【2024年】スマートライトおすすめ7選|電球・シーリングライトなどIoT照明タイプ別比較

smartlight

最近の照明はかなりハイテクになっており、中にはインターネット(Wi-Fi)対応しているものがあります。

それらを利用することで、スマートフォンやスマートスピーカーから遠隔操作・音声操作できるのがとっても便利です。

Kou

Kou

家事をしている際や布団の中でゴロゴロしているときも、照明スイッチの所にいかずに操作できるのが便利!

Wi-Fi対応した電球やシーリングライトを総称して、「スマートライト」と言いますが、最近は多くの製品が発売されてきています。

これまで使ってきたスマートライトい
▲様々な製品を使ってきました!

このサイトでは、スマートホームに関する製品レビューを行っており、その流れでスマートライト(IoT照明)は多数利用してきました。

そこで、今回はその経験を活かし、「スマートライト」に関して、選ぶポイントやおすすめの製品についてまとめていきます。

\スマートホームのおすすめ/

スマートライトとは何か

今回の記事で解説するスマートライトとは、インターネット(Wi-Fi)対応した照明器具のことです。

インターネットに対応していることによって、照明の外出先からのリモート操作スマートスピーカー経由での音声操作が可能となります。

スマートライトの概念図
▲インターネットによる通信で操作を可能とする

これによって、わざわざスイッチがある場所まで行かなくても、お手元のスマホアプリから照明操作をしたり、設置したスマートスピーカーに話しかけるだけで操作ができます。

こういった特徴のあるスマートライトなのですが、まず選ぶポイントについて解説していきます。

音声アシスタントに対応しているか否か

選ぶポイントとしてまず重要なのが、音声アシスタントへの対応状況はどうなっているか、という点です。

このようなスマートホーム製品は、音声アシスタントを中心に進化を遂げており、これに対応しているものはスマホ(アプリ)でもスマートスピーカー(声)でも操作が可能となります。

現在の日本で主要な音声アシスタントは、以下の3つになります。

音声アシスタント
  • Amazon Alexa
  • Googleアシスタント
  • Siri(HomeKit)

これらにしっかり対応していれば、話しかけるだけで照明のオンオフから調光・調色の操作といったことまで柔軟に操作できるのが良い点。

そのため、この記事でも音声アシスタントへ対応している製品を中心に選抜しています。

▲実際の操作例です。

調色機能があるか否か

スマートライトを選ぶ上で大きな分かれ目となるのが、「調色機能」があるかないかです。

この機能の有無によって、価格も大きく変わります。

調光機能はほとんどのスマートライトで搭載しています。

これらは、スマホで色を切り替えるだけでなく、音声アシスタントから声で操作も可能です。

スマートライトを導入したいと思ったら、選定の軸の一つに、「調色機能」が必要か否かを検討してみてください。

不要であれば、調色機能がない価格の安いものを選びましょう。

この機能の有無についても、本編で触れていきます。

ネットワークハブの有無

特に電球タイプの製品なのですが、スマートライトのメーカーは、照明をインターネット対応させるために主に2つのアプローチをとっています。

インターネットへの接続方法
  1. 電球にWi-Fiモジュールを直接搭載する
  2. ネットワークハブを中継して、電球をインターネット対応させる

1は電球自体がインターネット対応しているのですが、2のタイプは次の図のような構造になっています。

▲ハブは通常「Zigbee Light Link(Bluetoothのようなもの)」という専用の通信に変換する役割を持つ

このため、ネットワークハブタイプのものは、「ハブを設置する場所」や「ハブ自体の購入」が必要なので、注意が必要です。

ただ、インターネット機能をネットワークハブに分離していることによって、以下のメリットがあることも見逃せません。

ハブタイプのメリット
  • Wi-Fiルータの「最大接続台数」を枯渇しにくい(電球は家のあらゆる場所に設置するため)
  • Wi-Fi落ちやルーターの相性問題が発生しにくい

よって、この観点では、以下の選び方をすると良いかと思います。

Wi-Fi内蔵かハブどちらを選ぶか
  • 自宅にフル導入するなら「ネットワークハブタイプ」
  • 自宅にスポット導入するなら「Wi-Fi内蔵タイプ」

実際には製品の機能などにもよるので一概には言えないですが、ざっくり上記の選定軸を持つと良いです。

付加機能はあるか

スマートライトは、それ自体がインターネット対応していることによって、単に照明をリモート操作できるだけでなく、様々な付加機能を有しているものがあります。

▲スマホのGPS(位置情報)に応じて、帰宅・外出の際に電球を自動操作できるものも。
popIn Aladdin 2の投影画像
▲照明自体にプロジェクターが搭載されている画期的な製品まである

以下に紹介する製品では、それら独自の特徴も掲載しますので、ご参考になれば幸いです。

電球タイプのおすすめ比較

スマートライトの選び方を整理したところで、おすすめ製品を述べていきます。

まずは、電球タイプのものをご紹介します。

Philips Hue

Philips Hueはスマートライト界では老舗的な製品で、2015年頃から人気のスマート電球です。

そのため、他社と比較して、多岐にわたるラインナップがあることが大きな特徴です。

もはや電球タイプとして一括りできるかというとそうでもないですが、それぞれの違いは以下の通り。

製品画像ラインナップ特徴
Philips Hue電球タイプ、1600万色調色対応
Hue_whitePhilips Hue
ホワイトグラデーション
電球タイプ、調色は色温度のみ
HueライトリボンPhilips Hue
ライトリボンプラス
リボンタイプ、1600万色調色対応
Hue_GoPhilips Hue Goポータブルタイプ、1600万色調色対応
Hue_MotionPhilips Hue
モーションセンサー
コントロールキット(人感センサー)
Philips Hue
ディマースイッチ
コントロールキット(スイッチ)
Philips Hue
ブリッジ
ネットワークハブ
(リモート操作時必須)

これの他のスマートライトにはない、大きな特徴は、カスタマイズの柔軟性です。

まず音声アシスタントは、上記のポイントに挙げた全メーカー(Amazon Alexa、Googleアシスタント、Siri、Clova )に対応しています。

▲音声アシスタントの中で組み込み操作も可能(例:アレクサの場合)

また、それ以外にも以下の対応も果たしており、これからスマートホームを始めたいという方だけでなく、凝った使い方をしたい方や開発者の方へもお勧めできます。

細かい特徴
  • Apple HomeKit・IFTTTにまで対応
  • APIが公開されている
  • Friends of Hue/Hueラボによる他社製品・サービスとの連携
  • Spotifyと連携し、音楽に合わせた照明操作

ここまできめ細やかな機能は、他のスマートライトでは中々ありません。

▲他社サービスとの連携も、Hueが優れている点。

こういったことから、Philips Hueはこのカテゴリで業界標準的な地位を確立しており、スマートライトの中では最もおすすめです。

一方で留意点としては以下の2点。

Hueのデメリット
  • 単価が相場より若干高い。
  • 機能をフルに利用するためには「Hueブリッジ」という別途ネットワークハブの購入が必要。

Hueブリッジは、一部のEchoシリーズのようなスマートホームハブ内蔵」のスマートスピーカー等を利用すれば、Hueブリッジのリモート操作機能のみ代替できます。

このように、古くから人気の製品で、様々な機能を有するPhilips Hueを第一に掲載します。

TP-Link Tapo L530E/L510E

Wi-Fiルータで有名な、TP-Link社もスマートスピーカー発売初期からスマートライトを販売しており、人気の商品となっています。

調光・調色どちらのタイプもあります。

これの最大の特徴は、電球自体にWi-Fiモジュールが内蔵されていることによって、別途ネットワークハブを購入する必要がないことです。

しかも価格が相場よりかなり安い(フルカラータイプでも2,200円)ので、自宅へ複数台導入したい方にもおすすめ。

さらにTP-Linkは別売でスマートプラグネットワークカメラも発売しており、特にホームセキュリテイ目的でスマートホーム化したい方へおすすめです。

機能は他のスマートライトと比較して、さほど多くはないのですが、スマートライトとして必要なものは十分に揃っているので、そんな凝ったことをせずにサクッと導入したいという方へおすすめの製品です。

TP-Linkのスマートライトは、「Kasa(KL130・KL110)」というもののほうが有名ですが、現在は後継の「Tapo(L530E・L510E)」が発売されており、こちらを掲載しました。

TRÅDFRI

かの北欧家具で有名なIKEAも実はスマートライト「TRÅDFRI(トロードフリ)」を発売しています。

その特徴は、とにかく安価である点です。相場の3分の2くらいのコストで導入できます。

電球は家の中に点在するものなので、自宅のあらゆる場所にスマートライトを導入したいという方にはコスパが良いです。

▲けっこう安くて大人買いしちゃいました。。笑

さらに、電球タイプでは「E26」口径のスマートライト界隈では珍しく、「E17」口径のタイプのものがあったり、ルーメン(明るさ)や形状の選択肢も豊富、調光リモコンや人感センサーのキットもあり種類が非常に豊富です。

▲調光・調色など色々できる

合わせてIKEAならでは、おしゃれな照明スタンドもセットで購入できちゃうというのも嬉しい点ですね。

一方で、安価なかたわら、デメリットは以下の通り。

デメリット
  • 外出先からスマホアプリで操作できない(音声アシスタントアプリを経由する必要がある)
  • リモート操作には必ずコントロールデバイスが一つ必要
  • ネットワークハブが必要
    

単品買いだと周辺デバイスも含め、少し高くなるので、まとめ買いがおすすめです。

▲宅内Wi-Fiに接続してコントロールが必須

という感じで一癖あるものの、そこまで多くを求めず、スマートスピーカーから照明を音声操作、スマホを照明リモコンに、といったことを安く実現したい場合、TRÅDFRIがおすすめです。

+StyleスマートLED電球

同じく格安のスマート電球なのが、このプラススタイルのスマートライト。

こちらも電球自体がWi-Fiに対応しており、ネットワークハブ不要の簡単設置。

ソケットのタイプもE17とE26で揃っています。

▲E17タイプがあるのが嬉しい。ハブ不要なので、電球を取り付けるだけです。

フルカラータイプのものはありませんが、音声アシスタントでの操作もでき、スマートライトとしては十分です。

その大きな特徴は、他のプライススタイル製品と組み合わせて、簡単にスマートホーム化ができることですね。

▲他のスマートホーム家電と組み込み合わせて操作ができます。

もちろん、音声アシスタントは「Amazonアレクサ・Googleアシスタント・Siri」と全てに対応しています。

また、プラススタイルのシーン設定を利用すれば、家電の自動化も簡単に実現可能です。

特にスマホのGPS(位置情報)によって「自宅から出発・自宅に到着」に応じて自動で照明ON・OFFなどが可能なのがとても便利。

シーリングライトタイプのおすすめ比較

さて続いて、シーリングライトタイプのスマートライトのおすすめ比較です。

ソニー マルチファンクションライト2

ソニーからとても多機能なシーリングライトが発売されており、まさにスマートライトと言えるものがあるので、最初にご紹介。

これの特徴は、音声アシスタントに対応しているだけでなく、以下の独自機能がある点です。

特徴
  • スマートスピーカーから音声操作が可能
  • スピーカー内蔵で音楽を流せる
  • 赤外線リモコンで操作する家電もリモートで操作できる(テレビ・エアコンなど)
  • グラフで室内の温湿度モニタリングが可能
  • 人感センサー内蔵で防犯・見守り用途にも使える

これらを「シーリングライトを取り付けているだけ」で利用できるのが嬉しい点です。

照明から音楽が流れる
▲音楽も流せるのが新しい!

これ1台買えば、個別にスマートホーム家電を買わなくても、大半のことができるのが嬉しい。

といった形で、照明に様々な機能を有しており、別途スマートリモコン等を買わずとも、これ一台ですっきり、スマートホームを実現できる点が良いですね。

アイリスオーヤマ

高品質な家電を安価に提供している、アイリスオーヤマのシーリングライトにも音声アシスタント対応している製品が発売されています。

このようなスマート家電は一般的に高いイメージがありますが、アイリスオーヤマのシーリングライトは「普通のシーリングライトと変わらないくらいの値段で」スマートタイプのものを購入できるのが大きな特徴です。

ラインナップは以下の通りです。

CL6DL-6.0UAITCL8DL-6.0UAITCL12DL-6.0AITCL6D-6.0UAITCL8D-6.0UAIT
適用畳数〜6畳〜8畳〜12畳〜6畳〜8畳
器具光束3699lm4299lm5499lm3699lm4299lm
調光
調色××
価格13,980円10,459円15,580円8,181円11,172円
表:アイリスオーヤマ 音声アシスタント対応のスマートシーリングライト

部屋の広さに合わせて様々なタイプを選べるのが嬉しい点。

リモコンだけでなく、アプリ「IRIS SmartLF」を通じてスマホからの調光・調色が可能であり、スケジュール設定など様々なことが可能です。

さらに音声アシスタントでの制御は細かい制御にも対応しており、IFTTTにも対応。

なお、アイリスオーヤマは電球タイプのスマートライトも発売しているので、合わせてご検討ください。

Aladdin X2 Plus (popIn Aladdin 2 Plus)

Aladdin X2 Plus(旧名:popIn Aladdin 2 Plus)は、これまで述べてきたスマートライトと特徴が異なりますが、人気でおすすめの製品です。

特徴は、シーリングライトだけでなく、「プロジェクター」「スピーカー」と3in1で搭載されている点です。

これにより、シーリングライトと合わせて簡易的なホームシアターを導入することができるのがとても面白い!

もちろんこれ自体がインターネット対応していることによって、プロジェクターから動画配信サービス(YouTubeやAmazonプライムビデオ)を観れることや、独自のアート・ヒーリング系コンテンツなどを配信しているのも特徴。

▲様々な動画配信サービスを視聴できる
▲ヒーリング系のコンテンツも投影できる

スマホアプリで調光・調色できるのも、スマートライトならではです。

ただし、その機能性がゆえの「価格」や主要音声アシスタントに対応していない点、「映像を投影できる壁」が必要となりますが、それでもプロジェクターを兼ねられるというのがとても大きいです。

家電のレンタルサービス「Rentio」(レンタルサービス)でお試しできるので、これを利用するのも手です。

TV専用チューナーもあり、寝室にテレビを置かなくて済むのでおすすめ!

番外編

ここまではスマートライトそのものの比較をしてきましたが、その中でも用途が特殊なものがあったり、他の製品を利用することで、スマートライトと同じような機能を既存の照明でも使えるようになります。

合わせて番外編として掲載します。

スピーカーを搭載したスマート電球

電球の中には、スピーカー付きのタイプもあり、音楽を流すことも可能な製品があります。

その中で、ソニーネットワークコミュニケーションズが発売する「LED電球スピーカー(LST-SE300)」という製品は、音楽と連動して照明のカラーが切り替わる機能まで搭載している画期的なスマート電球です。

実際に利用したところ、ソニーならでは音質も電球に搭載している割になかなか良く、これでホームパーティに活用したり、リラックスサウンドを流すといったことも可能。

このように、音楽×スマート照明で、住空間を演出するのも楽しいですよ!

インテリアのアクセントにも使えるライトパネル

スマートライトの中でも、抜群におしゃれなライトパネルもあるので、ご紹介します。

「Nanoleaf(ナノリーフ)」は、ライトパネルを貼り合わせて、独特な形状で飾れるスマートライトです。

Nanoleaf Elementsをデスクの壁に貼ってみた
▲自分のデスクです。独特な形状で貼り合わせることができます。

スマホ対応・音声アシスタント(Amazon Alexa,Googleアシスタント,HomeKit)に対応しており、リモート操作・音声操作が可能です。

ラインナップには、以下の4つがあります。

  • Elements:ウッドベースで木目調の質感
  • Shapes:ゲーム・エンターテイメント向き
  • Essentials:電球・ライトリボン
  • Canvas:ピクセルアート

主に、ゲーミングルームに利用されることが多いですね。

私はNanoleaf Elementsを自室に取り入れていますが、これの導入で部屋が一気にエレガントな空間となり、おすすめしたい製品の一つです。

スマートリモコンで赤外線照明を操作

これは赤外線リモコンで操作する照明(主にシーリングライト)限定なのですが、照明の操作にはスマートリモコンというデバイスも使えます。

これは、Wi-Fi経由で登録した赤外線リモコンの信号を発信できる装置なのですが、これを経由して操作することで、スマートフォンやスマートスピーカーからの調光・調色操作が可能となります。

▲スマートリモコンが中継機(ハブ)のような役割を果たします。

他にもエアコン・テレビも操作することができるので、こちらも合わせておすすめします。

また、赤外線スマートリモコンとの合わせ技で、リモコンスイッチを導入すれば、赤外線リモコンでない照明の電源ON/OFFも可能になるので、ご参考まで。

スマートプラグで照明機材を操作

スマートプラグとは、電源と家電等の間に中継させる製品です。これ自体がWi-Fi経由の操作に対応していることで、照明の主電源を遠隔でON/OFFするといった方法ですね。

スマホで照明オンオフ
 ▲主電源に挿すことで、照明のコントロールが可能です。

これも照明に活用できます。特に、電球やシーリングライトタイプでない場合(スマートライト化できない)場合に重宝します。(例:撮影用ライトや口径の合わない電球など)

SwitchBotで照明スイッチをリモート操作

SwitchBotというスイッチ部分に直接取り付けて、スマホ等からロボットアームでスイッチを押す面白い製品があるのですが、これも照明のリモート化に活用できます。

▲アーム部分の押す・引き上げるで照明のスイッチをオンオフします。

特に、スマート化できずスイッチを直接押して電源ON/OFFするしかない蛍光灯とかで活躍します。

おわりに

今回は、スマートライトのおすすめ製品を紹介してきました。

当サイトでは、他にもスマートホームを中心とした製品を扱っていますので、もしご興味あれば以下の記事をご参考にしていただけますと幸いです!

\スマートホームのおすすめ/

Kou

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