わずか2,500円で他のネットワークカメラにある主要機能を網羅しながら、これに対応しているのが何より凄いと感じるところです。(相場帯は4,000円〜7,000円といったところ)
それでは、他の機能・性能について次章でご紹介します。
画質も1080pに対応・暗視にも対応
ATOM CAMは、最大1080pの高画質にも対応しており、画角も130度と他の多くのネットワークカメラと同等クラスの性能を有しています。

加えて、高感度CMOSセンサーと赤外線ナイトビジョンも登載されており、暗所での撮影も可能です。

特徴的なのは、タイムラプス撮影です。
単純に防犯カメラとしてだけでなく、このような風景動画も撮れるのが、ATOM Camの大きな特徴。
本体にはスピーカーも搭載されており、これで音声や、スマホとの双方向会話も可能です。

音声検知も可能なので、これで、赤ちゃんの泣き声を通知するなどベビーモニター用途としても活用できそうです。
ちなみに、映像や音声はmicro SDカードに保存も可能なので、これで色々できます。
たった2,500円でこれは中々すごいです。他のネットワークカメラだと安くても+1,000円〜2,000円が相場帯であるところ、ATOM CAMはとってもコスパが良いですね。
音声アシスタント連携やセンサー連動でスマートホーム向けにも
ATOM CAMは、音声アシスタント「Amazon Alexa」や「Googleアシスタント」にも対応する製品です。
Echo ShowやGoogle Nest Hubといった画面付きスマートスピーカーへ話しかけて、カメラ映像を呼び出すことが可能です。


これで、家事やデスク作業をしている際にも、すぐに他の部屋の映像が見れたりで便利です。
それ以外にも、今後Apple HomeKitへの追加開発も計画されているとのことです。
更に、ATOM CAMは、最近ではスマートセンサー「ATOM Sensor」といった製品もクラウドファンディング中で、今後ATOM CAMを核としたスマートホームも実現できそうです。

スマートホーム技術を応用した、簡単・安価にホームセキュリティを実現するには良さそうなラインナップです。
メーカーであるアトムテック株式会社では、「日本のスマートホーム製品に革命を起こす」を企業メッセージ(ビジョン)としており、単なるネットワークカメラではなく、今後のスマートホーム的な展開にも期待の持てる企業です。
おわりに
ATOM CAMの何より優れた点は、これだけの機能が揃って税込2,500円とコスパが非常に良いです。

Kou
数多くのスマートホーム製品、IPカメラ製品を購入してきましたが、その中でもダントツでコスパが良く、クラウドファンディングがうまくいった結果、頑張りすぎでは?と思ってしまうくらいですw
通常のネットワークカメラと比較して、さらにEdge AI機能やタイムラプス撮影もできるので、これは破格ですね。
今後他社にもあるような、パンチルトズームに対応したラインナップが出てくれると嬉しいです。
ちなみに、このようなクラウドサービスと連動したIoT製品は、サーバーの利用状況などにより、あとから課金されたりする可能性があるのが怖いところですが、ATOM CAMはこの点にも配慮されており、メーカーから以下の表明がされています。
こう宣言してくれるのは嬉しいです。日本企業なので、どことなく安心感もあります。
このような点から、お安く本格的なネットワークカメラを導入できるという点で、とてもおすすめの製品です。