【レビュー】「Oittmスマート加湿器」はAmazon Echoなどから音声操作も可能で便利!

「Oittm製 大容量超音波スマート加湿器」を購入して2ヶ月程度経ちましたので、レビューします。

喉の弱い私にとって、乾燥する冬に加湿器は必須。元々持っていたものも古くなり、最近自宅のスマートホーム化にハマっていることもあって、スマートフォンやスマートスピーカーから動作させるものを探していた所、ちょうどタイミングよく新発売となった本製品を見つけました。

元々Microbot Pushというボタンを押す装置と組み合わせて加湿器をスマホからの操作や音声操作をしていたのですが、やはり加湿器そのものがこれに対応していると楽に設定・操作もでき、安定性からも嵩張らなさからも満足のいく一品でした。

そこで今回は、本製品のレビューをするとともに、スマートフォンやスマートスピーカーから操作させる設定についても合わせて掲載していきたいと思います。

開封の儀

さて、まずは開封の儀を見ていきましょう。

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▲箱は白基調の段ボール箱。Oittmの製品らしさのあるシンプルできれいめなパッケージング。

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▲側面はこんな感じ。基本英語ですが特徴が書かれています。

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▲早速蓋を開けてみました。ボール紙で固定されています。

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▲取り外すと、加湿器本体を早速発見。

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▲これが加湿器本体です。プチプチに包まれています。

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▲包装を外し、本体とご対面!中々きれいめなデザインがいいですね。思ったよりコンパクトで取っ手もついています。水に入れる時に持っていく際に便利で気が利いています。

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▲ちなみに中はこんな感じです。左の本体部分にそのまま注水する感じ。ミスト用のツールはすでに中に入っています。

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▲箱の中にはそれ以外にも説明や掃除用ブラシ、交換用ミストツールが入っています。

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▲同梱物はこんな感じ。基本的に本体に水を入れて、画像右上の蓋を被せるだけですぐに利用することが可能です。

さて、開封も済んだところで、早速本体を動かしてみましょう。

本体の動作

基本的には同梱の製品の中にミスト用ツールがすでに入っていることから、注水して蓋をし、電源を入れるだけで簡単に運転させることが可能です。

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▲水を入れます。注水口が広く、取っ手もあるので入れるのが楽ちん。

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▲次にこのキットを加湿器の中に挿入します。

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▲ちなみに噴霧化ツールは予め中に入っています。

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▲キットを中に装着。

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▲最後に蓋を被せるだけ。

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▲本体下部のタッチパネルで電源をON。ちなみに「+」ボタンでミスト量の調節も可能です。

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▲蒸気が出てきた!写真だとかなりわかりづらく申し訳ありませんが、遠目で見ても分かるくらい結構な量の蒸気が出ます。

以上のように、基本水を入れて順番にキットや蓋をかぶせていくだけ。非常に簡単に利用開始することが可能です。

しかし、これでは普通の加湿器と何ら変わりません。

そこで次にスマートフォンからリモート操作できるよう設定してみましょう。

スマートフォンからの操作

これを利用するには、「Smart Life」または「Oittm Smart」というアプリ設定します。

他製品との互換性や、バージョンアップの頻度、後に紹介するIFTTTとの連携を見据えると、ここは「Smart Life」で設定するのが吉です。

ということで今回は、「Smart Life」アプリを用いて設定を解説していきます。

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▲アプリを開くと、まずSmart Lifeの通知送信の許可画面が出てくるので、これは許可をタップ。次の画面で「登録」をタップします。

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▲すると、Smart Lifeサービスへの登録画面が出てくるので、メールアドレスまたは電話番号、任意のパスワードを入力してください。「確かめます」をタップして登録。

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▲その後、位置情報の許可メッセージが出てきます。天候などの情報を使えるようにするため、できればここは「許可」をタップ。次の画面で、「デバイスの追加」をタップします。

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▲ここで、何を登録するかを選択します。下の方に行くと、「加湿器」というものがあるので、これをタップ。

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▲次に本体のWi-Fiボタンを押します。これにより加湿器本体をWi-Fi登録モードにします。

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▲すると、Wi-Fiの設定画面が出てきます。ここで家にあるWi-Fiルーターのパスワードを入力してください。注意点として、スマホ側で2.4GHz帯のWi-Fiに切り替えて登録することです(この製品は5GHz帯のWi-Fiに対応していない)。右の画像では、スマホのWi-Fiが5GHz帯で接続していたので、2.4GHzに切り替えています。

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▲Wi-Fiの設定を登録すると、自動的に読み込みが開始し、Wi-Fi接続(加湿器へのWi-Fi登録)が開始します。しばし待ちましょう。

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▲これで登録が完了です!なお、登録した加湿器の名前を変更することもできます。ここでは「加湿器」などわかりやすい名称にしておいた方が良いです。(後に紹介するスマートスピーカーとの連携を考えている人は要変更。)最後に「完成」を押しましょう。

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▲ちなみにアプリの機能は次のような感じです。電源ON/OFF、ミストの量調節(3段階)、LEDの明るさ調節といった本体で設定できることはもちろんのこと、タイマー設定も可能です。

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▲特にタイマー設定は便利ですね。アラーム設定のような感じで、スマホから簡単に設定できてしまいます。

初期設定はこのようにスマホアプリの画面を辿っていくだけで簡単にできます。必ず2.4GHz帯のWi-Fiを登録することさえ意識しておけば、特段ハマるところはありませんでした。

また、アプリの機能もシンプルながらマストなものは抑えておりかなりいい感じです。しかも外出先からの遠隔操作も可能なので、便利なことこの上なし。満点をあげたいです。

スマートスピーカーとの連携について

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この製品の最大の特徴は、スマートフォンだけでなく、最近日本でも徐々に普及しだしている、スマートスピーカーとも連携可能なことが挙げられます。

スマートスピーカーから音声操作すれば、ハンズフリーで声だけでこの加湿器を操作することが可能となるのです。かなり手間いらずです。

ということで、以下でスマートスピーカーとの連携についても解説していきます。

Google Home/Amazon Echoの2パターンに分けて設定を見ていきたいと思います。

Google Homeの場合

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まずはGoogle Homeでこの加湿器を操作する場合の設定をします。

Google HomeとOittmスマート加湿器を連携させる場合、以下の2パターンあります。

  1. Google Homeの拡張機能(スマートホーム機能)である「Smart Life」と連携
  2. IFTTTというサービスの「Smart Life」経由して連携

このうち、設定が簡単なのは1の拡張機能(スマートホーム機能)を利用する方法です。その設定方法を見ていきましょう。

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▲まずGoogle Homeアプリからメニュー(左上三本線をタップ)を出し、「スマートホーム」をタップ。次の画面で、右下の「+」ボタンをタップします。

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▲次のデバイスを追加から「Smart Life」を選択。するとGoogle Homeの頭脳であるGoogle Assistantとの連携画面が出てくるので、「Authorize」をタップ。

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▲その後かなり小さな文字ですが、「Accounts now linked.」と出てきます。これで連携設定は完了です。(Smart Lifeアプリで登録したログインIDとパスワードが出る可能性もあるので、その場合は設定したものを入力)。次の画面では自分が設定している部屋の割当てをしましょう。

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▲好きなカテゴリを登録。ちなみに、ここでの名前の登録は「加湿器」など自分の呼びやすい言葉に変更しておいた方がよいです。ここでの名称がスマートスピーカーでこのOittmスマート加湿器を呼び出す際のワードになります。
※上記画像のままだと「Humidifier」を点けてと言わなければならないが、名称を変えることで「加湿器」を点けてとなる。

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▲これで登録完了です。

上記の通り非常に簡単な手順でGoogle HomeとOittmスマート加湿器を連携させることができました。

ちなみに以下のような感じで話しかければ加湿器が動作します。

OK、Google。加湿器をつけて(加湿器がオンになる)

欠点として、現状はスマホアプリでできるミスト量の調節ができません。あくまで電源ON/OFFだけ利用できるのですが、声だけで操作できるのは、わざわざ本体の所まで行ってタッチパネルを押したり、スマホのロックを解除してアプリを開くということが必要ないため、それだけでも十分に便利です。

Amazon Echoとの連携

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Amazon Echoとの連携についての注意点ですが、その根幹となる「Smart Life」は、現時点でAmazon Alexaは国内未対応となっています。

よって、直接連携させることは不可なのですが、「Smart Life」はIFTTTというサービスに対応しているため、これを経由させることで連携が可能です。

ちなみにIFTTTとは、対応サービスを連結させて、「もし〇〇の場合、xxする」を実現するサービスです。例えばこの製品であれば、「もしスマートスピーカーに”加湿器を点けて”と喋ったら、”加湿器を点ける”」といった仕組みができます。

今回は、上述の通り「もしスマートスピーカーに”加湿器を点けて”と喋ったら、”加湿器を点ける”」をIFTTTを使って設定してみたいと思います。

ノンプログラミングでスマホのIFTTTアプリだけでこの仕組みづくりができるので、設定する項目は多いもののとても簡単に設定できます。その設定方法についても見ていきましょう。

ちなみにここでの設定を変えれば、Google Home(Google Assistant)との接続は当然のこと、IFTTTに大量にあるサービスと組み合わせて様々なホームオートメーションの仕組みづくりができたりしますので、Amazon Echoを持っていなくともそれに興味のある方は見てみてください。

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▲IFTTTアプリを開いたら、まずフッタメニュー右下の「My Applets」を選択。右上の「+」ボタンをタップ。次の画面で、まずトリガー(動作の引き金)を設定するための「+this」をタップします。

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▲すると、「New Applet」というタイトルの画面が出てくるので、ここのサーチバーから「Amazon」と打って下さい。出てきた「Amazon Alexa」をタップします。

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▲この画面で、Amazon Alexa(Echo)側でどのようなセリフで呼び出すかを設定します。まずはシンプルな名称で設定するため、「Say a specific phrase」をタップ。次の画面の「What phrase?」でフレーズを指定できます。

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▲ここでは命令のフレーズを「加湿器をつけて」というセリフにしてみました。入力したら、右上の「Next」をタップ。

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▲続いて、加湿器の動作側の設定をします。「+that」をタップし、次の画面で「Smart Life」を検索します。

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▲すると次の画面でSmart Life(加湿器)側でどのような動作をさせるかを選択できます。基本英語の通りですが、ここでは「加湿器をつける」ことをしたいので、「Turn on」をタップ。次の画面で、登録済みのOittmスマート加湿器をプルダウンから選択します。その後、右上のNextをタップ。
※初回設定ではここで「Smart Life」のサービスログイン画面が出てくると思いますので最初の方で設定したメールアドレス/電話番号とパスワードを入れてログインして下さい。

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▲最後に設定の確認画面が出てきます。問題なければ「Finish」をタップして完成です!

基本上述の通りスマホアプリで進めて行くので、多少面倒ではあるものの手順自体は簡単です。

しかし、Amazon EchoにおけるIFTTT経由での設定の最大の欠点は、命令の際に「〜をトリガー」という呪文のようなフレーズを言わなければならないことです。つまり、「アレクサ、加湿器をつけてをトリガー」などと言わなければならないのです。

もちろん動作は可能なのですが、これにより実用性が損なわれます。

これは将来的にAmazon Echoのスマートホームスキルに「Smart Life」が対応すれば、Google Homeのようなシンプルな呼び出し方ができますが、この章の冒頭で述べた通り、現時点では日本未対応です。

そういうわけで、一日でも早くSmart Lifeスキルが日本対応になってほしいところですね。

本体の性能・機能について

さて、ここからは本体の性能面と機能性をレビューしていきます。

運転音があまりしない。しかし加湿はしっかりされている

この加湿器は、運転音があまりしないのがいいですね。たまに水の「コポコポ」という音が聞こえてくる程度で、就寝時につけていてもほとんど気になるものではありません。

蒸気も本体の細い口から出てくるような感じですが、しっかりと加湿されています。これを空気質測定の専用機、「Netatmoウェザーステーション」で見ていきましょう。

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▲8畳の部屋の隅(床)に置いた状態。ゆるやかに加湿されているのが分かる。

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▲タンス棚の上に中央配置するように置いた状態。蒸気が下に落ちる性質からなのか、加湿スピードはやや早かった。

正確には、同一時刻かつ同一環境で測定するのがより正確かと思いますが、床かつ部屋の端っこに配置してもしっかり加湿されていました。

容量は3Lとかなり多い

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コンパクトな筐体ながら、容量は3Lも入るその大容量さがメリットですね。

また、注水口も大きいため、水を入れやすいのが良い点です。

ただし、コンセントは取り外すことができないので、水をかけないように注意しなければならないのが難点です。

ですがタンクに水を入れる作業は面倒なので、これだけコンパクトな筐体ながら大容量で長持ちするのは大きなメリットの一つです。

除菌機能がない

やはり価格が安いからか、除菌機能に相当するものを有していないことには注意が必要です。

通常、超音波加湿器の構造は水を分解し、ブローで巻き上げることで蒸気を出します。そのため、水に雑菌があった場合、雑菌もそのままブローで出してしまうことになるのです。

これにより、過度に気にする必要まではないかもしれませんが、健康被害的なリスクには注意が必要です。

このため、他社製品は高価ながら雑菌機能や加熱式(ハイブリッド式)も有した超音波加湿器があります。

この製品は、この除菌的な機能を有していないため、付属の掃除用キットなどでこまめに掃除するようにしましょう。

これがどうしても気になったり、手入れが面倒!という方には、以下のような「赤外線リモコン付き」の除菌機能・ハイブリット式加湿器と、ネットワーク経由で学習したリモコン信号を発信することができる「スマートリモコン」を組み合わせることによって、今回のスマートスピーカーから音声操作やリモート操作といったことが実現可能です。2つの装置を買うぶん少し高く付きはしますが、スマートリモコンは赤外線リモコンで作動させる家電(テレビ・エアコン・照明など)なら何でもリモート操作できるのが便利です。

終わりに:価格も安くしっかり加湿。他のスマート系製品とも組み合わせることができ、かなり便利!

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この製品は上述したように、安価ながらスマホやスマートスピーカーからリモート操作できるのが良いですね。

それ以外にもIFTTTにも対応しているので、今後IFTTT対応製品がますます増えていく現状の流れからすると、将来的にホームオートメーションな仕組みを構築するとなったときでも、その構成要素の一つとすることができます。

上述したとおり、手入れが手間というのはありますが、加湿もしっかりできますし、価格も安価なので、オススメの製品の1つです。

Kou

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