Amazon Echo(Alexa)で家電の音声操作に最適なスマートリモコンを徹底比較(2019年最新版)

AmazonEcho_スマートリモコン

更新:2019年3月6日

 

  • 各社最新状況を反映しました。(さらに追記予定あり)

Amazon Echoに話しかけるだけで家電を音声操作。とても便利ですね。私はもはやこれ無しではいられないほど便利に活用しています。

その中でも特にスマートリモコンと連携しての操作は、それ1台持っているだけでテレビ・エアコン・照明といったIRリモコンで操作する家電が全部音声操作できるようになるので、興味がある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし2019年現在、スマートリモコンは様々な製品が日本で発売されていますが、非常に分かりづらくなっているのがAmazon Echoとセットで買うべき最適なスマートリモコンってどれなのか?という話。

各社カタログ上だけでみると、似たようなことができることが多く、複雑化している状況です。

そこで今回は、日本で購入できる主要スマートリモコンのほぼすべてを実機調査し、Alexa側の仕様と照らし合わせ、最適な組み合わせを徹底的に比較検討してみました。購入の際のお役立てになれば幸いです。

前提
この記事では、当サイトのスマートリモコンおすすめランキングの上位6機種を対象とし、よりAmazon Echoでの操作に適したスマートリモコンはどれか?という観点で記事を書いています。そちらの記事も合わせてご確認頂けますと幸いです。
【2019年】スマートリモコンおすすめランキング(8選)|スマートホーム・IoTを簡単実現!

前提:Amazon Echo(Alexa)側との連携方式について

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Image:Amazon Alexa

まず前提としてAmazon Echoの頭脳たるAlexaの仕様について見ていきたいと思います。特にここでは、キーとなるAmazon Alexaとスマートリモコンを連携させるための手段を紹介しておきます。

この前提を理解しておくとAmazon Echoとスマートリモコンの連携がわかりやすくなるので、ざっと目を通していただければと思います。その連携手段とは、「スマートホームスキル」と「カスタムスキル」の2点によるものです。

▲概略:スマートホームスキルとカスタムスキルの違い

それぞれの詳細を以下に解説していきます。

スマートホームスキルによる連携【重要】

スマートホームスキルによる連携は、Amazon Alexaが用意しているスマートホーム専用のスキルです。

厳密に言うと異なりますが、スマートホームデバイスと連携させるための「Alexa純正の連携方式」とイメージしてください。

これは、Alexaがデバイスの管理・発話の紐づけをすることによって、シンプルなセリフで直接デバイスの操作を呼び出すことができるという性質を持っています。

例えば、以下のような感じです。

アレクサ!エアコンをつけて。
はい(エアコンがオンになる)

上記のように、実操作ではシンプルかつ直感的な利用感であることが最もポイントとなります。

このスマートホームスキルであれば、Amazon Alexaの「定型アクション」という呼び出し名を指定する機能も使えますので、複数の家電を実行したり、自分の好みのフレーズで操作することも可能です。

以前、このスマートホームスキルの機能は、日本では各家電の電源ON/OFF(Power Controller)操作のみ可能であり、特にテレビとエアコンの細かい操作(テレビのチャンネル変更・音量変更/エアコンの温度変更・モード変更)が話しかけて柔軟にできないという欠点を持っていました。

よって、このような細かい操作をするには、以下に解説する「カスタムスキル」と組み合わせたり、電源ON/OFF(Power Controller)ボタンに他のリモコンボタンを割り当て無理矢理任意の操作を実行するという方式が回避策として取られてきました。

しかし、2018年中に、スマートリモコンで主要な操作対象となりうる、テレビ/エアコン/照明の機能がすべて日本語版Alexa側に正式対応したことで、スマートホームスキルでも細かい操作が可能となりました。

スマートリモコン側で実装できうるものに絞ると、具体的には次の表の通りです。

スマートホームスキル
テレビ(AV機器)電源ON/OFF、音量変更、チャンネル変更
照明電源ON/OFF、調光機能
エアコン(サーモスタット)電源ON/OFF、温度変更・モード変更

※太字の部分が2018年中に新しく対応した機能です。

これにより、直感的かつ柔軟な操作がすべて可能となりました。

よって、Alexaにおける音声操作を満足に行うために、2019年現在ポイントとなるのは、スマートリモコン側が上記表のAlexaのスマートホームスキルの機能にどれだけ対応しているかという点です。

カスタムスキルによる連携

カスタムスキルとは、簡単に言うとスマートリモコンのメーカーが自分達で様々な設定を作り込んで、独自で実装しているスキルです。

これも厳密には全く異なりますが、ここでは、「Alexa純正ではない」連携方式というイメージを持って頂ければと思います。

カスタムスキルでは、スマートリモコンのメーカー側が独自に様々な設定を作り込めるため、エアコンの温度変更やテレビのチャンネル変更などといった細かい操作にも対応できます。

ただし、この連携方式には大きな欠点があります。それは、Alexaの純正ではない方式のため、この作り込まれた設定(カスタムスキル)を呼び出すためのセリフを言わなければならないことです。

例えば以下のようなイメージです。

アレクサ!家電リモコンでエアコンをつけて
家電リモコンでエアコンをつけました(エアコンがつく)

これは音声操作という、会話をするかのような、非接触な操作をする上では致命的な欠点です。

しかも、この機能はAlexa側が用意しているスマートホームの仕組みに則った方式でないため、例えば「定型アクション機能」といったAlexa標準の機能が使えなかったりもします。

加えて、上述の通り、スマートホームスキルが各家電に正式対応(日本対応)したことにより、スマートリモコン側がこの機能に対応していさえすれば、従来カスタムスキルで操作してきたエアコンの温度変更やテレビのチャンネル変更といった細かい操作は不要となりました。

ここまで読んでいただいて、「では何故明らかに下位互換となるカスタムスキルの話が必要なのか?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

これは何故かというと、スマートリモコンには、Alexaに連携するためのスキルとして、スマートホームスキルとカスタムスキルどちらにも対応しているものが存在するためです。

これは、カスタムスキルがかつてスマートホームスキルの電源ON/OFF以外の細かい機能が日本版Alexaに対応していなかったことで、メーカー側がカスタムスキルを作って副次的に細かい操作を実現せざるを得なかったという事情があります。

このカスタムスキルは、一部スマートリモコンの独自機能に利用されているというくらいで、2019年現在このカスタムスキルに対応していることはそれほど優位性がないということを頭に入れておいて頂ければと思います。

番外:IFTTTによる連携

Amazon EchoではIFTTT経由での連携・操作も可能です。Amazon Echoの頭脳たるAlexaは、このIFTTTに対応していますし、スマートリモコンとしてもこれに対応しているものがあります。

ちなみにIFTTTとは「もし〇〇の場合、XXする」という仕組みづくりをノンプログラミングで実現するサービス。これを利用し、「もしAmazon Echoにフジテレビをつけてと言ったら、スマートリモコン側で8チャンネルの赤外線を発信する」といった仕組みづくりが可能です。

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▲さらにIFTTTは他のIoT機器やWebサービスへの対応も多く、様々な連携手段が取れるのがメリット。

しかし、このAmazon Alexa〜IFTTT連携には致命的な欠点が2つあります。

一つ目はAmazon Echoに話しかけるセリフの冒頭または末尾に「トリガー」というセリフを合わせて言わないと反応しないこと、二つ目に、IFTTTという別のサービス(サーバー)を中継する仕組みであるため、上記スマートホームスキルやカスタムスキルによる連携と比較してやや遅延が生じるといった点がデメリットです。

この2つの欠点というのは、音声操作という非接触かつ視覚的に確認できない操作前提においては、大きなデメリットになります。

よって、Amazon EchoにおいてはIFTTTによる連携は重要視していません。

各社製品の特徴と比較

さて、長々と前提を語り申し訳ありませんが、いよいよ本題!各社製品を見ていきましょう。

まず最初に上記前提で最も重要とした、スマートホームスキルによる連携の各種機能対応状況(2019年3月6日時点)を簡易的にまとめます。

製品\機能エアコンテレビ照明シーン機能
Nature Remo
RS-WFIREX4×
eRemote
LS-Mini
sRemo-R2×
Magic Cube×

※凡例
◎:正式対応しており、かつ気の効いた独自機能がある
◯:正式対応
△:カスタムスキルまたは独自機能で補完
×:未対応

※注意点
本表はAlexaでデバイス検出した際に、AlexaスマートホームスキルAPIのデバイステンプレート登録がされる場合のみ正式対応としている。
よって例えばPowerController(電源ON/OFF機能)のみ対応しているものでも未対応として×としている。

この全体像を踏まえ、各製品の特徴詳細をレビューしていきましょう。

eRemote

スマートホームスキル対応
  • テレビ:電源ON/OFF、チャンネル変更、ボリューム変更
  • エアコン:電源ON/OFF、温度変更、モード変更
  • 照明:電源ON/OFF、照度変更
その他

 

  • Alexaのシーン機能(SceneController)に対応

eRemoteはスマートホームスキルのテレビ・照明・エアコン機能に正式対応しています。

カスタムスキルによる操作は対応していませんが、2019年現在では先述の通りカスタムスキルがなくてもスマートホームスキルだけで細かい操作が可能となっているので、これらは問題ありません。

さらにeRemoteの大きな特徴は、Alexaのシーン機能に対応している点です。

eRemoteのアプリにはディレイ設定があり、これがAlexa上でも機能します。つまり、話しかけて(待機動作含めた)マクロ操作が簡単に設定できることが高ポイントです。(テレビのようにリモコンで順番に操作するには一定の待機時間が必要な家電に対し有効)

現状、eRemoteはAlexaから満足に操作するには最もオススメのスマートリモコンの一つです。

【レビュー】eRemoteはスマートスピーカーとの連携で実用性の高いスマートリモコン

Magic Cube

スマートホームスキル対応

 

  • テレビ:電源ON/OFF、チャンネル変更、ボリューム変更※(※多段階での調節は不可の模様)
  • エアコン:電源ON/OFF、温度変更、モード変更
  • 照明:電源ON/OFF
その他

 

  • 特になし

Magic Cubeは、エアコン・テレビ・照明に正式対応しています。

ただし細かい点として、テレビの音量の多段階変更には対応していなかったり、照明の調光には対応していません。(照明を暗くして・テレビのボリュームを「3」下げてといった操作が不可)

ただし、これを除くとほぼすべてスマートホームスキルに対応しており、価格も安い製品であるため、Alexaからの操作においては、比較的おすすめできるスマートリモコンの一つです。

【レビュー】ORVIBO Magic Cubeはデザイン性に優れ、コスパの良いスマートリモコン

スマート家電コントローラー(RS-WFIREX4)

スマートホームスキル

 

  • テレビ:電源ON/OFF、チャンネル変更、ボリューム変更
  • エアコン:電源ON/OFF
  • 照明:電源ON/OFF、明るさ変更
カスタムスキル

 

  • テレビ:電源ON/OFF、チャンネル変更、ボリューム変更
  • エアコン:電源ON/OFF、モード切り替え、温度
  • 照明:照明:電源ON/OFF、明るさ変更
  • 部屋の温度・湿度・照度の確認が可能
その他

 

  • 特になし

RS-WFIREX4はスマートホームスキルとカスタムスキルに正式対応しています。

さらに要となるスマートホームスキルでは、テレビ・照明・エアコン機能に正式対応しています。

スマート家電リモコン(RS-WFIREX4)は、スマートホームスキルとカスタムスキルの両方の操作に対応しており、双方かなり柔軟な操作ができます。

カスタムスキルでは、冒頭に「家電リモコンを使って」といったセリフを言わなければなりませんが、センサーを使って部屋の温度・湿度・照度といった環境情報を取得するといった独自機能があるのが良いですね。

唯一欠点は、シーン機能に対応していないため、マクロ機能がAlexaから利用できないことですが、RS-WFIREX4も比較的オススメです。

【レビュー】スマート家電リモコン:RS-WFIREX4の特徴と前作との比較

sRemo-R2

スマートホームスキル対応

 

  • テレビ:電源ON/OFF、チャンネル変更、ボリューム変更※(※多段階での調節は不可の模様)
  • エアコン:電源ON/OFF、温度変更、モード変更
  • 照明:電源ON/OFF
その他

 

  • (若干作り込み要だが、)マクロ設定が柔軟

sRemo-R2はテレビとエアコンのスマートホームスキルに対応しています。ただし、上記のMagic Cubeと同様にテレビボリュームの多段階調節が不可であること、照明機能の音声操作に若干乏しい部分があります。

なお、Alexaのシーン機能に対応していないものの、sRemo-R2の独自設定によりマクロ機能も柔軟に利用することができます。

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LS Mini

スマートホームスキル対応

 

  • テレビ:電源ON/OFF
  • エアコン:電源ON/OFF
  • 照明:電源ON/OFF
カスタムスキル対応

 

  • テレビ:電源ON/OFF、チャンネル変更、ボリューム変更
  • エアコン:電源ON/OFF、モード切り替え、温度
その他

 

  • ルール設定(≒シーン機能)をAlexaで操作可能

LS Miniは、スマートホームスキルとカスタムスキルに両方対応しています。

ただし、シンプルな話しかけ方が可能なスマートホームスキルでは、各家電の電源ON/OFFに留まり、細かい操作に正式対応できていないのが大きな欠点です。

カスタムスキルではかなり細かく操作が可能ですが、前提に掲載した通り、スキルの呼び出し名(LS Miniの場合、「リブスマートで」〇〇して)を言わなければならないため、話しかけて細かい操作をするのにストレスがあります。

なお、LS Miniではルール設定(家電の一括操作)もAlexaから操作することが可能です。eRemoteやsRemo-R2のように遅延動作までは設定できませんが、アプリ上で設定したことをそのままAlexaにも反映させ話しかけて操作できるのが良い点です。

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Nature Remo

スマートホームスキル対応

 

  • テレビ:電源ON/OFF、チャンネル変更、ボリューム変更
  • エアコン:電源ON/OFF、温度変更、モード変更
  • 照明:電源ON/OFF、明るさ変更
カスタムスキル対応

 

  • テレビ:電源ON/OFF、チャンネル変更、ボリューム変更
  • エアコン:電源ON/OFF、モード切り替え、温度
  • 照明:電源ON/OFF、明るさ変更
その他

 

  • テレビの操作で、「キー局名」でのチャンネル変更が可能
  • Alexaシーン機能に正式対応

Nature Remoは、スマートホームスキルとカスタムスキルに対応しています。

さらにスマートホームスキルではスマートリモコンで操作対象となりうる主要家電のテレビ/エアコン/照明に正式対応しています。

現状、前提に示したAlexa仕様の歴史的経緯から、カスタムスキルも残ってしまっていますが、スマートホームスキルですべて対応した現在では、これは事実上不要となっています。

おまけにスマートホームスキルでのテレビの操作は、これも唯一キー局名(アレクサ、フジテレビにしてetc.)で呼び出すことが可能のため、他のより柔軟です。

さらにAlexaのシーン機能に対応しており、一括操作ということも可能であり、Alexaで操作するには最もオススメのスマートリモコンの一つです。
(ただし、eRemoteのようにアプリ側でディレイ設定ができないため、遅延実行を含めたシーン機能制御はできない)

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結論(私の見解)

さて、ここまで各社スマートリモコンを見てきましたが、2019年現在各社製品は相当に進化してきており、Alexaから操作する上では上述の通りどれもそれなりに満足に操作することができるようになっています。

よって、記事タイトルで徹底比較とかドヤっている割に、どれがNo.1かというのを決めるのはもはや難しくなってきたという感じなのですが、ここで日々スマートリモコンを複数台利用し、この界隈を約2年間リアルタイムに追ってきた私として、勝手ながら独自見解をお伝えします。

Alexaから満足に操作できるスマートリモコンを選定する場合、特にオススメなのは、eRemoteNature Remoの2つ。次点でRS-WFIREX4です。

これら3つの製品が良いのは、以下の3つです。

  • スマートホームスキルの細かい機能に全対応(不完全な機能なし)
  • 音声操作は基本シングルタスク的な操作なので、実用面で複数家電一括操作が簡単にできるシーン機能への対応はかなり大きい
  • この3社の製品はAlexaアップデートにいち早く追従している(※)

(※)2018年10月のエンターテイメント(テレビ)向けスマートホームスキル、2019年1月のサーモスタット(エアコン)向けスマートホームスキルのAlexa側リリースと同時に対応している。

ただし、今回の記事はあくまで、Alexa上から操作する上で最も適したスマートリモコンの比較であるため、ご予算やその他の機能、デザイン、どの家電を操作するか、など皆さんの好みによって選ぶべきポイントが変わってくると思います。

そういうわけで、以下のような総合的なおすすめランキング記事も作成していますので、こちらも合わせてご確認いただければ幸いです。

【2019年】スマートリモコンおすすめランキング(8選)|スマートホーム・IoTを簡単実現!
MEMO
Amazon Echo(Alexa)を核にスマートホームを作りたい!と言う方向けて以下の記事も書きました。ご参考まで。
Amazon Echo Smart Home Amazon Echo(Alexa)で実現するスマートホーム|おすすめの対応製品と知っておくべきこと

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