【レビュー】Echo Show 5、扱いやすい上に万能。あらゆるシーンで活用できるスマートディスプレイの大本命

echo show 5

前作Echo Showは期待値が非常に高かったスマートディスプレイで、今でもそれなりに便利に利用しているのですが、主にそのサイズ感からちょっと扱いづらいなと感じていました。

約17,000字に渡り辛口気味でウダウダ述べてしまったのですが、半年経った今でも当時とほぼ同様の印象を持っています。

そんな中、6月26日に新作:「Echo Show 5」が発売に!前回の内容が改善されているように見え、価格も3分の1くらいになっていたことから飛びつくように購入してみました。

というわけでまずはファーストインプレッションとしてレビューしていきたいと思います。

Echo Show 5の大きな特徴

前作Echo Showのレビューをざっとまとめると以下の通りです。

  • 音楽メインであれば音質もよく歌詞表示もあり最高
  • 視認性がよく少し遠目からでも情報参照・ハンズフリー操作できる
  • 奥行きも含めると巨大で意外と置き場所に困る
  • 大きなディスプレイが煩わしく、返ってその部屋で本来やるべき事の妨げになる
  • Alexaの認識精度が発展途上で使いにくい
  • Amazonはより安価で完成された類似デバイスを多く出しており、相対的にEcho Showに魅力を感じにくい

特に気になっていたのが置き場所です。スマートディスプレイってサクッと情報や音楽を視聴したり、家電リモコン代わりにスマートホームできれば良いものなので、その簡易的な操作をする割には存在感がありすぎる印象があったんですよね。

ところが、Echo Show 5はコンパクトながら5.5インチディスプレイというほどほどの大きさに収まっています。

▲こんなに違う!
▲奥行きもかなりの差
▲Clova Deskと比較してもかなりコンパクト
▲Clova Deskとの奥行き差。
▲つい最近発売されたNest Hubよりも小さい!
▲奥行きはそんなに変わらず。ディスプレイの分、Nest Hubの方が薄く感じる。
▲机の上においてみた。こうしてみると高さにけっこう違いあり。
▲高さが低いのでここに配置するという手も。ギリギリiMacの隙間に入らないくらい。

総じてとにかくコンパクト。故に置き場所を選ばないのが特徴です。

Echo Show 5を導入して良かった点

続いて、Echo Show 5を導入して印象に残ったこと、良かった点を述べていきたいと思います。

タップ操作の強化が素晴らしい。使ってようやく気づいたその価値

Echo Show 5は上述の通り小さなディスプレイを有しているため、ある程度見やすい位置、つまり至近距離で利用されることが前提となることでしょう。つまり操作する時は必然的に手を伸ばしやすい位置になることになります。

そう言う時に、必ずしも音声操作だけが良いとは限りません。いちいち話しかけなくても、ちょっと手を伸ばした方が楽に操作できることの方が多いです。

Echo Show 5であれば、この点各機能にアクセスできるメニュー画面ができたことにより、より手っ取り早く操作することが可能となりました。詳細を見ていきましょう。

メニュー機能の詳細

画面の右サイドを左スワイプすることによって、以下のようなメニューバーにたどり着くことができます。

▲「コミュニケーション」「スマートホーム」「ミュージック」「動画(プライムビデオ)」「定型アクション」「アラーム」という主要機能がメニュー化されており、ここからアクセスすることができます。
▲例えばスマートホームの画面。タップ操作で各家電のオンオフが可能。エアコン操作(サーモスタットスキル)はモードが視覚的に確認できたりその場で温度変更できたりするのがいいですね。
▲コミュニケーションの画面。呼びかけなどもここから利用できます。

ちょっと気になったのは、画面遷移がワンテンポ遅いかなという点ですね。私のネット環境はNuro光で常時300Mbpsほどの高速回線ですが、それでもこう感じました。

スマホやタブレットの画面遷移に慣れていると若干イラッとするかもしれませんが、タップ操作も最適化されていることの利便性は高いです。

なぜ音声操作前提のデバイスでタップ操作に価値があると思ったか

メーカーであるAmazonの話では、ユーザーは意外にもタップ操作を求める声は多いようです。

私たちはスマートフォンを代表とするタッチ操作可能なディスプレイに慣れている以上、やはり操作するならこの方が扱いやすいですよね。

別に全て音声操作にこだわる必要はないですし、現状の音声認識はまだ発展途上な部分が多く、ある程度できることを踏まえた上で話しかけなければなりません。

加えて、Echo Show 5のディスプレイはかなりコンパクトです。ゆえに(画面を見るために)ある程度至近距離から操作することになるでしょう。

ということで、とりあえず手を伸ばせば操作できる、タッチ操作の方が扱いやすい場面も多いと感じています。

また、現状の音声アシスタントによる操作の最大の欠点って、Alexa側から話しかけられることはほぼないため、常にこちらから能動的に話しかけなくてはならないことなんですよね。

タップ操作のように受動的に与えられた選択肢から選ぶということができないので、さあ操作しようと思っても、何を話しかけていいかわからなくなってくる。

それを補う意味でもこのようなメニュー機能により操作の選択肢を与えてくれるだけでもより使いやすくなっていると思っています。

いずれアップデートで提供されるかもしれませんが、「Echo Show 無印」の方はこのようなメニュー機能は現時点でも提供されていなかったです。これはEcho Spotでも同様。

よって、こういった点でもスマートフォンがコモディティ化した後に出てきたデバイスである以上、Echo Show 5の「扱いやすさ」が際立っていると言えます。

とはいえ音声操作ならではの「遠い位置」からの操作も十分可能

ある程度至近距離からのタップ操作が意外にも良いということを述べてきましたが、音声操作であるがゆえに、ハンズフリーかつ「ある程度遠い位置」からももちろん操作可能です。

▲Echo Show無印と並べて、マイク感度をテストしてみました。

テレビなど雑音がある環境、ない環境で1〜10mほどの状況、声色を変えたり等いくつかのパターンで30回程度試しましたが、どちらも反応状況は大差なしといった感じでした。

よって、通常のEchoデバイスと劣らず、反応するためコンパクトなデバイスとは言え、スマートスピーカーとしても十分に動作します。

実はプライムビデオの視聴にも結構使える。「ながら見」に最適かも

当初はディスプレイのこのサイズ感だからとプライムビデオのような映像コンテンツには期待していなかったのですが、利用してみて思ったのは意外にもビデオの再生用として扱いやすいということでした。

結局普通のテレビと違ってスマートディスプレイのような小さいディスプレイって、コンテンツをじっくり見るというよりながら視聴のような使い方のがいいんですよね。

その用途を考えた時に、Echo Show無印では画面が大きすぎて、ながら視聴としては目立ちすぎますし、Echo Spotではそもそも円形のディスプレイなのでアスペクト比があっておらず見れたもんじゃありません。

▲Echo Spotと違って小型でもディスプレイの形状的に映像コンテンツもそこそこ楽しめる

まぁFire HDとかもあるので、この用途に特に優れているというわけでもないですが、据え置き前提であることからミニテレビ的に「ながら視聴」とか「寂しさ紛れ」にはちょうど良いくらいのサイズ感だったのです。

映画だとテレビで見た方がいいですが、プライムビデオにはバラエティ番組のようなコンテンツも豊富ですし、さりげなく置いておくと便利だなと思ったところです。

▲Echo Show 5で見るのにお気に入りは巻き戻し操作。ながら視聴という雑な使い方なので、見過ごしたときに音声操作ですぐ見直せるのが便利です。

イージーリスニングとしてちょうど良い音質。やはり歌詞表示は最高!

Echo Show 5は価格も安いですし、スピーカーのスペックからしても音質は正直あまり期待していませんでした。

ところが、このEcho Show 5、思ったより音質は良い感じです。

中高音域の響きはこもったような感じで微妙ですが、低音域がそれなりにしっかりしておりそこそこ迫力のあるサウンドが楽しめます。

もちろんEcho Show無印ほどの音質の良さは全く感じませんが、ベッドサイドやデスク、食卓でのイージーリスニング目的なら十分であると言えるでしょう。

Echo Spotよりも音に深みがあり、その感覚は第3世代Echo Dotと同等といったところです。

と、これに関しては文字で書いても伝わらないと思いますので、動画に撮ってみました。同スマートディスプレイとして3種比較です。

▲動画:Echo Show 5の音質

さすがにEcho Show無印には負けますが、Echo Show 5のサイズ感とそこから想定されうる利用感からすると、これで十分すぎると思うわけです。

また、Amazon Musicを契約していれば、歌詞を見ることができます。

▲歌詞表示。その視認性は思った以上に良い。

これはClova DeskやNest Hubのような他社製品と比較しても、楽曲の進行に合わせ自動で歌詞表示がされる優れたもので、このような点からもEcho Show 5は音楽再生用途でも結構使えると思った点でした。

スマートディスプレイとしてのAlexaは、徐々に進化している

2018年12月にEcho Show無印が発売されてから、スマートディスプレイとしてのAlexaは着実に進化しています。

例えば、上述したメニュー機能です。これにより、話しかけることが逆に煩わしいときでも従来のスマホのような感覚で各Alexa機能を呼び出すことができるようになっています。

また、画面対応スキルもどんどん増えていっています。

▲スキル:「Wear」でコーディネート相談したり…
▲スキル:「アタック25」でクイズを出してくれたりします。暇つぶしにサクッと楽しめるのがいい感じ。

言語の認識精度も徐々に向上しているようです。以前は「プライムビデオを再生して」というフレーズすらほぼ反応しない(〜を見せてだと反応する)という状況でしたが、それも改善していました。

とはいえウォッチリストに登録できなかったり、特にプライムビデオは意図したコンテンツを音声で呼び出せないことも多く、細かい点での課題はありますが、見えない部分が徐々に改善されている印象で、今後に期待が持てます。

いろんな場所で使ってみた。利用シーンに合わせたできること

前回レビューにおいて、「どこでどう使うべきか?」という観点でEcho Show無印がハマりそうな場所が思った以上に少なかったという感想を述べたのですが、このEcho Show 5はどうでしょうか?

今回はファーストインプレッションということで、長い間使っているわけではありませんが、無印での利用経験を活かし、今回もいろんな場所で試してみました。それぞれで使えそうな機能も合わせて紹介していきます。

リビング

基本的にはリビングで使うならテレビ(Fire TV)やEcho Showのような大画面のほうが見栄えがよいかなと思いますが、Echo Show 5はダイニングテーブルやソファー前のローテーブルなど、手の届く位置にさりげなく置いておくと重宝するかと思います。

▲例えばスマートホーム機能で家電リモコンの代わりに操作することができたり…
▲ちょっとした置き時計や固定電話・内線代わりのデバイスとしても活用できるのがいいですね。
▲あとはテレビを見るにしても、Fire TVの音声操作用デバイスとしてならではの使い方ができたりします。(タッチパネルでリモコン操作とかはできない)

寝室

これは公式サイトから見て売りの一つであるようですが、ベッドサイドのナイトテーブルに置く用途にとてもハマりました。

しかも寝ている時に手を動かすのは億劫になるので、音声操作前提でハンズフリーに話しかけられるのが便利です。

▲天気や予定が音声で確認できる高機能時計を基本として…
▲プライムビデオを寝る前に見るのもいいですね。Fire TVで見ていたものをそのまま続きから再生できたりするので。
▲縦置きして寝ながら見るのに向きを合わせられたりもできます笑
▲もちろんアラーム設定可能。最近定型アクションのトリガーにアラームが追加されたことで起床に合わせて照明を自動でつけたりなどの地味に使い勝手が上がりました。
▲Amazonフォトと連携し、フォトフレームとして旅行の思い出にふけるなんてのもいい感じ。
▲カメラは本体上部のスイッチで隠すことができるのが地味に安心な点。寝てる時に覗かれている感があって嫌じゃないですか…笑 実はこの点で寝室利用なら無印より5一択という方も多いのでは…?

Echo Show無印では、ディスプレイもスピーカーも想像以上に存在感がありすぎて、寝室では煩わしいと思うこともありましたが、Echo Show 5のさりげなさは結構気に入っています。

書斎(デスク)

このサイズ感である以上、デスク上の置きやすさはやはりEcho Show 5が邪魔になりません。

先述の通り、デスクで本来やるべき作業を邪魔しない程度の程よい存在感なのがいいですね。

▲単位換算や計算機、辞書として利用したり…
▲作業の合間にフラッシュニュースをサクッとみたり…
▲音楽聴きながら勉強といった用途にももちろんハマる。
▲定型アクションのルーティンを使うのも良いかと思います。(実行と停止が選択できます。)

デスクでは勉強やパソコンなど手を動かしていることが基本となるわけですが、ハンズフリー操作であることによって、手を止めなくて良いのがいいですね。

キッチン

これも場所を取らない分、置きやすいですが防水対応でないことには注意しましょう。

▲地味に一番便利なのがキッチンタイマー。スピーカー型Amazon Echoと違って画面があるため、視覚的に残り時間を確認できるのが良いです。
▲クックパッドやDELISH KITCHENのスキルでレシピ検索や調理動画も見れますよ。
▲なんか使い切ってしまったものあったらAmazonで注文も可能(Amazon Freshはいまだに未対応)
▲他の部屋にEcho端末を設置していれば、食事ができた際に家族への「呼びかけ機能」とかも使えます。

ちなみに個人的にはFire HD 10の壁掛け利用が自宅のキッチン環境的に最もあっているので、ここではほとんど使っていません。Alexa端末はこういうのもあります。

https://twitter.com/Kou1600/status/1116976087668408321?s=20

玄関・通路

玄関台や通路に置くのも良さそうです。私の家は廊下にキッチンがあるのでそこが実質通り道となっているのですが、部屋間の移動時にサッと情報表示させるには、音声操作のようなハンズフリー端末の方が扱いやすいからです。

ただ環境にもよりますが、この点はある程度離れた位置から操作するのが前提となるので、無印のような大きいディスプレイの方が見やすいかもしれません。

全体を通して

無印と違うのは、配置の自由度やサイズ感・スピーカーのちょうど良さから、小回りが効いてどこでもそれなりに活用できるというのがありがたいと思っています。

また結局のところ、(音声アシスタントとしては)高機能なAlexaとAmazonプライムのお得かつ豊富なサービスがあるおかげで、単なるデジタルフォトフレームや高機能卓上時計を超えて様々なシーン・用途で利用できるのがいいですね。

Amazon側も利用場所を限定しているのではなく、ユーザーが各々に最適な利用シーンを考えて活用してもらうことを想定しているようです。

それはやはりAmazonプライムのコンテンツがあってこそできる技ですかね。

Amazon Echo(Alexa)を利用する上で欠かせない「Amazonプライム」のサービス

おわりに:一家に一台”さり気なく”置いておきたいスマートディスプレイ

Echo Show 5は全体的に小回りが利くことで無印と比較してもやり過ぎない存在感があり、Amazonの持つ豊富なサービスをシーンに応じて選択して使える魅力的なデバイスでした。

価格的な意味でも他スマートディスプレイよりもかなり安価な部類に入り、その多目的性としても一家に一台、どこかにちょこんと配置しておくと便利なデバイスであると言えます。

スマートスピーカーの次に来るのはスマートディスプレイだとはよく言われますが、ようやく手の出しやすいところで出てきたなという印象です。

実質的に第2世代であることによってその経験が培われ、より多くのユーザーの用途に合うよう最適化されていることが伝わってくることから、まさに本命であると断言できます。

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