Amazon Echoシリーズのおすすめはどれ?|用途別に選び方の解説や実機比較した結果のまとめ(2024年版)

20台以上のEchoを持つ私が選び方について徹底比較します!

Amazon Echoは、AIアシスタント:アレクサを搭載するスマートスピーカーです。

発売から数年経ち、いまやすっかり世間に馴染むガジェットとなっています。

ただ、そのラインナップを入れ替わりを繰り返し、種類もどんどん増えてきて、どれを選ぶのが最適なのか、悩む方も多いのではないでしょうか。

私はAmazon Echoシリーズを、発売初期から買い続けほぼ全台利用してきましたので、その知識と経験を活かし、実際どれがいいの?ということを見ていきたいと思います。

Kou

Kou

上の画像の通り、今では完全にコレクション化…w 実際に利用してきた中で、おすすめのエコーを解説します!

 

特におすすめ

Amazon Echoのラインナップ

まずは現在発売中の製品を見ていきましょう。

スピーカータイプのEchoデバイス

まずはベーシックなスピーカータイプのモデルです。

項目\製品Echo PopEcho Dot (第5世代)Echo (第4世代)Echo Studio
商品画像
スピーカーサイズ1.95インチ1.73インチ3.0インチウーファー
0.8ツイーター x 2
5.25インチウーファー
2.0インチミッドレンジスピーカー
1.0インチツイーター
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz)802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz)802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz)802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz)
接続・wifi
・Bluetooth Low Energy Mesh
・Matter
・wifi
・Bluetooth Low Energy Mesh
・Matter
・wifi
・Bluetooth Low Energy Mesh
・Matter
・wifi
・Bluetooth Low Energy Mesh
・Matter
Ultra HD/空間オーディオ対応
DolbyDolby AtmosDolby Atmos
ライン入出力3.5 mm ライン入出力 (Alexaアプリで切り替え)3.5 mm ミニジャック / mini-opticalライン入力
音声・ビデオ通話音声通話音声通話音声通話音声通話
家電の操作 ※別売 対応機器が必要
Zigbeeスマートホームハブ内蔵
モーション検知
温度センサー
サイズ99 x 83 x 91 mm100 x 100 x 89 mm144 x 144 x 133 mm206 x 175 x 175 mm
重さ196g304g940g3.5kg
カラー・グレーシャーホワイト
・チャコール
・ティールグリーン
・ラベンダー
・グレーシャーホワイト
・チャコール
・ディープシーブルー
・グレーシャーホワイト
・チャコール
・トワイライトブルー
・グレーシャーホワイト
・チャコール
価格¥5,980 から¥7,480 から¥11,980 から¥29,980 から
表:Echoシリーズ(スピーカータイプ)スペック比較(2024)

スピーカータイプのEchoは、最新型のモデルで、球体型・360度全放射型のスピーカーとなっています。

Echo第4世代を手に持ってみた。
▲最新の第4世代Echoは球体になっています。
Echo DotはPCモニターの隙間にも配置できる
▲Echo Dotはモニターの隙間とかにも置けるコンパクトさが良い
Echo Studio 2台とEcho Subでつくるホームシアター
▲全く同一のEcho(+Echo Sub)が2台あれば、迫力のあるステレオ再生やホームシアターが楽しめます。

画面付きのEchoデバイス

画面付きのタイプは、「Echo Show」という品目で、以下の4つのラインナップがあります。

項目Echo Show 5
(第2世代)
Echo Show 8
(第2世代)
Echo Show 10
(第3世代)
Echo Show 15
商品画像
画面
(解像度)
5.0インチ
(960×480)
8.0インチ
(1280×800)
10.1インチスクリーン
(1280 x 800)
15.6インチ
(1980 x 1080)
サイズ幅148mm x 高さ86mm x 奥行73mm幅200mm x 高さ130mm x 奥行99mm幅251 mm x 高さ230 mm x 奥行172 mm幅402mm x 高さ252mm x 奥行35mm
重さ410g1,037g2,560g2,200g
スピーカー1.6インチ x 12.0インチ x 21.0インチツイーター x 2
3.0インチウーファー
1.6インチ x 2
カメラ2MP13MP13MP5MP
首振り機能◯ 
※左右175度(350度)回転

(単体での回転不可)
外部出力BluetoothBluetoothBluetoothBluetooth
スマートホームハブ
Fire TV機能
電源15W30W30W30W
定価¥8,980¥14,980¥29,980¥29,980
※各種「最新モデル」のみを比較しています
Echo Showシリーズの実機比較(左から5・8・10)
▲実機です。Echo Show 8と10は、タブレットのインチ数で考えると、想像以上に大きく感じるため注意です。
Echo Show 10とEcho Show 8の側面比較
▲新型のEcho Show 10はかなり大型で、なんと呼びかけに合わせて胴体が回転する自動追尾機能を搭載しています。
ウィジェット(タップ操作)も使えるEcho Show 15

Echo 目的別のおすすめモデル

ここからは、Amazon Echoシリーズを選ぶ上で、実際に全て利用してみて重要だと感じたポイントを交えつつ、目的別の選び方を解説します。

音質を重視したい

Echoはそもそもスピーカーなので、音楽を楽しみたい方は多いのではないかなと思います。

自分は日本で発売されているEchoシリーズを第1世代から全て買い漁りましたが、Echo Showシリーズも含め、すべてのEcho製品の中で最も音質が良いと感じたのは、「Echo Studio」です。

これは立体音響が特徴で、ドルビーアトモスや3Dミュージックを楽しむことができ、臨場感とともに迫力のある音質を楽しめます。

特に上方向に音が伸びることで、天井からも反響するかのような音像です。音楽だけでなく2台組み合わせてホームシアターのセットアップもおすすめ。

echo studio2台でホームシアターを構成している様子
▲我が家のセットアップ。プライムビデオなどがド迫力で見れますよ!

Echo Studioは、本体サイズが大きかったり低音がかなり鳴るため、それが合わない人や予算の関係でもう少し安いものをチョイスしたい場合は、第4世代のEchoもおすすめです。

Echo第4世代の実機
▲実機。球体になってから、低中高音のバランスが良くなっていて、とても聞きやすいです。

また、値段は安いモデルが良くて、かつ音質が良いものをチョイスしたい場合は、「Echo Dot」「Echo Pop」が良いです。

この2つは値段の割に侮れないほど音質がよく、Echo Dotの場合は「低音」、Echo Popの場合は「中高音」が目立ちます。

自分の聴く楽曲に応じて、どちらか重視する方を選んでください。

また、画面付きのタイプだと、Echo Show 10は、本体にウーファーが内蔵されており、かつステレオ再生ができるため、単体でも立体感・臨場感があってしっかりとした音が出ます。

Echoの音質比較をしている様子
▲実際に聴き比べもしています。画面付きは歌詞表示できるのも良いポイント。

逆に、音質で選ぶ場合、「Echo Show 5」と「Echo Show 15」は、中低音がスカスカで、あまりおすすめできません。

まとめると、以下のような位置付けになります。

Echo:音質で選ぶ

通話がしたい

Echoシリーズは、音楽を聴くだけでなく電話にも利用できちゃうんです。

アレクサユーザの中では結構人気の機能で、この機能を利用することによりEchoを固定電話のように利用することができます。

アレクサ間での通話は、IP電話と同じく無料(データ通信料はかかる)で、しかも時間制限がないため、家族間や親しい友人、彼氏彼女で利用するのに向いています。

Kou

Kou

私は、実家と祖母の通話を主に利用しています!

スピーカータイプのEchoの場合は、音声通話のみ可能ですが、画面付きタイプの場合は、ビデオ通話まで可能です。

Echoでビデオ通話
▲モザイクだらけですみませんが…笑 実家とビデオ通話した時の画像です。
スマホのアレクサから通話
▲スマホでの双方向通話も可能です。

アレクサを使って気軽にビデオ通話ができるため、この場合には画面付きタイプのエコーをおすすめします。

画面付きの中でも、画面サイズが大きく通話音質の良い、Echo Show 8が最もオススメです。

また、予算や設置スペースが合えば、顔に合わせディスプレイごと回転する、Echo Show 10も良いです。

首振りのネットワークカメラを搭載しているようなもので、電話だけでなく見守り用途にも使えます。

Echo Show 10のビデオ通話
▲室内がまるごと見えるくらい広角なため、家族間など親しい関係での利用がおすすめ。

Echo Show 15は、壁に取り付けて「Ring Doorbell」などと組み合わせることで、モニターホンのようにも利用できますね。

Echo Show 15でビデオ通話
通話もここから可能です。
Echo:電話機能で選ぶ

基本的にはどのEchoでも通話が可能ですが、ビデオ通話も可能なEcho Showシリーズがおすすめです。

動画も見たい

この用途で利用したい場合、当然ですが画面付きのEcho Showシリーズを選びましょう。

Echo Showからプライムビデオを見ている様子
巻き戻しや映像検索も話しかけてできます。

Echoシリーズは、以下の動画配信サービスに対応しており、Prime Video以外にも多くのサービスを楽しむことができます。

対応の動画配信サービス
  • プライムビデオ
  • YouTube
  • NetFlix
  • Paravi
  • ひかりTV

Echo Showシリーズは、タブレットやスマホと違い、据え置きのデバイスなので、テレビのように視聴できるのが良い点。

Kou

Kou

ここだけの話、在宅勤務の時にYouTubeの動画を垂れ流しながら事務処理したりしてます笑 結構捗る笑

この点、最も良いのは「Echo Show 15」です。

Echo Show 15は、2023年のアップデートで唯一「Fire TV」機能を搭載しています。

これにより、Fire TVでしか見れない「Abema TV」や「TVer」などのコンテンツも、Echoデバイスで視聴できるようになりました。

なんと、Echoの中にFire TVが搭載されました!
Fire TVリモコンも使えます!

次点で、大画面で音質も良い「Echo Show 8」か「Echo Show 10」を選びましょう。

これらでも、プライムビデオやYouTube、Netflixあたりのコンテンツが視聴可能です。

Echo Show 10でプライムビデオ
▲Echo Show 10は画面追尾もしてくれるので、リビングであちこち移動する際も映像を見逃しにくくなるのがメリット

という点で、以下の通りとなります。

Echo:動画視聴で選ぶ

家電を音声操作したい(スマートホーム)

Echoを購入する醍醐味は、この家電操作にあるといえます。

アレクサに話しかけて、家電を音声操作することが可能です。

▲一括で家電を操作することも可能です!

これの良いところは、ずばりハンズフリー操作にあります。

家事をしながらでも布団に入りながらでも、照明を消したりエアコンを操作したり、テレビのチャンネル変更等が可能です。

この機能を利用するためには、Echo以外に、アレクサ対応のスマートホームデバイスまたはスマート家電を別途購入する必要があります。

スマートリモコンでEchoから家電を操作する仕組みを解説
▲代表製品スマートリモコンは、赤外線リモコンで操作する家電ならどれでも音声操作できるようになります。

ではこれをするために、Echoシリーズはどれを選ぶのが最適かと言うと、どのEchoシリーズでもOKです。

Echoシリーズは、すべてのモデルで、スマートホームの共通規格である「Matter」に対応しています。

また、スマートホームハブに対応しているシリーズもありますが、これは必ずしも必須ではありません。

スマートホームハブはZigbeeという通信規格で操作されますが、スマートホーム製品は、大半がBluetooth+Wi-Fiによる通信で、Zigbeeによる通信がされるものは少ないためです。

唯一スマート電球はこの規格を採用する製品が多くありますので、これを導入する場合にスマートホームハブ対応の製品を検討すると良いかと思います。

Echoのスマートホームハブ機能の解説
▲スマート電球はネットワークハブを購入しなければならないものが多く、これをEchoで代用できるのがスマートホームハブ機能です。

ただし、この点もスマートリモコンでシーリングライトを操作できたりもするので、そこまで意識すべきポイントでもありません。

まとめると、以下のようになります。

Echo:家電操作で選ぶ

スマートホームハブを使う場合、ざっくり「スマート電球」を使うか否かで判断してください。また、スマートホーム製品の仕様によって、必ずしもそれを必要としない場合もあるため、確認の上購入してください。

とりあえず安くてコスパが良いのが欲しい

現行ラインナップの中で最も安いのは、Echo Popです。

これが安い割に意外と侮れなくて、この値段の割に音質が良いです。

Amazon Echoは、2台を組み合わせてのステレオペア機能や、各部屋に複数台置いてマルチルームミュージックや家電リモコンがわりに使えたりもします。

そのため、安いモデルをとりあえず1個買っておいて、後から拡張していくという買い方も良いと思います。

ステレオペアは、その名の通り音の臨場感や立体感が増します。

Echo Popは、デザインもよくカラバリも豊富なので、インテリア的にも合わせ安いモデルです。

画面付きであれば、Echo Show 5がコスパが良いです。

画面は小さいものの、とりあえず画面がついているというだけでも、アレクサの多くのコンテンツが楽しめるようになります。

そのため、値段最優先であれば、以下のいずれかで選ぶのが良いかと思います。

Echo:安いモデルで選ぶ

これより安いもので、過去にはEcho FlexやEcho Inputといった製品もありましたが、2021年現在、Amazon販売サイトから消えています。

上記が主な選び方ですが、一部Echoのように使えたり、特殊なEchoシリーズもあるので補足的に解説します。

番外編:実は他のAmazonデバイスでもEchoっぽく利用できる

Fireタブレットでもアレクサできる

アレクサといえばEchoシリーズですが、実はFireタブレットでも、ハンズフリーでアレクサを呼び出すことができ、Echo Showのように利用することができます。

「Showモード」といった、スマートスピーカー向けのUIが搭載されており、Echo Showさながらの利用感です。

Fireタブレットのアレクサ
▲持ち運びのできるEchoといっても過言ではありません。

画面付きで、タブレットとしても利用できるので、使い方次第ではFireタブレットの方がおすすめな場合があります。

Fireタブレットを壁にかけている様子
▲Fireタブレットを壁掛けしてアレクサを利用できたりも…

この用途で購入したい場合、Fire HD 8 PlusまたはFire HD 10 Plusがおすすめです。

Echo Showに似た出で立ちのFire HD 8 Plus
▲別売のワイヤレス充電スタンドに置いて利用することで、Echo Showのようにも利用できます。

通常のエコーと比較したときのデメリットは以下の通り。

Echoと比較した時のデメリット
  • 音質が悪い(Bluetoothスピーカー連携で対応)
  • マイク感度が悪い
  • スキルの呼び出しがしにくい

アレクサの機能自体は、Echoとほぼ変わりません。

このデメリットが気にならず、持ち運びもしたい場合は、Fire HDタブレットも選択肢として入ります。

Fire TV Cubeのアレクサ
▲ちなみにEchoとFire TVが合体した、Fire TV Cubeというものもあります。

イヤホンからでもアレクサできる

最近は、アレクサ対応のワイヤレスイヤホンも増えてきており、その場合、イヤホンから呼び出すことで、アレクサを機能させることができます。

特に、楽曲コントロールにハンズフリー操作をしたり、外出先から家電操作といったことも可能です。

外で話して操作するのは恥ずかしいかもしれませんが、人通りが少ない所やランニングなどの運動中に、意外と使い勝手が良いですよ。

この用途の場合、純正品となる「Echo Buds」がおすすめです。

Echo Buds本体
▲Amazon MusicやAudibleの作品を呼び出せたり、ノイキャン切り替えもアレクサに話しかけて行えるのが面白い

ノイキャン・外音取り込みといった基本的な機能に対応しており、音質も1万円強にしてはそこそこ良いです。

アレクサ対応イヤホンの中には、「ボタンタップ」でアレクサを呼び出すものと、イヤホンにアレクサと「話しかけて」呼び出すタイプの2種類があり、後者の方が完全ハンズフリー操作できるため、使い勝手が良いです。

Echo Budsは後者に該当しますが、アレクサ対応のサードパーティ製品だと、他にSonyの「WF-1000XM4」も、アレクサと話しかけて操作を実行できます。

この2つの製品は、普通にイヤホンとしても優秀なので、アレクサはおまけ程度に考えても良いかと思います。

特殊な用途で利用できるEcho

Echoの中でも、用途が特殊なものがあります。

例えば、車の中で利用できる「Echo Auto

Echo Autoの実機
▲車の中で利用するのに最適化されたEchoです。

また、お手持ちのオーディオシステムにストリーミング再生機能を追加できる「Echo Linkシリーズ」

それ以外にも、Echoを電波時計代わりにして、タイマー表示なども可能な「Echo Wall Clock

Echo Wall clockの実機
▲内蔵LEDでアレクサのタイマー機能のカウントダウン表示ができる時計です。

色んなタイプのEchoがあるので、用途に応じてぜひチェックしてみてください!

Amazon Echoの総合的なおすすめモデル

冒頭にも示しましたが、ここまで述べてきた点から、総合的なおすすめモデルについてまとめます。

個人的には、画面付きとなることによって用途や利便性が増える「Echo Showシリーズ」が特におすすめですが、予算や用途もあるかと思いますので、以下を参考にしていただけると幸いです。

Echoのおすすめ!

これをベースに、あとはご予算次第でその中間スペック…など選んで頂けたら幸いです。

また、EchoはAmazonのセールになりやすいので、セールでまとめ買いするのも良いかと思います。

 管理人:Kou

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このサイトは、Amazon Echoの使い方やスマートホーム化に関する情報をたくさん揃えているので、興味のある方は以下からどうぞ!

Kou

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