Alexa(アレクサ)の「定型アクション」をフル活用しよう!設定パターンのご紹介

2019年11月9日追記
  • アップデートによりカスタムスキルが利用できるようになった旨の追記

Amazon Alexaアプリには便利な機能がいくつかありますが、その中でも特に便利で奥の深いのが「定型アクション」機能。

今回はその使い方からどう活用すべきかをご紹介します。

Kou

定型アクションを使いこなせるようになると、アレクサが一気に便利に!設定方法とパターンを解説します。

定型アクション機能とは?

定型アクションとは、自分の好みの「ルール」を設定して、Alexaに任意のセリフを話しかけてあらゆる操作を実行できる機能のことです。

Google Homeには同等の機能として「ルーティン機能」というものがありますね。

定型アクションの設定は「実行条件」と「アクション」の2つに大別されます。

Alexaがある条件を感知したときに、自動でアクションを実行するといった機能になります。

この定型アクションは、Google Homeのルーティン機能と比較して、設定項目や動作がある程度テンプレート化されていることから簡単に設定できるのが良い点です。

定型アクション機能の設定方法

定型アクションを設定するための手順は、以下の通りです。

スクリーンショットで解説していきます。

▲まずホーム画面から左側の3本線をタップ。開いたメニューから、「定型アクション」をタップ。
▲開くと定型アクションのメニューが出てくるので、右上の「+」ボタンをタップ。次のページで上記解説した「実行条件」と「アクション」の設定が可能です。
▲画像左が「実行条件」の設定画面、画像右が「アクション」の設定画面です。

実行条件について

実行条件では、以下の4つの設定が可能です。

  • 開始フレーズ(Alexaのアクションを自分の好きなフレーズで発動)
  • 時間を指定(好きな日時にアクションを発動)
  • デバイス(デバイスの挙動に応じてアクションを発動)
  • アラーム(アラームを止めたタイミングでアクションを発動)
▲左から、「開始フレーズ」、「時間を指定」、「デバイス」の設定画面です。

特に開始フレーズは、ある動作をさせるために自分の好きなセリフを設定することができるため、頻繁に使うことになるであろう機能です。

時間を指定では、曜日の繰り返し設定も可能です。日常のルーティンになっているものをAlexaで自動化したりもでき、便利な機能です。

デバイスは今のところEcho Plusの温度トリガーを実行条件にするといった使い方にとどまるかと思います。(後述)今後サードパーティ製含め対応デバイスが増えていくことに期待ですね。

アクションについて

アクションでは多くのことが設定可能です。現状では以下の通りとなっています。

  • Alexaのおしゃべり(任意のセリフを読み上げ)
  • カレンダー(予定を知らせる)
  • スキル(カスタムスキルの利用)NEW!!
  • スマートホーム(デバイスの制御)
  • デバイスの設定(音楽停止や音量)
  • ニュース(フラッシュニュースの読み上げ)
  • ミュージック(指定の音楽を再生)
  • メッセージ(スマホに通知を送信)
  • 待機(1分〜の待機動作)
  • 天気(天気の読み上げ)

基本は上記カッコ書きの通りですが、特筆すべき内容は以下の通りです。

▲Alexaのおしゃべりでは、「その日の話題」「フレーズ」「カスタム(任意の言葉)」などを指定できます。一見何に使うの?という感じのこの機能、活用術は後述します。
▲スマートホームでは、「デバイス」「グループ」「シーン」を設定できます。「グループ」や「シーン」を設定することで、任意のセリフでそのカテゴリのデバイスの一括制御なんてことも可能です。
▲ミュージックでは楽曲指定や再生するサービス、タイマー(音楽が流れる時間)を設定することもできます。

どんなことができるの?

さて、設定項目の解説が済んだところで、基本的な使い方と活用方法を見ていきます。

ここでは、まず一例として、Alexaに「おはよう」と話しかけると、「おはようございます」と話しかけてもらい「今日の天気」「今日のニュース」「好きな音楽」を流してもらうという設定をしてみましょう。

実行条件の設定

▲まずは実行条件。「+」ボタンをタップして追加します。ここでは「開始フレーズ」をタップ。
▲Alexaを呼び出すセリフは、テキスト文で任意のものを指定可能です。「次へ」を押すと実行条件が設定されているのが確認できます。

アクションの設定

▲次にアクションを設定していきます。「+」ボタンをタップして、まずは「天気」を選択。
▲「天気予報を読みます」画面から次へ遷移すると、アクションに設定されています。
▲同じ要領で、「ニュース」「音楽」をアクションに追加していきます。ちなみに、この順番はスワイプして並び替えが簡単に可能(画像中央)、Alexaデバイスが複数台ある場合は特定のデバイスのみこのルールを動作させるといったことも可能です。
▲これで設定が完了です!上部にブルーの通知が出てきます。定型アクションのトップページに戻ると、一番上に今回作ったルールが表示されていることが確認できます。

設定パターン例:

こんな感じで、「実行条件」と「アクション」を設定するだけの簡単設定ですが、気になるのはこれをどのように活用していくかという点。

そこで、自称Alexaマニアの私が実践している定型アクション設定のうち一部をご紹介したいと思います。

スマートホームに活用する

定型アクション機能と親和性が良いのが、家電操作に利用できる点です。

これによって、好きなセリフで複数家電や設備を自在に操ることができます。

かなり便利なので、特記してお伝えします。

▲ちなみに私はこんな感じの仕組みづくりをしています!!
MEMO
以下の解説では、Amazon Echo以外にスマートホーム対応デバイスを所持していることを前提とした活用方法になっています。興味のある方は以下の記事をご参考ください。
smarthomeスマートホーム構築におすすめのデバイス30選|IoTのある生活を簡単実現!

「おはよう」「おやすみ」と言って家電を一括オン・オフ

先にニュースと天気を再生するといった例を紹介しましたが、スマートホームデバイスを定型アクションに組み込むことによって、それに合わせて家電を操作することも可能です。

これは特にスマートリモコンというデバイスを買うと1台持っておくと、赤外線リモコンで操作するエアコン・テレビ・照明といった広範な操作が可能となるのでおすすめです。

画像の例では、「おはよう」でテレビ、エアコン、照明をオンに。「おやすみ」で家電を一括オフにし、アロマディフューザーをオン、加えて音楽を再生といったことをしています。

他にも実行条件を「いってきます」「ただいま」に設定して家電を一括制御ということにも使えそうですね。

好きなセリフで装置を動かす

Switch Botというボタンを押す小型ロボットを浴室リモコンに装着し、Alexaに話しかけるだけで「風呂をわかす」といったこともできちゃいます。
▲他にもこのSwitch Botをコーヒーメーカーに設置し、「Alexaに話しかけてコーヒーを沸かす」なんてこともできます。かなり未来的!

音楽操作に活用する

定型アクションは色々なパーツを組み合わせる以外にも、音楽再生にかなり活用できます。

ここでは定型アクションで音楽再生を便利にする方法を紹介します。

マイプレイリストを簡単に呼び出す

Amazon Musicで自分が作ったマイプレイリストをAlexaから利用するには、通常「マイライブラリの〇〇プレイリストを流して」といったかなり冗長なセリフを言わなければなりません。

これを定型アクションを利用することによって、シンプルなセリフで呼び出すことができます。

▲Amazon Musicではなく、「マイライブラリ」を指定することで、マイプレイリストの曲を呼び出すことができる。「これを再生」にAmazon Musicで設定したプレイリスト名を入れる。

もちろんこれによって、Amazon Musicにデフォルトで入っている特定の曲・歌手名・プレイリストをシンプルなセリフで呼び出したりもできます。

音楽を特定のタイミングで停止する

就寝前や通学・出勤時に外出が想定される際、音楽を自動で停止したい時もあると思います。

定型アクションでは、その自動停止も可能です。

方法としては以下の2パターンあります。

  • ミュージックのタイマー設定
  • デバイスの設定>オーディオの停止
▲左がタイマー設定、右がオーディオの停止。これを定型アクションに組み込む。

他にもデバイスの設定>音量で調節できたりと定型アクションはコントロール関連機能も利用することができるのを覚えておきましょう。

マニアックな使い方

万人の役に立つかと言われると微妙ですが、定型アクションにはちょっとした小技・裏技があります。

設定の手間がかかりますが、どこかでお役立ちになるかもしれないので、一応紹介します。

アクションの間に「Alexaのおしゃべり」を挟みディレイ処理を付与する

2019年9月10日追記

この技は、定型アクションの「待機」が5秒単位で設定できるようになったことから、ほぼ不要となりました。5秒よりシビアに設定したい場合や、次の動作までにセリフを入れたい場合に活用してください。

https://twitter.com/Kou1600/status/1170622226770477061?s=20
▲秒設定が追加されました。

ディレイ処理とは、ある動作とある動作の間に、一定の待機時間を作ることです。

これは定型アクションの場合「待機」機能がすでに存在していますが、1分以上でないと設定できないため、連続的な操作に向きません。

ここで、アクションとアクションの間に「Alexaのおしゃべり」を追加することによって、数秒程度のディレイ処理を実行することができます。

イメージしにくいかと思いますので実例を紹介します。例えば、テレビの操作は次の操作に応答するまでに1秒程度の待機時間が存在するため、通常の定型アクション×スマートリモコンの設定では、連続的な操作にテレビ側が応答できず、上手く操作ができません。

ここに定型アクションでAlexaのおしゃべりを挟むことで、実質次のアクションまでの待機時間が生まれることになります。

Alexaのおしゃべりの「カスタム」は、250文字まで任意の文字入力が可能のため、この文字数をうまく調節することで短い待機時間を作るというやり方です。

以下の例では、テレビのザッピング(チャンネル回し)を作っています。

▲このような形で次の操作の間にセリフ挟むことで遅延操作を実現できます。(チャンネルボタンはNature Remoのシーン機能から利用)

これだと必ずAlexaがしゃべることになってしまいますが、「っ」を入れるとほぼ無音の待機時間を作れます。

▲ ただし「っ」の連打には限界があるようで、設定文字可能数は84文字(待機時間3秒)が限界でした。これ以上を作るときには、同じアクションを追加しましょう。

これを応用すると、テレビの外部出力を絡めた自動制御などといったことも可能になります。

時報を設定する

ある一定のタイミングでAlexaから話しかけてもらうこともできます。これもAlexaのおしゃべりを駆使します。

例えば、ある一定の時刻でAlexaからアラートを出したいときに、以下のように設定します。

▲実行条件に動作させたい時刻を、アクションにAlexaのおしゃべりを設定する。

Alexaから話しかけてくれるので、何か一定のスキルを生活に活用したいときに、Alexaにそれを言わせるといったこともできます。

特にスマートスピーカーは能動的に言わないと、何をいったらいいかを忘れてしまいがちです。その際にAlexaから言わせるといったことが可能となります。

▲寝る時間をアラートし、徐々に照明を落とす設定。強制的に寝るモードに。(アイリスオーヤマのシーリングライトを利用)
▲先述の風呂を入れるという動作について、「風呂を入れますか?」というアラートを話しかけることで、Alexaからリマインダーをもらうなんてことも。

他にも、「待機」を時報がわりに使ったりもできます。

▲PC作業を開始して、ちょっと運動を挟みたい時には一定時刻後にAmazon Musicから強制的にラジオ体操をかけて運動を促したり…笑

このような形でAlexaの時報設定を駆使し、生活のリズム・ルーティンを管理してもらうみたいなこともできます。

注意点として、一つのアクションの中に長文を詰め込んでしまうと、Alexaの話し方が棒読みになってしまい、不自然な感じになってしまいます。

この場合、文節ごとに区切ってそれぞれアクションに設定することがポイントです。

▲文節ごとに区切ってアクションに入れると、アクション毎に一定の間が作られるので、Alexaさんが比較的自然な話し方になる。

温度に合わせて家電を自動制御する

これは第2世代Echo Plusをお持ちの方限定ですが、Echo Plusには定型アクションに組み込める温度センサーが内蔵されており、ある一定の温度に達した時、アクションを実行するといったことが可能です。

これにより、上記で紹介したスマートリモコンをアクションと組み合わせて、部屋の温度に合わせてエアコンを自動制御するといったことが可能です。

▲実行条件に温度センサーを、アクションにスマートリモコンのエアコン操作を置き、家電を自動操作できます。

Alexaでは将来的にスマホの位置情報を利用してアクションを実行する(ジオフェンス)、温度以外のセンサーでアクションを実行するといった新機能も発表されており、順次日本にも対応していくことでしょう。

とすると、音声操作のみならず、自動化といった点でも今後Alexaは生きてくることでしょう。

仕様上の注意点

さて、ここまで活用方法を見ていきましたが、独自の設定を作る際に混乱を防ぐために注意しておくべきポイントを紹介します。

カスタムスキルは利用できない→利用できるように

追記

2019年10月31日にカスタムスキルが利用可能となりました。取り急ぎ追記しています。

2019年10月31日のアップデートでアクションに設定することが可能となりました。

▲こんな感じ「自分が設定しているスキル」または「人気のスキル」から選択できます。

これまでカスタムスキルが利用することができず、任意のセリフで呼び出したり、仕組みの中に組み込めなかったので、やれることの幅が大幅に広がりますね。

ただし、定型アクションにおけるカスタムスキルの項目は、アクションの一番後ろにしか置けないことに注意しましょう。

例えば実行条件「Alexaのおしゃべり」→「スキル」→ニュースを再生といった仕組みは仕様上できませんのでご注意ください。

定型アクションでは、カスタムスキルを利用することができません。

カスタムスキルとは、メーカーが独自に機能を作り込んでいるスキルのことです。「〇〇を使って」というセリフを冒頭につけるものがこれに該当します。

スマートホームスキルのようにAlexa標準として作り込まれていないため、これらを利用することができないのです。

例えば、カスタムスキルとして、「ルンバ」で掃除するといったスキルがありますが、これはカスタムスキルであるため、アクションとして設定できないことにご注意下さい。(スマートリモコンやSwitchBotから操作するといったことで代替はできる)

Alexaは大半のスキルがカスタムスキルであるため、これを定型アクションから呼び出せるようになると一気に使い道が広がるのですが、独自機能が多いためちょっと難しいかもしれません。

他にもIFTTTとかも組み込めるようになると面白いんですけどね〜。今後に期待です。

細かい仕様

例えば、かつてはできていた定型アクションでエアコンの電源オフが現状のAlexaでは利用できないようになっています。

これを回避するためにはグループ設定にエアコンのオフを用意し、そのグループ設定をオフにすることで、対応させることができるようになります。

▲エアコン専用の「グループ」を作成し、「グループ」をオフにする設定を組み込むことで実現できる。

エアコン操作は比較的利用頻度が多いと思われますので、特筆して書きました。これ以外にも困った際には、このような仕様をフル活用した方法を考えてみましょう。

おわりに

定型アクションを使いこなせるようになると、Alexaの使い道が一気に広がります。

まずは簡単なところからルール作りをしてみて便利だなと思ったら、色んな制御をさせてみてください!

Amazon Echo(Alexa)でできること〜基本から応用まで一挙紹介!

2 COMMENTS

RY0217

スマートホーム化を始めたばかりの初心者です。
alexaの設定について分かりやすい内容でとても勉強になりました。
色々試してみたいと思います。

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Kou

ブログ閲覧して頂きありがとうございます!
お役に立ててよかったです^^
スマートホーム化でご不明点ありましたら、遠慮なくご質問くださいね。

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