HomePodの使い方・できること|コアなAppleユーザー向けのスマートスピーカー!

HomePodは、Appleが発売するスマートスピーカー。

Siriを内蔵しており、音声操作で様々なことが可能です。

そんなHomePodの使い方・できることについて、一挙紹介していきます!

Kou

Kou

さすが、Apple製品。iPhoneなどとの親和性は抜群です!

HomePodの使い方とできること

HomePodでできることについて、AlexaやGoogleアシスタントと比較した感想も含め、まとめていきます。

音楽を聴く

Hey Siri、テンションの上がる音楽をかけて

わかりました。あなたのために厳選されたやる気の出る楽曲を再生します。

Siri

Siri

音楽再生は、Apple Musicのみ利用することができます。

基本的にはAmazon EchoやGoogle Homeと同様の使い勝手ですね。

「タイトル、アーティスト、ジャンル、気分、アクティビティ」などをSiriに伝えれば、HomePodが選曲してくれます。

さらに良い点が、この曲を「For You」に入れて、と言ったり「プレイリストに入れて」と言えば、自動で登録もしてくれて、管理がしやすいです。用例は以下の通り。

種別話しかけ方
曲やアルバムを探す「『24K Magic』をシャッフル再生して」
「デヴィッド・ゲッタの最新アルバムを再生して」
「私が持っている曲をかけて」
「『Yo, I’ll tell you what I want, what I really, really want』という歌詞の曲をかけて」
「食事時に合いそうな曲をかけて」
曲をチャート別に探して再生する「トップテンの曲をかけて」
「1976 年 4 月 1 日の第 1 位の曲をかけて」2
「90 年代のヒット曲をかけて」
「トゥエンティ・ワン・パイロッツの人気曲をかけて」
音楽をライブラリやプレイリストに追加する「この曲をライブラリに追加して」
「このアルバムをライブラリに追加して」
「この曲を『私のイチオシ』というプレイリストに追加して」
ラジオやステーションを再生する「Beats 1 をかけて」
「エルトン・ジョンの『Rocket Hour』を再生して」
「安田レイでラジオステーションを作って」
「NPR ラジオが聴きたい」3
再生中の曲をコントロールする「これに似た曲をもっとかけて」
「この曲はスキップ」
「リピート再生にして」
「この曲は好き」または「この曲は好きじゃない」
「この曲を別のバージョンで聴きたい」
「止めて」
再生中の曲について調べる「この曲なんだっけ?」
「この曲が発売されたのは何年?」
「誰が歌ってる?」
「このアーティストについて教えて」
「このアルバムの曲数は?」

と、ここまでは正直Amazon MusicやPlay Musicでもできることなのですが、Apple Musicを選ぶ大きな特徴は、やはりiPhone等を利用している時に、同じサービスを勝手よく使えることではないでしょうか。

どういうことかというと、他の有料サービスを利用している場合、iPhoneのSiriからはアプリを開くということしかできず、Siriから直接再生することができません。

特に車での利用時とかにこのiPhoneからのハンズフリー再生は大変重宝するのですが、HomePodと音声アシスタントを含めた音楽環境が統一されていることが、とてもシームレスで実利用で使い勝手が良いのです。今まで登録してきたプレイリストが使えたり、操作感をそのまま体現できることも大きい。

HomePodでの音楽再生は、このような普段使っているデバイスを含めた取り回しの良さがいいんですよね。

個人的には、外部サービスとの連携に関わらず、このシームレスさには満点をあげたいところです。もちろんそれはAppleユーザー限定となるのですが。

ラジオを聴く

Hey Siri、最新のポッドキャストを再生して

ポッドキャストを最新のエピソードから順に再生します

Siri

Siri

HomePodではラジオを聴くこともできます。これは主にPodCastとTuneInが中心です。それ以外にも「音楽を聴く」の章で掲載したApple Musicのラジオステーションを利用することもできます。

ただ日本において大きなネックは、「Radiko」が利用できないことですね。これはRadikoがSiriショートカット等に対応していないためです。

後述するAirPlay経由でiPhoneから転送して聞くことは可能ですが、直接それを再生できるAmazon EchoやGoogle Homeなどと比較して使い勝手は劣ります。

一方でPodcastはHomePodでしか利用できないため、これを利用したい場合はHomePod一択です。

メモをとる

Hey Siri、「買い物へ行く」とメモして

はい、「買い物へ行く」というメモを作成しました

Siri

Siri

個人的に一押しなのが、このメモを取る機能です。Siriに話しかけると、iOSやMacのメモアプリに内容が送信されます。

それは本当に単純なもので、Siriに話しかけた内容がそのまま純正メモに投稿されます。HomePodは他のデバイスと比較して集音力に優れるため、部屋のどの位置からでも、ハンズフリーでメモが残せます。

これが家事の最中とか手が離せない時に、とりあえず覚書として利用できるので重宝します。

実はこの音声でメモを取る機能は、意外にもGoogleアシスタントやAlexaでは持ち合わせていない機能なんです。

例えば、GoogleアシスタントはGoogle Keepと連携ができません。リスト機能やIFTTTを経由することである程度代替することは可能なんですが、連携設定が必要なのと、レスポンスがあまりよくないので、HomePodほどシームレスではないのです。

HomePodはいつものメモアプリにテキストデータが残るので、その後iPhoneで編集したり、適当に連続して呟いた内容を後から結合したり、書類を添付したり、iPadからApple Pencilで手書きしたりといったことが可能なのが良い点。

唯一ネックなのが、特にGoogleアシスタントと比較した時に、テキストデータの変換率が良くないと感じる部分。認識度がちょっと劣ります。

ただ、このメモを取るというシンプルな機能に、他の音声アシスタントと比較して、HomePodと他Appleデバイスとのシームレスさが現れていると思います。

予定管理をする

Hey Siri、明日10時に買い物へ行くとカレンダーに追加して

わかりました。明日の10時に買い物へいくという予定をカレンダーに追加しました。

Siri

Siri

カレンダーに何月何日の何時何分に〇〇をする、でカレンダーに予定を入れられます。

これは、AlexaがiCloudと連携ができるので、利用感としてはあまり差異がありませんが、細かい点でいうと、読み上げの際に「場所」を読み上げてくれるところや、「予定の変更」が可能なことです。

また、同様の流れでリマインダーに追加も可能です。これもiOSやMacOSの純正アプリに管理を統合できるところが良い点ですね。

少し基準が違うかもしれませんが、AlexaではGoogleカレンダーやOffice365などとも連携できるので、総合評価は4としています。

天気を聴く

Hey Siri、明日の天気は?

〇〇市〇〇区では明日は一時曇りになるとの予報が出ています。最高気温は32度、最低気温は28度です。私の気象データはWeather Channelから提供しています。

Siri

Siri

スマートスピーカーでは一般的な使い方、天気を聴くことももちろん可能です。

「今日の天気」「〇〇市の天気」「明日の天気」「週間予報」となどといった観点で命令することができ、回答としては「天気」「温度」だけでなく「提供元」まで教えてくれるので、なかなか詳細なデータを知ることができます。

ただこれについては、スマートディスプレイのように、視覚的に見れた方がより直感的にわかりやすいというのはありますが、iPhoneやiPadでも音声ファーストの回答でスマートディスプレイのような表示をしてくれるので、特に見劣りするといった感じはありません。

経路検索をする

Hey Siri,ここから東京駅までどうやっていく?

東京駅に一番早くつけるのは〇〇のルートです。

Siri

Siri

HomePodからは経路検索をすること自体は可能ではあるのですが、音声からは一部の情報(車限定で、どの幹線を使えばいいか)くらいしか回答されず、Googleアシスタントのそれと比べるとかなり見劣りします。また、電車での経路検索・乗換案内にも(iPhoneのSiriでも)対応していません。

せめてGoogleアシスタントのようにHomePodからiPhoneにデータを転送してくれるとありがたいのですが、これが現状はできません。

Appleはマップアプリを自前で用意することになって久しいので、HomePodからの操作をもう少し発展させてほしいなぁと思ったポイントでした。

アラーム・タイマーをかける

Hey Siri、7時にアラームをセットして

7時にアラームをセットしました

Siri

Siri

スマートスピーカーの主要機能がこのアラームとタイマー、HomePodでももちろん利用することが可能です。

「○時○分にアラームをかけて」、「○分のタイマー」をかけてと言えば、その通りにかけてくれます。

特筆すべき点はあまりないのが正直なところですが、一声でこれができるのが地味に便利で実用性は高いので、利用頻度はかなり多くなると思います。

AirPlay 2でiPhone上のコンテンツを再生する(動画サービス・オーディオブック等)

HomePodの売りの一つが、このAirPlayでのコンテンツ共有。iPhoneからHomePodにコンテンツを転送することができます。

Apple Musicは当然として、それ以外にもYouTubeやAmazonプライムビデオをラジオのようにかけられます。HomePodは話しかけて命令することがメインのデバイスですが、実用上はこれが最も使い勝手が良いかもしれません。

iPhone上でバックグラウンド再生に対応していないものは、iPhoneをスリープ状態にしてしまうとHomePod上での再生が停止してしまうので注意です。例えばYouTubeでこれを回避する場合、「YouTube Premium」に加入する必要があります。

それ以外にも、現行のHomePodのSiriではiBooksのオーディオブックは再生できないのですが、AirPlay2を経由することにより、HomePod上で聴くことができるようになります。

iOSデバイスで利用でき、かつAirPlayに対応しているメディアコンテンツをHomePodのコンテンツとして利用できるのは大きなメリットです。

これにより、iPhoneやiPadをHomePodのリモコンのように活用できます。実生活では音声操作だけだと煩わしいと感じる局面もあるので、多用していけそうなものの一つです。

スマートホームを構築する

Hey Siri、照明を消して

わかりました。

Siri

Siri

スマートスピーカーと言えば同時に連想することの一つとして、音声で家電を操作する、いわゆるスマートホーム機能。その実力は、他の音声アシスタントと比較してどうなのでしょうか?

結論からすると、HomePodでも十分可能だが、AlexaやGoogleアシスタントには及ばないという感じです。

まず、HomePodでスマートホームをするための方法としては、以下の2点があります。

  1. Siriショートカット
  2. HomeKit

1番目のSiriショートカットは、音声アシスタントであるSiriを活用した方法、HomeKitはApple純正のホームアプリから利用する方法です。

このうち、よりスマートホームに特化した機能やインターフェースを持つHomeKitに対応するデバイスというのは、市場にほとんど出回っていません。有名どころでは照明の「Philips Hue」シリーズや「IKEA TRADFRI」といったところです。

厳密にはラズパイ等にサーバを立ててHomeKitをオープンソース実装する「Homebridge」や、海外からHomeKit対応デバイスを入手するといった手段もありますが、正攻法ではないのでここでは一旦除外します

よって現状スマートホームをするなら、Siriショートカットを利用することを推奨します。

GoogleアシスタントやAlexaと比較してしまうと圧倒的に少ないですが、Nature Remo等、スマートホームデバイスの中でも使い勝手の良いスマートリモコンで一部これに対応している製品があるのが大きいです。

これにより、エアコン・照明・テレビなどの基本的な動作はこのSiriショートカットで賄えるのですが、Siriにおけるスマートホーム構築のメリットは、以下の3点です。

イメージしづらいと思いますので、とりあえず項目だけ載っけときます。追って別記事で事例を交えながら解説します

  • 待機動作が細かく設定でき、マクロ的な仕組みを簡単に作れる
  • ショートカットの途中にWebhooks(IFTTT)が置けるため、実現可能性が非常に高い
  • 実行開始のワードを自在に設定でき、同一のセリフをトリガーにする
  • ショートカットは設定時点でSiriがNGを出すので、実利用で課題になりやすい「同一家電のバッティング問題」が発生しない。
▲例としてテレビのザッピング(チャンネルを自動で回す)。待機動作を駆使すればテレビの応答時間に合わせることができます。

一方でデメリットとしては、以下の5点。

  • Apple TVのHDMI機器連携(HDMI-CEC)がHomePod上から利用できない。(Fire TVやChromeCastからはこれが利用可能)
  • スマートホーム向けに活用できる機能がSiriとHomeKitで分断されており、どちらか一方が対応していないと使えないジレンマがある(iOS13で改善見込み)
  • スクラッチしたショートカットは必ず「ショートカットを実行します」と言われた後に動作するため、実際に家電操作がされるまでの時間が長い。
  • Siri(SiriKit)のスマートホーム向けの機能が少なく、VUI上で柔軟に変数等が設定できない(例えばエアコンの温度変更が固定値のみ)
  • アプリ側で一度家電を実行してからでないと、目的の操作をSiriショートカット上で選択することができない。
▲Apple TVから(HDMI連動で)テレビを操作できないのがちょっと残念でしたね〜

と実用上の細かいところまで含め述べたのですが、何が言いたかったのかというと、細かいメリットはあるものの、現状では対応デバイスが少なくクセも強いため、AlexaやGoogleアシスタントと比較すると若干使いにくいかなという感じです。

ニュースを聞く

Hey Siri、ニュースを再生して

わかりました。NHKニュースを再生します。

Siri

Siri

Hey Siri、ニュースを再生してというとNHKニュースが聞けます。

それ以外にも例えば「経済ニュースを再生して」というと、PodCastが流れるようにもなっています。

現時点で確認できたのはこれくらいで、AlexaやGoogleアシスタントのように固有のコンテンツが少ないかなと思いましたが、今後アプリ側の対応などでコンテンツが増えるかもしれません。期待しましょう。

コミュニケーションを取る

Hey Siri、〇〇さんに電話をかけて

確認させてください。〇〇さんの電話をかけますか?…電話をかけています

Siri

Siri

HomePodから直接メッセージを送信したり、電話をかけたりすることも可能です。機能としては以下の通りです。

  • 電話をかける・電話に出る
  • 通話をiPhoneからHomePodに転送する
  • 通話ボリュームを調節する(本体の+ータッチセンサ)
  • メッセージの送受信
  • 新着メッセージの読み上げ
  • 特定の人物から届いたメッセージの読み上げ

これらは、パーソナルリクエスト設定を有効にしている必要があります。

HomePodは常時待機が前提のデバイスなので、固定電話のように利用できるのが非常に便利です。

冒頭でも少し触れましたが、普段利用のiPhoneの電話帳やメッセージアプリのデータを特段の追加設定の必要なくそのままHomePodに引き継げるのが非常に良いですね。

しかも、Amazon EchoやGoogle Homeと比較して、「Alexaアプリの導入」や「Google Duoの登録」といった(相手先含めた)追加設定なしに直接連絡先に登録された電話番号に発信できるというのが素晴らしいです。

よって、このコミュニケーション関連機能は、他のスマートスピーカーと比較して使い勝手がよく、HomePodの大きな特徴といえます。

おわりに

HomePodでできることを利用感交えつつ解説しました。

身の回りのガジェットをAppleで固めている人には、おすすめです!

Kou

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