最近リモートワークの流れもあって、自宅をそれに最適化すべく、オフィス用品にも手を出しているKouです。
家で仕事することも多くなり、自宅で紙類を扱うことも増えてきました。
書類のみならず、領収書の保管や資格勉強用(本の自炊)にスキャナーが欲しいなと思っていたところ、「CZUR SHINE(シーザーシャイン)」を代理店さんから提供頂きましたので、レビューしていきたいと思います。
この製品、本や書類を非破壊でサクサクとスキャンできるだけでなく、リモートワーク向けの機能もあったり、コンパクトに収納も可能です。
某ウイルスの影響でおうち時間が増えているこのご時世、かなりおすすめ!
本や雑誌・書類をデジタル化することのできるオーバーヘッドスキャナーです。本を見開きで直接読み取ることができ、非破壊でのスキャンが可能です。現在Makuakeでクラウドファンディングをしており、すでに目標額を19,000%超える「1億」の出資を集めるほど注目の製品となっています。
もくじ
セットアップ
まずは、CZUR SHINEを開封していきましょう。



次に、セットアップの手順です。
- STEP
USBケーブルでPCと接続
CZUR SHINEはPCとUSB接続することで起動します。(バスパワー給電)
▲本体裏に給電口あり。PCとは一般的なプリンタケーブル(USB-B to USB-A)でつなぎ、フットペダルはUSB-Aケーブルでつなぎます。 ケーブルは先述の通りどちらも同梱しています。
- STEP
PCに専用ソフトをインストール
CD-ROMもありますが、約3ヶ月に1回以上アップデートがされるとのことで、古くなっている場合があります。そのため、基本的にはホームページから最新版をダウンロードすると良いです。
関連CZUR SHINE 専用ソフトウエアダウンロードサイト
▲途中シリアルナンバー入力がありますが、CZUR SHINE 本体の裏に掲載されているものを入力です。 - STEP
本を置いて、スキャン開始!
あとはひたすら読み取っていくだけ!
基本的に、本体をPCに接続して専用ソフトをダウンロードするだけなので、簡単に導入できました!
CZUR SHINEのメリット
まずは、CZUR SHINEを実際に利用してみて、ここが良いと感じたメリットを紹介します。
本を非破壊でスキャンできる
CZUR SHINEの最大のメリットは、オーバーヘッドスキャナーであることによって、冊子を見開きでそのままスキャンできることです。


大判本から漫画まで、サイズは柔軟にOKです。
私もかつて本の自炊(電子化)にハマっていたことがあったのですが、これの最も手間のかかるところは、「本の裁断」にあります。
まず、裁断機を用意せねばならず、かつそれを置く場所が必要です。(たいてい大型なので。。。)
家の中で持ち運びとかをするのも難しいので、だいたい定位置に置く必要もあります。

Kou
本を裁断するのも労力が必要で結構疲れます。。。
この点、CZUR SHINEはオーバーヘッドスキャナーとなっているため、スキャンするために本や書類を置くだけでOKなのが楽ちんです。
その際特筆すべきは、「見開きページの湾曲を自動で補正」する機能が搭載されていることです。
一般的なスキャナーでは、非破壊でスキャンする場合、蓋を閉じて抑えつけても湾曲が出来てしまいます。



上記の通り自動湾曲補正を使うと、そのまま見開きで保存されるのではなく、1ページ単位での保存となるので、タブレット端末を利用する時に読みやすくなります。
また、先述の通り指サックで本を抑える必要がありますが、本はどちらかに厚みが出るため、よほど綺麗に取るという用途でなければ、片手(本の厚みが少ない方を抑える)でもOKです。

Kou
実際に1冊分スキャンしてみましたが、両手で抑えなくてもそこそこ綺麗に取れます。途中から面倒になってきて片手で抑えましたが、読む分には問題になりませんでした。
いずれにせよ、裁断しなくても綺麗に見開き本をスキャンできるのがCZUR SHINEの最大のメリット。
上記のような構造で、本体にはLEDライトも搭載されています。
そのため、デスクライトのようにも利用でき、本を速読で読み進めながらスキャンを取っていくということにも使えました。(後述のフットペダルを使い、読んだら押してスキャンという形で)

実は領収書のスキャンにも使える
CZUR SHINEはいわゆるブックスキャナーですが、個人的に気に入っているのが、領収書のスキャンです。
小さい紙のため、一般的なスキャナーでは綺麗にスキャンするには位置合わせの手間があります。
しかし、CZUR SHINEは、領収書を雑においても、しっかり認識してくれます。


もちろんスマホで写真をとってOCRソフトを利用するでも良いですが、CZUR SHINEはブックスキャンと領収書のスキャンを兼ねられるのが嬉しいところ。
置くだけOKなのが楽ちんです。
スキャン速度が早い
CZUR SHINEは、コンパクトな外観の割にスキャン速度がなかなか早いです。
実際に利用してみても、約1秒でスキャンされ公称値通り。
加えて、ソフトウエアの「自動めくり検出」と同梱品の「フットペダル」を利用すれば、よりサクサクとスキャンをすることが可能です。

これは、スキャナ上で手の動きがある場合はスキャンされないため、ページめくりに多少もたついても無駄なスキャンは実行されません。
ただし、書類を入れ替えたりする場合は、以下のようなデータが主力されます。


このフットペダルは、指サックで本を留めてスキャンするときに活用するのが基本と思いますが、単純にスイッチとして手で押すこともできるのが便利。
この2つの機能により、次々にスキャンをすることが可能で、楽ちんでした。
OCR変換も可能!レコーディングもでき多機能!
先の章で様々な機能が出てきましたが、CZUR SHINEはスキャンする上での便利機能が満載です。
まず、スキャンしたデータはOCR変換することができます。

海外製品にしては、日本語変換の精度もそこそこ高く、普通に使えます。
それ以外にも、面白い機能が「レコーディング機能」
本体にマイクが内蔵されており、スキャン画面の動画(MP4形式)をも保存可能です。

ビデオ会議でレポート形式の資料を扱う際に、リアルタイムで報告書などのドキュメントレビュー〜その場で手書きチェックができたりなど、結構使えそう。
このようにリモートワークも意識した作りになっているのが面白い!
持ち運びもできる
CZUR SHINEは、気軽に持ち運びができるスキャナーであるのが便利な点です。

スキャナーはただでさえ嵩張りますし、自炊用の裁断機なんて置こうものなら、それ専用のスペースが必要です。
CZUR SHINEは折りたたみもでき、スキャンに必要なキットは他にマットのみなので、それも巻いて持ち運ぶことが可能。
自宅で利用するときに、ちょっとした部屋間の移動も億劫になることなく、どこでもスキャンができます。

CZUR SHINEのデメリット
続いてCZUR SHINEを実際に使ってみて感じたデメリットです。
PCに接続が必須(スマホやタブレットで使えない)
一つの欠点として、CZUR SHINEはPCにUSBで直接接続(バスパワー給電)することで利用が可能です。
他社のスキャナーにあるような、単体駆動でデータを直接クラウドに送信して保存したりすることはできません。
加えて、スマホやタブレットで使えないのも大きいですね。
最近では、スマホやタブレットのカメラで写真を撮り、そのまま専用アプリでOCR処理をして綺麗にスキャンすることもできたりします。
CZUR SHINEは、単体利用ができないため、ちょっとした持ち運びの際に、必ずPCも持ち歩かなければならないのが欠点。
加えて、ソフトウエアもサイズも大きく(約1GB)、スキャン中はCPU使用率が結構高くなるなど、PCへの負荷も大きめ。

スマホやタブレットの専用アプリがあればより気軽にスキャンができると感じるのですが、このソフトウエア周りはモバイルアプリの追加や、軽量化など今後改善していただけると嬉しいです。
光沢紙のスキャンで処理落ちがある
これは光を遮断する術のない、オーバーヘッドスキャナー全般の欠点かもしれませんが、光沢仕上げの紙の場合、スキャンした際に光の反射でうまくスキャンできない場合があります。


これは、本体のLEDを切った状態でスキャンしても同様でした。
同ラインナップの「CZUR AURA」であれば、サイドライトにより光の反射を抑えることが可能で、光沢紙を完璧にスキャンするには別途照明機材を調達する必要がありそうです。
個人的には、本の自炊と領収書メインで利用するので、そこまでは問題ありませんが、雑誌のスキャンとかで影響出てしまいそうなのが欠点ではあります。
おわりに:本の自炊・リモートワークであると便利!
この製品を利用してみて、本を自炊する際にイチイチ裁断する必要なくサクサクとスキャンできるので、とっつきやすくスキャンする際の作業が億劫にならないのが良い点です。

Kou
在宅勤務となってはや半年、なんだかんだ出てくる書類のペーパーレス化が進みそうで嬉しい限り!
何せ、本から書類、レシートまで含めて、基本置くだけで全て綺麗にスキャンしてくれますからね。
最近は自宅で仕事・勉強することも増えていることかと思いますが、スマホやタブレット・キンドルなどで書籍や書類を参照したり、領収書の保管にとても便利なデバイスです。