これまでKindle PaperWhiteをメインで利用していましたが、ずっと気になってた「Kindle Oasis」をついに購入!
Amazonの電子書籍リーダー:キンドルの中でも最高峰の性能を持つ製品です。
- 7インチPaperwhiteディスプレイ(解像度:300ppi)
- フラットベゼル、人間工学に基づくデザイン、ページ送りのボタン付き
- IPX8等級でお風呂でも本が読める
- 色調調節ライト搭載
まさに全部入りのKindleですね。

今回は、電子書籍端末:Kindle Oasisについて、Kindle無印・Kindle PaperWhiteを利用してきた経験を踏まえ、それらと比較しつつレビューをしていきたいと思います。
もくじ
Kindle Oasisのメリット
早速ですが、Kindle Oasisを購入してよかった点を述べていきます。
重さを感じさせず、片手でラクに本が読める
Kindle Oasisは、電子書籍端末として、特殊な形状になっています。

この膨らんでいる部分を握ると持ちやすいです。

本体の重さは、スペック上Oasisが最も重いように見えますが、先端部分が薄くなっているので重さを感じさせません。
スペック
項目 | Kindle Oasis | 【新型】Kindle PaperWhite | 【旧型】Kindle PaperWhite | Kindle(無印) |
---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 7インチ | 6.8インチ | 6インチ | 6インチ |
サイズ | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 167 mm x 116 mm x 8.18 mm | 160 mm x 113 mm x 8.7 mm |
重さ | 188g | 205g | 182g | 174g |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 167ppi |
容量 | 8GB/32GB | 8GB/32GB | 8GB/32GB | 8GB |
フロントライト | LED 25個 | LED 17個 | LED 5個 | LED 4個 |
ページ送り | ボタン+タップ | タップ | タップ | タップ |
色調調節 | ◯ | ◯ | ー | ー |
通信 | wifiまたはwifi + 無料4G | wifiまたはwifi + 無料4G | wifi またはwifi + 無料4G(ブラックのみ) | wifi |
カラー | ブラック | ブラック、トワイライトブルー、プラム、セージ | ブラック、トワイライトブルー、プラム、セージ | ブラック、ホワイト |
標準価格 | ¥29,980 | ¥14,980 | ¥13,980 | ¥8,980 |



この中で、体感で一番軽い(というか持ってて疲れない)と感じたのは、Kindle Oasisでした。
この人間工学デザインが、Kindle Oasisの何よりの特徴です。
ちなみに、ページ送りボタンもついているのが良くて、かなり操作しやすいですね。


全然大したことがないように感じますが、何ページにも渡ってこの操作をすると、疲れにくさが違います。
この、軽く感じることとページ送りボタン。この2つで本が読むのが疲れにくくなるというのが、Kindle Oasisを購入して何より良かった点です。
動作がサクサク
Kindle Oasisは、他のラインナップに比べて、動作がサクサクです。
それを特に感じるのは、「ハイライト」機能と、「ページ送り」です。
Kindle PaperWhiteを利用していたときの、大きな不満点がこの「ハイライト機能」でした。
せっかく「電子」書籍である点を活かせる部分なのですが、動作がモッサリしていて、意図しないところをタップしてしまったりと、かなり使いにくかったんですよね。
その点、Kindle Oasisは、電子ペーパーにも関わらず、利用に不自由のないくらいの使い勝手です。

この点は、メモを残すときにも文字打ちがしやすくなったりとありがたい部分。
また、ページ送りについても、そもそもページ送りボタンがついていることと、ページ遷移時の描写速度が早くなっていることで、残像感が少なくマンガを読むことが出来ます。

動作がサクサクであるというのは、ストレスなく利用するには直接的に影響が出る部分なので、この点にこだわりを持つ方は、Oasis一択と言えます。
画面がそこそこ広く読みやすい
他のKindleは6インチですが、Oasisだけは7インチです
これにより、画面が広く使えるので、Kindle本が少し読みやすくなります。
ここでは、PaperWhiteとOasisを比較してみました。



Kindleシリーズは、電子ペーパーが採用されていることにより、スマホやタブレットで読むのと比較して、目が疲れにくいです。
さらにOasisの場合は、この画面の広さにより、とても快適に本が読めるようになっています。
読みやすいという点でついでにいうと、Oasisだけ「色調機能」を搭載しているので、青白い画面でなく暖かみのある画面にすることもできます。


所有欲を満たせる
実はこれが一番Oasisを選ぶ理由と感じるのですが、Kindleシリーズの中でも最も所有欲を満たせます。
その理由は、「背面が金属製」であることと、「ベゼル(縁)の薄さ」です。
他のKindleシリーズは、ラバー製であるため、少し高級感に欠けます。

また、ベゼル(画面の縁)についても、Kindleラインナップの中で最も薄いです。

結果的に画面が広く使われているように見え、快適であると同時にスタイリッシュです。
価格が2倍以上するKindle Oasisですが、普段手持ちをする分には、高級感があります。
紙の本の所有感とは、また別の良さがありますね。

Kou
一方で金属製であるがゆえに、少し滑りやすいのは注意です。(後述デメリットの章を参照)
ページ送りボタンなどOasisにしかない機能もありますが、実はこの「所有欲を満たせる」という点が、Kindle Oasisを選ぶ大きな理由となるのではないでしょうか。
Kindle Oasisのデメリット
Kindle Oasisのデメリットについて述べていきます。
少し滑りやすい
形状的には片手で持ちやすいようにできていますが、背面が金属なので、少し滑りやすいです。
通常利用では特に問題ないのですが、お風呂で読む(本体が濡れている)ときに、取っ手の部分がヌルっと滑って感触があまり良くないです。

とはいえ、ページ送りボタンがあるので、操作性はOasisの方が良いのですが、こういった欠点はあります。
大判本はやはり厳しい
元々これを見るように作られてはいないかと思いますが、カラー&大判本をこれで読むのは厳しいですね。


なので、雑誌や技術本などを見るには適していないかもしれません。
これを頻繁に読むのであれば、Fire HD 10を購入したほうが良いです。
あくまでマンガや新書を読むのに適しているというモノです。
値段が高すぎかも
製品のレビューで価格の査定をしたくないのが正直なところですが、Kindle Oasisはやはりずば抜けて値段が高いです。
定価ベースで無印Kindleの3倍、PaperWhiteの2倍の価格です。
この手のガジェット好きな私としても、ほしいなぁとは思いつつ、その値段の高さにずっと躊躇していました。
しかも、できることといったら、今やPaperWhiteとそこまで変わらないんですよね。

Kou
PaperWhiteが防水にも対応したので、お風呂でも読めるようになりましたし…
その分操作性はオアシスの方が良いのですが、万人に薦めるかといったらコスパが良い方ではないので、私としてはは基本PaperWhiteがおすすめです。
この製品はすでにKindleに大量の蔵書があったり、Kindle Unlimitedを契約しているなど、あくまで電子書籍をヘビーに利用している方が購入すべきと思います。
私はマンガやハウツー本をたくさん読むので、Oasisを購入しましたが、上記のメリットの通りの良さはあって、買ってよかったと思っています。
Kindle Oasisの評判・口コミ
上記は私のレビューですが、他の方の評判・口コミが気になり、見てみました。
全般的に購入された方の評価は高いものが多かったです。
ただ、ネックとしてよく指摘されていたのは、その価格。
普通のKindleの倍以上の価格ですから、やはりそこまでお金をかけるか、という点で億劫になるのは確かに。
あと、充電がUSB-Cじゃない(micro-USB)ということに対する不満が結構ありました。
個人的には、Kindle端末は充電が2週間くらい持つのであまり気にならないポイントですが、自分の手持ちのデバイスも今やUSB-Cのものばかりなので、統一してもらえるとさらに嬉しいです。

レビューまとめ
個人的にKindle Oasisは、Kindleシリーズの中でも紙の本とは違った「所有欲を満たしてくれる」製品だなと感じました。
もちろんページ送りボタンや画面が広々としていて読みやすいというのは、前提においたうえで。
頻繁に使うもの、常に手持ちするものは、こういう要素があると満足度が高いです。
ただ、問題はやはり値段と思うので、Kindleをそこまで利用していなければ、PaperWhiteでも十分かなと感じます。