これまで様々なワイヤレスイヤホンを試してきた中で、一際音質が良くコスパも良いものがあるので、ご紹介!
それが、「JBL CLUB PRO+ TWS」。あのJBLが発売する完全ワイヤレスイヤホンです。
このイヤホン、有名な堀口英剛さんやワタナベカズマサさんらガジェット系YouTuberさんが推していた話題の製品で、私も当時はそれに期待して購入。
実際に様々なワイヤレスイヤホンと聴き比べをしながら利用して数ヶ月が経ちましたが、確かに評判通り音質が良い!
価格もAmazonの現行価格(2021年9月現在)では18,000円まで下がっており、狙い目のワイヤレスイヤホンです。
ということで、その詳細についてレビューしていきます。

Kou
クラブミュージック聴くなら、これがベスト!


もくじ
外観と装着感
JBL CLUB PRO+ TWSの外観を見ていきましょう。
ケースと本体
ケースは、黒色の樹脂素材が使われていて、そこにラメが散りばめられた高級感のあるデザインです。
手触りもサラサラとしていて、個人的には好きなケース。


若干重めのケースですが、かなりコンパクト!手持ちのイヤホンと外観を比較します。

(左から上段:Anker SoundLiberty Air 2 Pro、本機、WF-1000XM4。下段:Beats Studio Buds、AirPods Pro)


サイズと重量を以下の表にまとめておきます。
種類 | サイズ |
---|---|
イヤホン | 縦:22.9mm×横19.6mm×長さ26.8mm、重さ:7g |
ケース | 幅51.4mm×長さ54.5mm×奥行き30.4mm、重さ:69g |
コンパクトに仕上がっていて良いですね。
充電タイプはUSB-Cです。また、ワイヤレス充電にも対応しているのが嬉しいポイント。



装着感について
あくまで私の耳の場合ですが、JBL CLUB PRO+は、これまで装着したイヤホンの中でも装着疲れの少ないイヤホンでした。


形状的に本体が若干ラウンドしているので、耳の「対輪」部分を圧迫しない作りとなっています。


そのため、ずっとつけていてもあまり疲れないのですが、密閉感はそこまでありません。
カナル式なので、ノイズキャンセリングをオンにしなくともそこそこの遮音性もありますが、WF-1000XM4などと比べると劣ります。
なお、専用アプリ:「JBL Headphones」のチュートリアルでは、最適なフィット感をテストする機能もあります。


他のイヤホンと同様に、3つのイヤーピースが付属しています。

JBL CLUB Pro+は密閉感がそこまでないので、イヤーピースは少し大きめを選択すると良いかもしれません。
音質について|クラブミュージックに最高!
JBL CLUB Pro+が作る音は、個人的にめちゃくちゃ好きです。
特に高音域がすごくて音抜けがかなり良い感じです。
低音のパワフルで、四つ打ちとかズンズン来る感じがまさにクラブミュージック向き。とってもテンションの上がる音作りです。
僕は昔クラブによく遊びにいっていたので、その時の気分が1番よく再現されるイヤホンだなと感じていて、聞いててめちゃくちゃノリが良くて楽しいサウンドです。
ちと古いかもしれませんが、当時の六本木〜渋谷界隈の軽めのハコで流行ってた、LMFAOの「Party Lock Anthem」や「Shot!!」などを聴くには最高!笑


シンセの音とかキンキンに聞こえてきます。ちょっと刺さる音で、聴いててテンションあがってきますw
かといって、ボーカルもベースやトレブルに潰されることはありません。傾向的にはややドンシャリながら、バランスが高次元に取れているようにも感じました。
パッケージや名前の雰囲気からもわかりますが、確かにクラブミュージックに特におすすめ!EDM、ロック系で向いています。
機能について
JBL CLUB PRO+は、専用アプリ「JBL Headphones」を利用することで、様々な機能が利用できます。
ここでは、重要な機能について解説していきます。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングは、アプリの設定から可能です。

- 日常モード:生活ノイズをカット
- アクティブモード:屋外活動用に最適化
ただし、WF-1000XM4やAirPods Proと比較すると、ノイズキャンセリングの強度はそこまで高くないですね。
とはいえ、車や電車のロードノイズはしっかりかき消してくれるので、気になるほどではありません。
アンビエントサウンド(外音取り込み)
アンビエントサウンドと呼ばれる、外音取り込みの機能もあります。

これもAirPods Proと比べると、作り込まれたような音ですが、普通に使う分には問題なく外音を聞き取れます。
もう少し強めの外音取り込みだと、トークスルーという機能があり、一時的に音量が下がります。買い物レジでのちょっとした会話などで有効に使えます。
スマートオーディオモード

- ノーマル:通常設定
- オーディオモード:高音質設定
- ビデオモード:低遅延で映像音声を視聴できる
音質重視か接続重視かをここで切り替えることができます。
特に電車の中など混雑している場所で途切れ途切れとなる場合や、ゲームなどへの接続で遅延が発生する場合は、こちらの設定を見直してみてください。
イコライザー


JBL CLUB PRO+は、このイコライザー機能の効果が高いです。
カスタムEQでは、スワイプ操作で細かく調節することができ、音質もかなり変わります。
CLUB PRO+を利用する場合は、特にこのイコライザーで自分の好みの音に細かく調節するのが良いです。
音声アシスタント対応
JBL CLUB PRO+は、Amazon AlexaやGoogleアシスタントに対応しています。
左右どちらかを長押しで設定することができます。




WF-1000XM4のように、直接「アレクサ」や「オーケーグーグル」と言って起動することはできませんが、対応しているだけで便利です。
これができると、スマホを操作せずに楽曲の呼び出しやスマートホーム操作が可能となるので、ランニングや帰宅時の徒歩中などでかなり便利。
3つのビームフォーミングマイクも搭載されていることで、声をしっかり拾ってくれます。
声で操作するので、電車内で利用したりは難しいのですが、スマホをいじらず操作できるので便利な機能ですよ!
接続性について
ワイヤレスイヤホンといえば、混雑時に音が途切れないかどうか、ペアリングのしやすさ、遅延なども重要なポイントです。
なお、JBL CLUB PRO+はSBC,AACの2種類のコーデックに対応しています。AptXやLDACには非対応です。
接続は安定している
JBL CLUB PRO+は、接続も良好でこれといった不具合もありません。
電車内など混雑している場所でも、問題なく接続を維持できます。
もし、これが途切れてしまう場合は、先述のアプリの接続設定を見直してみて下さい。
マルチペアリングに非対応
JBL CLUB PRO+の唯一とも言える欠点は、マルチペアリングに非対応であることです。
マルチペアリングとは、複数の親機に接続できる(2台目以降の端末とペアリング設定を維持できる)機能です。
JBL CLUB PRO+はこれに非対応であるため、例えばスマホとPCで接続を切り替えたい時に、現在ペアリングしている端末の登録を解除して、再度ペアリングし直す必要があります。


これ、最近オンライン会議が増えてきたために、音楽視聴用のスマホとオンライン会議用のPCで接続を切り替えたりする機会が結構あるので、無いと結構不便なポイント。
遅延は少ない
実際にオンライン会議やLINE通話、動画視聴、スマホゲームをする際にもJBL CLUB PRO+を試していますが、音ズレなど遅延が発生したことはありません。
もし遅延が発生する場合、先述のスマホアプリの設定を見直してみてください。
レビューまとめ
JBL CLUB PRO+は、音質がすごく自分好みで、EDM・ロック・ハウス・ヒップホップなどのクラブミュージック系のジャンルをよく聞く私にはベストヒット。
高解像感で迫力のある音質を楽しめます。
その上で、機能もノイキャン・ワイヤレス充電・音声アシスタント対応など完備でかなり便利です。
マルチペアリングがなかったのは残念ですが、そこまで高額ではなく、ここまでの音質を楽しめるのは相当良い。一言でコスパが良い製品です。
最後に、この製品のメリットとデメリットをまとめておきます。
- 密閉感が少ない(あくまで自分の耳の場合)
- マルチペアリングに非対応
- 価格から考えてもかなり高音質(特に高音域)
- 機能も揃ってる(特にノイキャン・外音取り込み・ワイヤレス充電・音声アシスタント)
- イコライザーで音をかなり作り込める
- 装着疲れが少ない
以上です!