Amazon Echo(Alexa)で実現するスマートホーム|おすすめの対応製品と知っておくべきこと

Amazon Echo Smart Home

Amazon Echoが発売されてから1年弱が経ちました。私は総勢7台ものAmazon Echoシリーズを家中にばらまいており、日々便利に利用しています。

その中で、個人的に最も利用頻度が多いのは、家電や設備の音声操作ができる、スマートホーム機能。

テレビやらエアコンやら、家電は当然のごとく日常的に操作するもの。その家電をハンズフリーで話しかけて操作させるというのは、これまでリモコン操作や備え付けのスイッチを押すといった煩わしさから解放され、とても手間なく便利なんです。

そこで今回は、Amazon Echo(Alexa)でスマートホームを構築するためのおすすめ製品と、実現するために知っておくべきことについて紹介します。

注意
この記事では、Amazon Alexaを利用し、既存の家電や備え付けの設備を音声操作対応させることを総称して「スマートホーム」と定義しています。
MEMO
本記事では、いわゆる”スマート家電”は含んでおりません。それらは今後別記事にて紹介します。

Amazon Echo(Alexa)でスマートホームを実現するには

AmazonEchoとは

Amazon Echoは話しかけて様々なことができますが、その頭脳たるAlexaとAlexa対応のデバイスを連携させる必要があります。

これらAlexaと連携できるデバイスには、家庭での利用を想定したものが多く、家にあるあらゆる家電や設備を一括りにして「ハンズフリー操作」することで”スマートホーム”ライクな仕組みづくりができるようになります。

なお、Amazon Echoシリーズは多くのラインナップがありますが、使っているアプリはすべて「Amazon Alexa」なので、どのデバイスを使ってもこのスマートホーム機能を利用することが可能です。

ただし、スマートホームハブ機能を有しているEcho PlusやEcho Showは特定のスマートホームデバイスとの連携が簡単であったり、ネットワークハブが不要になるといったメリットがあります。

また同様にEcho SpotやEcho Showなどディスプレイを有しているものは、部屋の温度・湿度が特定の表示ができたりもするので、それぞれによって、できることが変わったりします。

Echoのラインナップ詳細とその特徴は、こちらの記事を参考にしてください。

Amazon Echoシリーズのラインナップ|主な特徴・違いのまとめ(2018年9月最新版)

Alexa対応のスマートホームデバイスおすすめ3選

まずは、私の経験も踏まえ、以下に該当するものを厳選しておすすめします。

  • 既存の家電・設備に後付けして利用できる(操作する対象自体を買い換える必要なし)
  • 価格が比較的安価
  • 広範な家電や設備を操作可能なもの

スマートリモコン(赤外線リモコン式家電の操作)

スマートリモコンとは、簡単に言うと「Wi-Fi対応した学習リモコン」です。これにより、インターネット経由でリモコンの赤外線信号を飛ばし、家電のリモート操作を実現します。

これはほとんどの場合、Alexa対応しているので、Alexaとスマートリモコンを連携し、赤外線リモコン式の家電を操作できます。

例えば、以下の類のものです。

  • エアコン
  • テレビ、AV機器
  • オーディオ機器
  • シーリングライト、間接照明
  • 空気清浄機、扇風機
  • ロボット掃除機

Alexa対応のスマートリモコンで最もおすすめなのが、以下の4製品。

eRemote Mini

eRemoteは現状(2018年10月現在)唯一、Alexa標準のシーン機能にも対応しており、マクロ的な操作まで簡単に実現できます。

eRemoteシリーズは、eRemote mini/eRemote/eRemote Proがありますが、どれでもAlexaの音声操作ができるので、価格の安いMiniが最もおすすめ。

RS-WFIREX3

基本的な操作はほぼすべて可能。Echo SpotやEcho Showといったディスプレイ付きモデルでは、内臓センサーで室温表示など室内環境の確認といったことも可能。

Nature Remo Mini

筐体・アプリ含めデザインに優れるスマートリモコン。Alexaでは基本的な操作に対応しており、カスタムスキル(エアコンの温度変更など細かい操作)での操作がしやすい。

Nature Remoシリーズは、Nature Remo/Nature Remo Miniの2種類がありますが、どれでもAlexaの音声操作ができるので、価格の安いMiniがおすすめ。

LS-Mini

カスタムスキルによる細かい操作と複数家電操作が可能。今後「AI機能のAlexa対応」などに期待が持てる。

上記は特筆すべき点のみを書いています。わかりにくい部分もあるかと思いますので、これは以下の記事で詳しく解説しています。

【2018年】スマートリモコンおすすめランキング(8選)|スマートホーム・IoTを簡単実現

スマートプラグ(主電源を音声操作)

電源コンセントの間にこの製品を中継させ、Alexaを介して話しかけて主電源をON/OFFできます。これも既存の家電を利用し、安く購入できるためハードルが比較的低く、導入も手軽です。

例えば、以下の家電に利用できます。

  • 照明機材
  • サーキュレーター
  • ホットカーペット
  • テレビ主電源(予約録画などの問題もあるので利用には注意)

TP-Linkスマートプラグ

Wi-Fiルータで有名な、TP-Linkのスマートプラグです。これ以外のスマートプラグはほとんど海外仕様のものばかりです。

TP-Linkスマートプラグは2ピンプラグであることや、技適マーク・PSEマーク取得済みで国内でも安心して利用できます。現状最もおすすめです。

【レビュー】TP-Linkスマートプラグ(HS105)は国内仕様で安心安全!Amazon EchoやIFTTTなどにも対応

ePlug

先述のeRemoteと組み合わせれば、電源ON/OFFも同一のアプリ上から実行可能。こちらも2ピンプラグで安心です。

プッシュロボット(設備のボタン・スイッチの操作)

赤外線リモコンやインターネット対応家電ではなく、物理的なスイッチ・ボタンしかない家電の場合は、このプッシュロボットが活躍します。

家電のスイッチ部分に外付けで貼り付けて、ロボットアームを操作することでボタンを押すことができる製品です。スイッチを押す「指」の役割をこのロボットが果たしてくれます。

これは、Alexaに対応しているものもあり、声で例えば以下の操作が可能です。

  • 浴室リモコン(Echoに話しかければ、風呂を入れてくれます!これは一度やると感動しますよ笑)
  • 全自動コーヒーメーカー(事前にセットしておけば、Echoに話しかけるだけでコーヒーを入れてくれます)
  • 照明のスイッチ(スマートライトが使えない照明でも声で操作可能に)

他にもあらゆる使い道が存在しますが、製品としては以下がお勧めです。

Switch Bot

Alexaに対応しており、上記の操作が可能。ただしAlexaに対応するためには、ネットワークハブであるSwitch Bot Hub Plusが必須なので注意。

なお、このHubは赤外線コントロールも可能なので、上述のスマートリモコン的な使い方ができるのも良い点。

MicroBot Push

プッシュロボットとしてはこちらもありますが、Alexaを動作させるためのネットワークハブ(Prota S)が現在販売終了しており、ラズパイを使って若干の開発が必要になるので手間。これを導入したい方は、ハブの後継機を待ちましょう。以下の記事で利用イメージを見てみてください。

【レビュー】MicroBot PushとGoogle Homeであらゆる家電を簡単に音声操作対応

その他Alexaと連携できる製品

実用面踏まえ、特におすすめなのが上記の製品群ですが、以下のような製品もAlexaと連携して音声操作が可能です。

スマートライト

これを導入すると、Amazon Echoに話しかけるだけで照明のON/OFFや調光・色彩の変更が可能となります。それぞれ特徴があるので、自分の好きなものを選びましょう。

Philips Hue

Philips Hueはこの界隈では有名でもはやデファクトスタンダードとも言えるスマートライトです。Hueブリッジを接続することでリモート操作が可能となり、AlexaからON/OFF・調色・調光など自在に音声操作可能です。

IKEA TRÅDFRI

参考 スマート照明取得できませんでした

あのIKEAもスマートライトを発売しています。つい先日ハブの役割を果たすGatewayも日本発売され、公式にAlexa経由で音声操作できるようになりました。

これの特徴は、とにかく安価な点です。色変更できるものがないなどの欠点はありますが、ON/OFFや調光など必要最低限の機能は揃っています。

TP-Link Kasa スマートWi-Fi LED電球

TP-Linkはスマートライトも発売しています。先述のスマートプラグと同一のアプリから操作可能で、こちらもAlexaによるON/OFF・調光・調色対応しています。

大きな特徴は先述のPhilips HueやTRÅDFRIとは違い、ネットワークハブなしの単体でリモート操作(Alexaによる音声操作)が可能な点です。

間接照明とか一つの照明にスポット的に利用したい場合、このスマートライトが向いています。

スマートロック

Amazon Echoに話しかけて、家の鍵を操作できるスマートロックというものもあります。

現状、Alexaでは防犯上の仕様から鍵の施錠のみに対応しています。

セサミスマートロック

この製品はAlexaに対応しており、さらにIFTTTを経由して、Alexaの上述の仕様を回避し、話しかけて鍵を解錠操作することも可能です。ただし、防犯上難しい部分があるため、これをしたい場合は必ず、本製品のオートロック機能を有効にして利用しましょう。

Orio Smart Lock

本製品もAlexaに対応しています。後継機のQrio LockはAlexaに現状未対応ですが、直近での対応予定がすでにアナウンスされています。Alexaによる音声操作を見据えてQrioシリーズを導入したい場合、Qrio LockのAlexa対応を待ちましょう。

室内の空気品質モニター

Amazon Echoに話しかけて、室内の空気質まで音声回答してくれるデバイスまで存在します。

Awair

こちらの製品は、「温度・湿度・二酸化炭素・化学物質・ホコリ」の5つの要素を内蔵センサーで計測し、スコアリングによって、自宅の空気質管理のアドバイスをしてくれるものです。

Alexaにも対応しており、室内の現在のスコア、空気の状態、睡眠レポートなどを教えてくれます。

使い勝手もシンプルで、本体デザインもよくおすすめの製品。

【レビュー】空気品質モニター「Awair」はインテリアに溶け込み、快適な空間づくりを指南するIoT製品

ロボット掃除機

Amazon Echoに話しかけて、ロボット掃除機の起動・終了などが可能です。「掃除して」と伝えるだけで、勝手にロボットが掃除してくれる。ものぐさな私には夢のようなことができました笑

ルンバ

ロボット掃除機界隈ではお馴染みのルンバ。これもいくつかAlexa対応しており、Echoに話しかけるだけで掃除を開始してくれます。

iLife

格安ロボット掃除機のiLifeは、それ自体はAlexa対応していないのですが、これは赤外線式リモコンで操作可能であるため、上述のスマートリモコン経由で音声操作可能です。

価格面でルンバに手が届かないといった方にも、こういった選択肢があります。

ネットワークカメラ

ネットワークカメラは、Wi-Fi接続のできる設置型カメラです。元々スマートフォンアプリで遠隔地から様子を確認できたり、防犯に利用できるものですが、これもAlexaに対応しているものがあります。

Alexaを利用前提におけば、特にEcho Spotシリーズのようなディスプレイ付きのもので活用できます。Alexaに話しかけるだけで、カメラの映像を表示してくれたりします。

これは特に高齢者や赤ちゃんなど、見守り用途に活用できたりします。

NETGEAR Alroシリーズ

ネットワークカメラで特におすすめなのが、こちらのArloシリーズ。怪しい動きや音を検知したらスマートフォンに通知ができます。

撮影されたものは、1週間クラウドへ無料で保存可能です。もちろん保管もできたりします。ちなみに内蔵マイク&スピーカーで音声通信が可能です。

Alexaに対応しており、Echo Spotから映像を確認できたりします。

Arloシリーズは完全ワイヤレスモデルから卓上などに据え置いたり、赤ちゃんの見守りに特化したものまで多くの種類がありますので、自分の用途に合ったものを選びましょう。

Wi-Fiルーター

Wi-FiルーターまでAlexaに対応しているものもあります。

これによって来客時のゲストWi-Fiの解放やスピードテストもAlexaに話しかけてできたりします。

TP-Linkルーター

TP-Linkが展開するWi-Fiルーターには、一部Alexaに対応しているものがあります。

このTP-LinkシリーズはAlexaに話しかけて操作できる以下の機能があります。

  • 来客時にゲストWi-Fiの解放
  • WPSの有効化
  • スピードテスト
  • 夜間にルーターLEDの点灯
  • インターネット回線のスピードテスト
  • QoS(デバイスの優先設定)

スマートホームにおいては当然根幹となる、Wi-FiルーターもAlexaで制御できる製品があるということでご紹介します。

【Tips】スマートホームデバイスを活用するために知っておくべきこと

さて上記で様々な製品をご紹介してきましたが、基本的には各製品の説明書やスマホアプリを読み進めながら設定していけば、Amazon Echoなどから話しかけて家電や設備の音声操作ができるようになります。

ただ、これら製品の組み合わせによって、さらに多くのことができるようになったり、利便性が増したりするので、そこにたどり着くまでの活用の手助けになる情報も以下にまとめます。

Alexaとスマートホームデバイスとの連携方式をおさえておく

Alexaには多くの「スキル」があり、それらを入れていくことでスマホアプリのように様々なことができるのは多くの方がご存知と思いますが、実はこのスキルには、主に次の属性があります。

  • カスタムスキル(メーカー独自で機能を定義するスキル)
  • スマートホームスキル(スマートホームデバイスを操作するためのスキル)
  • フラッシュブリーフィングスキル(フラッシュニュース用のスキル)
  • ビデオスキル(ビデオコンテンツ再生のためのスキル)
  • リストスキル(リマインダー機能のようにリストイベントを作成・編集するためのスキル)

この中で、上記でおすすめしたスマートホーム製品連携用のスキルとして特に利用されるのは、ほとんどの場合「スマートホームスキル」と「カスタムスキル」の2パターンです。

なぜわざわざこのような開発者向けにも見える裏側の小難しいことを解説するのかというと、それぞれの方式によって、各スマートホームデバイスを連携させた際に、Alexa側での設定・管理のされ方が異なったりAlexaアプリの機能が使えたり使えなかったりするためです。

こういった分かりにくさがAlexaでスマートホームで構築する上での現状のハードルになったりしているので、より理解を促進するためにご紹介しています。

では、それぞれの特徴について以下に解説します。

スマートホームスキル

スマートホームスキルとは、厳密には異なりますが、スマートホーム利用の観点でいうと、Alexa純正の連携方式と捉えてください。

上記紹介したデバイスを登録するには、スマートホームデバイスの管理・紐付けをAlexa側で行い、Alexa側にそれを登録します。

そして、Alexa標準で用意されている機能を用いて操作します。

Alexa標準で用意されている機能とは、具体的にいうと主に以下の通りです。

  • 照明向け機能(ON/OFF・調光・調色など)
  • カメラ向け機能(カメラの作動)
  • ロック向け機能(施錠など)
  • エアコン/サーモスタット向け機能(ON/OFF、温度変更、風量変更など※10/24現在、日本未対応)
  • テレビ/AV機器向け機能(チャンネル変更・音量変更)
  • 調理器具向け機能(10/24現在、日本未対応)
  • センサー向け機能(10/24現在、日本未対応)

それぞれのスマートホームデバイス向けに最適化されたものになっており、この方式による連携には、主に以下のメリットがあります。

メリット

  • シンプルかつ自然な話しかけ言葉で操作できる(アレクサ、エアコンをつけて)
  • 定型アクション機能(後述)を利用できる
  • Alexaのアプリからでもデバイスを操作可能
デメリット

  • 標準機能にないものは登録できない(カスタムスキルを利用)

スマートホームスキルは、イメージ通りにAlexaで家電操作などを実現できますが、デメリットに紹介したように、Alexa側で提供されていない製品は、Echoなどで話しかけて操作することができないということになってしまいます。

こういったこともあり、このような細かい操作を音声で実現するには、次に解説するカスタムスキルで実装されています。

カスタムスキル

カスタムスキルはメーカー側が独自で作り込んだ機能を、Echoに話しかける際にそれを呼び出し、操作させる方法を言います。

といっても何が何だかわからないと思いますので、まずはメリデメを整理しましょう。

メリット

  • スマートホームスキルに登録されていないデバイスを連携させることができる
  • スマートホームスキルで用意されていない機能をメーカー側で組み込むことができる(現状日本で提供されていないエアコンの温度変更も話しかけるだけで実現できる)
デメリット

  • スキルを呼び出すためのセリフを発しなければならない

基本的には、スマートホームスキルで利用できない機能がカスタムスキルによって提供されると理解していただいて大丈夫です。

これにより柔軟な操作は可能なのですが、これの大きな問題はスキルを呼び出すためのセリフが必要になることがあります。

例えば、次のような感じです。

アレクサ、「ルンバを使って」掃除して
わかりました。(ルンバが掃除を開始)

普通に「掃除して」といえば掃除できるものではなく、必ず呼び出したいスキル名を指定してから命令しなければならないのがネックです。

これは実際に利用してみると分かりますが、Alexaは話しかけて利用することが前提なので、使っているとイライラします。

スマートホームスキルとカスタムスキルでの操作の見分け方

スマートホームスキルとカスタムスキルには双方に上述のようなメリデメがあります。

これによって、例えば上記「スマートリモコン」製品を導入した方であればお気づきになるかもしれませんが、大半の製品がエアコンの温度の設定変更が難しかったりするのは、スマートリモコン側の問題ではなく、Alexa側がこの機能を日本で提供していないためということになります。

このような問題に対応するため、例えばNature RemoやRS-WFIREX3といったスマートリモコンでは、スマートホームスキルとカスタムスキルの双方が提供されています。

これは双方のメリデメを補完する意味で利便性が高いものなのですが、上記で解説した内容を前提として把握しておかないと、スキルを設定する際にどちらのスキルを使うのが適切か、どうやって目的の家電の操作をするのかがわからなくなり、返って混乱を招くことになりえます。

これは私もAlexaでスマートホームを実践しようとした際に、最初混乱してさじを投げかけたので、その体験談を含めポイントをお伝えしておきます。

このスマートホームスキルとカスタムスキルの簡単な見分け方は、大抵の場合、以下の2択です。

  • 「(製品名)Smart Home Skill」と書いてある方が、スマートホームスキル
  • スキルの説明欄に「(製品名)を使って〇〇して」と書いてある方がカスタムスキル ※例えば、Nature Remoスキルでは”リモでエアコンをつけて”と書かれている方がカスタムスキル、”エアコンをつけて”と書かれている方がスマートホームスキル

これでスマートホームとカスタムスキルは見分けられますが、どちらも存在する製品の場合、基本的にはスマートホームスキルの利用を前提にするのが良いです。

Amazon Echoは話しかけて利用する性質のため、実用面では「スキルの呼び出し」をしてから「目的の操作」をする、といった点が面倒であり、基本的には、スマートホームスキルでの操作を推奨します。

Amazon Echo発売当初は、スマートホームスキル(Alexa標準で用意されている機能)で操作できることが家電の電源ON/OFFくらいしかできなかったため、基本カスタムスキルと併用だったのですが、最近ではスマートホームスキルでもテレビのチャンネル変更など細かい操作ができるようになりました。

今後このような細かい操作や特定のデバイスもスマートホームスキルとして対応するようになってくるでしょう。

そうすると、やはりスマートホームスキルの優位性である、シンプルかつ自然な話しかけ言葉でデバイス操作できることが大きく、今後主流になってくると思われるので、どちらか迷った場合には、とりあえずスマートホームスキルの方を優先的に登録するのがよいでしょう。

やたら各論に入ってしまった感がありますが、この仕組みを理解しておくと、導入や音声操作が楽になるので頭に入れておいていただければと思います。

定型アクション機能を活用する

定型アクション機能は、Alexaでスマートホームを組むにあたり、要となる機能の一つです。

これを使いこなせれば、Alexaの利便性やスマートホームデバイスをよりシンプルかつ簡単に実行することができます。

この機能はどういうものかというと、あらかじめスマホのAlexaアプリでルール設定をしておけば、そのルールに従ってAlexaが動作するものです。

これによって、できるメリットは以下の通りです。

  • 複数のスマートホームデバイスを一括操作できる(家電の一括操作などが可能)
  • スマートホームデバイスの操作に合わせ、Alexaから情報を教えてもらうこともできる(天気予報やニュースなど)
  • 自分の好きなセリフでAlexaに命令することができる

Alexaは、話しかけて操作という前提があるため、特に家にある複数の家電や設備を操作したいときに、1つずつ話しかけてスマートホームデバイスを操作するなんて面倒くさすぎてやってられません。

その際に活用できるのが定型アクションです。

この定型アクションは、難しいようにも思えますが、簡単に設定することが可能です。

具体例を見ていきましょう。以下の画像では、家電が一括オンになり、天気予報を読み上げたあと、好きな音楽を流すといった一回の命令で複数の操作をさせることが可能です。

注意点としては、まだこの定型アクションは発展途上で、スマートホームな仕組みづくりをする上では経験上重要になる、「各操作の遅延実行」「センサーを用いたAlexaの実行(特にジオフェンス)」「カスタムスキルの操作」といったことができません。

現状は以下のパーツが用意されています。

実行条件(トリガー)

  • 開始フレーズ(任意の話しかけ言葉)を設定
  • 時間を指定(指定時刻にアクションを実行)
  •       

  • デバイス(スマートホームデバイス実行時にアクションを実行)
アクション

  • Alexaのおしゃべり(アレクサに任意の言葉を言ってもらう
  • オーディオコントロール(音量を変更)
  • カレンダー(予定の読み上げ)
  • スマートホーム(スマートホームデバイスのコントロール)
  • ニュース(フラッシュニュースの再生)
  • ミュージック(指定した音楽の再生)
  • 天気(天気予報の読み上げ)

これは今後増えていくことに期待したいですね。

なお、Google Homeにも「ルーティン機能」と呼ばれる同様のものがあります。Alexaよりも柔軟な設定ができるのですが、いちいち操作するための話しかけるセリフを把握・文字入力をしなければならないため、Alexaの方がより簡単にこのような設定することが可能です。

この定型アクションで様々なパターンをサクサクと設定できることが、Google Home(Google Assistant)と比較し、Alexaでスマートホームを構築する優位性の一つです。

MEMO
定型アクションの活用例は今後別記事でまとめます。

IFTTTを使ってみる

参考 IFTTT helps your apps and devices work together取得できませんでした

Amazon Echo(Alexa)にはIFTTTという、「もし〇〇をした場合、××をする」といったルール設定ができるサービスにも対応しています。

これは定型アクション機能と同様なのですが、外部サービスを利用することにより、Amazon Echo内の機能に縛られることなく、より多くのことができるようになります。

そして定型アクションと比較し、IFTTTを使うメリットは、定型アクションにないトリガー・アクションを使えることにあります。

実行条件(トリガー)

  • 「音楽が再生されたら」
  • 「アラームを消したら」
  • 「Todoリストに入れたら」
アクション

  • IFTTT上にある全てのサービス(日本のAlexaに未対応のサービス含む)

例えば、上記定型アクションの章で「おはよう」と話しかけると複数の操作が可能という用例をだしましたが、これをIFTTTのトリガーに記載の「アラームを消したら」を設定すると、「アラームを止めると同時に、IFTTT対応のスマートホームデバイス(Nature Remoなど)を自動で操作させる」といったことが可能です。

いちいち「アラームを止めて」、「おはよう」と2回言う必要がなく自動実行できます。

これにより、Alexaでスマートホームな仕組みづくりをする上で、さらにやれることが増えますので、ご紹介しておきます。

MEMO
ちょっとわかりにくいかもしれないので、IFTTTでできることは今後別の記事で述べます。

【付録】今後できるようになること

ここまでAmazon Echo(Alexa)でできるスマートホームについて述べてきましたが、最新の動向から、今後できるようになることを掲載します。

定型アクションの更なる強化

上述した通り、「定型アクション」はスマートホームを実現するための要となる機能ですが、現状できることはそこまで多くありません。

しかし2018年9月に以下のような操作に対応できるとの発表がありました。

  • ジオフェンス(スマホのGPSなど位置情報を利用したルーティン)
  • 遅延実行(一定間隔をおいて家電制御など)
  • 音楽再生のコントロール
  • 温度や動き検知によるトリガー操作

このようにスマートホームを構築する上で、仕組みづくりのパターンがどんどん増えていきます。いずれは上述したIFTTTも必要なく、Alexaだけでなんでもできるようになってくることでしょう。

更なるスマートホームスキルの解放

上記で解説した通り、Alexaで自然かつ柔軟な操作をするためには、スマートホームスキルがより多く解放される必要があります。

現時点で日本に解放されていないものは、主に以下の通りです。

  • サーモスタットと空調機材用のスマートホームスキルAPI(≒日本においては主にエアコン用)
  • 調理機器用のスマートホームスキルAPI
  • センサー用のスマートホームスキルAPI(主にドア・窓センサーや人感センサー用)

特にエアコン向けのものは、日本の住宅に多く設置されているので、早く解放してもらいたいところ。

Amazonブランドのスマートホーム製品が増えていく

Amazonには、Amazonベーシックというプライベートブランドがあり、多くのジャンル向けに製品を展開しています。

これらはAmazonがメーカーとなり、直販していることから、すぐに届き、価格も安く、品質もそこそこ高い、優れた製品ばかりです。

スマートホーム向けでいうと、最近ではAlexa内蔵のスマートプラグや電子レンジといった製品が発表されましたね。(まずは海外のみ)

このAmazonベーシックというブランドを持っているのは、Amazonの大きな強みです。当然Amazonが作っているので、Alexaに最適化させやすいといった性質を持つことでしょう。

例えば、最近発表された新機能だと、「Frustration Free Setup」という、Alexaのボイスアクティベーションやバーコードをスキャンして自動的にセットアップが完了するものがあります。

私はスマートホームデバイスを大量に持っているので実感することが多いのですが、特にネットワーク(BluetoothやWi-Fiの初期設定)周りの設定は煩雑で最も時間がかかる部分です。

これが本当にバーコードを読み取るだけでサクッと設定完了できるようになれば、一層Alexaを通じたスマートホームの普及が増すでしょうね。現時点でもAlexaがWi-Fiなどの設定情報を持てる仕組みになっているので、これができるのは時間の問題かと思います。

この機能がまず先に述べたAmazonベーシックのスマートプラグや電子レンジに搭載されてくるとのことです。

もちろん「Work with Alexa」向けのサードパーティでも今後徐々に出てくると思いますが、自前ですでにこういった仕組みを実際のプロダクトへ投入し、形にすることが容易に可能となっています。

現在この機能は、Apple HomeKitがすでに有していますが、Alexa対応の製品はHomeKit対応製品とは比べものにならないくらい増殖をし続けています。

あくまで一例ですが、こういったことができると、Alexaを搭載するデバイスは増え続けることになり、他社音声アシスタントとの差別化が図れることでしょう。

これは通販のプラットフォームと呼ぶにふさわしい、巨大な販路(FBA)を有し、かつ強力なプライベートブランド:Amazonベーシックを持つAmazonの大きな強みの一つである認識です。

その他新機能は増えていく

直近でポイントとなる点は上記のような感じなのですが、今後Alexaはさらに新機能を引っさげ、より柔軟にスマートホームデバイスをコントロールできるようになったり、色々な仕組みを構築することができるようになってくるでしょう。

現状で発表されていることはこちらのサイトにわかりやすくまとめられているので、ご参考ください。

参考 アメリカで発表された「Amazon Alexa」の新機能がすごすぎる! 全24機能を一挙紹介 | ロボスタロボスタ

また、今後のポイントというと、Amazonが製品を自在に提案してくれる機能を持ち合わせたり、Amazon Vesta Projectという、現状普及している製品では、環境制御+αくらいしかできないスマートホームというジャンルに、部屋中を動き回れる家庭用ロボットの導入が噂されていたりします。

Amazonはどんどん次のフェーズに進んでいるので、期待しましょう!

Amazon Echo(Alexa)のできることと活用法〜基本から応用まで一挙紹介〜

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