【レビュー】新型Amazon Echo Dot(第3世代)は廉価版スマートスピーカーとして十分な要件を満たしている。第2世代との比較

新型Amazon Echo Dotを利用して3週間程度経ちましたので、レビューします。

私はAmazon Echoを家中にばらまいて利用しており、キッチンやランドリー周り、PCモニターの下など狭いスペースにもEcho Dotを配置しています。

こういったところで利用しているEcho Dotをリプレースするに値するか?という観点で第3世代Echo Dotを購入してみました。

ところで、とりあえず購入しつつもこの第3世代Echo Dotにはそこまで期待していませんでした。本体も大型化しているし、スマートフォンで汎用的な給電方式であるMicro USBが使えないなど。。。

まぁその分音質アップという謳い文句はありましたが、正直いくらスピーカースペックは多少上がりはしつつもEcho Dotに出せる音質なんて大して変わらないだろう、そう思っていたのです。これなら、型落ちの第2世代のEcho Dotをセール価格で買ったほうがお得だろうなと。

しかし、ちょっと使ってみて、その考えは一変しました。これは、廉価版とは言え、スピーカー単体として十分機能していると。

そんな前置きはさておき、早速レビューをしていきましょう。

レビューポイント

Echo Dot(第3世代)
5.0

  • 本体仕様の変更は大したデメリットにならなかった
  • 「スピーカーとして」十分に機能している
  • 低音域強化が特に目立ち、バランスの良い音表現
  • これからEcho Dotを買うなら、第3世代と言い切れる
  • え?新Echo Dot2台でもステレオ再生が組める?

第3世代Echo Dotとは

Echo DotはAmazon Echoシリーズの廉価版に値する、音声アシスタント:Alexaを内蔵したコンパクトなスマートスピーカーです。日本では第2世代から発売が開始されています。

Echo Dot(Alexa)でできることの詳細はこちらの記事をご参照ください。

Amazon Echo(Alexa)でできること〜基本から応用、活用法まで一挙紹介〜

Echo Dotシリーズは、とりあえずスマートスピーカーというものを利用してみたい方へ価格も安く省スペースでおすすめできる製品でした。

その第3世代も第2世代と比較して、主に以下の点が変更されています。

  • スピーカーサイズが0.6インチ→1.6インチに
  • 内蔵マイクが7つ→4つに(マイクの性能はアップしているとのこと)
  • 丸みを帯びたデザインに変更
  • 価格が¥1,000プラスの¥5,980に
  • Micro-USBからAC電源に
  • 本体重量が約2倍、サイズも若干大きく

音質は強化されたようですが、正直デメリットとも言える面も目立ち、あまり魅力的でないように見えます。

しかし、それでも私は第3世代の購入を推します。実機を手に取りつつ、第2世代と比較しながらそれぞれの特徴を見ていきましょう。

ことはじめ

早速、Echo Dotを使える状態にしていきましょう。

同梱品について


▲ 本体、スタートガイド、説明書、ACアダプターのみの非常にシンプルな構成。先述の通り、今回からACアダプターに変更しています。

設定について


▲まずは電源を投入。


▲Alexaアプリを見ると、すでにデバイスが登録されています。通電すると、自動的にメッセージが出てきてEcho Dotに接続されます。初めて購入した方は、説明書の通り、Wi-Fi接続が必要になってきます。しかし、すでに何らかのEchoデバイスを利用している場合、Wi-Fi設定まで含めて自動的にセットアップが完了するのが非常に良い点です。(※)

※Echoシリーズは、一度セットアップしたEchoデバイスのWi-Fi設定をAmazonアカウント側に保存できる仕組みになっている。よって、過去に登録したものと同一のWi-Fi設定であれば、こんな感じで即登録完了することができる。

購入からセットアップ完了までが非常にスムーズでいいですね。この辺は、元々通販サービスがメインのAmazonならではの手軽さです。Echoはほとんどの場合、Amazonで購入するものなので。

こういった手軽さが、私がどんどんAmazon Echoシリーズに手を出してしまう理由の一つでもあります。(笑)

レビュー

さて、Echo Dotが使えるようになったところで、いよいよレビューしていきます。ここでは、第2世代との変更点を中心に見ていきます。

外観について

外観は第2世代と比較し、若干大きくなっています。


▲ひとまわり大きくなって外観が丸みを持っている。


▲本体を重ねてみるとその違いがわかりやすい。


▲重さは実測値で164g→284 gと約2倍弱アップしている。


▲ボタンの配置は同じ。ボリューム増減、アクションボタン、マイクミュートがある。


▲表面ファブリック素材になり、周囲も光沢プラスチックではなくスピーカーカバーとなっている。落ち着いていて、インテリアに馴染みそう。


▲背面の素材は同様。ラバー素材で滑りにくい。


▲その外観はGoogle Home Miniにめちゃくちゃ似ている。明らかにインスパイアされている感がある笑

全般的にデザイン性は個人的には第3世代のほうが落ち着いていて好印象です。

とここまで、外観のデメリットとして大きく変わったのは「重量」と言えます。

しかし、モバイル端末と異なり、据え置きが前提となるEcho Dotで重量というのは、ほぼ全くと言って良いほど意識するものではありません。加えて、サイズ感も、第2世代から一回り大きくなったところで、よほど狭い隙間とかに設置するようでなければ困るようなことでもありません。

とすると、使い方にもよりますが、このデメリットはほぼないと言えます。

端子の変更について

第3世代Echo Dotも第2世代と同様、AUX(3.5mmステレオジャック)外部出力をすることが可能です。

大きな変更点は、電源出力がMicro USBから専用のACアダプターとなったことです。

正直最初はこの変更については個人的に劣化したなぁと思っていました。Micro USBはスマートフォンなどでも利用されている汎用的な方式です。

つまりこれによって配置変更したい時やちょっと電源を流用したいときに融通が利かないのです。

ただ、設置してみて思ったのは、これもよくよく考えれば据え置きで利用するものなので、ちょっと配置を変えたい時にはACアダプターごと持って、入れ替えすれば良いだけの話。モバイルデバイスと違って頻繁に持ち運ぶものでもなく、あくまで家の中で移動するだけなので、無くしたり、充電器忘れたとかの心配もない。

とすると、このデメリットも実用面ではあってないようなもので、これと引き換えに後述する音質が向上するなら、ACアダプターに変更になったことはそこまで意識するものではありませんでした。

集音力について

先述の通り、第2世代Echo Dotと比較して第3世代の内蔵マイクは7つ→4つに減少しているとのことです。単体毎のマイク性能はアップしているとのことですが、集音力への影響はあるのでしょうか?

そこで、2台を並べて1m〜12mの区間で20回ほど任意の距離からウエイクワードに反応するかテストしてみましたが、わずかながら旧型の第2世代Echo Dotの方が反応が良かったです。

同様に、周囲にテレビなどの雑音がある環境でも10回ほどテストしましたが、こちらはさほど変わりませんでした。(4mくらいの区間でもう反応しなくなる)

あくまで独自検証ではありますが、第2世代の旧型Echo Dotの方が若干集音力が高いものの、実生活でそこまで困るものでもなく、この変更はあまり気にしなくて良いかと思います。

音質について

さて、ここまでわりと細かい仕様面を見てきましたが、最も気になるのはやはり音質ではないでしょうか?

スペック上、第2世代→第3世代はスピーカーサイズが0.6インチ→1.6インチにアップしています。また、最大音量も70%アップしたとのこと。

なるほど、カタログスペックで見ると確かに少なくとも倍以上よくなっているように見えます。ただ、音楽というのは体感してみて満足できるか否かが重要なので、数字だけ並べたところで正直よくわかりません。

ということで第3世代と第2世代を動画で比較してみました。より体感ベースで確認いただけるよう、バイノーラル録音で収録しています。

第2世代ではスマホのモノラルスピーカーのようなシャリシャリ音といった印象ですが、第3世代ではかなり音の深みが増しています。

特に低音域(バス)の向上は素晴らしいものがありました。Amazon Echoシリーズは全般的に低音域が弱い印象があったのですが、Echo Dotも別売の第2世代Echo Plusでもそれを補ってきた印象があります。

Google Home Miniは逆に低音域がかなり強い印象があるのですが、反面高音域が弱く、その点では第3世代Echo Dotのほうがよりバランスが良いため、心地よく音楽を聴くことができます。

もちろん、この音質面はEchoやEcho Plus、あるいは本格的なオーディオシステムなどと比較してはいけません。あくまで、この価格帯で、このサイズ感で見た時に、第3世代Echo Dotはかなり頑張っているほうだという話です。

スマートスピーカーの利用用途は多くの方の場合、音楽・ラジオ再生をメインであることでしょう。その用途で第2世代Echo Dotはお世辞にも満足できるものではありませんでした。その音質面での最低限を満たしていると言えたのが、この第3世代Echo Dotです。

よく言われるのが、外部出力すれば音質は問題ないという話ですが、そもそもそのスピーカーを持ってもいない方だって多くいると思いますし、これも新規購入となれば結局Echo以上の価格が必要になってきます。

また、外部出力には設置スペースも取りますし、電源供給口も2個必要です。せっかくのEcho Dotのコンパクトさも生かせないです。

そういった時に、この価格帯で、単体利用でも最低限満足できるであろう音質を有し、設置スペースを取らないこの第3世代Echo Dotは、何も考えずサクッとAlexaによるスマートスピーカー体験を楽しめるという面で、廉価版として第2世代以上に十分機能をしていると言えます。

リビングに置くとなるとパワー不足感は否めないですが、ちょっとした作業時のイージーリスニング目的なら、ベストな選択肢ではないかと思います。

おわりに

第3世代になって若干デメリットが目立つようにも見える新型Echo Dotですが、それと引き換えに音質は格段に向上しています。

スマートスピーカーの利用用途は多くの場合、この「音楽再生」と思いますので、多少のデメリットは引き換えにしたとしても、この第3世代の購入をおすすめします。

付録:第3世代Echo Dotでもステレオペアが組める!?Echo Subとも接続可能

ステレオペア再生について、Amazon公式では、以下の表記になっています。

  • ステレオペアが組めるのは第3世代Echo Plusまたは第2世代Echo。
  • Echo Subは第3世代Echo Plusまたは第2世代Echo。

このようにぱっと見では新Echo Dotではステレオペア再生できないように見えます。

しかし、実際に設定画面に行ってみたところ、実は第3世代Echo Dotでもステレオペア及びEcho Subとの接続が可能でした。


▲ステレオペアの設定画面にはきちんと第3世代Echo Dotが表示され、ペアを組めるようになっている。(第2世代Echo Dotは不可)

実際に音楽を再生してみたところ、Echo Dot2台によるステレオ再生が可能です。

同様に、Echo Dot×2+Echo Subによる2.1chステレオ再生も可能でした。


▲つまりこんな感じのオーディオシステムをできちゃうわけです。

MEMO
今後修正される可能性もありうるので注意。

ただ、Echo Dotの中高音域がそこまで強くないため、Echo Subのズッシリした低音域とのバランスがあまり良くなく、個人的にはEcho SubとEcho Dotの組み合わせはあまりおすすめしません。

※もしかしたら、このへんの音質的な要件で、Echo Subの推奨はあくまで第3世代Echo Plusまたは第2世代Echoということなのかな…?第3世代Echo Dot×2ステレオペアによる楽曲再生もそこまで大きな効力を発揮しているとは言えなかったのであえて明示していない…?

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