最近話題のスマートホーム、未来感のある生活を楽しめるので、多くの人にとって興味があるものと思います。
ただ実際導入するとなると、家電をスマート対応のものに買い替えたりする必要がありそうで、二の足を踏む方も多いのではないのでしょうか?
しかし、「スマートリモコン」という製品を一つ買うだけで、今ご自宅にある「テレビ・エアコン・シーリングライト」などを、まるっとスマート対応することができちゃうんです!
そんなスマートリモコンの仕組み・できること、メリデメをご紹介します。

Kou
スマートリモコン1つあるだけで、自宅が超快適に!
もくじ
スマートリモコンってどんな製品?できること
スマートリモコンとは、その特徴を言い換えるならば、「インターネット対応の学習リモコン」です。
インターネット(Wi-Fi)対応していることにより、例えば以下のような操作をすることができます。
- 外出先からスマホで家電の操作
- スマートスピーカーと連携して家電の音声操作
- 内蔵センサーを活用した家電の自動操作
一般的に上記のようなことをするなら、Wi-Fi対応の家電(スマート家電)に買い換える…といったイメージがあると思いますが、実は今自宅にある家電×スマートリモコンで上記は実現できます。
スマートリモコンの内部には、リモコンに取って代わる、「赤外線モジュール」が内蔵されています。
ご自宅の家電のリモコンを、学習リモコンの要領でこのスマートリモコンに登録することで、リモコンの代わりに赤外線を送信してくれるんですね。

スマートリモコンは「インターネット」に対応していることで、以下に示す仕組みで、「スマホ」や「スマートスピーカー」といったデバイスから、家電を操作することができるようになります。

スマートリモコン導入のメリット
スマートリモコンの仕組みを紹介しましたが、実際導入して何が便利になるのか、そのメリットは何なのか。
これまで3年以上スマートリモコンを使い続けた私が、実例を踏まえその良さについてご紹介します。
リモコンをスマホにひとまとめできる
一番わかりやすいのが、リモコンをスマホにひとまとめできる点です。
これにより、「リモコンどこいったっけ?」となったときでも、お手持ちのスマホに集約されているので、安心ですね。

一般的な学習リモコンと違い、スマートリモコンの良いところは、「アプリ」で操作できることにあります。
つまり、スマホ1台であるものの、ソフトウエアによって、それぞれの家電にあったリモコンボタンが提供されているというのが、うれしい点です。

帰宅前に部屋を暖めておける(涼しくしておける)
スマートリモコンは、インターネットに対応しているため、外出先からの操作(家電の遠隔操作)が可能です。
例えば、エアコンの操作であれば、「家に帰る前にスマホからエアコンをつけておく」ことで、帰宅時には快適な部屋にしておくことができます。

照明やテレビも遠隔でつければ、帰宅時の暗い・静まった怖い雰囲気もにぎやかにすることができたりします。
ゴロゴロしながらでも家電を操作できる
スマートリモコンは、スマホからの操作だけでなく、家電の「音声操作」も可能です。
スマートリモコンは、音声アシスタントに対応しているものが多く、スマートスピーカーと連携してこれを実現することが可能です。

逆に言えば、よくCMでやっている「エアコンをつけて」といった操作は、Amazon EchoやGoogle Home(Nest)単体だけではできず、スマートリモコンのような装置が必須となります。
音声で操作することによる一番のメリットは、ハンズフリーで家電を操作できることにあります。
これで、家事をしながらでも布団の中からでも、照明の調光を自在に調節したり、テレビのチャンネル回しをしたりすることが可能です。
家電の消し忘れ対策につながる
スマートリモコンは、外出先からの操作ができることによって、家を出るときに消し忘れがあったとしても、家電を操作することが可能です。
さらに、内蔵の環境センサーなどを駆使して、家電の自動操作をすることも可能です。
例えば、温度が冷房が効きすぎてしまった場合、「部屋が22度以下になったら、エアコンの温度を上げる・オフにする」といったことができます。
さらに、スマホのGPSと連動し「外出したら(あるエリアの範囲外となったら)、家電を一括オフにする」といった設定できるものもあります。

これでスマホから操作しなくとも、制御することができますね。
このように、「家電の消し忘れ・使いすぎ」を防ぐ仕掛けがあるので、省エネにも使えるんです。
防犯・見守りにも活用できる
スマートリモコンはこんなことにも使える!というのをご紹介。
例えば、照明・テレビをタイマー制御したり、外出先からランダムに操作することで、外出中でも家にいるかのような仕掛けができます。
これで空き巣などの防犯対策もできます。
それ以外にも、内蔵の環境センサーがあるタイプでは、高齢者やペットの見守りにも使えるのが良いですね。

特にペットは温度管理をきちんとしないといけないことが多いので、合わせてエアコンを自動で操作するなどして、常にペットに快適な空間を保つ(かつ節電もできる)ことが可能です。
このように、ただのリモコンかと思いきや、インターネットに対応していることでここまで活用方法が増える、そのメリットのご紹介でした。

スマートリモコンのデメリット
万能製品にも見えるスマートリモコンですが、微妙な点・デメリットもあるので合わせてご説明します。
操作できる家電は「赤外線」リモコンの家電のみ
スマートリモコンは、「赤外線リモコンの信号を飛ばす装置」であるため、赤外線以外の家電を操作することができません。
よって、例えばRFリモコン・Bluetoothで操作する家電は操作することができません。
また、リモコンがない家電は、もちろん操作することができません。
今ご自宅にある家電リモコンが、赤外線(IR)で操作するものか否かは、購入前に確認しておきましょう。
常にインターネット接続している必要がある
スマートリモコンは、その性質上、インターネットとの常時接続が必要です。
つまり自宅にWi-Fiがないと(回線を引いていないと)、リモコンの操作自体することができません。
同様に、スマートリモコンは、メーカー側のサーバーを中継して操作されるような仕組みとなっています。
そのため、メーカー側のサーバーが落ちたら・メンテナンス時には、利用することができなくなってしまうという欠点もあります。
家電を操作した先の状態がわからない
スマートリモコンは、家電そのものを管理するデバイスではなく、あくまでリモコンの信号を飛ばす装置です。
よって、例えば外出先からスマホで操作したとしても、それが本当についているのか・消えているのかがわからないというのがスマート家電との大きな違いであり、欠点でもあります。
これは、スマートリモコンの温度・湿度・照度センサーによってある程度見える化できるのもありますが、それをチェックすること自体は面倒なので、デメリットではありますね。。。
この欠点を解消する方法
スマートリモコンの製品ラインナップ

上記のようなデメリットはあるものの、スマートリモコンは、お安く簡単にスマートホームを実現できるモノとしてかなり人気のある製品です。
そのため、2020年現在多くの製品が発売されています。
私は2017年頃からスマートリモコンにハマり、日々理想のスマートリモコンを追い求めて、多くの製品レビューをしてまいりました。
以下の記事群でそれぞれの特徴や使い方について述べてますので、ぜひご参考頂ければ幸いです!
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