【レビュー】eRemoteシリーズ(スマートリモコン)で家電の音声操作!スマートホーム化の仕組みづくりもしやすい(eSensorやePlugと連携)

eRemoteはスマートリモコンでは老舗的な存在で、私も2016年頃から長く利用しています。

最近では、Amazon AlexaやGoogleアシスタント搭載のスマートスピーカーと連携して声で家電を操作するということや、様々な周辺デバイスも出てきており、ますます活気づいています。

今回は、そんなeRemoteシリーズの総合レビューを掲載していきます。

eRemoteとは何か

eRemoteとはLink Japan社が販売している「スマートリモコン」というジャンルの製品の一種で、あらゆる赤外線リモコンの信号を端末に覚え込ませ、それをネットワーク経由で発信できる設置型の学習リモコンです。

スマートフォンから操作できるのが特徴で、赤外線リモコンをまとめられたり、インターネット経由で外出先からも家電操作できるのが特徴。

もちろん最近流行りの家電の音声操作もできちゃいます。

eRemoteには、mini/無印/Proの3つのラインナップがあり、それぞれの特徴をまとめます。

eRemote RJ-3eRemote minieRemote Pro
サイズ(L×W×H)113mm×113mm×34mm55mm×55mm×65mm73mm×70mm×70mm
無線規格IEEE802.11 b/g/n
周波数2.4GHz帯
赤外線方位垂直:最大180° 水平:最大360°
入力端子MicroUSBMicroUSBAC
センサー温度センサー電流センサー
付属品MicroUSBケーブル
ACアダプタ
MicroUSBケーブル

eRemote RJ3とeRemote miniの違いは、本体サイズだけでなく、温度センサーを内蔵していたり、ACアダプタを付属品として同梱しています。

また、eRemote Proはスマートリモコンでは珍しく電流センサーを内蔵している製品ですが、これは現在では法人向けとなっており、一般発売はされていないのが少し残念です。

そして、個人的に考えるeRemoteシリーズの特徴を列挙すると以下。

eRemoteシリーズの特徴
  • Amazon Echo(Alexa)、Google(Nest)Home両対応
  • マクロ操作が便利
  • 関連デバイス(eシリーズ)が豊富で拡張性が高い

スマートリモコンは他にも色々な製品が出ていますが、その中でeRemoteの特徴は、別売製品との組み合わせができ、スマートホーム化がしやすいというところ。

それ以外にも、スマートリモコンとしては老舗の企業なので、Web上にも色々な情報が溜まっているのも嬉しい点ですね。

そんなeRemoteの詳細について、他のスマートリモコンとの差異を中心に導入のメリデメを見ていきましょう。

記事の補足

私は、現在ではeRemote Proをメインに利用しているため、この記事ではeRemote Proの画像を掲載していますが、上述の通りすでに一般発売はされていません。
よって、eRemote mini・eRemoteでも差異が出ないような解説としています。

メリット

まずはメリットから。他のスマートリモコンには無い特徴を中心に掲載していきます。

音声操作はシーン機能も利用でき、保守性も高い

eRemoteは、Amazon Alexa(Amazon Echo)とGoogleアシスタント(Nest Home)に対応しています。

Amazon Alexaはスマートホームスキル・GoogleアシスタントではDirect Actionsと枕言葉を付けなくてもよいものに対応しています。

アレクサの場合

できること発話例
エアコン・電源ON/OFF
・モード変更
・温度変更
・設定確認
・エアコンをつけて/消して
・エアコンを暖房にして
・エアコンを25度にして
・エアコンのモードは何?
テレビ・電源ON/OFF
・チャンネル変更
・音量変更
・AV機器操作
・テレビをつけて/消して
・チャンネルを1にして
・ボリュームを3上げて
・テレビで早送りして
照明・電源ON/OFF
・調光
・照明をつけて/消して
・照明を暗くして/明るくして
シーン・家電の一括操作・家電を全部消して(アプリ側の設定に依存)

Googleアシスタントの場合

できること発話例
エアコン・電源ON/OFF
・モード変更
・温度変更
・設定確認
・エアコンをつけて/消して
・暖房をつけて
・エアコンを28度にして
テレビ・電源ON/OFF
・チャンネル変更
・音量変更
・AV機器操作
・テレビをつけて/消して
・チャンネルを1にして
・ボリュームを3上げて
照明・電源ON/OFF・照明をつけて/消して

他の製品のように、カスタムスキル・Conversation Actionsには対応していませんが、上記が進化した2019年現在、これらは問題ありません。

アレクサの場合は、シーン機能含めAlexa側で用意されているほぼすべての機能に対応しているので、かなりおすすめです。

一方Googleアシスタントをメイン利用している場合は、「照明の調光機能」や「シーン機能」には対応していない(Googleアシスタント側では対応しているが、eRemote側では対応しておらず操作できない)のが欠点です。

ただ、どちらも標準機能(スマートホームスキル・Direct Actions)に対応していることで、シンプルなセリフでラクラク家電の音声操作をすることができます。

例えば、以下のような感じです。

アレクサ、エアコンを暖房25度でつけて!

わかりました。
(eRemoteが反応し、エアコンが暖房25度でつく)

この中でeRemoteの大きな特徴は、Alexaのシーン機能(一括操作)に対応していることですね。

アプリ側の設定をアシスタント側にそのまま引き継ぐことが可能なので、設定を少し変えたりするときにアプリ側の設定だけ見直しすれば良いのが利点。

これで例えば以下のようなテレビのザッピング(チャンネル自動回し)処理が可能なのが良い点ですね。

▲このような形でテレビ側の応答時間を考慮して遅延設定を合間に入れながら、作る。
▲実際の動作映像はこちら。

単に家電の音声操作というのであれば他のスマートリモコンでもできるんですが、個人的にeRemoteはこのシーン機能と音声アシスタントを絡めた一括操作がやりやすいというのが気に入っている点です。

別売製品と連携し、様々な仕組みづくりが可能

eRemoteのメーカーであるLink Japan社は、スマートホーム関連のデバイスを多く提供しています。

例えば、以下のような製品。

これらをeシリーズですべて揃えることにより、以下の2点のメリットがあります。

揃えるメリット
  1. 操作するアプリを一つに統一できる
  2. eRemoteと連携して仕組みづくりが可能

私はeSensorとePlugを持っていますので、例としてそれぞれ実機を使ってeRemoteとの連携性を見ていきましょう。

eSensor

eSensorでは空気質の把握をすることが可能です。

▲自宅ではこんな感じでリビングに無造作に置いています。
▲アプリのトップ画面で情報が見れるのが良いですね。さらにeSensorをタップすると詳細情報も。

空気質の画面は、変に数値化されておらず、ひと目でわかりやすいです。

さらにこれの良い点が、環境情報を元に、eRemoteと連動して家電の自動制御ができるようになることです。

▲トリガー(動作のきっかけ):画像左から選び、指定の時間で実行することができる。

動作は、空気質・温度・湿度・光・音の5つの観点からチェックすることが可能であり、時間指定もできるのが良いですね。意図せず誤動作するのを避けられます。

この5つのトリガー(動作のきっかけ)として、ルールを作り、eRemoteを自動実行することが可能です。

▲私はこんな感じで回してます。画像左は室温が29度以上になったら、冷房をオン。(深夜帯を除く)、画像右は日中帯に部屋が明るくなりすぎたら、シーリングライトを自動オフです。

このように、eSensorをセットでこれを購入するだけでもかなりのパターンを実行できます。

他のスマートリモコンでも関連デバイスが売られているものがありますが、ここまで多くのトリガーで仕組みづくりができるのはeRemote+eSensorくらいかなと思います。

家電の自動制御をしたい方は、セットで導入されると良いでしょう。

ePlug

ePlugは、スマートプラグと呼ばれるもので、これを家電の主電源とコンセントの間に中継させてリモートで電源オンオフが可能となります。

▲この白の四角い装置です。これがWi-Fi対応していて、リモートでオンオフできます。

これによって、アレクサやGoogleアシスタントから声で操作することもできますが、同シリーズ・同アプリであることのメリットとして、eRemoteと連動することもできます。

私は、エアコン(eRemote)とサーキュレーター(ePlug)をアプリ側のシーン設定で連動させて、一括操作しています。

空気の循環をサーキュレーターで改善して、部屋をすばやく・まんべんなく冷やす/温めることができています。

▲実際の動作はこちらの動画を見てみてください。

eCurtain

少し高額ですが、カーテンの開け締めもスマート化できる「eCurtain」というものもあります。

これにより、アプリ側でシーン設定を組んで、目が覚めたら色々な家電をつけるのと同時にカーテンを開け、爽快な起床を実現するなんてことも…?

▲これは私は持ってないので、公式のYouTubeチャンネルをご参考ください。

最近ではIFTTTにも対応。仕組みづくりの幅が広がる

元々IFTTTに対応しているスマートリモコンはNature Remoくらいしかなかったのですが、eRemoteも最近では対応しました。

これにより、本体のシーン機能だけでなく、様々な仕組みづくりができるのが嬉しい点。

個人的なイチオシは、Location(位置情報)を利用した活用法です。

これにより、外出したらエアコンを消し、帰宅直前にエアコンをつけて部屋を暖めて/冷やしておくといったことが可能となります。

▲スマホのGPSを利用し、帰宅時・外出時の位置情報を元に家電を制御します。

それ以外にも他社製品と連携したりできます。

私はWithings Sleepという製品と連携し、ベッドに入ったらeRemoteで家電をオフみたいな仕組みづくりをしてラクをしてました笑

詳細については、以下のIFTTT記事で解説していますので、興味がある方は合わせて見てみてください。

スマートホーム構築のための「IFTTT(イフト)」の使い方とできること

デメリット

Siriに対応していない

音声アシスタントでの操作に優れるという話をしたのですが、それはAlexaとGoogleアシスタントによるもの。

この製品はSiriに対応していないのが大きな欠点です。

最近では日本でHomePodも発売されたため、これに対応していないのは少し寂しいなと感じる部分。

Siriショートカットに対応すれば、iPhoneやApple Watchからでも家電制御できたりするので、これに対応していないのはちょっと残念な部分。

ただ公式では対応に向けて動かれている様子で、実装に向け頑張って欲しいですね。

センサーが別売

これもメリット部分でeSensorによる仕組みづくりを述べているものの、eSensor自体を購入しなければならないというのが難点ですね。

他のスマートリモコンでは、主要なセンサーが内蔵されているものも多いため、購入が不要であるだけでなく、設置するスペースを気にする必要もなくなります。

eRemote miniには内蔵されていないことと、上位版のeRemoteでも温度センサーのみの内蔵なので、この点が残念な部分。

おわりに

eRemoteは、今回のレビューの通り、スマートリモコンとして家電の操作から便利な仕組みづくりまで、問題なく利用することができます。

デメリットで述べましたが、スマートリモコン単体としては、個人的にちょっと他社製品と見劣りする部分もあるかなという感じがあります。

ただ、eRemoteを展開するLink Japan社は古くからIoT製品の展開をしており、製品の保守性にも優れている企業といえます。

よって、同社の他の製品との連携や、音声アシスタントを絡めた様々な仕組みづくりをし、スマートホーム化したいという大きな視点で見ると、ベストなデバイスであるといえるかなと思います。

あとがき

eRemoteを運営するLink Japan社では、最近は住設など法人向けとしても展開されているようですね。今後遠い未来になるかもしれませんが、eRemoteのようなハブデバイスと、それらの連携という点でも注目できる製品です。

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