【レビュー】Switch Botこそ最強のスマートホームデバイスである|Hub Plusも駆使して自宅のあらゆる家電・装置をIoT化させる!

SwitchBot

Switch Botは一般にはあまり知られていないと思いますが、スマートホーム化するには非常に便利なデバイスで、マストアイテムといっても過言ではないと思います。

私も購入してからかれこれ1.5年、様々な用途を試してきました。

今回は、製品レビューを通じてSwtich Botの活用術を掲載していきます。

Switch Botとは何か

Switch Botとは、スイッチをネットワーク経由で押してくれる装置のことです。ちょうど人間の指を代替するようなものですね。

まずはこちらのプロモーションビデオでイメージを掴んでみてください。

中国のスタートアップ企業:「Wonderlab社」が製造しており、日本にも正規代理店があるようです。

Switch Botは単体だと、Bluetooth通信ができ、スマートフォンのアプリから操作が可能ですが、別途発売されている「Switch Bot Hub Plus」によって赤外線コントロール・Wi-Fi接続が可能となります。

▲Switch Bot Hub Plus。こんな感じの雲形デバイスです。

これにより、エアコンやテレビの操作ができるようになるだけでなく、遠隔地からのリモート操作やスマートスピーカーから話しかけて操作ということも実現でき利便性が相当に上がるため、できればセットで購入することをお勧めします。

今回の記事も、Switch Bot Hub Plusを前提とした形で掲載していきます。

同梱品と初期設定

まずは同梱品について、Switch Bot本体とSwitch Bot Hub Plusをそれぞれ見ていきます。

▲Switch Bot本体の同梱品。説明書、本体、両面テープ、引き上げ用フック
▲Switch Bot Hub Plusの同梱品。こちらも説明書・ACアダプターと本体・取り付け用マグネット。雲のような外観がかわいらしくおしゃれ!

箱を開けたところで、まずは初期設定をしていきます。Switch Botアプリをダウンロードし、アカウント登録をしておいてください。

Switch Botの初期設定

このSwitch Bot単体の設定は非常に簡単です。

Switch Botのアプリのアカウント登録をし、Switch Botの絶縁テープを抜くとアプリ側で自動的にSwitch Botを検出します。

あとはニックネームや設置部屋のカテゴリ設定をするだけで完了です。

▲絶縁テープを抜くだけでこのように自動的に検知される。

強いて言うなら、スマホ側のBluetooth設定をオンにしておくくらい。

これで、スマホアプリのボタンをタップすると、Switch Botが作動しスイッチのオンオフがひとまず可能となります。

例えば布団に入っているときに照明スイッチを消したいときに、Switch Botを利用をすることで、布団から出ずに照明を消すなんてことが可能ですね。

しかし、Switch Botをリモート操作(スマホからの遠隔操作やスマートスピーカーからの操作)をするためには、Switch Bot Hub Plusが必要となってきますので、ここで合わせて設定方法を紹介します。

Switch Bot Hub Plusについて

これもアプリの案内通りにやっていくだけなので、そこまで難しくはありません。

▲アプリで「ハブの追加」を開いたら、Hubの裏側にあるスイッチを「AUTO」から「ON」に切り替えます。
▲このスイッチのことですね。
▲その後、Hub PlusのWi-Fi設定をしたらもう完了です!

これも基本的にはアプリの案内に従い自宅のWi-Fiルータの情報を入力すれば良いだけなので、とても簡単にできました。

これでひとまずは、Switch Botを遠隔操作できるようになります。

▲こんな感じでフワッとした鮮やかなライティングです。
▲設定で自在に雲のライティングの色も調節できます。
▲こんな怪しい色合いにもできちゃいますよ!

ちなみに「Switch Bot Hub Plus」はAmazon Alexa、Googleアシスタント、IFTTTに対応しており、これを利用してSwitch Botの音声操作・自動操作をすることもできます。

これが醍醐味でありとても便利なので、最初に設定しておきましょう。

▲最初にSwitch Botアプリ側で上記の「クラウドサービス」を有効にしておく。これを設定することでリモート操作などが可能になる。
▲Alexaの場合は、Switch Botスキルを導入しアカウントリンクの後、「端末(Switch Bot)を検出」して追加しておきます。(Googleアシスタントでもほぼ同様の流れです。)
▲IFTTTの場合、Switch Botアプレットを検索し、設定したいデバイスを選択するといった流れです。

ちなみにHub Plusには、赤外線モジュールも内蔵されています。

これによって赤外線リモコンで操作する家電であれば、これもリモートコントロールすることが可能です。(後述します。)

スイッチがあるところであればどこでもリモート・音声操作!活用術をご紹介

さて、初期設定も終えたところでこのSwitch Botが日常生活のどのようなシーンで有効なのか、その活用術も含め紹介していきたいと思います。

照明スイッチを操作する

Switch Botを利用する上で、人気なのがこの照明スイッチを操作する方法。

これはSwitch BotでなくてもPhilips Hueのようなスマート照明で操作する方法もありますが、例えば蛍光灯のようなスマート化できない照明で重宝します。

Switch Botは基本押すだけのデバイスなので、ぱっと見ではON側とOFF側で2個必要に思われるかもしれませんが、そんな時に活用できるのが本体に付属のフック付き粘着テープ。

▲このような形でアーム部分に引っ掛け、アームの戻りでスイッチを引き上げる仕組み。
▲この設定をすると、照明をオンにする際は「押す」、照明をオフにする際は「アームが戻る」という専用の操作をさせることができるようになる。
▲イメージとしてはこんな感じ(GIF)
▲自宅での動作。ON/OFFを1個で制御可能。(このスイッチのタイプだとテープでフック部分を補強する必要があった。)(GIF)

これをアーム部分に引っ掛けることで、アームの引き上げでスイッチを引く動作を生み出し、1個で照明のオンオフが可能です。

この照明のオンオフは、スマホアプリから遠隔操作できるだけでなく、Amazon EchoやGoogle Homeを通じて音声操作もできるので、例えばベッドで寝に入った状態でハンズフリーに照明を消したりすることもでき、ものぐさな私には大変重宝しました。笑

Hub Plusを駆使してテレビ・エアコン・照明をリモート操作する

初期設定の際に述べたように、Hub Plusは赤外線モジュールが搭載されており、IRリモコンで操作する家電のリモート操作・音声操作も可能です。

▲スマホアプリから命令したものをHub Plusで受信し、内蔵の赤外線モジュールから送信されることで家電操作ができる。よって、赤外線リモコン式家電が操作可能。

よって、いわゆる「スマートリモコン」的な使い道もできてしまうスグレモノです。

▲あらゆる家電のプリセットを網羅しています。
▲以前は貧弱だったが、その後アップデートが繰り返され、現在ではスマートリモコン専用機と同等レベルの操作機能を持つようになった。

また、音声アシスタント対応では、例えばエアコンだったらAlexaのサーモスタットスキルなどにも対応しており、スマートホームスキルで自然なセリフで温度変更など自在に操れます。

といった形で、実はこのSwitch Bot Hub Plusはスマートリモコン専用機に勝るとも劣らない機能性を有しています。唯一の欠点としては、ルール設定など細かい自動制御がアプリ側からできないくらい。

2019/6/9記
最近のアプデでシーン機能に対応しています。現時点では機能が少ないですが、徐々にIFTTTなしに自動制御できるようになるかもしれませんね。

ただ、この自動制御も後述するIFTTTに対応していることによって、大部分をカバーすることができます。

冒頭でスマートホーム化のマストアイテムと言ったのはこういった側面もあります。隠れた高ポイントな点です。

浴室リモコンにつけて湯船を貼る

浴室リモコンはこのようなボタン式のものが大半ですが、ここにSwitch Botを取り付けることで、湯はりを簡単にリモート操作できるようになります。

私の場合、家に帰る前にスマホから遠隔操作することで風呂を入れておくということをメインに利用しています。特に冬にはかなり重宝します。

それ以外にもAmazon Echoに話しかけることで風呂を入れたりすることもできます。かなりものぐさですが、未来的で楽しいw

オートロックをリモート解錠する

▲オートロックを鳴らし、SwitchBotを外から操作。自分で「応答」→「解錠」することでオートロックを突破!!(GIF)

私は他にIoT製品として「スマートロック」を利用しているのですが、これの欠点はオートロックがあることによって結局オートロック解錠用の鍵を持たなければならないこと。

そこで、Switch Botをモニターホンの解錠ボタンに設置し、呼び鈴を鳴らしてからSwitch Botを遠隔操作することで、スマホからオートロックの解錠操作が可能となります。

これでオートロック付きマンションでもスマートロックと組み合わせることで完全キーレス生活を実現しています。

▲ちなみにスマートロックというのはこういうやつ。これとSwitch Botのオートロック解錠をして、スマホor Apple Watchを持っていれば完全キーレスで出入りできる。
▲IFTTTでボタンウィジェットを作成すれば、スマホのウィジェットボタンや、Apple Watchのコンプリケーションからダイレクトに操作可能となり、より楽になる。

唯一残念なのが、自宅のモニターホンは必ず応答ボタンを押してから解錠ボタンを押さないとオートロック解錠ができないところ。。。

解錠ボタンだけのタイプだったらSwitch Bot1個で済んだのですが、オートロック連動型モニターホンであり、賃貸なのでどうにもできず残念(笑)

コーヒーメーカーにつけ、朝イチで挽きたてコーヒーを飲む

自宅にあるコーヒーメーカーはSirocaのミル付き全自動コーヒーメーカーで、これは「スタートボタン」をワンプッシュするだけで挽きたてのコーヒーが飲める仕組みです。

このスタートボタンにSwitch Botを取り付けることで、リモート操作を可能にしています。

これは、Amazon Echoからの操作をメインとしており、アレクサに話しかけるだけで挽きたてのコーヒーが飲めちゃいますw

▲この「スタートボタン」に取り付け…
▲Alexaの定型アクションで設定。任意の呼びかけ方を指定したり、他のスマートホームデバイスも同時操作したりできる。

自動で空調制御する

私は、Switch Botを空調制御にも活用しています。

ここではIFTTTが大活躍します。以下に解説していきます。

IFTTTって何?という方はこちらの記事も参考にしてみてください。

スマートホーム構築のための「IFTTT(イフト)」入門〜使い方とできること〜

除湿機につけて自動除湿

暑いジメジメした梅雨〜夏の季節には、除湿機のボタンに取り付けることで除湿運転をさせることができます。

ここで、Nature Remoの湿度センサーを利用し、IFTTTを設定することで、「もし湿度が〇〇%になったら自動で除湿機をつける」といったことをしています。

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▲このような形で作動ボタンに取り付けて自動運転しています。忘れやすいので自動化がGood。
▲トリガーに「もし湿度が50%以上を検知したら」アクションに「除湿機スイッチを押す」という仕組みをつくる。

反対に、トリガー:「もし湿度が40%以下を検知したら」、アクション:「除湿機スイッチを押す」という設定をして自動化させます。

私の持っている除湿機はトグル電源なのでOFFるときに誤動作する可能性がありますが、これはスマートプラグで湿度と時刻に応じて主電源を切ったりするなどして対応しています。

位置情報を利用して出発時に照明スイッチのオンオフ

先述した照明操作について、例えば、外出時に照明「オフ」帰宅時に「オン」という操作を自動化できます。

これはIFTTTの「Location」というトリガーを利用します。

▲トリガーに「Location」というものを設定し、自分の好みの場所に「入ったら」「出たら」を指定。アクションにSwitch BotのTurn ON/OFFを置くことで自動操作できる。

なお、この自動操作は、トグル電源(ON/OFFスイッチが一体となっている家電)のものに取り付けるのは避けたほうが良いです。家電の最後の状態次第で誤動作する可能性があるためです。

換気スイッチにつけて自動換気【調整中】

我が家では風呂の赤カビが非常に発生しやすいため、浴室暖房乾燥機の集中換気を都度回しているのですが、これを「Awair」という空気質管理デバイスの湿度をトリガーにして、IFTTT経由でSwitch Botを動作させることで、自動制御することを試しています。

【レビュー】空気品質モニター「Awair」はインテリアに溶け込み、快適な空間づくりを指南するIoT製品

他にも、キッチンで料理時に化学物質が多くなったら、Switch Botで換気ボタンを押すなんてこともできますね。

空調管理に換気は非常に効果的なのですが、その挙動については現在テスト中です。(自宅の換気ボタンがトグルスイッチのため、IFTTTの閾値によって誤動作する可能性がある)

▲こんな感じで「換気」ボタンに取り付けてお試し中(テープで押さえつけないとSwitch Botが押せない…笑)
▲キッチン換気スイッチにも取り付けて試しています。

うまくいったらこの記事を加筆修正しますが、現段階ではアイデアの一つとして掲載しておきます。

もし自宅の換気スイッチがトグル式出ないご家庭であれば、照明の壁スイッチの機能を活用してうまくできそうといった所感です。

その他空調制御で試した家電は?

私が試した中では、他に加湿空気洗浄機。

▲ただこれは1日中つけていた方がよいので、わざわざリモート操作する意味がありませんでした。

あとは、扇風機やサーキュレーターにも使えるかと思います。

▲私はリモコン付きの扇風機でスマートリモコンからリモート操作しているため、Switch Botは使っていませんが、こういったボタンに取り付けてスマホやAlexaから操作という使い方もできます。

おまけ:電動スタンディングデスクにつけて強制的に立ち仕事をする

Flexispot【レビュー】電動式スタンディングデスク「FlexiSpot」で作業の持続力が大幅に向上した

これはもはや誰得といった内容なので詳解はしませんが、我が家では「Flexispot」という電動昇降式スタンディングデスクを利用しており、この昇降ボタンにSwitch Botを取り付けることで、Alexaの定型アクションから一定時間到達後に自動制御を可能にしています。

こんな利用の仕方もあるよということで、おまけで一応記載します。

その他想定されうる利用シーン

私は試していないですが、想定されうる使い道として、他にも以下のようなものに使えそうです。

  • 床暖房
  • ゲーム機
  • サーバ
  • ブラーバ(音声操作)
  • タワー型デスクトップPC(WoL的な利用)
  • ポッド(沸騰ボタン)
  • ペットのエサやり機
  • 家電のリモコン

とにかくスイッチやボタンがあるものであれば、適用範囲が相当に広いためオススメです。

【感想まとめ】Switch Botの導入でスマートホーム化のほぼ全てが完了するほど適用範囲が広い

既存のスマートホーム製品は、スマート家電やスマートリモコン経由で家電コントロールをすることができるものはけっこう多いのですが、自宅の設備とかになってくると話は別です。

また、スマートホーム化するうえで、それぞれの仕組みに対応させようとすると、製品が増えていくにつれ、デバイスやアプリが断片化していき、管理が非常に煩雑になる欠点があります。

しかし、このSwitch Bot+Hub Plusであれば、赤外線リモコン式家電のコントロールに加え、家の設備も単一のアプリ(仕組み)でコントロールすることができるようになります。

もちろんリフォームを検討する必要性もなく、安価かつ工事不要で手軽に今住んでいる家にIoTシステムを取り入れることができます。

マンションや賃貸物件が多い日本の住環境では、現状スマートホーム化をするならNo.1ともいえるほどの製品です。

留意点

さてここまではSwitch Botの良いところや活用術を取り上げてきましたが、デメリットや仕様上の留意点も念のため掲載しておきます。

Switch Bot Hub Plusの設置場所に注意

Switch Bot Hub PlusとSwitch Botの間はBluetoothで通信がされます。

ある程度であれば問題ありませんが、広い家で部屋が別々の場合、複数のSwitch Bot Hub Plusが必要になる可能性があります。

これは赤外線リモコン機能も同様で、赤外線は範囲が狭い(1部屋分)ため、複数設置が前提となることを念頭に置いておきましょう。

アナログでボタンを押すには煩わしくなる

これまでの画像や動画を見ていただいて大体想像がつくかと思いますが、ボタン付近に物体を設置することになるため、手動でパッと押したいときには邪魔になります。

類似製品のMicrobot Pushのように、本体のタッチセンサーで押せる仕組みがあれば良いのですが、Switch Botにはそれが搭載されていません。

外寸を確認して、購入前に設置する想定のボタン付近に設置しても問題なさそうかどうかは予めチェックしておきましょう。

押せないボタンがある

スイッチの断面が低い場合や柔らかい素材の場合、Switch Botのアームの力では押せない可能性があります。

▲このような形でテープで上から押さえつけるように補強すると、ボタンを押せる場合があるため、一応紹介しておきます。

Switch Botの内部構造とバッテリーについて

▲蓋を開けると、バッテリーが内蔵されています。
▲リセットボタンは上記画像のつまようじで指している部分です。ここを長押しします。ネットワーク接続でトラブった際に利用してみてください。

電池は公称値は2年と謳われていますが、1年弱で切れたりするものもありました。このへんは利用状況によって変わると思います。

交換用電池は以下のものです。

おわりに

Switch Botは、ぱっと見はただのボタンを押すだけの装置ですが、その仕組みから手軽にご自宅の設備や家電をIoT化でき、とても面白く地味に実用性が高いデバイスです。

個人的にはスマートホーム化するなら、第1に検討すべき製品だと思っています。

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