Echo Dotを使って、かれこれ5年以上経ちました。
スマスピにハマり、何十台もEcho買ってる私(笑)ですが、その中でもコンパクトでそこそこ音質の良いEcho Dotはお気に入りのアレクサ端末の一つです。

Kou
昔と違って、最近のモデルは音質かなりアップしていて、安いモデルとは思えないほど良い音出しますよ!
ただ、最近はすでに第5世代にまで更新されていますし、最近では同様の位置付けとなる「Echo Pop」も発売されるなど、ラインナップが増えてきています。
そんなEcho Dotについて、それぞれの違いにふれつつ、比較レビューをしていきます。
もくじ
Echo Dot 第5世代と第4世代、Echo Popとの違い
2022年9月のAmazon発表会にて多くのEchoシリーズが登場しました。
特に注目なのは、Echo Dotよりもさらに廉価版となった、Echo Popが登場したこと。
それらの違いを見ていきましょう。
スペック比較
項目\製品 | Echo Pop | Echo Dot (第5世代) | Echo (第4世代) | Echo Studio |
---|---|---|---|---|
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
スピーカーサイズ | 1.95インチ | 1.73インチ | 3.0インチウーファー 0.8ツイーター x 2 | 5.25インチウーファー 2.0インチミッドレンジスピーカー 1.0インチツイーター |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) | 802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) | 802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) | 802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) |
接続 | ・wifi ・Bluetooth Low Energy Mesh ・Matter | ・wifi ・Bluetooth Low Energy Mesh ・Matter | ・wifi ・Bluetooth Low Energy Mesh ・Matter | ・wifi ・Bluetooth Low Energy Mesh ・Matter |
Ultra HD/空間オーディオ対応 | – | – | – | ◯ |
Dolby | – | – | Dolby Atmos | Dolby Atmos |
ライン入出力 | – | – | 3.5 mm ライン入出力 (Alexaアプリで切り替え) | 3.5 mm ミニジャック / mini-opticalライン入力 |
音声・ビデオ通話 | 音声通話 | 音声通話 | 音声通話 | 音声通話 |
家電の操作 ※別売 対応機器が必要 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Zigbeeスマートホームハブ内蔵 | – | – | ◯ | ◯ |
モーション検知 | – | ◯ | ◯ | – |
温度センサー | – | ◯ | ◯ | – |
サイズ | 99 x 83 x 91 mm | 100 x 100 x 89 mm | 144 x 144 x 133 mm | 206 x 175 x 175 mm |
重さ | 196g | 304g | 940g | 3.5kg |
カラー | ・グレーシャーホワイト ・チャコール ・ティールグリーン ・ラベンダー | ・グレーシャーホワイト ・チャコール ・ディープシーブルー | ・グレーシャーホワイト ・チャコール ・トワイライトブルー | ・グレーシャーホワイト ・チャコール |
価格 | ¥5,980 から | ¥7,480 から | ¥11,980 から | ¥29,980 から |
第5世代と第4世代の違い
項目 | 第5世代 Echo Dot | 第4世代 Echo Dot |
---|---|---|
価格 | ¥7,480 | ¥5,980 から |
特徴 | 重厚で高音質なサウンド、コンパクトサイズ、球体 | プレミアムサウンド、球体 |
スピーカーサイズ | 1.73インチ | 1.6インチ |
外部スピーカー接続 | – | 3.5 mm ライン出力 |
音声・ビデオ通話 | 音声通話 | 音声通話 |
スマート家電の簡単セットアップ | – | – |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4 and 5 GHz) | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4 and 5 GHz) |
電源 | 15W | 15W |
サイズと重量 | 100 x 100 x 89 mm 328 g | 100 x 100 x 89 mm 328 g |
Echo Dotは、2020年(第4世代)から、球体型のデザインに変わっています。





ただし、第5世代と第4世代で、外観は全くと言ってよいほど変更はありません。


一方で、Echo Popは円錐型の面白いデザインとなっていて、よりカラバリのあるデザインとなっています。

第3世代と比べると、より空間に溶け込むような、柔らかいデザインとなっており、環境に優しいリサイクル素材(100%再利用のファブリックやタイガスト・アルミニウム、プラスチック素材)が採用されています。
と、外観は第4世代と変わらない第5世代Echo Dotですが、主に以下の違いがあります。
- 高音質な再生が可能(より大型のフルレンジドライバーを搭載)
- 加速度センサーと温度センサーを搭載
- eeroメッシュWi-Fiの拡張アクセスポイントとして機能
- (with Clockのみ)高密度ドット技術を取り入れ、より多くの情報表示が可能
いずれも正統進化といった所。
ただ、地味に痛いのはオーディオケーブル(出力)が使えなくなってることですね。。
Echo Dotをアレクサ(Amazonのサービス)の受信機にして、お気に入りのスピーカーで再生する、といったようなことができなくなってしまいました。


とはいえ特に、音質がどれくらい向上したかは気になる所ですね。これは、次章のレビューでチェックしていきます。
Echo Dotの良い点
Echo Dotは、コスパも良くてアレクサで色んなことが出来るのがウリです。
小さいけれどもがんばり屋。そのメリットは以下の通りです。
音質が意外と良い!
Echo Dotは、昔(第2世代)は音質が悪かったのですが、第3世代では主に低音域が強化され、第4世代では更に高中低音のバランス・解像感が取られるようになり、音質がかなり強化されました。
第5世代では、それがさらに進化していました。

第5世代は、スピーカーサイズがアップしていることにより、低・中・高音域がしっかり鳴る感じです。
第4世代でも値段の割に音質は十分に良かったのですが、第5世代ではさらに良くなっていました。
特に、第4世代では高音域が割れるような感じが抑えられており、低音の響きが増加しています。
これにより、より質感の高い深みのあるサウンドが楽しめます。
一方で、Echo Popと比べると、低音域がより出力され高音域が割れないですが、その一方で中音域が少し潰れるようにも感じ、少し作られた音のようにも感じます。
つまり、ややブーミーorドンシャリな音の傾向ともいえ、原音忠実的なサウンドを求めるなら、Echo Popの方が良いかなと思える部分も。
ただ、この点はイコライザーを使って調節できたりもします。


もちろん、Echo StudioやEcho(無印)と比較すると、ウーファーが搭載されているわけではないため、重低音や迫力は劣りますが、この値段でもそこそこ満足できる。
このちょうど良さがBGM用途には最適なんです!

Kou
Echoって全般的に低音が強めなんですけど、Dotであればスペック的にそれが緩和されるので、イージリスニング向けとしてはむしろ良いかも?(日本では。隣の部屋に響かずそっちの方がかえってよいかも。)
この音質がそこそこ良いというのは、例えば以下の用途でも問題なく利用できるというのもポイントです。
- 通話・呼びかけ
- ラジオ・ニュースの再生
- Kindle本の読み上げ
- 環境音のスキル
このような点からも、Echo Dotはコスパが良いのでおすすめです!
ステレオペアやマルチルームミュージックで拡張できる
先ほどの章では、Echo Dot単体の音質について解説しましたが、Echo Dotは複数台組み合わせることによって、様々な形で音楽を楽しめます。
例えば、2台同じEcho Dotを連携させることで、ステレオ再生で楽曲視聴を楽しめます。



ステレオペアにすると、その名の通り、より立体感(臨場感)が増え、さらに音が広がるようになります。
注意点としては、Echo Studioのように、Amazon Musicの空間オーディオやUltra HD音源には対応していません。
さらに立体感や原音忠実な音を求める場合、ホームシアター的な用途で用いたい場合は、Echo Studioを購入した方が良いです。

とはいえ、そこまでの音を求める方は限られてくるかと思いますので、Echo Dotはお値段の割には頑張っているほうだと思います。
また、意外と知られていない便利機能が、マルチルームミュージック。
複数台のEcho Dotをそれぞれの部屋に設置し、家中で音楽を鳴らすことができる機能です。
これがかなりおすすめで、音が聞こえづらくもなくなりますし、家の中をホテルっぽくできるのも良い点。
Echo Dotは、比較的安いため複数台を買いやすいかと思います。そのため、色々な形で音楽を楽しめるようになることも、一つのメリットです。
隙間にちょこんと置ける
Echo Dotは、第3世代から第4世代となり、高さが高くなったのは先述の通りですが、それでもスマートスピーカーとしてコンパクトな部類には変わり有りません。
例えば、以下のような配置。


このように、隙間・狭いスペースにも難なく置けるのがメリットですね。
基本的に、アレクサで音声操作なので、いちいち手を伸ばす必要もありません。
しかもマイク性能もそこそこ良く、ぼそっとウエイクワードを言っても反応してくれます。
Echo Dotを隅に仕込むだけで、その部屋全体がアレクサ空間になり、ハンズフリーで色んな操作が可能になるんです。
なかなか未来な生活じゃないですか?実用性も結構高いです。
しかも、Echo Dotはスマートホームの標準規格「Matter」にも対応し、eeroメッシュWi-Fi(日本未発売)のアクセスポイントとしても機能します。
この小さい筐体ながら、今後、スマートホームのハブデバイスとしても、さらに注目に値する製品です。
Amazonと連携できるのが何より最高
Echo Dotは、Amazonが発売する製品なので、通販やAmazonプライムなどの豊富なサービスが利用できるのがメリットです。
例えば、買い物。以下のように話しかければ、利用でき、サクッと買い物が楽しめます。

アレクサ、水買って!
水をお探しですか?アマゾンチョイスは、サントリー南アルプスの天然水〇〇円です。カートに入れました。購入する場合は、いますぐ購入と言ってください。


また、Kindle本の読み上げなんてことも可能です。
プライム会員なら、何も契約せずにプライムミュージックで100万曲以上が聞けるのが嬉しいポイント。
Amazonにはプライム会員を中心とした優れたサービスがたくさんあるので、それをアレクサで呼び出してサクッと楽しむことができるのがメリットです。
時報を再生できるのが便利(定型アクション)
この「時報再生」は一般にはあまり取り上げられていませんが、実はEcho利用者には人気の使い方で、私もよく使ってます。
アレクサには、「定型アクション」機能というものがあり、これで「ある時間になったら、Echoが〇〇と話す」という設定をすることができます。

用意されているものを並び替えるだけなので、かなり簡単に設定可能。
この定型アクションなのですが、育児によく利用されているようです。
どういうことかというと、一定時刻になったらアレクサが話しかけてくれるので、これでお子さんに「歯を磨いて」など伝えるわけですね。
かなり画期的なアイデア!アレクサは育児効率化にも活用できます。
この定型アクション機能は、スマートホームや「話しかけやすい命令セリフ」の設定にも使えてとても便利です。ぜひチェックしてみてください!
画面なしが欠点|一部便利なアレクサ機能が使えない
ディスプレイ付きのEcho Showシリーズと比較すると、スピーカータイプのEchoはどうしても物足りなく感じてしまいますね。
写真・動画が見られないというのは、やはり大きいです。


Amazonのサービスで特に良いのが、「プライムフォト」や「プライムビデオ」だったりするので、これが使えないというのは、やっぱり物足りなく感じてしまいます。
何より一番のネックは、「情報を目で見る」ことができないということですかね。音声で流れるので、聞き逃すとまたアレクサに話しかけなければなりません。


もちろん用途に応じて選ぶべき話なのですが、「Echo Show 5」のようなコスパの良い画面付き製品が出てきたことで、アレクサを最大限活用できないというか、ちょっと物足りなさは感じてしまいます。
ただ、「Echo Dot with Clock」は、第5世代でディスプレイ表示が改善され、天気をディスプレイ表示したり、楽曲視聴もできるようになっています。



Echo Dot with Clockは、第5世代から本体の上部をタップして、再生停止ができるようになりました。
これまでは声に出すしかなかったので、これは地味に実用性が高い。

この点、「Echo Show 5を買うには若干高いし音質もそこそこ良いものを求めたいけど、最低限のディスプレイ表示は欲しい」などといった場合に、Echo Dot with Clockを買うと良いです。
GoogleのNestシリーズと違って、このような痒い所に手がとどくラインナップが豊富なのも、Amazon Echoシリーズの良い点であります。
Echo Dotの評判
私の感想は上記の通りですが、他の方の評価・口コミ・使い方について調べてみました。
Echo Dotの評判は全体的に良く、これでもアレクサで満足に操作できます。
今の球体デザインになってからは、その外観のかわいさにも注目が集まってましたね。(GANTZww)
レビューまとめ
Echo Dotは、Echo Showのように画面のあるモデルと比較してできないこともあるのは確かですが、お安いですし、小さい割に音質も良く、コスパがかなり良いスマートスピーカーです。
もし後々他のEchoが欲しくなっても、他の部屋に置いて、「マルチルームミュージック」や「呼びかけ」など、複数台を組み合わせて使いまわしできたりしますので、無駄にはならないです。
これでも十分アレクサを楽しめますので、まずは手の出しやすいEcho Dotはおすすめです!
ちなみに、EchoはAmazonで頻繁にセールになっていますので、不要不急であれば、それを待って購入するのも良いかもしれません(特に、プライムデーやブラックフライデーはかなり値引きされます。)
Echo Dot(第5世代)レビュー
Echo Dotは、思いのほか音質の良くて使いやすいスマートスピーカー。小型のため、省スペースで置けるのもメリット。画面つきではないが、音質も価格もそこそこな本製品はコスパが非常に良い。
より廉価なEcho Popが新たに加わったことにより、その位置付けは相対的に薄れたが、それと同じく初めてのアレクサにはおすすめ。
メリット
デメリット