Google Nestに話しかけると色々なことができますが、基本1回の命令につき1つの動作です。
そのため、例えば「天気の再生とニュースの再生」を同時にしたい場合に、度々話しかけて操作するのは面倒です。
その際におすすめの機能がルーティン機能というもの。
どういう機能かシンプルにいうと「一声で複数の操作が自動でできる」機能です。
この機能を使いこなせるとGoogleアシスタントの使い勝手が大きく変わります。
今回の記事では、このルーティン機能について使い方を解説します。

Kou
ルーティン機能を使いこなせるようになると、Googleアシスタントが一気に賢くなります!
- 複数の操作を同時に実行できる
- 自分の好きなセリフで操作ができる
- タイマー設定が簡単
- STEP
Google Homeアプリのトップページで「ルーティン」を選択
トップページの「ルーティン」ボタンをタップします。
- STEP
「+」ボタンを押す
プリセットもいくつかあります。自分で1から作成する場合は、+ボタンを押します。
- STEP
ルーティンを設定
ここから自分の好きなルーティン(自動操作)を設定できます。詳細は、以下に解説します!
以前はすごく分かりにくかったのですが、Google Homeアプリのアップデートにより、この機能にかなりアクセスしやすくなりました!
もくじ
設定ルールを確認する
ルーティン機能には、「開始方法」と「このルーティンで実行される操作」の2つがあります。
まずはそれらを見ていきましょう。

開始方法
開始方法は、以下の3つから設定可能です。
- 音声コマンド:「OK,Google」といった時
- 時刻:ある時刻になった時
- 日の出/日の入り:場所を指定して日の出/日の入りに合わせて



このルーティンで実行される操作
開始方法に則った命令をした際、または時刻となったときに、実行される操作を設定します。
- 情報やリマインダーの入手:予定や天気情報などを確認可能
- 連絡、通知:メッセージ送信やブロードキャスト(音声放送)が可能
- アシスタントの音量を調節:メディア視聴の音量を調節できる
- スマートホームデバイスの調整:家電のコントロールができる
- スマートフォンの設定調整:スマホのマナーモードをオンオフ
- メディアの操作:音楽、ニュース、ラジオ、オーディオブックを再生できる
- カスタムアクションの追加:任意の操作をする




この章で説明した「開始方法」と「このルーティンで実行される操作」の2つを設定しておくと、「開始方法」で設定した状況になったら、「このルーティンで実行される操作」がされる、という仕組みです。
便利な使い方
設定方法について紹介しましたが、どのように使えるか分かりづらいかと思いますので、これまでの経験を元に、基本的な使い方から活用術をご紹介します。
「おはよう」と話しかけて照明をつけ音楽を流す
起床時にGoogle Nestに「おはよう」と一声話しかけるだけで、「照明」をつけるのと同時に、音楽を流すことが可能です。
これは、プリセットですでに用意されている「Good morning」の項目の設定を変更します。






これで完成です。Google Nestに朝起きたら「おはよう」と話しかけることで、目覚まし代わりに利用できます。

Kou
爽快な朝を迎えることができますよ!
外出時・帰宅時に家電の一括オンオフ
外出・帰宅時にも、Google Nestを利用すると便利です。
Google Homeアプリには、「在宅と外出のルーティン」という機能があり、ここから設定することが可能です。




これの便利な点は、外出・在宅にスマートフォンの位置情報やスマートデバイスのセンサーを使用して判断されるため、話しかけたり時間を指定したりする必要がなく自動操作されることです。
これで、Googleアシスタント対応家電にしている場合、外出・帰宅時にいちいち家電をオンオフする手間を省けたり、消し忘れもなくなるのがメリット。とても便利です。
ただし、この「在宅・外出のルーティン」は今の所、以下の家電(デバイス)のみに対応しています。
- Nestサーモスタット
- Nestカメラ
- スマートライト
- スマートプラグ
- スマートスイッチ
上記から、基本的には「照明関連」が中心ですね。今後対応が増えていって欲しいところです。
スマートリモコンなどを使って、これら以外の家電を操作したい場合や天気の読み上げなどをしたい場合は、以下のように「行ってきます」「ただいま」をトリガーに操作すると良いです。


これでも一声かける必要がありますが、それでも十分便利です。
時報を流す
Google Nestは時報再生にも使えます。
簡単に言うと、「指定の時刻になったら、」Google Nestが様々なことを話しかけてくれるというものです。
これを利用するには、開始方法に「時刻」を設定し、このルーティンで実行される操作に、任意の操作を設定します。


なお、カスタムアクションを使って、自分の自由なセリフを言ってもらうことは今の所できないようです。
アレクサは、定型アクションを使ってこれができるので、Google Nestも対応してほしいですね。
寝るときにスリープモードにする
就寝時にもルーティン機能を活用できます。
簡単な例で行くと、「おやすみ」と話しかけるだけで、照明などの家電をオフにしつつ、アラームの設定やリラックスサウンドの再生といったことを全て自動でできます。
また、ここで使えるのが、「カスタムアクション」という操作。
これで、任意の動作をGoogle Nestにさせることができるようになるので、例えば「画面を消す」「夜間モードにする」といったことも同時に行えます。

このように、Google Nestを使うことで、一括で睡眠環境にすることも可能です。
好きなセリフで色んな操作をする
ここまで基本的な使い方を述べてきましたが、このルーティン機能の優れたところは、「自分が好きなセリフ」で様々な動作を呼び出せることです。
例えば、「米津玄師」というと通常Wikipediaの人物検索が開きますが、以下の設定をすることで、「米津玄師の楽曲」を直接再生することができます。

このように、一括操作をするだけでなく、自分の好きなセリフで指定できるため、Google Nestに学習させるためにも使えますよ!

Kou
ルーティン機能を使うことで、Google Homeを育てていくような感覚で面白いですね!
ルーティンが動作しなくなった場合の対処法
Google Nest本体を一度リセット〜再登録した際に発生した事象なのですが、ルーティン機能が発動しなくなったことがあります。
これは、Google Homeアプリのルーティンにある「再生ボタン」を押してもGoogle Nest側で「ポン」と音が鳴るのみで、発動しなくなりました。
以前Googleのヘルプデスクに確認したところ、Voice Match機能を有効化した後、Googleアシスタントの言語設定を「日本語→英語→日本語」にすることで、ルーティンが正常に動作しました。

もし、おかしくなった際のご参考まで。
おわりに
Google Homeのルーティン機能を使いこなせば、Google Nestを自分好みに設定することができます。
今回の記事が、Googleアシスタントをより便利に活用する上でのご参考になれば幸いです!