【レビュー】Macbookのトラックパッドをテンキーに!「Nums」がかなりクールで便利

ノートパソコンのキーボード配置で入力が難しいものの一つが「数字キー」。

私は仕事もプライベートもノートパソコンを使う機会が多いのですが、あまりこれに慣れず、数字だけは入力のたびに目視しながらタイピングしています。

簿記をやっていたこともあるからか、数字の入力をするなら、やっぱりテンキー配列は欠かせない。

かといってテンキーの外付けはかさばるし、場所を取るしで嫌。

支障が出るほどまではいかないものの、やはり数字入力はストレスの一つでした。

そんな中、KickStarterでMacのトラックパッドをテンキー化できる、「Nums(ナムス)」という製品を発見。

ノートパソコンのキーボード形状を維持しつつ、快適に数字入力ができる製品。まさにこれだ!と飛びつき、Early Birdで出資。10月31日に入手。

しばらく利用しましたので、Numsとはどういうものかというところから、利用した感想などを掲載していきます。

「Nums」とは何か

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Numsとは中国のLuckey社が開発した、Macbookのトラックパッドに専用の保護シートを貼り付けて、テンキー配列で数字などの入力を可能とする製品です。

この保護シートを貼り付けて、専用のソフトウエアをMacにインストールすることで動作させることができます。

まずは公式のプロモーションビデオでイメージ感を掴んでみてください。

2018年から一般販売が開始される予定となっていますが、2017年7月にクラウドファンディング:KickStarterで先行発売しました。

KickStarterでは15%OFFの5,200円+送料ほどで手に入れることができました。(Macbook Pro 13インチの場合)一般発売開始後の定価は7,000円前後になると想定します。

かつての「The Magic Numpad」に似ていますが、こちらはMacbookと一体化できるのが高ポイント。

The Magic Numpadは「Magic Trackpad」専用で、ほぼデスクトップ向けの利用でしたからね。またデザイン性もNumsの方がクール。

Numsは、Macbook Air(13インチのみ)、Macbook、Macbook Pro、Surfaceに対応しており、それぞれに専用設計されています。

▼詳細はこちらからどうぞ。まだプレオーダーを受け付けてるっぽいです。
Nums: Ultra-thin Smart Device to Transform Laptop Trackpads by Luckey Inc. — Kickstarter

さて、今回入手したのは、Macbook Pro 13インチ(2016,2017年モデル)用のNums。早速開封の儀を実施していきましょう。

開封の儀

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▲到着したNums。グッドデザイン賞を受賞しているようだ。なかなかおしゃれなパッケージング。

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▲箱の裏には、英語でしっかり特徴が記載されている。

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▲早速蓋を開けてみました。

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▲さらに中身を取り出していく。

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▲すべて取り出してみました。裏箱にはメッセージが。

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▲中箱を開いていくと、Nums本体とご対面。製品マニュアルも同封。

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▲Nums本体はこんな感じで梱包されています。

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▲Nums本体はこんな感じ。

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▲保護シートをつける際によくあるクリーナーもしっかり同梱されています。その下には製品のアクティベーションコードが掲載されているカードが入っています。

梱包が中々オシャレでいいですね。普通の保護シートにはないプレミアム感があります。なんというか、結婚式の招待状を開いていている感覚がありました。笑

初期設定

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まず、トラックパッドにNums本体を貼り付けましょう。

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▲普通の保護シートと同様にそのまま貼り付けるだけ。気泡が入らないよう注意しましょう。

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▲サイズはピッタリ。ナイス設計。

次に、ソフトウエア側の設定です。まずはこちらのサイトからソフトウエアをダウンロードしてください。

Luckey Nums

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▲Luckey社の公式ページから右上のDownloadボタンをクリック。

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▲「Nums For Mac OS」をクリックしてダウンロード。

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▲ダウンロードしたソフトウエアをクリックすると、次の画面が。中国語…わからん。Google翻訳で調べてみると、「激活」とはいわゆる「アクティベーション」の意味っぽい。初めて知った。笑 で、ここに何を入力すればいいのだ…?

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▲そういえば、こんなカードが同梱されていたな…これを削るとアクティベーションコードが記載されていました。

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▲さて、それを入力して、”激活”してみると…

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▲うん。読めないけど、何か成功しているっぽい。

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▲とりあえずチュートリアルが流れるので、一通り見ていきましょう。

初期設定は中国語でまぁまだKickStarterの先行出荷版なのでしょうがないかもしれませんがね…

※最新バージョン1.3ではほぼ英語化されていますので、ご安心下さい。

さて、続いてNumsの入力方法を設定。

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▲それぞれの配置にどの文字を割り当てるかを設定。まずは保護シートに印字されている通りにしてみましたが、任意の文字を設定できます。自分の利用しやすいようにカスタマイズしていきましょう。

まとめると、手順自体は簡単で大きく以下の3点のみでした。

1.NumsシートをMacに貼り付け
2.ダウンロードしたソフトウエアにアクティベーションコードを入力
3.入力方式を設定

Numsの操作性とできること

さて、設定も済んだところで早速Numsを操作してみましょう。

Numsモードで入力する場合は、以下の操作で切り替えすることが可能となります。

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▲トラックパッドを右上から左下になぞることで、すぐに数字入力モードに切り替わる。

ちなみに、初期設定に記載したとおり、このシートは通電する必要もなければ、Bluetooth&Wi-Fi接続する必要も一切ありません。Numsの保護シートを被せなくても、トラックパッドをタップすれば操作できました。

つまり、この製品の操作は、ソフトウエア側のジェスチャーによってのみ成り立っているもので、Numsシートはその操作をする上で視覚的にわかるように印字がなされているだけなんですね。

このシートそのものが、キーボードの役割を果たしているわけではありません。なかなかのアイデア製品ですね。
(先述の通りアクティベーションコードがあるので、Numsを購入せずにこのソフトだけ利用するのは不可。)

さて、とても画期的なこの製品ですが、従来のトラックパッドのスムーズな操作性や機能性を失ってしまっては全く意味がありません。

ということで、以下にその操作性をレビューしていきます。

操作性はレスポンスが早く驚き。

このNumsでの操作、とってもスムーズです。早速数字を入力していきましょう。

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▲ちゃんと数字が入力されている!しかもサクサク!

これにはとても驚きました。最初の方に掲載したプロモーションビデオを見て、ほんとにこんなスムーズに動作するのか?と思いましたが、まさに動画のイメージで入力可能です。

続いて、Numbersでの利用。

※追って動画掲載予定。
▲サクサク!

この手のジェスチャー操作は誤動作が気になるところですが、それがほとんどない。

Numsでの入力は、誇張なしに非常に快適でした。

Numsの機能

Numsは、数字を打つだけでなく、特定のアプリを起動するためのランチャーとしても利用することが可能です。

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▲何のアプリを起動するかを設定可能。このランチャーは左端から右端にスワイプすることで、出すことができる。

トラックパッドを右上端から左下へのスワイプで数字入力、左端から右端へスワイプすることでアプリやファイルのランチャーにもなる。この2つのギミックをもたせることができるのが、かなり機能的でいい感じです。

さらに、トラックパッドの左端から右端へスワイプすることで、電卓アプリが立ち上がる+数字入力モードになる機能もあります。

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▲このジェスチャーを利用すれば、電卓が立ち上がるのと同時にNumsモードに切り替わる。

ちょっと計算したい時に、これは最高の機能です。 アプリが同時に立ち上がるので、外付けテンキーを利用するよりも快適かもしれません。

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▲全部でこれだけのギミックがある。機能性抜群!(→がスワイプの方向)

良い点、導入メリット

さて、一通りNumsの操作とできることを見てきましたが、ここで導入するメリットをまとめておきます。

やり過ぎ感のない「絶妙な存在感」をもたらすデザイン性が素晴らしい。

この製品。デザインが秀逸です。

厚さがわずか0.26mmしかなく、ほとんど普通のトラックパッド保護フィルムと変わらず貼り付けることができます。

例えるならば、スマホのガラスフィルムを貼り付けた時と同様の印象です。

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▲ほんの少し浮き出ている程度。Macを閉じた時に浮き出ることは全くない。

シートに貼られているフォントもとてもおしゃれです。

やり過ぎ感なく、Macbookの無機質なトラックパッドを少しおしゃれにするようなデザイン性、上述したようにトラックパッド本来の質感や操作性を全く損なうことなく、機能拡張可能。

普段使いで気になるほど目立ちはしませんが、利用するときはちゃんと印字が視認できる。

このデザイン性には満点をあげたいです。

テンキーをほぼ代替できる使い勝手の良さ

上述しましたが、そのレスポンスは素晴らしいものがあります。

チャタリングも全く起こらず、レスポンス面だけでいうと、もはや有線テンキーを利用するのと同等の使い勝手です。

この薄い保護シートにソフトウェアも絡めた機能性、まさにアイデア商品。感心してしまいます。

別途テンキーを持ち歩いたり、置く場所を考える必要がない。Macbookとの一体感が非常に高い。

この製品は、ただトラックパッドに貼り付けてソフトウェアをインストールするだけ。つまり、Macbookの筐体のスペースをそのまま活用しています。

これは、当たり前ですが別途テンキーを持ち歩く必要はありません。テンキーの存在を全く意識せずに、テンキーのような操作性を実現できるんです。

また、通常のテンキーを利用する上で、ネックになることは、テンキーを置く場所を考える必要があること。

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▲これが意外と場所をとる。

ノートパソコンを開く場所が、カフェの小さい丸テーブルだろうが、膝の上での操作だろうが、問題なくテンキー操作を実現できます。

キーボードの配置はそのまま。ホームポジションを崩す必要がない。

これはテンキー付きノートパソコンの話なのですが、テンキーがあることによって、ホームポジションの配置が中央からずれる問題があります。

モバイル型のノートパソコンでは、スペースの関係上テンキー一体型はほとんどないですが、Numsはトラックパッドのスペースを利用することで、こういった懸念も払拭してくれます。

普段利用しなくても、ちょっとオシャレな保護シートとして一応活用できる。

実際ほとんどの場面でテンキー操作を必要としなくても、保護シートとして最低限無駄にはならないというのも、Numsの利点です。

公式によると、カッターの傷をも保護してくれるほどの耐久性を持ち合わせているようです。

トラックパッドに配置することによって、こういったメリットもあるのがいいですね。一石二鳥です。

テンキー配置はやっぱり便利。カスタマイズも可能に。

ノートパソコンは誰しもがご存知のように、数字が横並びになっています。

数字を入力する上で電卓や電話に慣れ親しんでいる私達は、やはりテンキー配列はGoodです。

先述したように、配置が気に入らなければソフトウエア側で自由にカスタマイズすることも可能。利便性にとても優れています。

Numsを利用する上でのデメリット

ここまで、ほとんどがNumsを褒め称えるようなレビューですが、すべてを補完できる完璧な製品は存在しません。

やはりデメリットもありましたので、記載していきます。

本格的な「業務用」レベルの用途にはオススメしない。

この製品、その仕様上本格的な業務レベルの利用にはオススメしません。その理由としては2点。

配置を「触覚的に」認識できない。

まず、Numsシートは各数字の間の境界線が触覚的にわからず、通常のテンキーと比較して、ブラインドタッチでの利用時の操作性が劣ること。

Nums保護シートに印字されていることによって、テンキー配置を触覚的に認識できる境界線や沈み込みは一切ありません。

少しでもこの境界線を意識できる点字や溝のようなものがあればと思ったのですが、そうすると逆にデザイン性やトラックパッドの操作性を失ってしまいますからね。仕様上しょうがない部分です。

よってブラインドタッチはしにくく、物理テンキーと比較すると操作性は劣ります。

私は、これまでの写真の通りアームレスト部分にも色違いのスキンシールを貼っており、その境界線を視標に親指を支点にすることで、この欠点をある程度補うことはできました。

数字モード入力時にマウスの左右クリックが認識しなくなる

Numsモードにした際に、カーソルの移動は大いに制限されます。

Numsの数字入力モードにした際には、トラックパッド上ではカーソル操作ができなくなります。同様にジェスチャー操作もできません。

マウスを使えば、カーソル移動はできたのですが、この数字入力モードにすることにより、マウスの左クリックと右クリックが認識しなくなるのが大きな欠点。

実際に利用していて不便だったのが、Excel入力時に任意のセルを直感的に選択して数字を入力する際、Numsを利用するならば…

「Numsモードを解除」→マウスでセルをクリック→「Numsモードを選択」

※上記操作は追って動画掲載予定。

このような3手順を踏まなくてはならなかったこと。これは相当に手間です。

ただし、数字入力モードの際には矢印キーの利用や、スペースキーの利用は可能です。

よって、カーソル移動ができなくなるわけではないので、ある程度運用回避することができますが、やはり直感的な操作感でないことは確か。

上記2つの観点から、ちょっとした利用用途であればよいのですが、本格的な業務用として使用するとなると、オススメはできません。数字を扱う経理の方には難しいのではと考えます。

まぁそのようなプロフェッショナルな方は、そもそもデスクトップ環境で腰を据えて操作される方が多いイメージなので、通常のテンキーを置くことが大して不便にならないかもしれませんね。

私のように家計簿の作成やExcelでの資料作成、ちょっとした計算やWebフォームの電話番号入力という程度の用途であれば、その便利さを体感できると思います。

結論としては、「テンキーをヘビーに利用はしないが、やっぱりテンキーは欲しいよね」という方に最もオススメです。

ごくまれにソフトウェアが固まることがある。その場合本体を再起動するしかない。

極稀(20日間使用して、1回)ではあったものの、Numberモードに切り替えた際に、ソフトウエアがNumberモードのまま固まることがありました。

メモリ不足の際だったと思うのですが、この際問題になるのが、画面を全く操作できなくなってしまうこと。

先述の通り、マウスの左右クリックも認識しなくなるので、画面上にあるあらゆるボタンが一切選択できない状況に陥りました。

スリープしたりとか色々試したのですが、結局Macbook本体の電源ボタンを長押しでシャットダウンする以外の方法を見つけられず、かなり困りました。これは精神衛生上よくありません。

特に日々メモリ不足の状況に陥るPCを利用する場合は注意が必要です。Numsがフリーズしてその度にシャットダウンなんてやってられません。

何かエスケープできる手段があるといいんですがね。。。

【解決済】ソフトウエアが「中国語」。せめて英語には対応してほしい。

※と思ってたら、最新のバージョン1.3で英語に対応していました。設定画面も英語になっていて、早くも改善されました。

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▲以前は全部中国語だったのですが、英語表記になっています。

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▲冒頭の設定画面もちゃんと英語化されていました。

初期設定でも述べたように、のっけから中国語のメッセージが出てきたのでちょっとビックリしてしまいました。。。

日本語に対応とまでは言いませんが、最低でも中国国外への出荷は英語をデフォルトにしたり、メッセージに英語で補足はしてほしいところです。

おわりに:トラックパッドの使い心地をそのままにテンキー利用も可能。クールで実用性も高い逸品。

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私がNumsを最も気に入っている点は、ノートパソコンの形状でも外付テンキーを用意することなく、テンキー操作が可能になった部分です。

多少のデメリットはあったものの、Macbookの筐体スペースを最大限利用する発想とデザイン性、飾りだけにとどまらない快適な操作性と実用性。とってもクールな製品ですね。久々に掘り出し物を当てた気分です。

先述しましたが、「テンキーをヘビーに利用はしないが、やっぱりテンキーは欲しいよね」という方への選択肢として、かなりオススメできる製品です。

Luckey Nums

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