eRemote 5は古くから人気のスマートリモコンですが、3年振りに「eRemote 5(第5世代)」として、刷新されて登場!
老舗のスマートリモコンということもあり、スマリモ好きな私は早速購入w
早速利用してみましたので、レビューを通じてその魅力をお届けします。

eRemote 5は、シリーズ第5世代にあたり、大幅にバージョンアップされ新発売。
特にAmazon Echoのアレクサ対応に優れ、簡単設定で連携が可能で操作も柔軟。
さらに待望のGPS(スマホの位置情報)連携にも対応し、帰宅前のエアコン操作も難なくできる。関連ラインナップも含め統合的なスマートホーム化を実現できる製品。
メリット
- 部屋の景観を崩さないデザイン
- アレクサ対応に特に優れる
- 関連ラインナップ含めた拡張性が高い
- アプリが操作しやすくなってる
- ついにセンサー対応
- その後のアップデートでアプリがかなり進化した
デメリット
- 特になし

管理人:Kou
前作の欠点を解消!音声アシスタントの操作がさらに柔軟に
前作のレビュー
もくじ
本体デザインが刷新!
まずは、その筐体について見ていきましょう。





最近のスマートリモコンのトレンドとして、外観が白いものが増えてきています。
これは大半のご家庭の壁が白と思いますので、その壁掛け利用の際に部屋の景観を損なわず、インテリア面でも自然に取り付けられます。

Kou
スマートリモコンはその性質上、部屋の比較的目立つ位置に設置する必要がある(赤外線操作)のため、デザインは重要なポイントです!
また、eRemote 5の特徴として、「温湿度センサー」がケーブルに設置されています。
スマートリモコンの本体に内蔵すると本体の熱で誤計測することもありますので、このアプローチはGood。

前作eRemoteは、センサーが「温度のみ」、eSensorとして別売されていたので、セットになっているのは好印象です。
このように、自宅にも違和感なく取り付けられます!
アプリ:「HomeLink」が使いやすい。待望のGPS連動も追加!
前作は「eHome」というアプリが用いられていましたが、今作では新アプリ「Home Link」が用いられており、これで操作する形となります。
eHomeでも十分操作することができましたが、「Home Link」になってから、より洗練されたデザインとなっていて使いやすくなっていました!


アイコンデザインが洗練されており、一覧画面(ファーストビュー)で家電操作ができるようになっています。

Kou
今までは操作したい家電をタップしてからリモコンに移るひと手間があったので、これはうれしい!
また、リモコンデザインも一新されており、使い心地がよくなっています。

その一番の特徴は、「スマート」となっている自動操作機能です。
特に、待望となっていた「GPS連携」機能についに対応したことで、「外出したら・帰宅したら」のトリガーを利用することが可能となっています!


動作する時間も設定できるので、誤動作を避けられるのも嬉しい点です。
これで、「外出時に(自動で)全ての家電をオフにする」「帰宅前にエアコンを(自動で)つけておく」などができるようになり、その使い勝手は抜群です。
実生活で利用するには、かなり便利な機能なので、購入したらぜひ使ってみてください!
シーン設定では、並べるだけで簡単に一括操作が可能です。

また、その後のアップデートにより、遅延設定も可能となっています。

これは例えば、テレビ操作でザッピング(チャンネル自動回し)や入力切り替えを絡めた操作をする際に重宝します。
アレクサ連携が超簡単!これはすごい
この製品は、Amazon Alexa・Googleアシスタントに対応しており、スマートリモコンの主要機能である、「スマートスピーカーに話しかけて家電操作」ももちろんできます。
ここで特徴的なのは、最近Amazon側がリリースした「App-to-App」という簡単設定に対応していることです。
従来、アレクサ連携をする際は、「1.一度アレクサアプリを開いて、2.スキルを有効化した後、3.端末を検出して登録」という3手順が必要となっていました。
これは1.で別アプリを行き来するため、面倒な点だったのですが、今作から「HomeLinkアプリ」のスマートスピーカーAlexa連携から飛ぶことで、簡単に設定できるようになっています。
- STEP
HomeLinkアプリの設定をタップ
- STEP
HomeLinkスキルとリンク
自動的に出てくるので、検索したりする必要はないです。
- STEP
自動的に検出される
従来のアレクサアプリ側で「デバイスを検出」をする必要すらありません。連携完了となった瞬間待ち時間なくアレクサアプリ側に登録されています!
この設定周りの面倒さがスマートホーム製品の欠点でもあったので、それがこの機能によって軽減されたのは何よりうれしい部分。
あとは、以下の音声コマンドで操作をするだけです。
アレクサの場合
家電 | できること | セリフ | 備考 |
---|---|---|---|
エアコン | ・電源ON/OFF ・温度変更 ・モード変更 ・設定の確認 | ・アレクサ、エアコンをつけて/消して ・アレクサ、エアコンを24度にして ・アレクサ、エアコンを冷房にして ・アレクサ、エアコンのモードは何 | ・温度+モード変更同時に可能 (エアコンの冷房を24度にして) |
テレビ | ・電源ON/OFF ・チャンネル変更 ・音量変更 ・ビデオ操作 | ・アレクサ、テレビをつけて/消して ・アレクサ、テレビのチャンネルを1にして ・アレクサ、テレビのチャンネルを上げて/下げて ・アレクサ、テレビで再生/一時停止/早送り/早戻し/前/次 | ー |
照明 | ・電源ON/OFF ・照度(明/暗) | ・照明をつけて/消して ・照明を明るくして/暗くして | ー |
シーン | ・シーンの実行 | ・アレクサ、〇〇(作成したシーン名)をオンにして | ・アレクサアプリの定型アクション機能で任意のセリフに変更可能 |
なお、App-to-App機能により、アレクサでの操作が目立ちますが、Googleアシスタント(Google Home)でも操作が可能です。
テレビの音声操作が、個別に学習させること(純正機能対応していない)でしか操作できませんが、これについては、最近Googleアシスタント側でリリースされたばかりなので、今後HomeLink側の対応に期待しましょう。
また、当初は連携できなかった、AppleのSiriについても2020年12月のアップデートでついに対応し、HomePodやiPhoneからでも音声操作できるようになりました!
関連ラインナップでスマートホーム化しやすい
LinkJapanは、スマートリモコン以外にも多くのスマートホーム関連製品が発売されています。
eRemote 5と連携できる製品は、以下のとおりです。
- カーテン:「eCurtain」
- スマートプラグ:「ePlug」
- カメラ:「eCamera 2」
- 空気質管理:「eSensor」「eAir」
- 給湯器:「リンナイ」・「ノーリツ」(無線LAN対応の給湯器)
- ドアホン:「アイホン」
スマートホーム機器の中では、珍しく給湯器やドアホンまで連携可能です。これはすごい!
この中だと、特にカーテンが利用できるのが良いですね。
早速eCurtainを設置し、eRemote 5やePlugと絡めて一括操作してみました。
高価な製品で設置が少し大変でしたが、スムーズに操作することができます。

Kou
これで朝はかなり快適に!
eRemote 5もこのように統合的なスマートホーム化できるのが嬉しいです。
以前のアプリのバージョンでは、HomeLinkは「eSensor」などといった旧製品に対応しなかったのが欠点でしたが、その後のアップデートで対応、かなりの企業努力が伺えます。

(これは他社スマートホーム製品含め、かなり珍しい機能です。)
ただ、そこまで細かい仕組みを作る方は限られてくると思いますし、eRemote 5自体に温湿度センサーが搭載されたことで、これでも不自由なく自動化ができます。
おわりに
ここ最近スマートリモコンラッシュが続いていますが、老舗のeRemoteも第5世代となったことで、前作からかなり進化したと言えます。
一部撤廃された細かい機能があるものの、これを利用しない予定であれば買いの製品の一つです。
ただ、関連ラインナップを含めどのような仕組みができるかは予め検討の上、購入したほうが良いかなと思いました。