【レビュー】Nature Remoはデザイン性とIoTな機能性を兼ね備えた最強のスマートリモコン

Nature Remo外観

更新履歴
この記事は2017年10月初稿ですが、その後の多くのアップデートを踏まえ、2018年7月に内容を全面刷新しました。

Nature Remoは、外観・アプリ含めデザイン性に優れ、Amazon EchoやGoogle Homeに両方対応。さらに連携サービス:IFTTT対応やセンサーによる自動化機能を兼ね備えた、IoTの便利さをフルに体感できるスマートリモコンです。

私は2017年10月から利用してきており、今や生活インフラに近い存在となりました。

2018年6月末に大幅なアップデートがされたため、その内容を含め、改めてレビューしたいと思います。

Nature Remoとは何か

Nature Remoとは「スマートリモコン」・「IoTリモコン」と呼ばれる製品の一種です。筐体にリモコンの赤外線を覚え込ませ、スマートフォンのアプリを用いて信号を発信することができます。

Nature Remoのリモコン学習
▲こんな感じで学習させていきます。

従来の学習リモコンと同様に、リモコンをひとまとめにすることができたり、インターネットを経由して外出先からでもこのNature Remoに接続し、リモート操作ができるといった点が特徴です。

Nature Remoのスペックや機能については、以下の表のとおりです。Nature Remoと廉価版のNature Remo Miniの2種類が発売されており、ざっと比較します。

項目Nature RemoNature Remo Mini
大きさ74mm×74mm×20mm58mm×58mm×15.6mm
重さ約65g約29g
外形・素材プラスチック(光沢)プラスチック(非光沢)
壁掛け穴(画鋲止め)
通信Wi-Fi 802.1 b/g/n
赤外線
Wi-Fi 802.1 b/g/n
赤外線
温度センサー
湿度センサー
照度センサー
人感センサー
Amazon Alexa対応
Google Assistant対応
IFTTT対応
付属品本体
USBケーブル(2m)
USB電源プラグ
両面テープ
説明書
本体
USBケーブル(1.5m)
説明書
価格(標準価格)¥13,000¥8,980

今回のレビューでは「Nature Remo」を中心に見ていきます。Remo miniのレビューは以下です。興味のある方は本記事を見ていただた後に確認ください。

Nature Remo外観【レビュー】Nature Remo miniでも十分満足できる。Nature Remoと比較してみた

さて、特徴を軽く見たところで、早速Nature Remoを使えるようにしていきましょう。

ことはじめ

まずは、初期設定から家電操作できるようになるまでをこの章で見ていきます。

初期設定

Nature Remoを設定するためには、以下のスマートフォンアプリを利用します。

Nature Remo

Nature Remo

Nature, Inc.無料posted withアプリーチ

Nature Remoの初期設定について、まずはこちらの公式動画を見てみてください。やや古いバージョンのアプリのものですが、全体像がわかりやすいです。

初期設定は基本アプリの画面の案内を進めていくだけで利用可能となるので、かなり簡単です。目安として、スマートフォンのWi-Fi設定できる方なら、難なく設定できるでしょう。

全てを取り上げることはしませんが、ポイントとしては以下のとおりです。

  • 設定はWi-Fiルータの近くで実施すること
  • Wi-Fiは必ず2.4GHz帯のもので設定すること
  • 詰まってしまったら、アプリを再起動して一からやり直す

スマートリモコンは、初期設定に若干クセのあるものが多いです。その点Nature RemoはアプリのUIに優れており、直感的にサクサク進められます。

特に初期設定で登録するエアコンは、非常に豊富なプリセットにより、電源ボタンを押すだけで自動で設定情報を流し込むので簡単に使えるようになります。
(エアコンはリモコン側に設定情報を持つものが多いので、通常学習させるのに一癖あったりするが、Nature Remoは非常にスムーズに登録可能)

私はスマートリモコンは他に5台持っていますが、その中で最も初期登録が簡単だと感じたのは、このNature Remoでした。

リモコンの登録について

Nature Remoは、従来の学習リモコンと同様に、ご自宅のテレビやエアコン、照明といった赤外線家電のリモコン信号を覚え込ませていきます。

Nature Remoのリモコン学習
▲初期設定でエアコンを登録していると思いますが、テレビなどでも同様に、リモコンボタンを上記画像のイメージで一つ一つ覚え込ませていきます。

これも、アプリの案内に沿い、サクサク設定していくことが可能です。以下の動画はテレビの例ですが、こちらで設定の流れを掴んでください。

ポイントとしては、以下のとおりです。

  • エアコン以外はプリセットがないので、ボタンを一つ一つ覚え込ませる必要がある
  • アイコンは操作に合ったものを設定する(操作を視覚的に助けることや、後述するスマートスピーカーからの操作では、このアイコンがベースとなっているため)

ここまでできたら、スマートフォンのアプリを用いて、外出先からも家電操作が可能となります!

ちなみに私は、以下の家電を登録しています。

  • リビングのエアコン(リモコンボタンほぼ全て)
  • リビングのテレビ(リモコンボタンほぼ全て)
  • 寝室のエアコン(リモコンボタンほぼ全て)
  • 寝室のテレビ(リモコンボタンほぼ全て)
  • ロボット掃除機(開始と終了)
  • 扇風機(オン・オフ)
  • 間接照明(オン・オフ)

筐体の特徴

初期設定も済んだ所で、まずは筐体の特徴を見ていきましょう。

デザインが美しい

この製品は筐体からアプリまでデザインが非常に優れています。

Nature Remo外観
▲白基調で外形も丸みを帯びており、主張しすぎない柔らかなデザイン。壁に取り付けてもいい感じ。いかにもガジェット感のある雰囲気ではなく、インテリアに馴染みやすそう。

Nature Remo外観
▲ブルーのリングライトが点滅し、赤外線を発信。こちらも落ち着いた印象を受ける。

NatureRemo リセット
▲背面には小さなリセットボタン。単純なリセットに用いることや、初期設定でWi-Fiにうまく接続出来ないことがあれば、爪楊枝などで押してリセットします。

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▲左右にも赤外線を通す隙間がある。これが後述する広範囲な赤外線発信に役立っている。

Nature Remo外観
▲廉価版のNature Remo miniとの比較。miniと比較すると当然だが大きく見える。Nature Remoの方はツヤあり、miniはツヤなしの外観。

NatureRemo背面
▲Remo miniとの背面比較。Remo miniには画鋲を刺す穴があるのが特徴。Nature Remoは両面テープで壁に取り付けています。

Nature Remo外観
▲双方のランプを点滅させるとこんな感じ。

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▲前作iRKitとの比較。iRKitはランプが相当に眩しかったが、Nature Remoは問題なし。

このような感じで、他のスマートリモコンにはない、インテリアに馴染みやすそうな柔らかいデザイン感が特徴です。続いてアプリの画面を見ていきましょう。

NatureRemoアプリ画面
▲アプリのデザインも洗練されている。アイコンもわかりやすくGood。エアコンは温度表示と稼働状況がトップ画面からひと目でわかるのがいいですね。

NatureRemoのエアコン設定
▲特にエアコンのコントロール画面は秀逸。温度設定をスワイプで調節することができる。操作していて気持ちがいい。また、暖房・冷房・ドライなどそれぞれバーの色が変わるので、直感的にどの設定になっているのかわかりやすい。

NatureRemoアプリ画面
▲アプリのアップデートにより、若干文字が薄いのが気になるところであるが、個人的にはこちらの方が濃淡がついていて見やすいと感じる。アイコンを見ればどの操作なのかすぐわかるので。

スマートリモコンはその特性上、部屋のそれぞれの家電に赤外線が届くよう、比較的目立つ位置にむき出しで置いておく必要があります。よって、特に筐体は好みのデザインのものを選ばないとインテリアに影響を及ぼす可能性があります。

他のスマートリモコンにもここまで洗練されているものは他にないので、ここで述べたデザイン性が良いという点だけでもNature Remoを購入する価値があります。

スマートリモコン
▲我が家のスマートリモコン一式。(Magic Cubeを撮り忘れた笑)他社のものは以下の記事でレビューしていますので、比較検討のご参考まで。

【レビュー】eRemoteはスマートスピーカーとの連携で実用性の高いスマートリモコン RS-WFIREX3【レビュー】スマート家電コントローラ:RS-WFIREX3(ラトックシステム)の設定と所感 【レビュー】sRemo-R(エスリモアール)の設定方法と他社スマートリモコンとの実機比較 【レビュー】ORVIBO Magic Cubeはデザイン性に優れ、コスパの良いスマートリモコン

照射範囲が広い

Nature Remoは、前作のiRKitと比較すると、照射性にとても優れています。

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▲先述の側面の隙間からも赤外線発信されることで、広範囲に赤外線が届きます。

一方で他社スマートリモコンと比較した結果は次のとおりです。独自調査してみました。

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▲Nature RemoはRS-WFIREX3やsRemo-Rに次いで広範囲に赤外線が届いた。


※上記表の注意点
・あくまで自宅で計測した独自評価であることに注意ください。
・スマートリモコンは赤外線モジュールが複数内蔵されていることが多いことから、正確な照射角を測定できなかったため、本体表面・側面・底面という曖昧表現をしています。
・TV(SHARP)を使って測定。
・水平、直下、直上:TV受信部位から見た各リモコン本体の配置場所
・表面、側面:赤外線を発信する本体の向き(ロゴや内部モジュールから正方向を個人的に判断。なお側面は任意の軸から0°,90°,180°,270°の4つの方位から測定した結果。)

RS-WFIREX3やsRemo-Rは、かなり広範囲に赤外線が届くのですが、樹脂部分がほぼむき出しになっており、内部の赤外線モジュールが若干透けて見えています。まぁそんな目を尖らせて指摘する部分でもないかと思いますが、やや洗練されていないと感じる部分。

その点Nature Remoは、先述の通りデザイン性が高い上に、ここまで広範囲な照射性を保つことができていることが高ポイントです。

応答速度が早い

Nature Remoは応答速度もかなり優れています。まずは前作iRKitとの比較ですが、スマホアプリのボタンをタップしてから実際に赤外線が発信されるレスポンスがかなり早いです。

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▲iRKitと比較すると、3倍近く早く赤外線が発信される。

さらにこちらも後述しますが、Amazon EchoやGoogle Homeに話しかけてから実際に家電操作されるまでの応答速度も他社のものと比較してサクサクです。

ざっと述べましたが、全般的にレスポンスが早く、操作にストレスを感じることはほとんどありません。これはカタログスペックには見えない優れた点です。

もちろんインターネット経由で操作するスマートリモコンの特性上、サーバー負荷など今後色々課題は出てくると思うのですが、現時点ではどのデバイスやトリガーからの操作でも、サクサクと家電を操作することが可能です。

圧倒的な機能性

Nature Remoは単にデザイン性に優れ、性能の良いスマートリモコンというわけではありません。機能性にも非常に優れています。

特筆すべき点は以下のとおりです。

  • シーン機能で家電を一括操作できる
  • スマートスピーカーからの操作は現状できうる全ての連携方式に対応
  • IFTTT対応、API公開による自由度
  • 豊富な内蔵センサーとそれをトリガーにした自動化

これらを全て兼ね備えているスマートリモコンは、現状Nature Remoしかありません。

早速その機能性の詳細を順番に見ていきたいと思います。

シーン機能について

2018年6月のアップデートで新たにシーン機能というものに対応しました。

これは簡単に言うと、ワンプッシュで指定した複数家電を操作できるものです。

Nature Remoは他社スマートリモコンと比較して、マクロ的な機能をアプリ上で有していなかったことが欠点の一つでした。

それが、今回のアップデートでいよいよそれが実装されたことになります。

NatureRemoシーン機能
▲シーン機能で家電を複数操作可能。コントロール設定に操作したい家電を自由に追加できる。これまではIFTTTアプレットを複数作成するなど手間がかかっていたので、この機能が実装されたのは大きい。

ただしこれは、他社にあるような、遅延実行などの機能を有していません。よって、テレビ操作のようにリモコン応答に一定の待機時間が必要なもので細かい仕組みづくりをするのは難しいです。

RS-WFIREX3 マクロ
▲RS-WFIREX3ではこのような感じで、遅延処理が可能。画像はテレビのザッピングを設定している。基本的にテレビの操作はプリセット含め、こちらのスマートリモコンが優秀で、我が家ではテレビ操作はRS-WFIREX3と併用している。

同様に、スマートスピーカーによる音声操作やIFTTTのアクションでこれを利用することができません。

18年7月3日追記
この記事を書いた次の日にIFTTTのアクションでシーン機能を利用することができるようになりました!詳細はIFTTTの章で述べています。

まだまだ改善の余地はありますが、とりあえず実装されたのは嬉しい点です。いずれ対応すると思うので、今後に期待したいと思います。

スマートスピーカーによる音声操作について

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発売された当時は、唯一Google HomeとIFTTT経由で連携して声で操作可能なスマートリモコンとして注目を浴びました。(おかげさまでこの記事もけっこうバズりました…w)

この声で操作できるというのは大変に便利です。リモコンを探したり、操作する手間なく、ただスマートスピーカのある部屋でその場で独り言を言えば、ハンズフリーで家電操作が出来てしまうわけですからね。

私もこのスマートスピーカー×スマートリモコンといった組み合わせを体験してから、もうこれナシは考えられなくなってしまいました。

現在はAmazon EchoとGoogle Homeいずれにも対応し、さらにスキルの連携方式(後述)に全て対応しているなど、他社スマートリモコンと比較してもかなりの優位性を誇ります。

詳細を以下に解説していきます。

Amazon Echoの場合

Amazon Echoの場合、「スマートホームスキル」と「カスタムスキル」に両方対応しています。この連携方式の特徴は次の通りです。

Amazon Alexa スマートホームスキルとカスタムスキルの比較表

基本的には、Amazon Echo標準機能となるスマートホームスキルの連携を設定するのが良いかと思います。

ちなみに、日本で現在発売されているスマートリモコンでこの両方の連携方式に対応しているのは他にラトックシステム社の「スマート家電コントローラ(RS-WFIREX3)」のみとなりその点からも貴重です。


▲スマートホームスキルの場合、Amazon Echoから「Nature Remo Smart Home」を選択します。初期設定で登録したアカウントで認証しましょう。


▲その後、デバイスの検出をすると、登録した家電が出てきます。

参考 Amazon Echoとの直接連携で家電を操作(スマートホームスキル編)Nature,inc.

このスマートホームスキルの場合、以下のような自然な話しかけ方で、任意の操作が可能となります。

アレクサ、エアコンをつけて
はい

スマートホームスキルは、現時点では電源のON/OFFにのみ対応しています。Amazon Alexa側の仕様により、現状温度変更やチャンネル変更など細かい操作には未対応です。(この操作用のインターフェースが日本語版Alexaに正式対応していない。)

いずれは対応することになると思うのですが、スマートホームスキルでこの操作をする場合、以下のような工夫が必要です。例としてチャンネル変更です。

  • 「ON/OFF」アイコンにチャンネル変更ボタンを学習させる(照明のオンオフアイコンやテレビの電源アイコンでも可)
  • 上記で学習させたボタンをAmazon Alexa側に反映させる(デバイスの検出)

こういった形でチャンネル変更やボリューム増減など細かい操作も音声で可能となるのですが、設定や管理が煩雑になり面倒です。

その場合、以下のカスタムスキルによる連携方式を取ります。

Amazon Echoカスタムスキル
▲カスタムスキルでは、Alexa側でデバイスを管理しないため、デバイスの紐づけをする必要がありません。アカウント認証をすれば、スキルに組み込まれた設定が即利用可能となります。

参考 Amazon Echoとの直接連携で家電を操作(カスタムスキル編)Nature,inc.

このカスタムスキルでは、以下の話しかけ方で操作することが可能です。

アレクサ、リモでエアコンの温度を26度にして
はい

このような感じで、カスタムスキルだと細かい操作も可能となります。

これのメリットは、さらに応答レスポンスがかなり速い点です。Nature Remoの場合、スマートホームスキルでは話しかけてから実際に操作されるまで平均2.7秒ほどかかりましたが、カスタムスキルの場合、平均2.0秒(注:自宅の環境での実測値)で家電操作されます。

これは、他社スマートリモコンと比較してもダントツに早く、ストレスフリーな家電操作を実現できます。

一方で、カスタムスキルによる連携の欠点は、以下の通りです。

  • 冒頭に「リモで」といった枕詞を言わなければならない。
  • 定型アクションに組み込めない
  • 登録できる端末にかなりの制限がある(エアコン1台、テレビ1台、照明1台まで)

特に一番目の枕詞が必要なのは大きなデメリットです。話しかけて操作という点ではやはり自然なセリフで呼びたいところですよね。

同対応の他社品:RS-WFIREX3では枕詞に「家電リモコンで」といった冗長なセリフを言わなければならないので、これよりはマシではありますが。

幸いにもスマートホームスキルとカスタムスキルは共存ができるため、基本的にはスマートホームスキルをメインで利用し、細かい操作でカスタムスキルといった利用をするのが良いでしょう。

なお、現状シーン機能をAmazon Echoで動作させることができません。これができると、一つ一つ話しかけて家電を動作させる必要があり面倒です。

その場合、Alexaアプリの定型アクション機能を使いましょう。Amazon Echoの大きなメリットです。ただし、これが使えるのはスマートホームスキルで設定したもののみとなります。

Nature Remo Amazon Echo定型アクション
▲画像:例えば「おはよう」と話しかければ、「その日の話題」を流しつつ、「テレビとエアコンと扇風機をオンにする」といったことも可能。

NatureRemoとAmazon Echo
▲さらにこの仕組みを応用し、テレビに話しかけるだけで、ザッピング(チャンネルの総なめ)を可能に。間に「トーク」を挟むことで、遅延実行も無理矢理実現可能。テレビなど応答に一定のタイミングが必要な場合の、マクロ実行にも役立ちます。音量のn段階調節などもこれで簡単にできますね。トークは遅延動作の調節用に長めのセリフで組んでいますが、当然のごとく、毎度Alexaから変な回答をされることには注意(笑)

特に他社スマートリモコンとの比較などは以下の記事もご参考にしてください。

AmazonEcho_スマートリモコンAmazon Echoとスマートリモコン|家電操作に最適な組み合わせは?徹底比較!

Google Homeの場合

Google Homeでは、Actions on Googleの「Direct Actions連携(スマートホーム機能)」と「Conversation Actions(対話形式)」に両方対応しています。この連携方式の特徴は次の通りです。

GoogleHomeのスキル
▲名称は違いますが、その特徴はAmazon Echoとほぼ同様です。

基本的には、Google Home標準機能となるDirect Actions連携を設定するのが良いです。しかも、Amazon Echoと違い、Google Homeは少し進んでいて、エアコンの温度調節も標準機能であるDirect Actionsに対応しています。この点からもまずはこちらを選択するのが良いでしょう。

NatureRemoとGoogle Home連携
▲Direct Actions連携(スマートホーム機能)の場合、Google Homeから「Nature Remo Smart Home」を選択します。初期設定で登録したアカウント認証を実施し、部屋の割当てをしたら登録した家電が出てきます。

参考 Google Homeと直接連携して家電を操作する(Direct Actions編)Nature,inc.

このスマートホームスキルの場合、以下のような自然な話しかけ方で、任意の操作が可能となります。

OK Google!エアコンをつけて
わかりました、エアコンを操作します

現時点では、テレビ・エアコンのON/OFF、温度調節のみ対応しています。Google Homeの仕様により、現状テレビチャンネル変更など細かい操作には未対応です。

いずれは対応することになると思うのですが、Direct Actionsでこの操作をする場合、Amazon Echoと同様に以下のような工夫が必要です。例としてチャンネル変更です。

  • テレビの「電源ON」ボタンにチャンネル変更ボタンを学習させる
  • 上記で学習させたボタンをGoogle Home側に反映させる(デバイスの検出)

こういった形でチャンネル変更やボリューム増減など細かい操作も音声で可能となるのですが、設定や管理が煩雑になり面倒です。

その場合、以下のConversation Actionsによる連携方式を取ります。

Nature Remo Google Home連携
▲Conversation Actionsでは、Google Assistant側でデバイスを管理しないため、デバイスの紐づけをする必要がありません。アカウント認証をすれば、スキルに組み込まれた設定が即利用可能となります。

参考 Google Homeと直接連携して家電を操作する(Conversation Actions編)Nature,inc.

このカスタムスキルでは、以下の話しかけ方で操作することが可能です。

OK Google!リモでエアコンを冷房26度にして
エアコンを26度に設定しました

このような感じで、Conversation Actionsだと細かい操作も可能となります。

また、これもAlexaのカスタムスキルと同様に、実行レスポンスが極めて速いです。

さらにGoogle Homeにはショートカット機能という便利なものも存在します。これは、Google Homeに任意のセリフで指定した操作を命令できる設定です。

googlehome ショートカット機能
▲これにより、「リモで」といった枕詞を回避することが可能となります。自分の言いたいセリフを複数登録できるのがいい感じ。

欠点としては、Conversation Acitonsで自然なセリフで使うなら、このようなショートカット機能を設定する手間があることと、登録できる端末にかなりの制限があるといったところでしょうか。

こちらもAmazon Echoと同様に、幸いにもDirect ActionsとConversation Actions連携は共存ができるため、基本的にはDirect Actionsをメインで利用し、細かい操作をConversation Actionsで利用。さらに慣れてきたらショートカット機能で自分な好きなセリフをそれぞれに設定する、といった使い方でとても便利な仕組みを構築できます。

Google Homeとの連携において、他社スマートリモコンとの比較は、以下の記事も参考にしてください。

Google Homeとスマートリモコン|家電操作に最適な組み合わせは?徹底比較!

IFTTT、API対応による圧倒的な連携自由度

この製品は、スマートスピーカーだけでなく、様々なサービスと連携するIFTTTにも対応しています。さらにAPIも公開されているため、それを用いて様々な利用ができたりします。

他社スマートリモコンでここまでオープン性の高いものはありません。 そのため、単純に外出先からエアコンをオンにしたい、スマートスピーカーからオンにしたい、といったシンプルなニーズに答えるだけでなく、よりIoTライクな活用を目指したい、スマートホームシステムを開発したいといったコアな要望にも答えることができる非常に優れたスマートリモコンです。

まずはIFTTTについて掲載していきます。

IFTTTについて

IFTTTとは「もし〇〇の場合、XXする」といったルール設定をプログラミング無し・スマホアプリで簡単に組むことができるサービスです。

IFTTT

IFTTT

IFTTT無料posted withアプリーチ

こちらの詳細な設定方法は後ほど別記事でまとめますが、例えば以下のような他社製品とも連携することができるようになります。

NatureRemoとIFTTT
▲例えばIFTTT対応の「Nokia Sleep」と組み合わせた例。「ベッドに入ったら」「ベッドから出たら」をトリガーにNature Remoを操作することができる。

NatureRemoとIFTTT
▲ちなみに私は「ベッドに入ったら」をメインに利用。エアコンと照明を消し、かつアロマディフューザと間接照明をオン、セサミスマートロックをロックにするといった設定をしている。これにより、寝る上での最適な環境づくりがベッドに寝っ転がるだけで自動的に実現できる。ついでに、ベッドに入ると必ずこうなるので、その強制力を活かし、「ベッドでダラダラしない」をもIoTで実現している(笑)

NatureRemoとIFTTT
▲Wi-Fiルーター:「TP-Link Deco M5」と組み合わせた例。これにより、「ある特定の端末(ここではiPhone)がWi-Fiにつながったら、家電をオンにする。」といった設定ができる。帰宅時の家電の自動操作に有効。現状は後述する位置情報トリガーを利用しているが、GPSを使いたくない方や個別に端末を指定したい場合(位置情報トリガーはアプリを導入した端末のみしかトリガーにできない)に重宝する。精度も高くオススメ。

と、このような感じでNature Remo単体に収まらず、他社製品も含めた連携が簡単に実現可能というのが大きなメリットです。IoTは複数の製品を組み合わせて様々な仕組みづくりを実現するものなので、このような連携性で見てみても、IFTTTに対応しているNature Remoは非常に優れています。

さらに、2018年7月3日のアップデートでシーン機能をIFTTTアクションに追加することが可能となりました。

今までは同一のトリガーを一つ一つ設定しなければならなかったため、その設定や管理が面倒でしたが、今回のアップデートで1つのアプレットを登録すれば、複数の家電を操作することが出来ます。

これによって特に恩恵があるのが、Google Homeです。

Google HomeはAmazon Echoのように定型アクションが利用できないため、一声で家電を複数操作するには、IFTTTアプレットを複数作成といった工夫をしなければなりませんでした。

しかし、今回のアップデートでそれを一つのアプレット作成のみで実現することができます。

詳細は、以下の公式ブログに掲載されていますので、ご参考まで。

参考 IFTTTでシーン機能が使えるように!「Ok Google、ただいま」で家電一括操作が可能に!Nature,inc.

APIによる仕組みづくり

Nature Remoはスマートリモコンとしてはかなり珍しく、APIまで公開されています。

参考 Nature RemoのAPINature,inc.

私は、開発がほとんどできない(目下勉強中)ため、あまり利用することがないのですが、これにより温度・湿度のデータを取得して、推移をグラフ化するなんてことも可能です。

また、IFTTTの強化版とも言える「Integromat」が利用できるようになるのが大きいです。これにより、遅延実行や複数の処理連結などマクロ的な機能でより複雑な仕組みづくりが可能となります。

私はこの遅延実行などを利用して、テレビのザッピング処理などを実現したりしていました。

詳細については、以下の「chasuke.com」さんにピッタリの記事が書かれているため、Nature Remoを更にフル活用したいという方はご参考になさってください。

参考 Nature Remo連続実行を『Integromat』で実現する方法chasuke.com

センサーによる自動化と活用法

2018年6月のアプリメジャーバージョンアップにより、Nature Remoに内蔵されていたセンサーをトリガーにする機能が実装されました。

このトリガーを活用することにより、例えば、温度センサーを活用し、「温度◯◯℃以上になったとき、エアコンを動作させる」などといったことが可能になります。

このセンサーを活用すれば、スマートフォンのアプリ操作や上記のスマートスピーカーに話しかけるといったことをする必要もなく、ある一定の条件で自動的に家電制御をすることができるようになるのです。

それでは早速、センサーによる自動化を見ていきましょう。

センサーとトリガーの種類

Nature Remoには、以下のセンサーを内蔵しています。

  • 温度センサー
  • 湿度センサー
  • 照度センサー
  • 人感センサー
  • ノイズセンサー(トリガーはないが過去の発表から内蔵していると思われる)

特に人感センサーやノイズセンサーまでも搭載しているのがすごいですね。他社のスマートリモコンにこのセンサーを搭載しているものはありません。

次に、このセンサー(+その他機能)を使って、どのようなトリガーを作れるかは以下のとおりです。

  • 温度がX°以上になったら
  • 温度がX°以下になったら
  • 湿度がX%以上になったら
  • 温度がX%以下になったら
  • 部屋の明るさ(薄明るい・明るい)
  • 部屋の暗さ(薄暗い・暗い)
  • 人感センサーの反応がない(30分以上)
  • エリアに入る(スマートフォンのGPSと連動)
  • エリアから出る(スマートフォンのGPSと連動)
  • 日時(時刻と曜日)

現時点でもこれだけのトリガーを利用して条件設定をすることができます。

他社スマートリモコンでは、このセンサーは部屋の状態確認程度に留まっているのですが、Nature Remoはこれを応用した様々な仕組みづくりまですることができます。

スマートリモコン市場におけるここ最近の流行りは、スマートスピーカーと連携した家電の音声操作が中心でした。しかし、センサーによる自動化であればもはや話しかける必要すらなく家電を自動制御してくれます。

この機能により、Nature Remoはスマートリモコンとして一つ飛び抜けて進化したなぁという印象です。

私のトリガー活用法(取り急ぎ)

メジャーバージョンアップしてから約1週間程度利用して、このセンサーを活用して取り急ぎ構築した仕組みも合わせてご紹介します。

MEMO
個人的な備忘録も含んでいるので興味がなければ飛ばしてください。
位置情報で外出時・帰宅時に一括電源ON/OFF

NatureRemo位置情報

最も簡単かつ便利なのは、スマートフォンのGPS機能をトリガーにして、外出時・帰宅時に自動で一括電源ON/OFFにする方式。これによって、外出時に自動でエアコン・テレビ・照明のON/OFFを実現している。

いちいちスイッチをそれぞれOFFにする手間を省けたり、消し忘れのリスクも減らせるので非常に便利。

帰宅の際にも、家に入る前に一括ONができる。これによって特に暑い夏に部屋を予め涼しくしておくことが自動でできるのは相当快適。照明もつくので、扉を開けた瞬間の暗い雰囲気も回避できる。

ちなみにテレビだけトグル電源(ON/OFFが同一ボタンでそれぞれの制御ができない、隠しコマンドを探したがなかった。)のため、テレビの最後の状態次第で誤動作することがあるが、これはTP-Linkのスマートプラグをテレビのコンセントの間に噛ませ、位置情報の範囲による差分を利用し、最終的に主電源をシャットダウンするという荒技で解消している。

※我が家はテレビの録画をNasneでしているので、主電源をシャットダウンして予約録画ができなくなる問題は回避できる。この方法はただし経年劣化が早まるリスクもあるので、この主電源シャットダウンには注意が必要。

起床時に家電同時ON(Philips Hue〜照度センサーと連動)

起床時に照明やテレビをつけ、さらにエアコンも自動でONにし、爽快な寝起きを実現する。

元々、これはシーン機能+日時タイマーのトリガーで構築しようとしていたが、そうすると、例えば起床を少し早めたいときに、目覚ましの時刻を変更すると同時にNature Remoの日時タイマーを合わせて変更しなければならないので面倒だった。

そこで考えたのが、さらにスマート照明:Philips Hueとスマホアプリの「Sleep Cycle Alarm Clock」と組み合わせて、以下のように連携させた。これにより、起床時間をずらしたいときでも、照度トリガーをHueの明るさに反応させることにより、時間設定を目覚まし時計の設定に合わせて同期を取ることに成功した。

連携方式
Sleep Cycle Alarm Clock→Hue→Nature Remo照度センサー→家電操作

これにより、起床時間をずらしたいときでも、Sleep Cycle Alarm Clockの目覚まし時刻設定だけ変更すれば、実質自動で家電操作までの同期が取れる。

Nature Remoに照度センサーのトリガーが追加されたことで、Meshタグなど他の照度センサーと組み合わせることなく、この操作が単体でできるようになったことは個人的に大きかった。

今後は、ニトリの電動カーテンを導入するなどして、起床時のカーテン開けもNature Remoに担わせることを考えている。元々、目覚ましカーテン:「mornin’ plus」を利用していたが、Wi-Fiネットワークにこれを組み込ませるにはAndroidスマホを塩漬けにしてTaskerを経由しなければならないので、動作がうまく行かなかったりすることが多く、管理も煩雑なため。

人感センサーは扇風機のみに利用

NatureRemo人感センサー

人感センサーは今の所扇風機のみに利用している。もちろん人感センサーでも不在時の家電を一括ON/OFFといったことは可能なのだが、現状のNature Remoの人感センサーによるトリガーは、「いないとき(かつパラメーターは30分以上一択)」の設定しか利用することができず仕組みづくりをする上ではやや使い勝手が悪い。

また、他の家電を割り当ててもよいのだが、人感センサーの特性上別の部屋に長居したときにエアコンが必ず消えてしまう(部屋を冷やしておくといったことができない)欠点があった。よって、扇風機のようなミニマムな冷房機材のみオフにするといった利用に留めている。

この人感センサーは現状ではAPIも公開されていないので、もしより使い道を拡張するとしたら、これまたMeshの人感タグを利用するなど工夫が必要になる。今後利用に合わせて追記していく。

指定時刻に特定の家電を強制オフ

これは、主に家電の消し忘れ対策で利用している。

先述のNokia Sleepの「ベッドに入ったら」のトリガーを利用しているが、暑苦しい夏にエアコンはできる限り消したくないというのも事実。

とすると、寝に入る間一定の時間はやはり動作したままにしておきたいという家電は一定数あり、エアコンとかはオンにしたりすることもあるが、そうすると消し忘れのリスクが増える。

というわけで、画像のように日時のトリガーを設定し、深夜の特定の時間にオフにするといった動作をさせることで決着した。間接照明をオフにするのも、寝てる間ずっとつけっぱなしを防ぐため。

湿度によって、冷房とドライを切り替え

一番簡単な例として、アプリリリース時によく謳われていた温度センサーによるエアコンの自動制御も試したが、現状の温度トリガーは、ある一定の温度になったときエアコンが強制的についてしまうため、不在時に意図せずエアコンがついてしまい電気代も高くなる可能性がある。

やはり、Nature Remo単体で、複数トリガーを組み合わせてAND/OR条件を実装してほしい部分。これは、MESHタグと組み合わせてうまくコントロールしようと目論んでいる。

現状は、湿度のトリガーによって冷房設定と除湿設定を切り替えるといったことに利用している。これは正直言って意味があるのかわからないが、電気代削減も目論み色々研究中。

問題はどのような切り替わり方をしているか今の所判別がついていない。また、意図せず動作することもあり、電気代アップのリスクを抑えるためにエアコンの温度設定は高めにしてみたものの、このトリガーによる実際の家電操作の挙動にはやはり不安が残る。これが正常に動作しているのかは今後テストしていく。

日曜日の午前中にロボット掃除機をオン

私は日曜日の午前中に定期的なイベントがあるため、午前中にロボット掃除機をかけておき、部屋を掃除しておいてもらう。これには日時のトリガーを利用。午後一に帰宅するため、誤動作しても直してもう一度かけるといったことが可能。

IFTTTやAlexaによる操作も考えると、本当はルンバが良いが、高額なため格安ロボット掃除機の「ECOVAC DEEBOT」を利用している。これは遠隔操作に対応していないが、リモコン付きのため、Nature Remoにこのリモコンを学習させることで、リモート操作を可能としている。

これもロボット掃除機の位置により終了がうまくいかなかったりする可能性があるので、起動ボタンにプッシュロボットの「Switch Bot」を取り付けるなどし、最適な方式を調整中。

利用してみてわかったこと

と、こんな感じで私の活用法をざっと記載しましたが、以前のアプリのバージョンに比べ、ルール設定の自由度が増えたことと、様々なトリガーから一括で家電操作できるようになったことは大きいですね。

以前は簡単な仕組みでもMeshタグを組み合わせたり、IFTTTで同じ命令のアプレットを複数作って複数家電の操作をしていたので、設定変更などの管理が非常に面倒だったのですが、かなり簡単に仕組みづくりができるようになりました。

一方で、やはりトリガーの複数組み合わせを実現したいところです。上記で示したエアコンの自動制御は、他に条件を作ることができないので、意図しない場面で強制的に電源がONになってしまったりしていました。

ここで「もし夜20時以降で、」かつ「温度がX°以上」の場合、といった複数トリガーを組み合わせることにより、AND/OR条件とかも組めるようになるとありがたいのですが、現状のアプリでは実現できません。

このような仕組みをつくるにはIntegromatやMeshタグを利用する必要があり、追って活用方法は記事にしたいと思いますが、要開発であったり、追加購入する必要もあります。

Nature Remoは内蔵センサーが豊富なので、やはり単体で実現してもらいたいところです。

おわりに

Nature Remo

4.5

  • デザイン性がとにかく良い。これだけで買う価値あり
  • 設定は超簡単
  • 全般的に動作レスポンスが速い。
  • 照射範囲も広い
  • 音声操作はAmazon Echo、Google Homeともに全ての連携方式に対応
  • センサーを用いた家電操作まで可能。
  • 外部製品・サービスとの連携性が非常に高い(IFTTT、API公開)
  • テレビ操作の機能性にやや欠ける
  • センサーによる自動化機能は複数トリガーの組み合わせ等もうひと工夫ほしい

現在市場に出ているスマートリモコンにおいて、ここまでデザインと機能性に優れているものは存在しません。まさに「最強のスマートリモコン」と言えそうです。

価格が若干高いのがネックですが、その価格に見合う品質と機能性を持ち合わせたIoT時代にふさわしい優れた製品です。

Nature Remo外観【レビュー】Nature Remo miniでも十分満足できる。Nature Remoと比較してみた

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