Link Japan社が発売している、eCurtainを利用してみましたので、レビューします。
この製品は、自宅のカーテンに取り付けスマホや音声アシスタントから操作することができるものです。
Link Japanの「Home Link」アプリに統合され、自動操作まで可能な製品。
セットアップから、実際の使用感についてお届けします。


Kou
本格的なカーテンのスマート化ができる製品!
もくじ
セットアップ
eCurtainは、mornin Plusのように、既存のカーテンレールにはめ込むだけというわけにはいかず、レールそのものの設置が必要です。
ただし、今あるレールを外して設置するのではなく、そこに重ねるようにして取り付けをすることができます。
既設のカーテンレールを取り外すわけでもなく、当然工事が必要というわけではありません。
付属品とプラスドライバー1本あれば完了する作業ですが、少し手間はかかりますので、ここではセットアップの流れを少し詳しめに解説します。
購入検討中の方は、設置できそうか、その雰囲気を参考までに見てみてください。

これで準備OK。次にeCurtainの組み立てに移ります。
まずは、レール部分の組み立てから。







これでレール部分の組み立ては完了です。
続いて、既存のカーテン部分を組み立てるためのブラケットを取り付けします。



あとは、カーテンレールにはめ込むだけです。



ここまで来たらあとは楽ちん。モーターを取り付けるだけです。



モータ部分は無線LANだけでなく、有線LANでのセットアップも可能です。
こんな感じで、全ての設置が完了します!
組み立てはそんなに難しくないのですが、カーテンレールという大物の設置となるため、ちょい疲れました笑
設置に際し、最低でも30分ほどは見といた方が良いかなと思います。
あとは、スマホアプリに登録するだけです。
「HomeLink」アプリにアカウント登録をした後、デバイスの追加をすると、自動的に未設定のデバイスが出てくるので、そこからカーテンを追加できます。

カーテンを操作してみた
カーテンはスマホアプリから操作が可能です。

さすがレール自体を取り付ける製品だけあって、他社の外付けカーテン操作のものよりもスイスイ操作できますよ。かなりスムーズ!

Kou
最初にカーテンを開け閉めするときとか、感動モノですよ!自宅に未来が来た感覚w
他にも、Amazonアレクサやカーテンから音声操作も可能です。
音声操作は、以下のセリフに対応しています。
できること | セリフ |
---|---|
カーテンを開ける | アレクサ、カーテンを開けて |
カーテンを閉める | アレクサ、カーテンを閉めて |
開閉範囲を指定 | アレクサ、カーテンを50にして(半開き) |

カーテン専用の制御となることから、(定型アクションなどの)特段の設定の工夫なく「カーテンを開けて・締めて」という自然なセリフで操作が可能です。
ちなみに、こんな大袈裟なのを取り付けちゃって、手動で開閉できるの?というのは気になると思いますが、問題なく可能です。
eCurtainの面白いところは、カーテンをぐっと引くと、自動で開閉してくれるところです。
このように、カーテン開け締めが全般的にラクになります。
また、遠隔操作やシーン操作(タイマーなど自動操作)が可能なので、これでカーテン閉め忘れても、外出先から締めたり、自動操作ができるわけです。
その最大のメリットは、わざわざカーテンのある場所に行く必要がないと言うことですね。
カーテンは毎日開け閉めするもの。ものぐさすぎるだろ!と突っ込まれそうな気もしますが、この負荷が軽減されるのは意外と大きいです。
カーテンの存在を意識することなく、勝手に日の光を取り入れたりもできますし、日の入りには自動でカーテンを締めてくれるので防犯対策にも役立ちます。

Kou
特に一人暮らしの方に有効な製品と思います。自分も一人暮らしだった時に別製品を利用していたのですが、カーテンのスマート化は想像以上にQoL上がりますよ!
色々組み合わせてスマートホーム化ができる!
さて、便利なのは確かですが、上記だけだと手でカーテンを開け閉めするのと比較して、生活が変わるほどのインパクトはそこまでありません。
この製品の最大の特徴は、スマートリモコン「eRemoteシリーズ」と一括操作できる点にあります。

これで、アレクサまたはGoogleアシスタントに「おはよう」と話しかけるだけで、家電を一括操作できるのがかなり便利。

Kou
爽快な朝を実現できます!!
毎朝がめちゃくちゃ快適です。こうしてから、寝坊は(ほとんど)ありません!w
これが、スマートリモコンのeRemoteシリーズと、ePlugというスマートプラグを購入すれば簡単に連携できるので、興味がある方は以下の記事も見てみてください!
注意点など
実際に利用してみた結果、購入前の注意点について述べていきます。
中央に隙間ができる
上の動画を見て頂いた方はお気づきになられたかもしれませんが、カーテンがどうも閉じきらず、中央に隙間ができてしまいます。
これは、根本的にカーテンのサイズがあっていないのかもしれませんが、リードランナーの構造上、モーターの動力だけだと完璧に閉じきるのは難しいのかな?とも感じました。
色々やってみましたが、うまく行かなかったので、私は以下のようなカーテンマグネットを取り付けて応急処置をしています。

eCurtainは、類似製品と比較してモーターの動力が強めなので、ある程度多めにくっつけてしまってもしっかりと剥がれます。
ただ、マグネットをうまく合わせるために、カーテン自体をテープ等で補強する必要があることにご注意ください。
以下のものをつけていますので、ご参考まで。
取り外し・本体仕様について
こういう家の設備に直接取り付けるような製品は、単に取り付けて便利になった!というだけでなく、取り外しのことも事前に頭に入れておくのがとても重要です。
そこは面倒なイメージがあるかもしれませんが、実はかなり簡単です。

組み立ての部分でご紹介したように、プラスドライバーと六角レンチだけで取り外せるので、簡単にバラすこともできます。
また、購入前の本体仕様ですが、標準サイズは一般的な182cmのものとなります。
自宅のカーテンレールは、185cm(実際182cm?)で問題になることはありませんでした。
もし、上記標準サイズ以外の場合は、公式ストアでカスタムサイズ(500mm〜3,000mm)のオーダーメイドもできるので、サイズを合わせたい方はこちらを確認してみてください。
おわりに
eCurtainは、他のスマホで操作できる系のカーテンデバイスやニトリの電動カーテンなどと比較すると、高額な部類の製品ですが、専用のレールとモータを使っていることから、とても快適・スムーズに操作できました。
また、アレクサやGoogleアシスタントにも対応していることから、スマートスピーカーと連携しての音声操作や、スマートホーム化にも活用できます。
本格的なスマートホームの導入やリモート操作したい方は、この製品がおすすめです。