Google Homeとスマートリモコン|家電操作に最適な組み合わせは?徹底比較!

更新:2018年6月11日
  • スマート家電コントローラ(RS-WFIREX3)のGoogle Home Direct Actions連携対応に伴う評価見直し。

Google Homeは様々なことができますが、特に便利かつ新しい体験ができることとして、家電の音声操作が挙げられます。

Google Homeに話しかけるだけで色々な家電がハンズフリーで操作できるので、リモコンを探したり持ったりする手間が省けてとても楽チンです。

特にスマートリモコンと連携させての家電操作は、いちいち新しい家電に買い替える必要もなく、赤外線リモコン付き家電(TV、エアコンなど)であれば、これを買うだけでリモートで操作が実現できてしまう。日本の環境にあったとても便利な製品です。

ただ、分かりづらいこととしては、Google Homeと組み合わせるスマートリモコンはどれがベストなの?という話。

私はスマートリモコンを6台所持・運用しており、せっかくなので徹底比較&検証した上でおすすめ製品について述べたいと思います。

前提:Google Homeとスマートリモコンの連携手段について

まず、Google Homeとスマートリモコンを連携させるための手段についてご説明します。

この前提を理解しておくと、以下に比較しているポイントがわかりやすくなるので、ご一読頂ければと思います。

基本的に「Actions on Google」と呼ばれる、Google Assistantの機能をスマホアプリやAlexaスキルのようなイメージで拡張できるものを利用して連携するのですが、その中でもいくつか方式があります。ここではスマートリモコンとの連携でポイントとなる以下の2つの方式についてご紹介します。

Direct Actions方式(スマートホーム機能連携)

Direct Actions方式とは、Google Homeの標準機能として搭載されている、「スマートホーム」機能を利用した連携方法のことを言います。

デバイスの管理と紐づけをGoogle Home側で行うことにより、シンプルなセリフでスマートリモコンの音声操作が可能となります。

例えば、以下のようなイメージです。ルーム名を指定することによって、部屋ごとに家電の操作を指定できます。

OK Google!寝室のエアコンをつけて
わかりました、エアコンを操作します

これは、Amazon Alexaで言うところのスマートホーム連携とほぼ同等のものなのですが、Google Homeは日本語に対応している操作が少し進んでいて、テレビや照明の電源ON/OFFだけでなく、エアコンの温度管理をすることが可能となっています。

このエアコン操作が標準機能で利用できるというのはかなり大きいです。通常エアコンはリモコンの設定情報を「リモコンの端末側」に持ち、その情報をエアコン本体に認識させるという操作管理をしています。また、比較的最新のものは、リモコンとエアコン本体の設定情報の同期を取るものもあります。

Amazon Echoの場合は、エアコン(サーモスタット)用のインターフェースが未だ日本語に対応していないことから、リモコン側で保有する設定情報とズレたりすることで、完全なエアコン操作が難しいのです。Google Homeではこのインターフェースがすでに日本語対応しているため、かなり柔軟な操作ができます。

しかしながら、テレビのチャンネル切り替えなどさらに細かい操作には対応していないのが現状の欠点です。

これは、スマートリモコン側のテレビや照明の電源ON/OFFに、チャンネル切り替えボタンを学習させることで無理矢理呼び出すことができますが、設定はかなり手間がかかり管理も煩雑になる点に注意しましょう。

Conversation Actions方式(対話方式)

Conversation Actions方式とは、Google Homeのスマートホーム機能を使わず、メーカー側が独自に対話形式の命令パターンを作り込み、実装している方式のことを言います。Amazon Alexaでいうところのカスタムスキルとほぼ同等のイメージです。

これは、メーカー独自実装のため、例えばテレビのチャンネル切り替えやボリューム変更といった細かい操作までも特段の設定なしに実現することが可能です。

ただし、これの致命的な欠点は、独自で実装するものであるため、その命令を呼び出すためのセリフが必要になることです。例えば、以下のような感じです。

OK Google!家電リモコンを使ってエアコンをつけて
わかりました、エアコンを操作します

この欠点は、Amazon Alexaのカスタムスキルでも同様なのですが、Google Assistantの場合、「ショートカット機能」という便利なものが存在します。これは、あらゆる命令を自分の好きなセリフ名で呼び出すことができる機能です。これを利用すれば、この欠点は回避することが可能です。

ですが、簡単とはいえ一つ一つのボタンを設定する手間が発生し、スマートホームスキルのように自然なセリフでサッと使うことができないのは大きな欠点の1つです。

IFTTT方式

Google Assistantは、IFTTTというサービスに対応しています。これを経由することで、Google Assistantとスマートリモコンのサービスを連携させ、家電の音声操作が可能となるスマートリモコンも存在します。

ちなみにIFTTTとは「もし〇〇の場合、☓☓をする」といったルールづくりをノンプログラミングで実現できるサービスです。〇〇にはGoogle Assistantと命令するセリフ、☓☓にはスマートリモコン側で操作するボタンを登録することで、連携を実現します。

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このIFTTTというサービスは他の多くのサービスやIoT製品にも対応しており、あらゆる仕組みづくりを柔軟にできることがメリットです。

スマートリモコンでIFTTTを使う上で特に効果を発揮するのは、複数家電やIoTデバイスの同時実行を設定できる点です。(同じセリフの命令を設定することで実現可能)。これは実用面で使い勝手が良いです。

ただし、これの欠点は大きく2つ存在します。1つ目は上記ルールづくりをボタン1つ1つ設定していかなければならないため、設定に非常に手間がかかること。2つ目にIFTTTというサービスを中継することで、Google Homeに話しかけてから、実際に家電が操作するための接続が若干不安定であることです。

上記の方式でGoogle Homeと直接連携可能なスマートリモコンが増えてきた現状、Google Homeで家電操作ということに限定すれば、ちょっと厳しいのが実情です。

つまり、いずれの方式にもメリデメが存在します。その上で、Direct Actions連携はGoogle Assistantが標準機能として追加されており、特段の設定なしに自然なセリフで多くの操作が可能です。今後もインターフェースが追加(日本語対応)される可能性が高いことから、Direct Actions方式の優位性は大きいといえるでしょう。

本記事の評価基準について

この後にGoogle Homeと連携できるスマートリモコンについて比較・評価していきますが、そもそもスマートリモコンはサードパーティ製の製品であり、かつそれぞれの仕様によって縛られている現状、絶対的に評価することが中々難しいです。

そこで、当記事では、私が各社スマートリモコンをスマートスピーカーから実用していく中で、これは特に重要と考えるものを評価基準としたいと思います。その基準とは、以下の2点です。

より「任意のセリフ」で「自由度の高い家電操作」ができるか否か

最重視するのがこの点です。特に任意のセリフが選べることというのは、非接触かつ発話が前提となる音声操作の上では非常に重要です。

毎回呪文のようなワードを冒頭につけるのは、直感的でなく操作性が大きく失われます。

特に設定なしに任意のセリフで家電操作できれば、最初のハードルも下がり、かなり良いですね。

ということで、上記に取り上げた性質から考えても、基本的にDirect Actions(スマートホーム機能)で連携できるものをより高評価にしています。

また、自由度の高い家電操作といっても、家電は大半が「電源ON/OFF」できれば、それなりに便利なものばかりですからね。しかも、Google Homeでは上述により設定のしにくいエアコン操作にまで対応しているため、これがより多くの範囲で機能します。

もちろんショートカット機能により、Conversation Actionsでもこれを回避することができるのですが、その場合最初の面倒くさい設定が前提となるので、この設定の簡単さという意味でもDirect Actions連携で利用できることが優先されます。

応答速度は早いか

もう一つ重要なのがこの応答速度です。何故コレが重要かというと単純で、話しかけてから実際に操作されるまでにラグがあると、本当に家電操作されるのか?ということが気になり、ストレスが溜まるためです。

本記事では、「Google Homeにセリフを発してから、実際に家電操作されるまでの反応の早さ」も、評価軸の1つとしています。

各社製品の特徴と比較

さて、前置きがかなり長くなり申し訳ありませんが、各社製品の特徴を見ていきましょう。

今回は、現在主流となっている以下の5つの製品について見ていきたいと思います。

  • eRemote
  • MagicCube
  • RS-WFIREX3
  • sRemo-R
  • Nature Remo

なお、各製品の下部には当ブログの独自レビュー記事リンクも掲載しています。さらに詳細を知りたい方はご確認頂ければと思います。

また、評価軸の一つである応答速度の独自検証結果は、最初に以下の通り纏めておきます。数値はGoogle Homeに命令を言い終えてから、スマートリモコンで家電が操作されるまでの秒数を示しています。

製品名 DA CA IFTTT
Nature Remo
3.04
2.42
3.17
sRemo-R
4.46
eRemote
2.91
Magic Cube
3.24
RS-WFIREX3
2.95
2.72

※表の注記
・DA:Direct Actions、CA:Conversation Actions、IFTTT:IFTTT経由
・数値はGoogle Homeに命令を言い終えてから、スマートリモコンで家電が操作されるまでの秒数。
・「x」は未対応を示す。
・秒数は同一家電(TVの電源)で10回操作した平均値を取ったもの。
(他にもエアコンの電源で試したが、傾向は上記表と大体同じ。)
・同一時間帯で計測。
(回線速度起因の遅延を極力避けるため)
・IFTTT連携の現在の仕様は、「OK,アクションを実行します」と話された後に家電操作が実行される。それを前提とした応答速度を示す。

この前提をおいた上で、それぞれのスマートリモコンについて詳細を述べていきたいと思います。

eRemote

eRemoteはDirect Actions連携に対応しています。これにより、シンプルな命令で家電操作ができるのがいいですね。

ただし、現状操作できる家電は、照明カテゴリの電源ON/OFFのみに限定されています。

これは、照明カテゴリに他のリモコンボタンを学習させることによって、事実上すべての家電が音声操作で実現できますが、この場合、エアコンは上述したように電源ON/OFFだけでは温度操作などができない場合があるため、完全な操作ができないのが欠点です。

レスポンスは2.91秒と、Direct Actionsとしては平均的な早さでサクサク操作が可能です。

【レビュー】eRemoteはスマートスピーカーとの連携で実用性の高いスマートリモコン

ORVIBO Magic Cube

Magic CubeはDirect Actions連携に対応しています。こちらもシンプルな命令で家電操作できるのが良いですね。

さらにこれの特徴は、eRemoteのような電源ON/OFF(及びそれを利用した他の家電の操作)が可能であることだけでなく、エアコンの操作管理までDirect Actions方式に対応していること。これでシンプルなワードでエアコンの温度調節ができることが大きなメリットです。

応答速度は3.24秒とeRemoteと比べるとわずかにワンテンポ置く感じですが、正直5,000円台のスマートリモコンでこの性能と機能性とはかなり良い感じです。

【レビュー】ORVIBO Magic Cubeはデザイン性に優れ、コスパの良いスマートリモコン

スマート家電コントローラ(RS-WFIREX3)

スマート家電コントローラの凄いところは、Direct ActionsとConversation Actionsに両対応しているということです。しかもDirect Actionsではエアコンの操作に対応しています。

これにより、基本はDirect Actions連携で、テレビのチャンネル切り替えや音量変更についてはConversation Actions(+ショートカット機能)でといった形で柔軟な操作が簡単に設定可能です。

これにより、テレビの電源ON/OFFだけでなく、チャンネル変更やボリューム変更まで特段の設定なしに柔軟に利用できるのが大きなメリット。

かつて、Google Home連携における応答レスポンスが悪いといった実用面での細かい欠点もあったのですが、2018年5月のアップデートによってそれが改善されていたりもします。

唯一の欠点は、IFTTTに対応していないことによって、複数家電の同時実行ができないことくらいでしょうか。(これはアプリ側では可能だが、音声操作では不可)

RS-WFIREX3【レビュー】スマート家電コントローラ:RS-WFIREX3(ラトックシステム)の設定と所感

sRemo-R

sRemo-RはIFTTTによる連携に対応しています。IFTTTはかなり細かい設定ができることに加え、sRemo-Rの場合、他の製品と違いリモコン番号が1〜141番まで完全に独立していることから、それぞれのボタン毎に自由度の高い設定が可能なことが大きな特徴です。

例えば、ほとんどの他社ではできないマクロ機能もGoogle Homeから操作させることができたり、他のIFTTT対応スマートホーム製品も柔軟に動かすことが可能なのです。

ただし、欠点は上記の特徴に上げたように、他製品に比べ使えるようになるまでの設定がかなり面倒くさい点(特にsRemo-RはGoogle Homeから使うのに宅内ネットワークのポート開放必須であること)、応答速度が4.45秒と遅めなのが欠点です。

加えて、sRemo-R本体の仕様(エアコン専用のインターフェースをアプリ側で持ち合わせていない)からエアコンの完全な操作が難しいことがあります。これは、Direct Actions方式でシンプルなセリフでエアコン操作ができるようになった現在、他社と比較するとちょっと厳しいポイントです。

【レビュー】sRemo-R(エスリモアール)の設定方法と他社スマートリモコンとの実機比較

 Nature Remo

Nature Remoは、Direct ActionsとConversation Actionsに両対応しているということです。しかもDirect Actionsではエアコンの操作に対応しています。

これにより、基本はDirect Actions連携で、テレビのチャンネル切り替えや音量変更についてはConversation Actions(+ショートカット機能)でといった形で柔軟な操作が簡単に設定可能です。

さらに大きな特徴はIFTTT方式にも対応している点。つまり最初に述べた連携方式に全対応しています。これを利用して、家電の複数同時実行(シーン機能的な利用)や他のIFTTT対応IoT製品の同時実行なんてことも可能です。

このように、選択肢が非常に多く柔軟な操作ができることが大きいです。

しかも、全般的に応答速度がかなり早いのが特徴。特にConversation Actionsでは2.42秒とダントツの速さです。

【レビュー】 Nature Remoの設定と利用した所感。Google HomeやAmazon Echoとの親和性が高い

結論(総合評価)

ここまで述べてきた評価軸と各社製品の特徴から、個人的なオススメ順をランキングで示すと以下の通りとなります。

  • 1位:Nature Remo
  • 2位:スマート家電コントローラー
  • 3位:Magic Cube
  • 4位:eRemote
  • 5位:sRemo-R

ただし、この評価はGoogle Homeから音声操作する場合に限ったものであるため、最終的にはデザインの好みややりたいこと、他の機能やご予算によって最終的にどれを選ぶかは異なるかと思います。

その場合、総合的なランキング記事も作成していますので、こちらもご参考にして頂ければと思います。

【2018年】スマートリモコンおすすめランキング(6選)|スマートホームを簡単実現!

終わりに

今回はGoogle Homeと連携できるスマートリモコンのおすすめについて見ていきました。

スマートリモコンは一度設置したら長く日常的に利用する製品なので、より良いものを選ぶためのご参考になれれば幸いです!

なお、Amazon Echo編も以下の通り記事にしていますので、もし両方お持ちの方・購入検討中の方は合わせてご確認頂ければと思います。

AmazonEcho_スマートリモコンAmazon Echoとスマートリモコン|家電操作に最適な組み合わせは?徹底比較!

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