デスク環境を一新しました、Kouです。
見直しにあたり、重要なのはPCモニター。
色々悩んで、洗練されたデザイン&作業のしやすさを両立する、まさに理想のディスプレイがありましたので、買ってみました。
それが、HUAWEI MateView(28.2インチ)。この製品の特徴は以下の通り。
- アスペクト比3:2で縦に広いディスプレイ(解像度:3840×2560)
- ベゼル幅わずか6mmの4辺フレームレスデザイン
- 高級アルミニウム合金を採用した洗練されたミニマリストデザイン
- HDMI/MiniDP/USB-C(65W充電)の映像出力が可能
- スタンド部分にデュアルスピーカーとマイクを搭載
3:2のアスペクト比や、スタンド部分にデュアルスピーカーとマイクを搭載した珍しいディスプレイです。
私は、そのフレームレス&アルミニウム合金の洗練されたデザインと、3:2の縦画面で作業がしやすそうということに惹かれて購入。

Kou
Apple製品と似合いそうな佇まいが最高!Studio Displayよりそれっぽいなと感じていて、価格もそこそこで気に入っています^^
実際に利用してみて半年以上経ちましたので、HUAWEI MateView 28のレビューをしていきます。
もくじ
HUAWEI MateView 28.2インチを買って良かった点
まずは、買って良かった点についてまとめていきます。
Apple製品にも合う洗練されたデザインが最高!
この製品の最も良いと感じる所は、圧倒的にスタイリッシュな筐体のデザイン性です。

本体を詳しくチェックしていきましょう。
まずは、本体正面です。

背面が非常に美しく、アイランド型のデスクで設置しても映えるデザインとなっています。

このフレームとスタンド部分に高級なアルミニウム合金が採用されていることが、Huawei MateViewの大きな特徴。
その雰囲気から、同アルミニウムボディのMacBookともよく合うため、Apple好きの方にも親和性の高いデザインとなっています。

ディスプレイ部分が非常に薄く、そのフレームは9mmしかありません。
こういう設計のモニターは中々ないです。その点からもスタイリッシュな製品です。

通常のモニターとは違い、スタンド部分にスピーカーやインターフェースが集約されています。
そのため、ディスプレイ部分をここまで細くできているのでしょう。

スタンドは、背面に電源供給のUSB-C x 1(135 W電源のみ)、HDMI 2.0 x 1を備え、側面にホストPC用のUSB-C×1、USB-A 3.0 x 2、MiniDP x 1(DP1.2)、3.5mmヘッドセットとマイク2-in-1ジャックx1という構造となっています。


このディスプレイは、角度調整(-5°〜18°)・高さ調節(上下高110mm)も可能です。


実際にデスクに置いてみましたが、とにかくこの外観は美しい!
僕はデスク周りを北欧ナチュラルにまとめているのですが、それにすごくマッチしていて、気に入っています。

このスタイリッシュ&ミニマルな外観が、インテリアにも合う感じでとっても気に入っています。
縦に広いディスプレイで書類やエディタの一覧性が大幅UP
Huawei MateView 28.2インチの大きな特徴は、アスペクト比が3:2の縦に広いディスプレイを搭載していること。
PCモニターは16:9が主流なので、貴重な製品です。
ディスプレイが縦に長いと、ライティング時やブラウジングをしている際に閲覧性が高くなり、スクロールする頻度が少なくてすみます。
試しに、同4Kモニターの、「DELL S2722QC」(アスペクト比16:9)と見比べてみました。

この縦長はブログを書くときにとても重宝しており、一覧性が上がって編集作業がしやすいです。
こういうテキストエディタ中心に作業する方なら、Huawei Mateview 28.2はかなりおすすめです。
コーディングもしやすいです。

エクセル系の作業でも、列の一覧性が上がります。

ブラウザを横に置いて参照するときとかにも良いですね。
隣にエディタをひらけば、縦に長く情報量が多いので、ライティング作業も捗ります。

このように、縦スクロールが多いもの(ブラウジング、テキストエディタ、オフィス系)のソフトで作業をするときに、特にその作業効率の高さを実感できることと思います。
高精細&広色域で写真編集やデザイン作業でも使いやすい
このHuawei MateView 28.2インチは、テキストエディタを多く使う方に特におすすめですが、実は写真編集などにも扱いやすい製品です。
単に4K+(3840×2560)の高精細なだけでなく、sRGBに加え、より広色域の「DCI-P3」も98%カバーしています。
さらに、10-bitカラーにも対応。色精度はデルタE<2基準を満たし、個別にキャリブレーションもされているようです。
DCI-P3まで98%カバーなのが特徴的。実際に肉眼で確認してみても、リアルなカラーとなっています。

これまで使ってきたどのモニターよりも、iPhoneやiPadに搭載されているRetinaディスプレイと見た目が似ていて、写真編集がしやすいです。
これも、実際に「DELL S2722QC」と同じ写真で比較してみました。

画像左の「DELL S2722QC」の方が、彩度が濃いめ、ギラついているのが確認できるかと思います。
iPhoneの画面や実際に見た感じとしては、Huawei MateViewの方が、色の再現性が高いです。
今やスマホ閲覧の方が圧倒的に多い時代。発信者としては、常にiPhoneなどの高性能ディスプレイで見られることを意識する必要があるので、この自然な色味で表現してくれるHuawei MateViewはありがたいです。
これは、イラレで作業する際にも良いですね。

念の為、キャリブレーターの「Spyder X Pro」で色域を測定してみました。




- sRGB:100%
- NTSC:84%
- P3:94%
- Adobe RGB:86%
sRGBのカバー率は100%で、P3も実測では94%、より広色域のAdobe RGBは90%には満たないですが、この価格の4Kモニターとしては、かなり優れています。
このように、3:2のアスペクト比に隠れがちですが、実は発色の良いディスプレイでもあるんです。
USB-Cケーブル一本で映像出力&給電が同時にできるのが便利
Huawei MateView 28.2の側面のUSB-Cポートは、映像出力(DP Alt Mode)+PD充電(65W)+データ送受信(USBプロトコル)をサポートしています。
最近この手のモニターは増えてきましたが、これに対応していると「USB-Cケーブル一本で」映像出力とノートPCへの給電が同時にできるので、デスク周りのケーブルマネジメントがしやすいんです。

ケーブル一本でつなぐだけなので、楽ちん!
MacBookの外部モニターとして利用する際に、つけ外しがしやすかったり、クラムシェル利用時に、充電ケーブル+HDMIケーブルなどといった2本での接続をしなくて済むので、ケーブル周りがスッキリします。
一度これに対応したモニターを利用すると、もう普通のモニターには戻れなくなりますw
Huawei MateView 28.2インチのミニマルな外観に合わせ、デスク周りをスッキリできるのでおすすめです。
設定メニューもスマホのスワイプのように操作できる
Huawei MateView 28.2インチは、モニター設定(OSD)の操作もしやすくなっています。
それは、モニター下部にあるスマートバーが寄与しています。
普通のモニターは、操作ボタンやジョイスティックを何回も押して操作しなければならないので面倒なのですが、MateViewは独自に搭載しているスマートバーによって、メニューの遷移もスイスイと操作ができます。

操作感はスマホのスワイプと似ていて、直感的に操作できます。




特に、明るさ変更(輝度設定)がかなりしやすいです。
こういった細かい部分でシンプルかつ簡単に操作できるのも、Huawei MateViewの魅力です。
HUAWEI MateView 28.2インチの微妙な点
完璧に見えるHuawei MateViewですが、微妙に感じる点もあるので、合わせて掲載します。
デメリットとして、ご参考まで。
VESAマウント非対応(モニターアーム取り付け不可)
Huawei MateViewの最大の欠点は、VESAマウント非対応であることです。
スタンドと一体型になっているため、モニターアームを取り付けることができません。
同様に、ピボット(画面回転)もできないので、ディスプレイを縦置きすることもできなくなっています。
スタンド部分にモニターの機能を集約している設計なので仕方ないのですが、このへんの柔軟性がないのが、MateViewの最大の欠点です。
このため、この製品をデュアルモニター以上で利用するのはあまりおすすめできません。
そのミニマルなデザイン的な意味でも、1枚でスッキリ置くことを推奨します。
これは、私も購入時に最後まで悩んだポイントで、「縦に広いディスプレイなので縦表示は必要ない」「外観がスッキリしているのでモニターアームは不要」などと自分に言い聞かせながら購入しました。。
ただ、やっぱりモニターアームの配置の柔軟性やピボットのことを考えると、欲しいなーとは思っています。
スピーカーの音質が微妙
MateView 28.2インチは、ハイパワー5W+5Wのデュアルスピーカーを搭載しています。
公式には「アンプで迫力の迫力のあるサラウンド音声と重低音を生み出しています」とされていますが、実際に視聴したところ、正直その音質は微妙です。
中音域は聞き取りやすく、ボーカルメインのMVなどを見るのには良いですが、重低音に迫力がなく、高音域が伸びているわけでもなく、少しスカスカした印象を受けます。
音質を強化したい場合、別途Bluetoothスピーカーを導入しましょう。
僕は、SONYのグラスサウンドスピーカーを接続しており、MateViewの高級感のあるアルミニウムボディとの相性もよく、デスク周りがかなり映えるので、おすすめです!
USB-C出力の場合、配線が横に飛び出る
本体背面のUSB-Cポートは電源専用となっており、PCをUSB-C接続する場合、側面のポートを利用する必要があります。
ただこれ、普通のケーブルだと側面からケーブルが飛び出してしまいます。
筐体が美しい外観だからこそ、気になって仕方ないです。。
僕はこれをUSB4対応のL字型の延長ケーブルを間に噛ませて接続しています。


これでも目立つのですが、気になるレベルでは無くなったので、致し方なし。
また、背面のHDMIで接続する場合、ポートが一つしかないのがネック。
モニターアームのことも書きましたが、このへんの取り回しの悪さがありますね。
レビューまとめ
Huawei MateView 28.2インチは、僕の中では理想的なPCモニターで、満足感が高いです。
何せそのデザインが最高!クラムシェルで接続しているMacBookにもよく似合うデザインですし、インテリア面でもおすすめできます。
縦に長いディスプレイは、ブログ作業が非常にしやすく、その性質からプログラマーの方にもおすすめ。
加えて、4K+の高精細ディスプレイのみならず、10-bitカラーの発色の良さ、P3色域にも対応と、写真編集もしやすいものとなっていて、この価格帯にしては、ディスプレイ性能も非常に高いです。
最後に、この製品をおすすめできる人とできない人をまとめます。
- 映画視聴・ゲームなどエンタメ用途で利用する方
- デュアルディスプレイにしたい方(モニターアーム的な意味で)
- リモートワーク・在宅勤務などPC作業メインの方
- テキストエディタ・ブラウジングがメインの方
- デザインが洗練されたモニターが欲しい方
ちなみに、今では「MateView Standard Edition(MateView 28 Standard)(MateView有線接続のみ)」というモデルが現行品となっています。
これは、ワイヤレス投影・Bluetooth・NFCなど一部の機能がないだけで、性能や外観がほぼ一緒で価格は発売当時より1万円下がっており、Amazon現行価格で7万円台。
デザインやディスプレイ性能のことも考えると、コスパの良い製品に仕上がっていて、おすすめです。
MateView 28 Standard レビュー
HUAWEI MateView(28.2インチ)は、フレームレスなディスプレイとアルミニウム合金で洗練されたデザインが特徴のPCモニター。3:2の縦に広い画面は、メールやチャットの画面の一覧性も高く、ブログ執筆もしやすく作業性がアップした。ディスプレイも広色域で、デザイン作業もしやすい。4K以上の画質&USB-Cケーブル一本で映像と給電をするなど、HUAWEIのノートPCだけでなく、MacBookと接続するのにもおすすめ。
メリット
デメリット