【レビュー】TP-Linkスマートプラグ(HS105)は国内仕様で安心安全!Amazon EchoやIFTTTなどにも対応

TP-Linkスマートプラグを購入して1ヶ月弱経ちましたのでレビューします。

もともと私はスマートプラグ製品はいくつか持っていたのですが、この製品は他のスマートプラグと違い、2ピンプラグなど国内仕様のものであること、かつAmazon EchoやGoogle Homeにも正式対応しているということから、かなり期待していました。

というわけで早速レビューしていきたいと思います。

TP-Link Wi-Fiスマートプラグとは

TP-Linkスマートプラグとは、その名の通り「スマートプラグ」というジャンルの製品です。家電や装置の電源とコンセントの間にこれを中継させることで、電源ON/OFFの制御をすることができます。

この「スマートプラグ」は、家のWi-Fiからネットワーク経由でリモート操作させることが可能です。つまり、スマートフォンやスマートスピーカーを使い、例えば以下のようなことが実現できるようになります。

  • 外出先から家電や装置の電源ON/OFFをコントロール
  • スマートスピーカーに話しかけるだけで家電や装置の電源ON/OFFの操作

スマートプラグはこのような機能性を持つものがいくつか市場に出回っているのですが、その中でTP-Linkが持つ大きな特徴は以下です。

  • 安心の国内仕様(2ピンプラグ、技適、PSEマーク取得)
    ※これまで日本で購入できるスマートプラグはほぼ全て海外仕様で、3ピンプラグであることやPSEマーク取得有無が不明のものが多い
  • Amazon EchoとGoogle Home両方に「正式」対応
    ※これまでのスマートプラグは、実は海外版のスキルのみ対応で、日本では利用できないことが多かった)

製品の特徴をざっと見ていったところで、早速開封の儀をやっていきましょう。

開封の儀


▲こちらを開封していきます。箱はバッチリ日本語で特徴も掲載されておりわかりやすい。


▲早速箱を開けてみると、早くも本体とご対面。


▲こちらが本体。横にやや長い印象。これは買ってから初めて知りましたが、N極(ニュートラル)のコンセント向けなんですね。


▲コンセント側。バッチリ2ピンプラグ!これでもう変換プラグを挿さなくて済む…


▲説明書と保証書付き。安心の3年保証。説明書はバッチリ日本語で、この点も従来のスマートプラグと比較すると安心です。

同梱物はこれだけです。早速初期設定をしていきましょう。

初期設定

続いて、TP-Linkスマートプラグの初期設定を実施していきます。


▲まずアプリの会員登録を済ませたのち、最初の画面右横の+ボタンをタップして機器を追加します。次の画面でスマートプラグを選択します。


▲その後スマートプラグ本体を挿しましょう。ランプが青とオレンジでチカチカしだしたら、設定に移ることができます。


▲こんな感じでチカチカしたら次へ移れます。


▲Wi-Fi設定画面に遷移し、「TP-Link Smart Plug〜」と書かれたものが出てくるので、こちらから設定します。


▲端末名称や位置情報の登録、アイコンなど、任意の設定を進めていきます。


▲ここで、スマートプラグ本体を自宅内のWi-Fiへ設定するようにします。自宅にあるWi-Fiルーターのパスワードを入力してください。2.4GHz帯のWi-Fiを設定することに注意してください。


▲最後に本体ファームウエアのアップデートが促されますので、これを最新のものにして完了です。

上記のように初期設定は簡単です。スマホのWi-Fi設定ができる方なら、難なく完了できるかと思います。

詳細レビュー

さて、ここからは実機を触って見た感想を掲載していきます。

本体の外観

まずは外観です。この製品は横長の形状で、設置に特段工夫せずとも、上下いずれか一方のコンセントが隠れることはありません。


▲上下に安定的に設置可能。下にも延長コードを指しているが、邪魔になることは特になし。


▲例えばOittmスマートプラグの場合、下方向が隠れてしまうため、隠れないように上下方向に設置を気をつけなければならない。

また外観もスマートプラグにしては比較的コンパクトな印象で、白基調なデザインもあり、あまり目立たないのがよいですね。

一方で、以下のような電源タップに利用する場合は、どうしても左右のコンセントを塞いでしまいます。


▲端のコンセントに挿入すればある程度防げるが、こういう感じでどうしても他の口を塞いでしまう。

また、本製品には極性があることに注意しましょう。


▲テーブルタップのような極性のないコンセントには挿入できないので注意が必要。特に電源タップをメインに利用している方はあらかじめ確認しておきましょう。

といった形でスマートコンセントならではの製品仕様上の課題もありますが、コンパクトでデザインもよく良い感じです。

長方形の形状なので、その特性を生かしもう1、2個コンセント口があるとうれしいなぁとは思いました。コンセントを左右方向にも挿せますしね。まぁ現時点でそれは求めすぎですかね…

アプリの使い勝手

続いてアプリの使い勝手を見ていきます。

アプリはアイコンベースでデザインも良く、視認性が高いです。中々使い勝手が良いですね。


▲電源のON/OFF状態が一目で確認可能。


▲「スケジュール機能」でルーティン設定もできる。もちろんON/OFFどちらも可能。「おでかけモード」はややわかりづらいが、外出時にランダムに電源ON/OFFを自動的に行い防犯照明に利用することができる。長期旅行や出張の際に使えそう。もちろん普通の「タイマー機能」もあります。

スマートプラグは基本電源ON/OFFをする製品のため、リモート操作を前提としているのがいいですね。

また、それ以外にも他のTP-Link製品との連携で「シーン」機能や「スマートアクション」機能といった様々なこともできるようですが、現状日本で販売されているTP-Link製品はWi-Fiルータくらいのものしかなく、試せませんでした。

これにより、ホームオートメーションな仕組みもできたりするかと思いますので、今後日本でも展開されることに期待したい部分です。

スマートスピーカーから音声操作

スマホアプリからの操作については、前述の通りですが、本製品はAmazon EchoやGoogle Home双方に正式対応しており、それらから音声操作できることがもっとも大きな特徴です。

何故かというと、これまでのスマートプラグは海外仕様のものが販売されており、一見Amazon Echoと謳われているものでも、実は「日本の」Amazon Echo(Alexaスキル)には対応していないものがほとんどであったためです。

TP-Linkスマートプラグは、Amazon EchoとGoogle Homeいずれも日本に正式対応しているため、利用には全く問題ありません。

それでは早速連携について見ていきましょう。


▲前提として、まずはTP-Link Kasaにアカウント登録をします。任意のメールアドレスとパスワード登録をしてください。


▲また、スマートプラグ内の端末設定から、「遠隔操作」をオンに、端末名をスマートスピーカーで呼び出したい名前を設定しましょう。


▲Amazon Echoの場合は、スキルストアから「TP-LINK Kasa」と連携。アカウントにサインインしたのち、Alexaの「スマートホーム」機能で端末を検出すれば利用できるようになります。


▲Google Homeの場合は、「スマートホーム」設定から、「TP-Link Kasa」を探し出し、アカウントにサインインして連携。「部屋の割当て」や「名前」を任意のものに設定して、「スマートホーム」の一覧に出てきたら完了です。

これにより、スマートスピーカーに話しかけるだけで、スマートプラグのオン・オフが可能となります。

やはり話しかけるだけで家電操作ができるのでいいですね。私は、スマートリモコンも利用しているのですが、赤外線リモコンのない製品でもこれで操作できるのでいい感じです。

IFTTTも利用可能。自動化の仕組みづくりができる。

TP-Linkスマートプラグのもう一つの特徴として、「IFTTT」にも対応している点が挙げられます。

ちなみにIFTTTとは、もし「○○の場合、XXする」といったルール設定をプログラミング無しで実現できるサービスです。

このIFTTT対応している点で最も有効な点は、位置情報トリガーと組み合わせて、「家から離れたらスマートプラグをオフ、家に近づいたらスマートプラグをオン」といったような仕組みづくりができたりします。その設定方法を簡単にご紹介します。


▲まずは「Location」トリガーを「+this」に指定。You enter an area(エリアに入ったら)または、You exit an area(エリアから出たら)を選択。エリアを選択してトリガーを作成。範囲はピンチイン/アウトで自在に調節できる。


▲続いてアプリと同じ「Kasa」アクションを検索。出てきたものから「Turn on」(スマートプラグをオン)または「Turn off」(スマートプラグをオフ)を選ぶ。その後KasaのログインIDとパスワード入力画面が出てくるので、スマホアプリで登録したものと同じものを登録。するとDeviceに自分のスマートプラグが自動的に出てくるのでこれを選択し、「Create action」でルール設定完了!

それ以外にも、最近発売された同IFTTT対応では、Nokia Sleepという製品と組み合わせて「ベッドに入ったら/出たら、(家電や装置の)電源ON/OFF」といったルールづくりも実現できます。

このような形で、IFTTTに対応している製品サービスと組み合わせれば、アプリの機能を超えてあらゆるルール設定・自動化ができるのがメリット。以下の記事でIFTTT対応製品について多く取り上げていますので、見てみてください。

使い道について

スマートプラグは、家電や装置の電源ON/OFFという極めてシンプルなものですが、持っているものやアイデアによっては非常に汎用性の高いものです。しかし、その汎用性の高さが逆に使い方をイメージできず難しくしている製品かもしれません。よって、実際に利用したり、思いついた活用例を掲載します。

まず前提として、ほとんどの家電や装置には電源ON/OFFボタンやリモコンというのは存在しています。よって、この製品が使えるのは、 通電をすると、本体が動作する製品(ボタン操作が介在しない)に限定されます。

私としては、以下のようなもので利用を考えています。それぞれで試していってよさげだったら、本製品を複数個購入予定です。

主電源を直接制御することによって、経年劣化が早まったり、正常動作ができなくなる可能性もあるため、あくまで参考程度にとどめてください

  • テレビ(劣化が早まったり、一部機能が使えなくなったりする可能性もあることに注意)
  • 照明機材
  • サーキュレーター
  • 加湿空気清浄機

それで、ここからは要望込みではあるのですが、スマートプラグを使って、電力管理も実現したいところです。

主電源を切るというシーンでは、待機電力の削減を主目的とする方も多いでしょう。こういったところで活躍できれば非常にありがたい部分です。(スマートプラグ自体にどれだけ待機電力が発生するかというのはありますが…)TP-Linkスマートプラグでも、本体の稼働時間くらいなら見ることができるのですが、そのデータを何かに役立てるとなると微妙な部分です。

また、推移が見れたりすれば、例えば介護時の見守り用途にも使えたりすると思います。

こういった点で、より電力管理系の機能も増やしていってもらえると嬉しいなと思いました。

総評

現在、日本でスマートプラグを利用するのであれば、使い勝手もよく、製品仕様からも多少高くてもこれ一択と考えます。まして、スマートプラグは電源という重要な部分を扱うものなので、信頼性が高いものを選んだほうがよいでしょう。

ということで、オススメできるスマートプラグです。

Kou

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