充電器でお馴染みのAnkerですが、最近はSoundCoreシリーズ(音響)や、eufy(家電)でもコスパの良い製品をどんどん発売しています。
そのAnkerから、新たにフラグシップモデルとして、「Eufy RoboVac X8 Hybrid」が発売されたので、ご紹介!
この製品は、以下の特徴があります。
- 世界初!デュアルダービンによる圧倒的な吸引力
- 水吹き機能も搭載
- BoostIQテクノロジー搭載で18mmの段差まで乗り越え可能
- 高精度AIマッピング搭載
- 複数階の間取りをアプリに記憶できるマルチフロアマッピング
- スマホアプリ・音声アシスタント対応
特に気になるのは、デュアルダービンの吸引力とAIマッピング機能といったところですね。
早速、利用してみましたのでレビュー記事を掲載します!


もくじ
セットアップ
早速、Eufy RoboVac X8 Hybridを開封しつつ、セットアップをおこなっていきます。

高級感があるものの、表面が光沢状になっており、実際に利用してみると埃の付着が気になるところです。

本作は、デュアルダービンを搭載しており、吸引力が強いのが特徴的。
ブラシは、Anker標準の回転ブラシを搭載しています。

ダストボックスは、水洗いも可能となっているタイプなのが良いですね。
ただし、自動ゴミ収集スタンド(クリーンベース)のラインナップがないことにはご注意ください。



ある程度充電したら、Wi-Fiランプが光るので、アプリで初期設定をしていきましょう。
アプリを設定しておくと、マッピングや吸引力の調節など様々な機能が利用できるようになるので、これは予め設定しておくのが吉です。




Wi-Fiは2.4GHzのみ対応であることに注意してください。


ここでの「名前設定」は、普通のスマート家電と違い、アレクサなど音声アシスタントでEufy RoboVac X8 Hybridを動作させるための設定とはならないようです。自分の好みの名前をつけましょう。


一般的なスマート家電と同様に、簡単にセットアップすることができました。
早速利用してみた
早速Eufy RoboVac X8 Hybridを利用してみました。
AIマッピング機能の精度がかなり高い
最初に、一度走行させて、自宅の部屋のマップをスキャンしていきます。


これは、AIマッピング機能によって、リアルタイムに作成されるだけでなく、利用の都度、清掃経路を確認できるのが良い点です。
掃除漏れがある部分を確認できるのが、かなり使い勝手の良い部分。

驚いたのが、一通り走行させた時点で部屋割りをある程度認識していたことと、室内が高精度にスキャンされていることですね。
ほぼ間取り通りに認識されていました。
また、部屋割りがずれていたりする場合でも、アプリで編集することが可能です。




今作、Eufy RoboVac X8 Hybridは、A.I Mapテクノロジー2.0を新搭載しており、複数階の間取りをアプリに記憶することが可能(マルチフロアマッピング機能)これはすごい!

このマッピング機能によって、以下の3つの掃除禁止エリアを作成することもできます。
- 進入禁止エリア(四角枠で進入禁止の範囲指定が可能)
- バーチャルウォール(棒線で仮想の壁を作り進入できないようにする)
- 水拭き禁止エリア(水拭きNGエリアも指定可能)


実際に走行させても、この設定がきちんと反映されており、進入されると掃除が止まってしまったり、大事な家具を避けることができたりと、利用していて安心感があります。
吸引力はかなり高い
この、Eufy RoboVac X8 Hybridは、デュアルダービンを搭載しており、2000Pa×2の圧力でゴミを吸い込むことが可能です。
これは、ロボット掃除機の中では、非常に高いスペックとなっています。

実際に、吸引を最大にして利用してみましたが、埃だけでなく少し大きめのゴミも見事に吸い取ってくれました。
驚きなのは、パチンコ玉や大豆など大きなゴミも吸い取ってくれること。
実際に動画を撮ってみましたので、確認してください。(吸引力「最大」時の音も合わせて確認いただければと思います。)
ロボット掃除機なのにこれだけ大粒のものを吸引してくれるのは中々すごい!
一方で吸引力最大の場合は、当然騒音も結構あるので、注意すべき部分ですが、BoostIQテクノロジーも搭載しており、カーペットの走行時は自動で吸引設定が切り替わるようにもなっています。
結果、ゴミをしっかり吸い取ってくれて、4LDKの室内をかなり清掃してくれました。


あと、段差乗り越え能力も中々すごいです。
公式では18mmの段差まで乗り越え可能と、一般的なロボット掃除機よりやや性能が高いという感じですが、他のロボット掃除機で停止したことも多々あった、以下の動画の箇所も乗り越えることができました。
また、単体で水拭きもできるのが便利ですね。このへんは、前作Eufy RoboVac L70 Hybridの良さをしっかり受け継いでくれています。


実際に水拭きも試してみましたが、フローリングがピカピカになって満足です。
こういったロボット掃除機としての基本性能がかなり高い、Eufy RoboVac X8 Hybridはおすすめの製品の一つです。
アレクサなどとも連携が可能
Eufy RoboVac X8 Hybridは、スマホだけでなく、Amazon AlexaやGoogleアシスタントなどの音声アシスタントからも操作できるスマート家電でもあります。
私は、アレクサをメインで使用しているので、早速連携させてみました。


アカウントは、アプリで初期登録した際のものを入力してください。


これで、アレクサ対応している製品がいくつか出てくるので、登録しましょう。


これで、以下のように話しかけることで、掃除をすることができます。
できること | 話しかけ方 |
---|---|
掃除開始 | アレクサ、ロボバックを使って掃除して |
一時停止 | アレクサ、ロボバックを使って掃除を中断して |
再開 | アレクサ、ロボバックを使って掃除を再開して |
終了 | アレクサ、ロボバックを使って掃除を終了 |
充電ステーションに戻す | アレクサ、ロボバックを使って充電して |
位置確認 | アレクサ、ロボバックを使ってどこにいるか教えて |
EufyHomeスキルは、アレクサでいうところのカスタムスキルになっており、「ロボバックを使って」を枕詞にして言わなければならないのが欠点です。
これは面倒なので、アレクサでいうところの「定型アクション」、Googleアシスタントでは「ルーティン」機能を利用し、自分の好きなセリフに置き換えてしまうと良いです。


これで、以下のようにシンプルな命令セリフで、上記表に記載した各種できることを実現できるようになります。

アレクサ、掃除して
ロボバックが掃除を開始します。

アレクサ
欠点としては、他のロボット掃除機で一部できるものもある「部屋名を指定して掃除」はできないようです。
ただ、音声アシスタントで離れたところからスマホを持って操作する手間なくすぐに掃除を開始できるというのは、地味に便利な機能でこれが搭載されているのが嬉しいです。
一般的なロボット掃除機と同様の欠点もある
Eufy RoboVac X8 Hybridは、一般的なロボット掃除機同様、電源ケーブルなど紐状のものに弱いです。
絡まってしまい、運転を停止したりブラシが外れてしまったりします。

これはどうしようもない点なので、配線周りは結束バンドで束ねたり、配線ボックスを導入するなどして、Eufyがぶつかっても絡まないようにしましょう。
また、段差乗り越え性能も比較的高い方ではありますが、段差につまる箇所がある場合は、以下のようなグッズでバリアフリー化すると良いです。
幸いにも、Eufy RoboVac X8 Hybridは、先述の通りAIマッピング機能がかなり高性能なので、進入禁止エリアを随所に指定して、危ない箇所は避けるように工夫すると良いです。
レビューまとめ
Eufy RoboVac X8 Hybridは、他のロボット掃除機と比較しても吸引力がかなりパワフルで、マッピング機能も細かく設定可能・複数階にも対応と、かなり高性能なロボット掃除機です。
多くゴミを吸い取れる分、できれば自動収集機能のあるラインナップがあるとありがたかったのですが、ダストボックスは水洗いも可能ですし、お手入れも比較的しやすい部類です。
最後に、この製品のメリットとデメリットをまとめます。
- ダストボックスのゴミの自動収集機能がない
- 音声アシスタントの操作ではややカスタマイズが必要
- 吸引力がロボット掃除機の中でも最強クラス(2000Pa×2)
- AIマッピングがかなり高性能
- 単体で水拭きにも対応
- スマホからの操作だけでなく、音声アシスタントにも対応
以上です!本体・アプリともにかなり高性能で、おすすめなロボット掃除機です。