【レビュー】セサミminiはコスパ最強のスマートロック|サクッと設置、家の出入りが超ラクに!

スマートロックといえば、スマホを家の鍵がわりにできる製品。

外出するときによく「家の鍵がない!(笑)」となる私にとってはとてもありがたい製品です。

Kou

Kou

完全なキーレスとは行かないまでも、いちいち鍵を取り出す手間も省けてとても便利!

これまでスマートロックはお高い製品ばかりだったのですが、Wi-Fiアクセスポイント含めても「2万円以下」で購入できちゃうセサミmini(SESAME mini)はとてもコスパが良いです。

しかもこの製品、値段が安いだけではなく以下の特徴があり、とても使い勝手が良い製品なのです。

セサミminiの特徴!
  • 日本の住宅事情にあった製品設計
  • 工事不要、両面テープで取り付けるだけの簡単設置
  • Amazon Alexa、Google Assistant、Siri、IFTTTに対応など豊富な機能性

早速レビューを通じてその魅力をお届けします!

セサミミニの同梱品
▲同梱品。説明書も図入りでわかりやすく、アジャスターもあるので色んなタイプの鍵に取り付けられますよ!
セサミmini レビュー
総合評価:4.5
セサミmini

セサミminiは、機能豊富でコスパ最強のスマートロック。コンパクトで着せ替えも可能なその形状は、インテリア面でも収まりが良い。マルチデバイス対応・音声アシスタント対応により、あらゆるデバイスから様々な仕組みづくりも可能で、外出・帰宅・来客時のストレスが大幅に減る魔法のスマートロック!

メリット

  • 設置が簡単
  • マルチデバイス対応
  • 機能がかなり豊富
  • 相場より安い

デメリット

  • 操作音が気になる
  • 手ぶらで解錠には期待しすぎない方が良い
 管理人:Kou

管理人:Kou

コスパ最強のスマートロック!

後継機種の「セサミ3(SESAME 3)」についても、レビューを掲載しました!合わせてご参考ください。

早速設置してみた!

本体の設置について解説していきます。

本体の設置

DIY的な雰囲気のあるデバイスですが、実際の設置はとっても簡単です。

セサミミニの構造
▲この溝に家のサムターンを合わせて両面テープで設置するだけ!
セサミミニのアタッチメント
▲私の家の鍵だと若干隙間ができたので、ガッチリ固定できるよう、同梱のアダプターを取り付けしました。
セサミミニ取り付け
▲こんな感じで溝に鍵のツマミを合わせ、ドアにグッと押し付けて、両面テープで取り付けます。
▲バッチリ固定されました!ちなみにこの両面テープの耳の部分は隠すことが可能です。

このように、設置と言っても両面テープで貼り付けるだけで簡単です。

ちなみに、もし家の鍵タイプが特殊でうまく取り付けられなかったら、公式に問い合わせてみましょう。

セサミミニのサポート
▲サイズが合わず取り付けられない場合はなんと自宅の鍵に合わせたアタッチメントを作製してくれる。
Kou

Kou

無料でここまでしてくれるとは…メーカー(CANDY HOUSE社)さんの配慮が素晴らしいですね!

アプリの設定

本体を取り付けたら、あとはスマホアプリで設定していきます。

▲アプリでアカウント登録したら…
▲アプリの案内に従い、セサミを調節して…
アプリ設定画像
▲これだけで、スマホアプリから鍵を施錠解錠することが可能となります!

両面テープで本体を取り付けたらアプリの画面の案内に従って設置するだけ。かなり簡単ですね!

Wi-Fiアクセスポイントの設定(購入した方のみ)

もし、外出先からでも遠隔操作や音声操作など、セサミをフル活用したい方は、Wi-Fiアクセスポイントの設定が必要です。

アクセスポイント
▲これがインターネット経由で操作するためのハブ的な役割になります。
▲このような感じで取り付け。電源が投入されたら赤いランプがつくので、これでペアリング待機状態となる。

これも、あとはアプリで設定をするだけです。

アクセスポイント設定
▲ここから+ボタンを押し、Wi-Fiモジュールを追加していきます。
▲アクセスポイントに電源が投入されていれば、その情報が出てきます。
▲ルーターのパスワードを入力し接続完了。2.4GHz帯のみ接続が可能なので注意。

これも特に詰まることはなく、アプリの画面に従い簡単に設定することができました。

なお現時点ではセサミ1台につき、1つのアクセスポイントが必須です。

1つのアクセスポイントで複数台利用は今後のアップデートで対応予定とのこと。現時点では、複数台利用する場合は管理しやすいよう名前をしっかり登録しておきましょう。

セサミminiの良い点(メリット)

ここからは、セサミminiを導入してここが良かった!など良い点をまとめます。

色んなデバイスから操作が可能!

セサミminiはそのお安さのわりに機能がかなり豊富です。

これがセサミを選ぶカナメの理由。

例えば、以下のようなデバイスで操作できます。

操作できるデバイス
  • スマートフォン
  • Apple Watch
  • 音声アシスタント対応イヤホン
  • スマートスピーカー

他にもIFTTTにも対応しているので、色んなデバイスやサービスと連携させて操作することもできます。

セサミ〜Nokia Sleep連携
▲こんな感じで、同IFTTT対応の色々なIoTデバイスと連携も可能。

このように、色々なデバイスを鍵代わりにすることができ、鍵を取り出す手間が省けるのがメリットです。

それぞれの詳細を見ていきましょう。

スマホからの操作

まずは、基本から。スマホから操作ができます。

セサミのモード
▲Wi-Fiアクセスポイントがあれば、スマホからは遠隔操作も可能です。

Apple Watch

Apple Watchにも対応しているので、鍵すら持たなくてOK!

アップルウォッチのコンプリケーションにも対応しているので、すぐにアクセスできます。

スマートスピーカーからも操作

これで、例えば来客時や鍵を締めたか不安になった時、わざわざドアの前にいかなくても、鍵を開け締めできたりします。

ちなみに、Siriにも対応しているので、iPhoneからでも音声操作可能だったりします。

イヤホンからも操作できちゃう!?

こういう音声アシスタント対応イヤホンがあれば、イヤホンすら鍵代わりにできちゃいます。

セサミminiも音声アシスタントに対応しているので、連携させて利用できるという技です。

ハンズフリーで操作でき、地味にめちゃくちゃ便利なので、小ネタとして。

オートロック機能がマジ便利!

セサミminiには様々な機能が備わっていますが、その中でも特に便利なのがオートロック機能!

ホテルのオートロックみたいな感じで自動で締めてくれるので、外出時には楽でいいですよ。

▲こんな感じ!
Kou

Kou

ただ、意識していないと締め出される可能性もあるので注意してくださいね。スマホは必ず持ち歩くようにしましょう!

ちなみにこのオートロックは、オートロックするまでの時間を任意の秒数(5秒〜4分)で設定できます。

Qrioの場合、センサーで必ず即時で閉まってしまいますが、セサミはここを柔軟に設定できるのが嬉しいポイントです。

コンパクトで安定感抜群!

セサミminiは、コンパクトな形状なので、日本の集合住宅のような狭いドアにも収まりが良いです。

セサミMini外観

前代セサミスマートロックは、かなり大きめの外観で、来客時には良くビックリされました。

旧セサミ外観
▲前代セサミは横幅がかなり大きく、ドアにギリギリ設置となる。
セサミシリーズ比較
▲平面で両者の違いを見るとその差は歴然。

また日本では特に有名なQrioシリーズは、接地面に比して高さがかなりあるので、手動開閉時にぐらついたり、外れやすかったりするのがネック。

▲Qrio Lock(画像右)はパット見でもかなり大きく存在感がありすぎる。
セサミMiniとQrioLock外観比較
▲上から見るとわかりやすいが、特にこの「高さ」はかなりの違いがある。Qrioはサムターンも低い位置にあり、重心が高いゆえに外れやすい。これは改善されたようだが、手動操作の際にどうしても不安が残る印象。
全スマートロック比較
▲ドアに持ってるスマートロック全部貼り付けて並べてみた。セサミMiniは「鍵への収まり具合」が最高に良い。

両面テープで貼り付ける特性上、その軽い本体は長期間経って外れることもありませんでした。

これまでのスマートロックと比較して、なんというかスマートロックとしての「ドアとの一体感」が抜群に良いです。

レスポンスは非常に良好

セサミスマートロックからだいぶコンパクトになったセサミMiniですが、性能面での劣化があったりしたら意味がありません。

特に操作時のレスポンスは気になるところ。その点はどうなのでしょうか?

結論から言うと、こちらもセサミスマートロックとほぼ変わらず爆速です。

スマホをタップすると即座に解錠・施錠することができます。(Bluetooth接続時)動画で撮影してみましたので、こちらをご確認ください。

前回のレビュー記事で一番のメリットとして上げたこのレスポンスですが、それをセサミMiniでも継承しています。

4色展開。毎日見るものとして嬉しい気配り

セサミMini全色

セサミスマートロックは4色展開しています。ここもQrioシリーズ等と大きく違う点。

実はこの色を選べるというのは結構重要だと思っています。

というのも、家の鍵は、帰宅時や来客時に家に入って最初に目にするものだからです。

他のスマートロックではこういった多色展開(かつ着せ替えカバーまで用意)しているものはほとんどありません。

こういった点からも、スマートロックをインテリアとして楽しめるのもセサミの良い点です。

▲こんな感じで好みの色に合わせられます^^

鍵の管理・動作ログの取得も自由自在。事業用としても扱える!

セサミでは単に鍵の開け閉めをしてくれるだけでなく、「家の鍵」を中心とした様々な機能があります。

例えば、以下のキーシェア機能によって、簡単に合鍵作成ができるようになります。

急に家族や親戚が自宅に来ることになっても、サクッと合鍵を配布することができるようになるのがいいですね。

セサミ キーシェア
▲手順としては単に相手先のメールアドレスを登録し、相手先のスマホアプリでアクティベーションしてもらうだけ!

それ以外にも、鍵の開閉履歴もすぐ確認することができます。

さらにセサミにはダッシュボード機能を搭載しており、稼働率の表示やセサミの設置場所をマッピングすることも可能です。

セサミのダッシュボード機能
▲例えばこのような形で稼働回数をグラフ表示することもできる。

さらにAPIも提供されているので、自作のダッシュボードやサービスに組み込んだりすることが可能なのです。

シェアオフィスや民泊・コワーキングスペースなどでも利用できそうな機能が揃っています。

セサミminiの微妙な点(デメリット)

セサミminiを利用していて、ここがちょっと…という点も掲載します。

モーター音が気になる

動画にもしたように、動作する際のモーター音は結構大きめです。

Qrioシリーズと比較すると、結構目立ちます。

例えば深夜で家族が寝静まった際に帰宅して、この鍵の操作で起こしてしまったり、来客時に後述するオートロック機能によりびっくりさせてしまうことはあり得るかもしれません。

音に敏感な人は注意したほうが良いポイントです。

手ぶらで解錠機能は発展途上。期待しすぎない方が良い

スマートロックを手に取る人は、この「手ぶらで解錠」に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。

あくまで私の自宅での話ですが、これまで100回以上試してきた所、セサミシリーズの手ぶらで解錠の成功率はだいたい60〜70%といったところです。

Qrio Lockの同等機能である「ハンズフリー解錠」も同じような感じだったので、その仕様から考えてもしょうがないかなといったところ。

ただ、セサミminiが助かるのは、音声アシスタントやIFTTTなどに対応していることで、ほぼ同等の仕組みづくりができるのは、メリットです。

▲ポケットの中からノックして解錠できるのも良い点ですね。

おわりに

この製品の特徴はとにかくダントツでコスパが良い点です。

他社製品より機能性や拡張性が高く色々できることも多い。素晴らしいコストパフォーマンスです。

今回のレビューで述べたデメリットの部分を妥協できれば、即買いしてよいと思います。

レビューの中で指摘したように、まだまだ改善の余地はありますが、まさに今後のスマートロック普及の「鍵を握る」デバイスと言えますね。

Kou

Kou

こんにちは!
BENRI LIFE(ベンリライフ)は、「IoT(モノのインターネット)」をテーマにしたガジェットブログです。
特に「スマートホーム」に関する情報が充実しています!
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4 件のコメント

  1. セサミミニのレポート拝見しました。今後リモコンの導入が予定されているかご存知でしたらご教授ください。

    • ヤマモト様(※個人情報公開を避けるため、お名前を削除してご返信します。)

      ご返信遅くなり申し訳ございません。
      当サイトを閲覧&コメント頂きありがとうございます!

      リモコンとは「Qrio Key」のような製品でしょうか?
      このリモコンが発売されるか否かは、申し訳ありませんが不明です。。。

      ボタンで解錠・施錠という意味で現状の代替案となるのは、Meshの「ボタンタグ」をIFTTTで接続し、動作させるといったところかと思います。

      私はこのMeshタグも持っていますので、追ってIFTTT活用例の一つとして追記しておきますね。

  2. はじめまして。
    購入検討しております。1つ質問があり、回答いただけると嬉しいです。
    スマートフォンでの解錠ではなく、通常の鍵で解錠する際の違和感(重さ)などは改善されていますでしょうか?
    *ミニではないほうでは、解錠が重い、とご指摘されていたかと思います。

    • アサミ様

      はじめまして。管理人のKouです。
      記事閲覧いただきありがとうございます!
      はい、確かにミニでない方のセサミではそのように言っていました。
      ちょっと書き方が悪かったかもしれませんが、正確に言うと、セサミの”ツマミ”部分を回す際にガリガリと摩擦が結構あり、また円周も大きいために重たく感じるというものでした。

      両方の実機を改めて確認しましたが、ミニではこれは改善されています。
      ミニでは摩擦が少なく、また小型化されていることから、重さを感じることなく比較的スムーズにツマミを回すことができています。

      念の為、鍵で外から開ける際にはどちらの機種も特に違和感は感じませんでした。

      *以前のミニでない方の記事は”サムターン”という表記を”ツマミ”という表現に修正させていただきました。

      上記的を得ていない回答であれば、お手数ですがご指摘頂けますと幸いです。

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