家族や高齢者の見守りサービスを導入するとなると、結構高額なものが多く例えばセコムだったら月額5,000円程度かかります。
その分充実したサービスを受けられるのですが、もう少し簡易的に状況がチェックできるだけで良い、安価に見守り環境を導入したいと考える方も多いのではないかと思います。
そんなときに、教えてgoo!でおなじみ、NTTレゾナントが提供する「goo of thingsでんきゅう」は、見守り用途に最適なスマートライトです。
この電球は、通信SIM内蔵のスマート電球であり、電球が「長時間つけっぱなし」などの「電球の電球点灯情報」から対象者の行動様式の変化を抽出し、AIによる学習モデルから「日常生活機能の低下」を推定し家族にアラートするという画期的なものです。
見守りサービスとしても「月額1,078円(AI無し版の場合、月額638円)」で利用できる格安サービスで、初期費用(電球購入費)は10,780円かかるものの、現在開催中のキャンペーンにより、約70%オフの3,278円で購入しました。

Kou
御年90歳になる祖母の見守り用途に利用します!
4月4日までキャンペーンで、上記費用で購入できるため、見守りサービス興味のある方はこの機会に検討されてみてはいかがでしょうか。
もくじ
goo of things でんきゅうAIの初期設定
goo of things でんきゅうAIは、いわゆる「IoT(スマート)電球」と呼ばれるものであり、通常この手の製品の初期設定をする場合、Wi-Fi設定をする必要があります。
この初期設定がIoT製品全般で最もめんどうな部分でもあるのですが、「goo of things でんきゅうAI」の良いところは、電球に通信SIMが予め搭載されており、別途SIMの準備やWi-Fi設定が不要なことです。
これにより、電球をソケットに差し込み、アプリ上でサービス契約をするだけで、すぐに利用することができるようになります。以下に実際に設定してみた流れを解説します。

IoT電球Hello Lightをgoo of thingsのサービスとして用いているようですね。そのため、パッケージにはHelloLightと記載されており、電球のメーカーはハローライト株式会社です。


初期設定にはスマホアプリを利用します。


ログインIDは、「goo ID」で商品購入時に登録したもので、ログインできます。goo IDは「教えてgoo」など様々なサービスを提供しているNTTレゾナントのものなので、持っている方も多いかと思います。







goo of thingsは、月額638円の見守りサービスです。この利用権登録をしないと、見守り利用(状態監視機能)が使えないので、登録をします。(初月無料のため、0円〜定期課金です。)


繰り返しとなりますが、ネット通信のための「SIM」が予め内蔵しているタイプなので、スマート電球で最も面倒なWi-Fi設定をしなくて良いのが素晴らしい。
電球の登録も、QRコードを読み取るだけの簡単設定なので、楽ちん。
上記の通りアプリの案内に従えば、簡単に登録できるのが何より素晴らしい点ですね。
goo of things でんきゅう レビュー
goo of thingsを利用してみましたので、その利用感を紹介します。
監視されている感じがしない
祖母の家に取り付ける前に挙動を一通りチェックしているのですが、パット見は普通の電球です。
何か変な動きや反応をするわけでもないので、見守られている、言い方を悪くすれば監視されている感じが全くありません。

これが、この電球の一番良い点で、同じく安価に見守り環境が作れる「ネットワークカメラ」とも違い、物騒な感じがありません。
見た目が普通の電球だからこそ、誰にでも違和感なく導入できるのが一番の良い点です。
電球の「状態」を元にセンシング(見守り)できる
最近このようなWi-Fi対応スマート電球は、スマートスピーカーの普及ともに増えてきていますが、この電球の大きな特徴は、「電球の状態」を元にセンシングができるという点です。
普通のスマート電球は、「ON・OFF」やタイマー・音声アシスタント連携による自動化など「操作」は可能ですが、「電源が◯時間ついている(消えている)」といった、期間による状態確認まではできません。
goo of thingsでんきゅうAIは、この「照明点灯・消灯時間」を元に生活者の状況を把握できるのが良いです。



goo of things でんきゅうAIは、この機能があるため、見守り利用に最適と言えます。
AIレポート機能で健康リスクを確認できる
goo of thingsでんきゅうのAI版は、AIレポート機能と呼ばれるものもあります。
これは、単に電球の点灯・消灯状況をを確認できるだけでなく、独自のAI学習モデルを用いて、「特に異常なし」「要注意」もアプリ内の通知で確認することが可能です。

例えば、トイレに設置した際は、トイレの電球オンオフのデータを元に、生活者の排泄行動などから生活リズムに問題ないかを確認したり、グラフで測定できるようになっています。
招待機能で他の人とも共有できる
家族で高齢者やお子さんの見守りをしたい方も、招待機能を使えば簡単に見ることができます。
見守りに参加したい方は、お手持ちのスマホにアプリをダウンロードし、goo IDを取得しておきましょう。
その状態で、登録者が招待メールを送信し、メンバー参加の承認をすることで他の人も利用できるようになります。






家族で複数人で見守りをしたい場合でも、このように簡単に登録することが可能です。
注意点
ここからは、製品仕様上の注意点を解説します。
遠隔操作はできない
このスマートライトは、現在では主流の「外出先からON・OFF」「スマートスピーカーと連携させてON・OFF、調光」をすることはできません。
例えば上記で紹介した、「長時間点灯」している場合に、「節電のためスマホから遠隔操作で電球オフ」といったことはできません。
元々見守り用途で利用するもののため、あまり必要はないかもしれませんが、例えば音声操作はそれができると高齢者の方が実際に利用するにも使い勝手が良いと思いますので、合わせてできるようになってくれると嬉しいところですね。
サイズは結構大きめ
goo of thingsの電球は、通常のスマート電球と比べて大きめです。

電球ソケットは「E26」で一般的なものですが、その大きさから照明の取り付け口からはみ出たり、最悪の場合取り付けられない可能性もあります。
そのため、事前に寸法をチェックしておくと良いです。
以下に製品仕様を掲載しておきます。
項目 | 仕様 |
---|---|
サイズ(※) | 長さ13.8cm、幅7.3cm(直径6.3cm) |
口金 | E26 |
明るさ | 40W相当(80lm/W) |
定格消費電力 | 7W |
色温度 | 3,000K(電球色相当) |
通信 | SIM内蔵 |
説明書はWebマニュアル
製品には、説明書が同梱されていませんでした。
基本的に、初期設定の章で述べたとおり、スマホアプリの案内に従って登録すれば簡単に登録できますが、この手のデバイスに不慣れな方もいらっしゃると思います。
その場合、以下のWebマニュアルで丁寧に手順が掲載されているので、リンク貼っておきます。(リンク先PDFのため注意)
月額契約のサービスである(解約方法)
goo of thingsは電球を買うだけでなく、月額1,078円(AI無しの場合、月額638円)の見守りサービス契約をする必要があります。
利用しなくなった際でも、普通のLED電球として利用できるようですが、解約を忘れてしまうと課金されてしまうため、以下に解約方法も載せておきます。



- 「設定タブ」のメニュー「goo ID契約状況」をタップ
- 「契約状況をwebで確認」ボタンをタップ
- goo of things でんきゅう利用権の見出しにある「解約する」ボタンをタップ
アプリから簡単に解約できることと、解約金・違約金はかからないので、比較的安心して契約ができますね。
おわりに
しかし最近の電球はすごいですね。インターネットに対応することで、見守りにも活用できるのが素晴らしい。
特にこの「goo of things でんきゅうAI」は、NTTレゾナントが提供する大手のサービスということで、比較的安心感もありますし、見守りサービスにしては金額も安価。
何より監視されている感じがしない、そのさり気なさが良く、用途が合えばおすすめのスマートライトの1つです。