最近の在宅勤務の流れで、オフィス用品も徐々に買い替え中のKouです。
今回は、ずっと買い替えていなかったマウスの調達。
何か良いものは無いかな〜と思っていたところ、2020年10月に10年ぶりのリニューアルを果たしたと言われる「ERGO M575」のマウスが気になり、早速予約!
いわゆる、トラックボール型のマウスというやつですね。
本体を動かさずにボール部分を動かしてカーソル操作を行うことで、腕や手首の負担を減らすことができると、前から気になっていました。
私は、トラックボールマウスは今回始めて利用するため、従来のマウスと比較して、そのメリットやデメリットを含め、掲載します!

メリット
- 腕や手首を動かさなくて済むので確かに疲れにくい
- 掃除がしやすい構造
- 手の平を「置く」ようなイメージでマウス操作できる
- デザインがクール
デメリット
- 操作に慣れが必要
- 普通のマウスと比べて本体が大きい

管理人:Kou
これは確かに疲れにくい!慣れると快適に使えます
もくじ
外観と仕様
早速、M575の実機を確認していきます。

一般的なマウスに比べて、大きめです。

製品仕様は、以下の通りです。
項目 | 仕様 |
---|---|
本体サイズ | 高さ134mm、幅100mm、奥行き48mm |
重量 | 145g |
通信 | Bluetooth、USBレシーバー(USB-A) |
対応OS | Windows 8,10以降 Mac OS 10.13以降 iPad OS 13.4以降(USBレシーバーは非対応) |
バッテリー | 単3乾電池×1(同梱) Bluetooth時最大20ヶ月 USBレシーバー時最大24ヶ月 |
保証 | 2年間無償保証 |
マウスを「握る」というより手を「置く」といった感覚で、楽にマウス操作ができます。

次に背面をチェック。その特徴は、レーザーセンサーがないことです。
このマウスは、カーソル移動を「トラックボールのみ」で完結する仕組みとなっています。

Kou
私はトラックボールマウス初心者なので、この点には結構びっくり。

このレシーバーまたはBluetoothどちらでも遅延なく動いています。(私は、Bluetoothで利用しています。)

M575の良い点はトラックボール部分を簡単に取り外せることです。

トラックボールマウスはここをしっかり掃除しないと動きが悪くなったりするようですが、M575は取り外しが楽なので、この点の負担は少ないと感じました。

実際に使っているシーンを以下に撮影しました。
最後に、前機種の「M570」との違いは以下のとおりです。
- Bluetooth接続が可能(旧モデルはUSBレシーバーのみ)
- 傾斜角度がついており、より自然に手を置けるように
- 電池寿命が最大24ヶ月に(旧モデルは18時間)
- 高精度なオプティカルセンサーを搭載
- トラックボールの構造も改善
Bluetooth対応になったのが大きいですね。iPadにも対応しています。
M575の使用感
さて、ここからは、M575を実際に利用してみて、「ここが使いやすいな」と思う点や、「使いにくい」と感じた点について、感想をまとめてみました。
利用してみてよかった点(メリット)
この製品のウリである、「手を動かさなくて良い」というポイントですが、これは確かに疲れにくくて良いなと感じました。
というのも、M575を利用した後に気づいたのですが、従来のマウスは手首や腕を動かすことによって身体の可動域が大きくなるので、それが単純に疲れるんですよね。

また、カーソルを上下する場合には、手首と同時に腕もデスクの前方または後方に持っていかれますよね。

そのため、肩甲骨も同時に動き、マウスの動きによって姿勢を崩すことがあります。
このマウスは、手が固定されることによって、常に胴体から見た支点が一定なので、身体の可動域が少なく、姿勢を保つことができるのがメリットと感じました。

つまり、ポイントは手が固定されるというよりも、その結果、三角筋〜肩甲骨周りの片方だけを動かさなくて済むことにあるため、デスク作業で肩こりや背中の痛みに悩まれている方にはおすすめの製品です。
また、カフェのような狭いテーブルや付近に飲み物を置いているときに、机の上を動くことはないので、この点でも良かったです。
しかも、このマウスは人間工学に基づいた設計と言う通り、マウスを手で握るというよりは、手のひらを置くといった感覚のため、この点からも疲れにくいと感じました。
言葉にしずらくて表現がわかりにくいかもしれませんが(笑)、とにかく疲れにくいというのは確かでした。
使いにくいなと思う点(デメリット)
やはり、普通のマウスとは違うので、ある程度慣れが必要です。
特に、親指ですべてのカーソル操作をすることになるので、指先周りの動きは、普通のマウスやトラックパッドよりも多いです。
手首や腕を動かすわけではないので、疲れにくいのは確かなのですが、最初のうちは、指先だけを動かすことによる不快感・気持ち悪さがあります。
また、トラック「ボール」という性質上、細かい移動でマウスを合わせるのが若干難しいです。

慣れもありますが、ある程度使って操作のコツを見つけましたので、次の章にまとめました。
M575 操作のコツは?
トラックボールマウスは、初トライなりに使いこなそうと色々と操作の研究をしてみました。
同じように、これからトラックボールマウスを利用してみたいという方へ参考までに掲載します。
弾く操作を覚える
上記の通り、操作も慣れない頃に指の不快感も感じていましたが、それがある程度緩和したのは、ボールを「弾く」操作を覚えたときです。
ボールを「転がす」だけで操作してしまうと、マウスの可動域が少なく何回も指でグリグリ操作することとなってしまい疲れます。
弾く操作をすることによって、マウスを一瞬で移動させることができるので、これで疲れがかなり軽減されました。
後述するLogicool Optionsを使って、感度調節もしており、最適なものに合わせています。
Logicool Optionsで調整する
Logicoolのオフィス製品は、ボタン設定や感度などを調節することのできる「Logicool Options」というソフトウエアがあります。


サイドにあるボタンのデフォルトは「戻る・進む」ボタンとなっていますが、これを逆転させたり、任意のアプリを立ち上げたりできます。
また、カーソル感度の調節は次のように低めに設定しています。

これは、デメリットの部分で述べたように、細かい移動をする際にマウスカーソルを合わせにくいためです。
ただ感度をMAXまで下げていない理由は、「弾く」の操作を考えたときに、以下のような操作の分けをする上で、絶妙だったためです。
- 「少し弾く」と画面の半分付近まで移動
- 「強く弾く」と画面の半分まで移動
- 「MAXで弾く」と画面の端から端まで移動
これを意識しつつ調節すると、カーソル操作がかなりしやすくなりました。

このように、デメリットの部分をこの調整によって、ある程度補うことができます。
おわりに
トラックボールマウス、最初は使いにくいなと感じた部分もありますが、慣れてしまうと肩や腕が疲れないので、これナシではいられなくなるかもしれないです。
在宅勤務期間が終わった後も、会社に持ち込んで使いたいくらいですね。(笑)
また利用に応じて気づいた点があったら、この記事に加筆していきます。