Echo Dot レビュー|初めてのアレクサにおすすめ!第5世代と第4世代の違い・音質について

Echo Dotを使って、かれこれ5年以上経ちました。

スマスピにハマり、何十台もEcho買ってる私(笑)ですが、その中でもコンパクトでそこそこ音質の良いEcho Dotはお気に入りのアレクサ端末の一つです。

Kou

Kou

昔と違って、最近のモデルは音質かなりアップしていて、安いモデルとは思えないほど良い音出しますよ!

ただ、最近はすでに第5世代にまで更新されていますし、最近では同様の位置付けとなる「Echo Pop」も発売されるなど、ラインナップが増えてきています。

そんなEcho Dotについて、それぞれの違いにふれつつ、比較レビューをしていきます。

https://www.benrilife.com/wp-content/uploads/2019/05/Kou1600.jpg

Echo Dot(第5世代)レビュー

Echo Dotは、思いのほか音質の良くて使いやすいスマートスピーカー。小型のため、省スペースで置けるのもメリット。画面つきではないが、音質も価格もそこそこな本製品はコスパが非常に良い。
より廉価なEcho Popが新たに加わったことにより、その位置付けは相対的に薄れたが、それと同じく初めてのアレクサにはおすすめ。

メリット

  • 価格の割に音質が良い
  • 設置スペースを気にせず置ける
  • with clockで簡易的な操作も可能
  • アレクサでハンズフリー操作できて使い勝手が良い
  • Amazonプライムの豊富なコンテンツが利用できる

デメリット

  • Echo Popの登場により、やや価格が高いように感じる
  • 画面なしのため、アレクサをフルに生かせない部分も
  • 中音域がやや弱め(イコライザーで調節可)

Echo Dot 第5世代と第4世代、Echo Popとの違い

2022年9月のAmazon発表会にて多くのEchoシリーズが登場しました。

特に注目なのは、Echo Dotよりもさらに廉価版となった、Echo Popが登場したこと。

それらの違いを見ていきましょう。

スペック比較

項目\製品Echo PopEcho Dot (第5世代)Echo (第4世代)Echo Studio
商品画像
スピーカーサイズ1.95インチ1.73インチ3.0インチウーファー
0.8ツイーター x 2
5.25インチウーファー
2.0インチミッドレンジスピーカー
1.0インチツイーター
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz)802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz)802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz)802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz)
接続・wifi
・Bluetooth Low Energy Mesh
・Matter
・wifi
・Bluetooth Low Energy Mesh
・Matter
・wifi
・Bluetooth Low Energy Mesh
・Matter
・wifi
・Bluetooth Low Energy Mesh
・Matter
Ultra HD/空間オーディオ対応
DolbyDolby AtmosDolby Atmos
ライン入出力3.5 mm ライン入出力 (Alexaアプリで切り替え)3.5 mm ミニジャック / mini-opticalライン入力
音声・ビデオ通話音声通話音声通話音声通話音声通話
家電の操作 ※別売 対応機器が必要
Zigbeeスマートホームハブ内蔵
モーション検知
温度センサー
サイズ99 x 83 x 91 mm100 x 100 x 89 mm144 x 144 x 133 mm206 x 175 x 175 mm
重さ196g304g940g3.5kg
カラー・グレーシャーホワイト
・チャコール
・ティールグリーン
・ラベンダー
・グレーシャーホワイト
・チャコール
・ディープシーブルー
・グレーシャーホワイト
・チャコール
・トワイライトブルー
・グレーシャーホワイト
・チャコール
価格¥5,980 から¥7,480 から¥11,980 から¥29,980 から
表:Echoシリーズ(スピーカータイプ)スペック比較(2024)

第5世代と第4世代の違い

項目第5世代 Echo Dot第4世代 Echo Dot
価格¥7,480¥5,980 から
特徴重厚で高音質なサウンド、コンパクトサイズ、球体プレミアムサウンド、球体
スピーカーサイズ1.73インチ1.6インチ
外部スピーカー接続3.5 mm ライン出力
音声・ビデオ通話音声通話音声通話
スマート家電の簡単セットアップ
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac (2.4 and 5 GHz) 802.11 a/b/g/n/ac (2.4 and 5 GHz) 
電源15W15W
サイズと重量100 x 100 x 89 mm 328 g100 x 100 x 89 mm 328 g
表:Echo Dot 新旧比較

Echo Dotは、2020年(第4世代)から、球体型のデザインに変わっています。

こちらが本体。
手のひらサイズのEchoです
背後には、操作ボタンがついています。
専用のアダプターにより動作(15Wタイプです)
Echo Dot with Clockは、時計表示がされます

ただし、第5世代と第4世代で、外観は全くと言ってよいほど変更はありません。

▲こちらが第3世代Echo Dotの構造。

一方で、Echo Popは円錐型の面白いデザインとなっていて、よりカラバリのあるデザインとなっています。

Echo Dot 第5世代(左)とEcho Pop(右)

第3世代と比べると、より空間に溶け込むような、柔らかいデザインとなっており、環境に優しいリサイクル素材(100%再利用のファブリックやタイガスト・アルミニウム、プラスチック素材)が採用されています。

と、外観は第4世代と変わらない第5世代Echo Dotですが、主に以下の違いがあります。

Echo Dot 第5世代と第4世代との違い
  • 高音質な再生が可能(より大型のフルレンジドライバーを搭載)
  • 加速度センサーと温度センサーを搭載
  • eeroメッシュWi-Fiの拡張アクセスポイントとして機能
  • (with Clockのみ)高密度ドット技術を取り入れ、より多くの情報表示が可能

いずれも正統進化といった所。

ただ、地味に痛いのはオーディオケーブル(出力)が使えなくなってることですね。。

Echo Dotをアレクサ(Amazonのサービス)の受信機にして、お気に入りのスピーカーで再生する、といったようなことができなくなってしまいました。

とはいえ特に、音質がどれくらい向上したかは気になる所ですね。これは、次章のレビューでチェックしていきます。

Echo Dotの良い点

Echo Dotは、コスパも良くてアレクサで色んなことが出来るのがウリです。

小さいけれどもがんばり屋。そのメリットは以下の通りです。

音質が意外と良い!

Echo Dotは、昔(第2世代)は音質が悪かったのですが、第3世代では主に低音域が強化され、第4世代では更に高中低音のバランス・解像感が取られるようになり、音質がかなり強化されました。

第5世代では、それがさらに進化していました。

第5世代(グレー)と第4世代(ブラック)を交互に聞いて音質チェックしてみました

第5世代は、スピーカーサイズがアップしていることにより、低・中・高音域がしっかり鳴る感じです。

第4世代でも値段の割に音質は十分に良かったのですが、第5世代ではさらに良くなっていました。

特に、第4世代では高音域が割れるような感じが抑えられており、低音の響きが増加しています。

これにより、より質感の高い深みのあるサウンドが楽しめます。

一方で、Echo Popと比べると、低音域がより出力され高音域が割れないですが、その一方で中音域が少し潰れるようにも感じ、少し作られた音のようにも感じます。

つまり、ややブーミーorドンシャリな音の傾向ともいえ、原音忠実的なサウンドを求めるなら、Echo Popの方が良いかなと思える部分も。

ただ、この点はイコライザーを使って調節できたりもします。

もちろん、Echo StudioやEcho(無印)と比較すると、ウーファーが搭載されているわけではないため、重低音や迫力は劣りますが、この値段でもそこそこ満足できる。

このちょうど良さがBGM用途には最適なんです!

Kou

Kou

Echoって全般的に低音が強めなんですけど、Dotであればスペック的にそれが緩和されるので、イージリスニング向けとしてはむしろ良いかも?(日本では。隣の部屋に響かずそっちの方がかえってよいかも。)

この音質がそこそこ良いというのは、例えば以下の用途でも問題なく利用できるというのもポイントです。

音質が生きるポイント(音楽以外)
  • 通話・呼びかけ
  • ラジオ・ニュースの再生
  • Kindle本の読み上げ
  • 環境音のスキル

このような点からも、Echo Dotはコスパが良いのでおすすめです!

ステレオペアやマルチルームミュージックで拡張できる

先ほどの章では、Echo Dot単体の音質について解説しましたが、Echo Dotは複数台組み合わせることによって、様々な形で音楽を楽しめます。

例えば、2台同じEcho Dotを連携させることで、ステレオ再生で楽曲視聴を楽しめます。

Echo Dot(第5世代)2台でステレオ再生。サウンドバーとも比較しつつチェック!

このステレオペアは、全く同一のEcho Dotでないと連携させることができない点に注意してください。例えば、Echo Dot(第5世代)とEcho Dot(第4世代)を連携させることはできません。

ステレオペアにすると、その名の通り、より立体感(臨場感)が増え、さらに音が広がるようになります。

注意点としては、Echo Studioのように、Amazon Musicの空間オーディオやUltra HD音源には対応していません。

さらに立体感や原音忠実な音を求める場合、ホームシアター的な用途で用いたい場合は、Echo Studioを購入した方が良いです。

リビングにはEcho Studioを2台+Fire TV Cubeでセットアップしていますが、空間オーディオの音場はすごいです

とはいえ、そこまでの音を求める方は限られてくるかと思いますので、Echo Dotはお値段の割には頑張っているほうだと思います。

また、意外と知られていない便利機能が、マルチルームミュージック。

複数台のEcho Dotをそれぞれの部屋に設置し、家中で音楽を鳴らすことができる機能です。

これがかなりおすすめで、音が聞こえづらくもなくなりますし、家の中をホテルっぽくできるのも良い点。

Echo Dotは、比較的安いため複数台を買いやすいかと思います。そのため、色々な形で音楽を楽しめるようになることも、一つのメリットです。

隙間にちょこんと置ける

Echo Dotは、第3世代から第4世代となり、高さが高くなったのは先述の通りですが、それでもスマートスピーカーとしてコンパクトな部類には変わり有りません。

例えば、以下のような配置。

▲モニターの隙間とか…
▲ナイトテーブルに置くのもスペースいらずですね(with clockなら置き時計としても使える)

このように、隙間・狭いスペースにも難なく置けるのがメリットですね。

基本的に、アレクサで音声操作なので、いちいち手を伸ばす必要もありません。

しかもマイク性能もそこそこ良く、ぼそっとウエイクワードを言っても反応してくれます。

Echo Dotを隅に仕込むだけで、その部屋全体がアレクサ空間になり、ハンズフリーで色んな操作が可能になるんです。

なかなか未来な生活じゃないですか?実用性も結構高いです。

▲スマートリモコンなどと連携すると、家電もハンズフリーで操作できますし^^

しかも、Echo Dotはスマートホームの標準規格「Matter」にも対応し、eeroメッシュWi-Fi(日本未発売)のアクセスポイントとしても機能します。

この小さい筐体ながら、今後、スマートホームのハブデバイスとしても、さらに注目に値する製品です。

Amazonと連携できるのが何より最高

Echo Dotは、Amazonが発売する製品なので、通販やAmazonプライムなどの豊富なサービスが利用できるのがメリットです。

例えば、買い物。以下のように話しかければ、利用でき、サクッと買い物が楽しめます。

アレクサ、水買って!

水をお探しですか?アマゾンチョイスは、サントリー南アルプスの天然水〇〇円です。カートに入れました。購入する場合は、いますぐ購入と言ってください。

私は「〇〇を買い物かごに追加して」と言ってとりあえずカートに放り込んで、あとでスマホでじっくり比較してから購入するみたいな使い方をしています。

▲「買い物リスト機能」は、そのままAmazonのサイトに飛ぶことができます。Echo Dotにメモだけしといて、あとでスマホから購入という使い方が簡単にできます。

また、Kindle本の読み上げなんてことも可能です。

▲今あるキンドル本をオーディオブック化できちゃいます!(TTS対応限定)

プライム会員なら、何も契約せずにプライムミュージックで100万曲以上が聞けるのが嬉しいポイント。

解約したとしても「Amazon Music Free」という完全無料(広告付き)のサービスが最近出てきたので、一応音楽用途に利用できます。

Amazonにはプライム会員を中心とした優れたサービスがたくさんあるので、それをアレクサで呼び出してサクッと楽しむことができるのがメリットです。

時報を再生できるのが便利(定型アクション)

この「時報再生」は一般にはあまり取り上げられていませんが、実はEcho利用者には人気の使い方で、私もよく使ってます。

アレクサには、「定型アクション」機能というものがあり、これで「ある時間になったら、Echoが〇〇と話す」という設定をすることができます。

▲アレクサアプリで「23:59になったら、おやすみなさいと言ってもらう」を設定している様子です。

用意されているものを並び替えるだけなので、かなり簡単に設定可能。

この定型アクションなのですが、育児によく利用されているようです。

どういうことかというと、一定時刻になったらアレクサが話しかけてくれるので、これでお子さんに「歯を磨いて」など伝えるわけですね。

かなり画期的なアイデア!アレクサは育児効率化にも活用できます。

この定型アクション機能は、スマートホームや「話しかけやすい命令セリフ」の設定にも使えてとても便利です。ぜひチェックしてみてください!

画面なしが欠点|一部便利なアレクサ機能が使えない

ディスプレイ付きのEcho Showシリーズと比較すると、スピーカータイプのEchoはどうしても物足りなく感じてしまいますね。

写真・動画が見られないというのは、やはり大きいです。

Echo Show 15を設置したインテリア
プライムフォトは額縁的にも使えたり、写真のスライドショーをしながら音楽をかけたりできるのが良い。。。
Echo Show03
▲プライムビデオだけでなく、YouTubeも見られるんです。

Amazonのサービスで特に良いのが、「プライムフォト」や「プライムビデオ」だったりするので、これが使えないというのは、やっぱり物足りなく感じてしまいます。

何より一番のネックは、「情報を目で見る」ことができないということですかね。音声で流れるので、聞き逃すとまたアレクサに話しかけなければなりません。

もちろん用途に応じて選ぶべき話なのですが、「Echo Show 5」のようなコスパの良い画面付き製品が出てきたことで、アレクサを最大限活用できないというか、ちょっと物足りなさは感じてしまいます。

ただ、「Echo Dot with Clock」は、第5世代でディスプレイ表示が改善され、天気をディスプレイ表示したり、楽曲視聴もできるようになっています。

音楽を聴くと、歌手名とタイトルが流れます(画像はKing GnuのGNUです笑)

Echo Dot with Clockは、第5世代から本体の上部をタップして、再生停止ができるようになりました。

これまでは声に出すしかなかったので、これは地味に実用性が高い。

本体の上部をタップして、楽曲の再生・停止が可能

この点、「Echo Show 5を買うには若干高いし音質もそこそこ良いものを求めたいけど、最低限のディスプレイ表示は欲しい」などといった場合に、Echo Dot with Clockを買うと良いです。

GoogleのNestシリーズと違って、このような痒い所に手がとどくラインナップが豊富なのも、Amazon Echoシリーズの良い点であります。

Echo Dotの評判

私の感想は上記の通りですが、他の方の評価・口コミ・使い方について調べてみました。

https://twitter.com/0812_simasima/status/1596903843983679488?s=61&t=8tOzSu6hgI_wpkjibiU_ng
https://twitter.com/kaito4432/status/1309295396531785728?s=20

Echo Dotの評判は全体的に良く、これでもアレクサで満足に操作できます。

今の球体デザインになってからは、その外観のかわいさにも注目が集まってましたね。(GANTZww)

レビューまとめ

Echo Dotは、Echo Showのように画面のあるモデルと比較してできないこともあるのは確かですが、お安いですし、小さい割に音質も良く、コスパがかなり良いスマートスピーカーです。

もし後々他のEchoが欲しくなっても、他の部屋に置いて、「マルチルームミュージック」や「呼びかけ」など、複数台を組み合わせて使いまわしできたりしますので、無駄にはならないです。

これでも十分アレクサを楽しめますので、まずは手の出しやすいEcho Dotはおすすめです!

ちなみに、EchoはAmazonで頻繁にセールになっていますので、不要不急であれば、それを待って購入するのも良いかもしれません(特に、プライムデーやブラックフライデーはかなり値引きされます。)

Kou

Kou

こんにちは!
BENRI LIFE(ベンリライフ)は、「IoT(モノのインターネット)」をテーマにしたガジェットブログです。
特に「スマートホーム」に関する情報が充実しています!
IoTツールで暮らしを便利に、快適に...
よかったら、色々見ていってください!

FOLLOW

カテゴリー:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA