【レビュー】DanaLock V3はHomeKit対応でApple製品好きにオススメのスマートロック

スマートロック:Danalock V3を購入して2ヶ月程度経ちましたのでレビューします。

私はiPhoneやApple Watchを始めとしたApple製品をメインで利用しているのですが、この製品はApple純正のHomeKit(ホームアプリやSiriが利用可能)で施錠解錠することができるということで、早くからかなり期待していました。

当初は2017年末に発売予定でしたが、かなり遅れ、実際には2018年3月末に販売。しかもそれはApple HomeKitの厳しい制約により、Androidや純正アプリでは利用不可という厳しい内容に。

とはいえ、身の回りのガジェットをApple製品で揃えている方にはオススメできる製品となります。

ということで早速レビューしていきましょう。

Dana Lock V3とは何か

Dana lock V3とは「スマートロック」と言われるジャンルの製品の一種です。ネットワーク機能が内蔵した専用の鍵を取り付け、iPhoneやApple Watchのアプリから操作したり、Siriに話しかけるだけで施錠解錠がコントロールすることができるようになります。

その他にも、セサミスマートロックやQrioスマートロックといったように様々な製品が世に出ていますが、Dana Lock V3の大きな特徴は以下です。

  • Apple HomeKitに正式対応
  • 簡易工事が必要

さて、早速製品の開封していきましょう。

アンボックス


▲到着したDana Lock V3の箱はこんな感じ。いかにもHomeKit製品という印象でおしゃれな白い外観の化粧箱。


▲蓋をあけると、Dana Lock本体とご対面。サイドに説明書などが入っている。


▲同梱物には、簡易工事に必要なパーツが揃っている。日本で多く普及しているMIWA用、GOAL用がそれぞれ同梱されている。ちなみにDana Lockの対応鍵はこちらを参照。


▲こちらが同梱品一式。日本語版のマニュアルもあり、もちろんHomeKit用コードも付属。


▲本体はこんな感じ。そこまでかさばらなそうなコンパクトな印象。デザインもクール。黄色いテープは取り外す際の注意書きでもちろんはがせます。

初期設定:簡易工事が必要だがそこまで難しくはない

Dana Lock V3は先述の通り、設置に簡易工事が必要となります。これは、両面テープで貼り付けができるセサミスマートロックやQrioスマートロックとの大きな違いです。

とはいえそこまで難しい作業ではありません。ドライバー数本で取り付けできるくらいの簡単なものでした。30分もあれば取り付けが可能です。基本的には以下のステップで設置可能となります。

  • STEP.1
    サムターン取り外し
  • STEP.2
    専用バックプレート取り付け
  • STEP.3
    DanaLock V3本体の取り付け

詳細は以下の動画が最もわかりやすいので、まずは全体像の把握含めご参考ください。

また、以下のページにマニュアルがありますので、合わせてご参考ください。

参考 DanaLock V3製品マニュアルサポートページ


▲Dana Lock V3を取り付けるとこんな感じ。デザインは他のスマートロックと違い、違和感なく自然ですね。

注意点として、マニュアルキャリブレーション(鍵の位置合わせ)は忘れずに実施したほうが良いです。これをしておかないと、HomeKitで操作する際に、Dana Lockが施錠状態になっているか、解錠状態になっているかがきちんと認識されずエラーを吐きます。また、施錠解錠が正常に動作しないことが多いです。

これが終わったら、次にApple HomeKitの設定をしていきます。

Dana LockはAppleのスマートホーム製品規格である、HomeKitに対応しているため、純正のホームアプリから登録&操作が可能です。

よって付属の製品説明書にある、HomeKitコードを読み込むだけで、利用が可能となる超簡単設定なのがいいですね。アプリでBluetoothやWi-Fi設定をしたりなどの面倒くささがなくて良いです。


▲このシートの四角い枠に書かれたコードをiPhoneのカメラにかざし、読み込ませるだけでHomeアプリからの操作、Siriからの音声による施錠解錠の操作が可能となります。

ちなみに、第4世代以降のApple TVまたは最新バージョンのiOSを搭載したiPadがあれば、それをホームハブとして外出先からリモート操作が可能となります。

Apple TVやiPadをホームハブとして利用する場合の設定詳細は、以下のApple公式サイトの情報をご参照ください。私は第4世代のApple TVを所持していますので、これで外出先から操作が可能となりました。

参考 Apple TVをホームハブとして利用するApple公式

詳細レビュー

さて、ここからは利用して2ヶ月弱経った感想を掲載していきます。

MEMO
追って操作動画を掲載予定。

施解錠レスポンスは良好

このDana Lock、性能は中々良い感じです。特に施錠解錠ボタン(またはSiri)で命令してから、実際にDana Lock側で操作されるまでの応答速度はとても優れています。

例えば、私が以前利用していたQrio Smart Lockは、アプリのボタンをタップしてから実際に鍵が操作されるまでの時間が長く、結局普通の鍵を取り出したほうが早い、ということが何回もありました。この遅延によるストレスがないだけでも、購入する価値はあります。

さらに驚いたのはSiriのレスポンスです。これまでのスマートロックは、音声アシスタントで命令してから実際に鍵が解錠/施錠されるまでの応答速度にはかなり遅延がありました。これは、現在の家庭用スマートロックの代表選手であるQrio Smart Lockやセサミスマートロックでも同様です。

レスポンスの早いBLE(Bluetooth)が利用できず、常にインターネット接続が走ることと、異なる(音声アシスタントが持つ)サーバーでの通信が走ることがネックになっているものと思われます。

Dana Lockの場合、同じネットワーク経由ではありますが、OSレベルで統合されているHomeKitを利用していること(専用の認証が走っていると思われる)で、音声アシスタントによる操作でも、その操作レスポンスは他社と比べて倍以上早いです。

個人的に音声による施錠解錠は、以下の2点の理由により、スマートロックとしては非常に重要なものと思っています。

  • ハンズフリー操作できることによって、鍵の存在をさらに意識しなくて済む
  • 現状のスマートロック界隈の自動化機能は発展途上で、家の鍵というセキュリティ上最も重要な部分を預けるには信頼性に欠ける(つまり、ある程度マニュアル的操作が必須となる)

鍵を取り出す必要もなければ、鍵穴をガチャガチャやる必要がない、スマホを操作する必要すらない、スマートロックを導入する目的である鍵の存在を意識しないと言う側面においては音声操作ができることは非常に重要であり、それが難なくできるDana LockはiPhone利用前提ならば、これだけで導入する価値が大いにあります。

この点が、Apple製品使いならDana Lockを最もオススメする理由となります。

Apple Watchからの施錠解錠が最高に便利

HomeKit対応しているもう一つのメリットは、Apple Watchからの施錠解錠が非常に楽であることです。

Apple Watchはその性質上、常に身につけているもの。これに対応していることによって、もはやスマートフォンを取り出す必要すらありません。

Qrio Smart Lockはスマートウォッチ向けのアプリもあるのですが、Apple Watchの小さい画面でアプリを探し、ボタンを押すだけでも意外にストレスがあります。しかし、DanaLockであればHomeKit対応していることによって、Siriでの音声操作が可能となるため、Apple Watchに話しかけるだけでサクサク鍵の施錠解錠が可能となる、非常に便利なものなのです。

一方でiPhoneからのSiri操作はやや難があります。というのも、ロック画面からSiriでDana Lockを操作する際にいちいちロック画面を解除を促されるため、ひと手間増えます。ここは改善されてほしいところですが、仕様上しょうがない部分でもあるのかなと思います。

このDana Lockは特にApple Watchをお持ちの方へ、ぜひ購入してもらいたいです。あまりの手軽さにびっくりすると思います。

デザインが良い。かさばらず、違和感なく利用可能

Dana Lock V3は初期設定の項で述べたとおり、他のスマートロックにある両面テープで貼り付けタイプではなく、簡易工事による取り付けが必要となります。これは最初は確かに手間です。しかし、一度取り付けができれば実はメリットでもあります。

両面テープで貼り付けて設置のタイプのスマートロックは、通常のサムターンに被せるようにして取り付ける形式となっています。その性質から、本体は大きくなりやすくかさばった印象を受けます。また、ポロッと外れたりすることもあるのです。


▲左からDana Lock、セサミスマートロック、Qrioスマートロック。これまで自宅に設置してきたスマートロック比較。撮影角度が若干違うものの、Dana Lockは非常にコンパクトでかさばらず自然、かつデザインも洗練されている。鍵は家の目立つ部分にあるものなので、インテリアの観点でもこれはとても重要。

Dana Lockの場合、サムターンに直に取り付けるため、ドアとの密着具合がしっかりしており外観が自然であること、本体がコンパクトであるため、かさばって見えないのがとても良い点です。デザインも最もシンプルかつスマートに見えます。

こういったデザイン面でも満足感は高いです。

HomeKitでの設定&操作は超簡単

これはDana LockというよりHomeKitのレビューになってしまいますが、HomeKitは本当に設定が簡単&操作がしやすいです。

通常のスマートロックは専用アプリへの登録〜Wi-Fiに接続したりする必要があります。さらに音声操作をするなら、Amazon AlexaやGoogleアシスタントなどの設定も合わせて必要となりめんどくさいです。

HomeKit対応である大きなメリットは、専用コードを読み込むだけで、ホームアプリに他のHomeKit製品含め統合管理&一括操作が可能となることにあります。


▲Amazon AlexaやGoogle Homeアプリと異なり、各メニューを遷移せず最初の画面で各スマートホーム機器を操作できるのも良い。

iOSベースで機能統合されている純正アプリを活用していることから他社のようにスマホアプリでWi-Fi接続をしたりとか、そういった面倒な手間が発生しません。

Dana Lockを利用する上で、ホームアプリでは、以下のような操作を有しています。

  • ボタンタップによる施錠解錠
  • 鍵の状態通知
  • Siriによる施錠解錠
  • GPSを利用した施錠解錠(家に近づいたら解錠、家から離れたら施錠)
  • タイマーによる施錠解錠
  • シーン機能で他のHomeKit製品と一括操作(例えばDana Lockで鍵を閉めたら、Philips Hue照明がオフになる)
  • 他のHomeKit対応製品の動作に応じて施錠解錠

これを他のHomeKit製品と合わせて、単一のアプリで全て設定&操作が可能なのです。

私はスマートホーム製品を大量に所持・運用しているからこそ感じるのですが、これらはほぼ全てが専用アプリを用いて設定&操作します。つまり、スマートホーム製品を持てば持つほど断片化し、管理が面倒になるのです。

そういう意味でDana LockはHomeKitのエコシステムに統合できるというのが非常に大きいですね。まして、日本で最も普及しているiPhoneの純正アプリがベースとなっているのが大きいです。

最大の欠点:Androidから使えない(HomeKit対応による制限事項)

さて、ここまでほぼDana Lockを褒めちぎるレビューでしたが、現状Dana Lockには致命的な欠点が存在します。それは当初予定されていたBLE(Bluetooth Low Energy)が同時実装されず、HomeKit対応版とBLE対応版で製品(機能)が2つに別れてしまったことです。

これは、公式サイトの見解から察するに、現状のDana Lockのスペックでは、HomeKitにおけるBLEの厳しいセキュリティ制約を満たせなかったため、と見られます。

HomeKitはiOS11.3のリリースにより、今後オープン化が加速され、制約も緩和されるか、DanaLockのファームウエアアップデートにより改善される可能性もありますが、とにかく現状ではHK版とBLE版が分離されてしまったことで、スマートロックとして以下の致命的な欠点を抱えています。それは、Androidから利用できないことです。

スマートロックとしてこれはかなり痛いです。日本はiPhoneユーザが多いとはいえ、Androidユーザーもかなり多くの方がいます。

これが致命的なのは、例えば家族で利用するとき、自分がiPhoneユーザーでも他の人がAndroidユーザーであればその人はDana Lockを利用することができません。スマートロックのためだけにiPhoneに買い換えるなんて人はかなりの少数派でしょう。

また、来訪があったとき、民泊やオフィスでの利用を想定しているとき、Androidユーザーへキーシェア機能を利用させる事ができません。

このように、スマートロックの主要メリットである複数ユーザが簡単に利用することができるこの機能をHK版ではフル活用することができません。

これはBLE版を購入すれば解決できますが、Dana LockのBLE版を買うくらいなら他のスマートロックを購入したほうが安上がりですし、機能も豊富です。

それ以外にも、専用のアプリが利用できないことで、オートロックの細かい設定ができなかったり、Dana Lock専用のアカウント登録できないことでスマートホーム構築には要となるIFTTTが利用できないなど、細かい制限事項があります。詳細は公式ページの機能比較表にまとまっていますので、ご参照ください。

これらはファームウエアアップデートあるいは本体の改良版でも何でもよいので、HK版にもBLEによる制約をなんとか解決してもらいたいと思っています。

おわりに

Dana Lock V3

3.5

  • Siriによる操作レスポンスが非常に早い
  • デザインがクールかつ自然な取り付け感
  • Apple Watchからの解錠がかなり便利
  • Androidから利用できない
  • 純正アプリが使えず、機能をフル活用できない

HomeKitの制約により、大きなミソがついたDana Lock V3ですが、あくまでiOS専用のスマートロックとして見ると、上述したように中々優れた製品です。

ぜひ今後改善を進めて頂き、再発売していただきたいなと思っています。

※現在の販路は公式サイトのみの様子。
参考 DanaLockV3公式サイトM2セレクトショップ

2 Comments

Kou

ありがとうございます!引き続き頑張って更新していきますのでよろしくお願いいたします!

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