【レビュー】Echo Wall Clockはタイマー表示に便利だが、物足りなさを感じる部分が多い

Echoと言えば、話しかけて様々なことができますが、その中でも特に便利な機能がタイマー操作。

私は、特にリモートワーク(在宅勤務)やこのブログをする際、作業の時間管理にとても重宝しています。

そんな中発売されたのが、Echo Wall Clock。元々は2018年のAmazon製品発表会で登場しましたが、ついに日本でも発売開始!

この製品は、自宅にあるEchoとBluetoothで連携し、正確な時刻表示や内蔵LEDによるタイマーのカウントダウンができるものです。

これがあれば、タイマーでの時間管理が一層捗りそう!とのことで早速購入。レビューをしていきます。

レビュー要約:Echo Wall Clock
総合評価:3.0

メリット

  • 正確な電波時計をお安く購入
  • タイマーの残り時間を可視化できる
  • ミッキーがかわいい

デメリット

  • 機能が非常に限定的
  • 秒針がない
  • せめてスピーカーを搭載してくれれば…
 管理人:Kou

管理人:Kou

使いやすいですが、プロトタイプ感もちょっと強いかな…?

この記事は、2020年12月に執筆しています。現在本製品は販売終了しています。最新のラインナップは、以下の記事をご参考ください。

セットアップ

Echo Wall Clockは、EchoとBluetoothペアリングをしてセットアップする電波時計です。

そのため、利用にはEchoシリーズを持っていることが必須。

▲この包装が結構こだわっていますねwミッキーの顔が見えて、包装もミッキーのロゴ。
▲単3乾電池が4本で駆動します。Amazonベーシックの乾電池も同梱です。

あとは、上の画像(背面)にある水色のペアリングボタンを押し、接続するEchoに向かって「アレクサ、エコーの時計を設定して」というと、時計側の設定が開始します。

この時刻合わせは、Bluetooth経由でアレクサ内蔵の時計データが同期される仕様となっています。

▲自動で現在時刻に合わせてくれます。

壁への取り付けは、壁掛け用ネジと壁掛けマウントが同梱されていますが、私は壁に大きな穴を開けるのが嫌だったのでピン付き画鋲で引っ掛けました。

▲これでも取り付けて1ヶ月弱経っていますが、外れる気配はないので大丈夫です。

なお、公式では「常にEchoデバイスに接続するようにしてください」との表記がありますが、連携が終わったあとは、ペアリングしたEchoの電源を落としても、時刻は狂わず時計として機能していました。

レビュー

さて、ここからはEcho Wall Clockを利用してみた感想です。

タイマーの残り時間が分かるのは貴重

この製品の特徴は、内蔵LEDにより、タイマーの残り時間が分かるという点です。

▲カウントダウン用のLEDが搭載されています。

タイマーで作業の時間管理する私としては、この手の製品はあればあるほど便利。

特にEchoの場合、タイマーの残り時間が表示できるのは、「Echo Dot with Clock」または、画面付きの「Echo Show」のみです。

ただ、人気のEcho Showの場合、音楽を聞いていると必ず歌詞やアートワークが優先されてしまい、タイマーの残り時間が見えなくなってしまうんですよね。

Echo Show 37
▲この画面の状態になり、残り時間はわからなくなります。

その点、Echo with Clockは必ずタイマーの残り時間が確実に確認できるので、タイマーを多用する方にとっては痒いところに手が届く製品といえます。

実際の表示は以下のとおりです。

▲例えば残り3分の表示だとLEDが3個点きます。
▲タイマーが終了すると、LEDすべてが点灯します。

このLEDは最大59分59秒の場合すべてが点灯し、1時間を超えるタイマーだと以下の通り一つのランプだけつくようになっています。

▲例えば、残り2時間のタイマーを設定した場合でも1本だけLEDがついている。

自分は冒頭の通り作業の集中時間管理にも使っているので、1時間以上でもLEDで表現してくれると良かったのでちょっと残念な点。

秒数のタイマーの場合も同様に赤のLEDランプでカウントされます。

▲このような動作イメージです。

ちなみに、複数のタイマーを掛けた場合でも、並走してLEDランプのカウントがされるようになっています。(残り時間が短い方のLEDのカウントダウンが優先して表示される。)

電波時計として正確

この製品は、Echo内蔵の時計を利用しているものです。

電波時計の構造と同じような形で、Echoが電波塔のような役割を果たしています。

▲Echo本体が電波塔の役割を果たす(Bluetooth通信)

一般的な電波時計の場合、電波状況が悪いと自分で設定調整をする必要があります。

Echo Wall Clockは、そもそも手動調節用のつまみなどがないのですが、初期設定でEchoの時計を参照しているため、仕様上、その調節なしにより正確な時刻を同期させることが可能となっています。

機能としての面白みが少ない

上記のようなメリットはあるのですが、あまりに単機能というか、できることはLEDでのカウントダウンくらいです。

これがせめてスピーカーが内蔵されており、Echo Autoのような仕組みでBluetooth経由でAlexaの機能を利用できるのであれば嬉しいところだったのですが、残念ながらそのような仕様になっていません。

Kou

Kou

ただの電波時計として見るならアリっちゃアリなのですが、やっぱりアレクサ製品なので、ならではのギミックに期待しちゃいますよね。

また、この製品はアレクサ対応イヤホンのような形で、Bluetoothペアリングできるデバイスとして設定され、他の製品のように設定をここから調節するなどのことはできません。

もっというと、アレクサがミッキーの声になったりするとお子さん受けとかも良いと思ったのですが…それはさすがに難しいか…笑

ということもあって、中々購入する上でのポイントが無いのが残念な部分。

何か隠し機能とかあれば探してみようかな・・・

プロトタイプ感あり

この製品は、時計ブランドがAlexaを搭載する上での試作品的な位置づけが強いです。

ディズニー好きかつアレクサ使いの方は、本製品は買いだと思いますが、今後様々な時計ブランドから出てくることに期待です。

海外では、シチズンがこれに似た壁掛け時計を発売しているようですね。

ここからは余談なのですが、このEcho Wall Clockが発売されて一つ注目したいと思ったのは、この時計そのものというよりも、「Echo自体が電波塔となっている」というプロダクトデザインです。

メーカーであるAmazonでは「Sidewalk」と呼ばれるBluetoothと900MHzの無線を組み合わせることで、接続範囲を拡張し、低速であるものの広範に渡る通信技術(LoRaのようなもの)を展開しようとしています。

Echo Wall Clockは、Sidewalkの技術が搭載されているものではありませんが、その仕様としてはイメージが重なるものがあります。

私のマニア的趣味なのであまり多くは語らないですが(笑)、現時点でそのプロトタイプのような製品に触れられたのは、ちょっと面白い経験ができたなと思いました。

おわりに

この製品は、タイマーのカウントダウンを確実に見られるという点に価値はありました。

ただ、時計としての種類が少ないのと、機能が少ないので物足りないのも正直なところです。

ミッキーが話しかけてくれるとは言わないまでも、これ自体がスピーカーをもち、アレクサが話しかけてくれたりできるようになれば嬉しいのですが、仕様上そのようにはなっていません。

今後、時計としてのラインナップが増えてくれることに期待ですね。

さて、このようなEchoシリーズがベースとなって連携できる製品が徐々に増えてきています。

これが家という環境において、どのようなエコシステムを築いていくかは今後とも見逃せないですな。

この記事は、2020年12月に執筆しています。現在本製品は販売終了しています。最新のラインナップは、以下の記事をご参考ください。

Kou

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