電子書籍端末キンドルは、読書好きの方にとっては必携のデバイスです。
私は普通のKindle・Kindle Paperwhite・Kindle Oasisと一通り揃えていますが、Paperwhiteが一番コスパ良いな〜と思うので、その魅力について語っていきます。
コンパクトな筐体で、防水機能があり、お風呂で読書ができてとても便利!
さらに、2021年10月に発売された最新型の第11世代では、待望のUSB-C給電に対応やレスポンスも上がっており、ますます使い勝手の良い端末に成長しています。
そんなKindle Paperwhiteについて、旧機種や他ラインナップとの比較や、そのメリットとデメリットについて、レビューしていきたいと思います。

Kindle Paperwhiteは、電子書籍端末:キンドルの中堅にあたる製品。
これ一台に色んな本が入るので、持ち運びもしやすく楽ちん。
第11世代となりレスポンスが大幅に向上しており、従来通りIPX8等級の防水機能を有し、お風呂で利用するにも問題なし。
大判本を読むのは厳しいが、特にマンガを読むにはベストサイズ!
メリット
- お風呂で使える
- 第11世代でレスポンスがかなり改善されている
- 解像度が高く文字崩れしない
- これ一つで色々な本を持ち運べる
- 電子ペーパーなのでスマホと比較して文字潰れがほとんどない
デメリット
- 大判本を読むのは厳しい
- 紙特有の所有感を満たしにくい

管理人:Kou
Kindle端末の中では一番のおすすめ!


もくじ
Kindle Paperwhite 前作との違い
Kindle Paperwhiteは、Kindleシリーズの中で、中間的な位置付けとなるラインナップとなっています。
無印Kindleと比較して、防水機能が備わっているのが大きな特徴ですが、それ以外にも以下の特徴があります。
簡単に表にまとめてみます。
項目 | Kindle Oasis | 【新型】Kindle PaperWhite | 【旧型】Kindle PaperWhite | Kindle(無印) |
---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 7インチ | 6.8インチ | 6インチ | 6インチ |
サイズ | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 167 mm x 116 mm x 8.18 mm | 160 mm x 113 mm x 8.7 mm |
重さ | 188g | 205g | 182g | 174g |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 167ppi |
容量 | 8GB/32GB | 8GB/32GB | 8GB/32GB | 8GB |
フロントライト | LED 25個 | LED 17個 | LED 5個 | LED 4個 |
ページ送り | ボタン+タップ | タップ | タップ | タップ |
色調調節 | ◯ | ◯ | ー | ー |
通信 | wifiまたはwifi + 無料4G | wifiまたはwifi + 無料4G | wifi またはwifi + 無料4G(ブラックのみ) | wifi |
カラー | ブラック | ブラック、トワイライトブルー、プラム、セージ | ブラック、トワイライトブルー、プラム、セージ | ブラック、ホワイト |
標準価格 | ¥29,980 | ¥14,980 | ¥13,980 | ¥8,980 |
項目\製品 | Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャー エディション | Kindle Oasis | Kindle Scribe |
---|---|---|---|---|---|
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
デバイスサイズ | 157.8 mm x 108.6 mm x 8.0 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm | 196 mm x 230 mm x 5.8 mm |
ディスプレイサイズ | 6インチ反射抑制スクリーン | 6.8インチ反射抑制スクリーン | 6.8インチ反射抑制スクリーン | 7インチ反射抑制スクリーン | 10.2インチ反射抑制スクリーン |
容量 | 16GB | 8GB/16GB | 32GB | 8GB/32GB | 16GB/32GB/64GB |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | LED 4個 | LED 17個 | LED 17個 | LED 25個 | LED 35個 |
バッテリー | 数週間持続 | 数週間持続 | 数週間持続 | 数週間持続 | 数週間持続 |
ワイヤレス充電対応 | – | – | ◯ | – | – |
充電ケーブル | USB-C | USB-C | USB-C | micro USB | USB-C |
フラットベゼル | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
手書き入力機能 | – | – | – | – | ◯ |
防水機能 | – | ◯ | ◯ | ◯ | – |
色調調節ライト | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
明るさ自動調整機能 | – | – | ◯ | ◯ | ◯ |
自動画面回転機能 | – | – | – | ◯ | ◯ |
ページ送りボタン | – | – | – | ◯ | – |
Kindle Unlimitedオプション | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ブックカバー表示機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
カラー | ブラック デニムブルー | ブラック ライトグリーン デニムブルー | ブラック ライトグリーン デニムブルー | グラファイト | タングステン |
接続 | wifi | wifi | wifi | wifi wifi + 無料4G | wifi |
キッズモデル | ◯ | ◯ | – | – | – |
価格 | ¥12,980 から | ¥16,980 から | ¥21,980 から | ¥29,980 から | ¥59,980 から |
前作と比較し、わずかにサイズアップしていますが、そベゼル(画面の縁)が細くなっていることで、画面が6.8インチと大型化しています。
このことから、書籍がより見やすく改善されています。



Amazonの簡単セットアップに対応しており、購入した時点でアカウントの紐付けがされているのが便利です。
初期設定でログインパスワードの入力をすることなく、すぐに利用することができるようになります。

個人的にかなり嬉しかったのは、第11世代からUSB-C給電に対応していることです。
最近のガジェットは、USB-C給電が一般的となっており、これでケーブル統一できます。
他のKindleは、無印・Oasisともにmicro-USBとレガシーなものとなっているので、これは嬉しいポイント。

内蔵LEDも5個から17個に増えており、文字が若干見やすくなっています。

次の章で、実際の使用感を交えながら、その他機能面・性能面の違いについて解説していきます。
Kindle Paperwhiteのメリット
まずは、Kindle Paperwhiteのメリットについて述べていきます。
お風呂で使える!
何よりのメリットが防水対応であることによって、お風呂で使えるという点。
私は、基本お風呂か電車で毎日本を読むようにしているので、Kindle Paperwhiteの防水対応と携帯性の良さは嬉しい部分。

Kou
最近忙しくて、ゆったりリラックスした状態でないと中々本を読むという行為自体に時間を避けないんですよね〜
Kindle Paperwhiteは、価格はそこそこですが防水がついているのが第1のメリットです。

防水性能の等級もIPX8となっており、仕様上は水深1.5mの所に沈めても30分程度耐えられるものとなっています。
無印のKindleや、同AmazonのFire HDシリーズは、防水に対応していないので、Kindle Paperwhiteがこれに対応しているのはありがたいです。
解像度も高く色調調節にも対応、読みやすい
これは、通常のキンドル(無印)との比較ですが、Kindle Paperwhiteはそれと比較して解像度が高いです。
文庫本だとそこまで大きくは変わりませんが、漫画だと違いがあります。


(画像タップして拡大できます。)
上記画像だと判別するのが難しいかもしれませんが、無印Kindleは、Kindle Paperwhiteと比較すると、全体的にややぼやけているように見えます。
さらに、大判本で見るとその違いがわかりやすいです。


(画像タップして拡大できます。)
スペック的には、以下のような感じ。約1.8倍ほど見やすくなっていますね。
ラインナップ | 解像度 |
---|---|
Kindle Paperwhite | 300ppi |
Kindle(無印) | 167ppi |
人間の網膜の解像度は300ppiと言われているので、これ以上のスペックだと肉眼では判別できないと思います。
さらに、第11世代のKindle Paperwhiteから、Kindle Oasisにも搭載されていた色調調節機能にも対応しており、より目に優しい色味で本を読むことができます。

このように、書籍を読む際に必要十分な表示能力と機能性を、Paperwhiteは持ち合わせています。
第11世代となり動作レスポンスがかなり改善されている
従来Kindle Paperwhiteの欠点の一つとして、レスポンスがあまり良く無いことが挙げられました。
画面が電子ペーパーなので仕方のない部分もあるのですが、特にKindle Oasisと比べると、ページめくりがモッサリとしていたり、ハイライトや辞書機能を使う際に、その表示が遅かったりと使いにくかったのです。
しかし、第11世代を実際に触ってみたところ、タップやスワイプをした際のレスポンスが大幅に向上しており、かなり使いやすくなっています。


実際に、ページめくりの動画も撮ってみました。
レスポンスの向上は様々な操作に直結するので、とても重要なポイントです。
この点が、第11世代を買って最もよかったと感じる点です。
持ち運びが楽
Paperwhiteは、無印と比べると若干重く・大きいですが、ほぼ変わらず携帯性に優れています。

Kindle Oasisとも比較してみました。

さすがに持ちやすさはKindle Oasisの方が上ですが、Kindle Paperwhiteも持ち運びのしやすいサイズ感。
これだけコンパクトな本体に、本を何冊も入れて持ち歩けるのが嬉しいですね。
防水がついてて、これほど薄くコンパクトに収まっているのは中々すごいなと感じます。
バッテリー持ちが良い
キンドルシリーズは、電子ペーパーを採用しているため、バッテリー持ちにとても優れています。
あまりにも長持ちするため、詳細に計測したことはないですが、感覚として普通に使っていても3週間以上は持つという感じ。
繰り返しとなりますが、何よりUSB-C給電に対応したことで、他の端末とケーブルを併用できることが大きく、使い勝手が上がりました。

目が疲れない
これはキンドル全般のメリットですが、やはり電子ペーパーというのは魅力です。
iPhoneやAndroidの液晶・有機ELディスプレイだと眩しく感じますが、Kindle Paperwhiteは電子ペーパー(E-Ink)であり、紙さながら。
解像度も高く、ハッキリと見えます。

また、フロントライトも搭載しており、暗いところでも見えます。
Kindleシリーズのライトは、スマホのようなバックライトと違い、光を反射するタイプのフロントライトです。
そのため、外では明るく、暗いところでも自然な暗さとなるのが、目が疲れにくく良いポイントです。
Kindle Paperwhiteのデメリット
続いて、Kindle Paperwhiteのデメリットです。
大判本を読むのは難しい
その本体サイズで見れば一目瞭然かと思いますが、大判本の表示にはかなり苦しい所があります。
特に雑誌を読むには厳しいですね。白黒でもあるので。
電子書籍ならではに、本をまとめるとなったらこれらを利用したいところではありますが。。。なかなか難しいです。
これらの本を読むことが多い場合、Kindle Oasisでもちょっと辛いかなと思う部分。
少しジャンルは異なりますが、同Amazonが発売する、大型でカラー表示のFire HD 10をおすすめします。
紙の本独特の所有欲は満たせない

Kindle Paperwhiteは、何というか便利グッズ的な位置づけに近く、デザインも無骨な感じです。
紙の本のような、装丁・質感・手触り、紙の匂い、こういうのは電子書籍なので味わうことができません。
また、電源ボタンを押して画面上で本を選んでから読むのが基本なので、紙の本のように、本棚から読みたいものをパット取って読むみたいなこともできませんね。
ただ、前作から本体カラーが4色となり、好みのデザインを選べるようにはなっています。

このへんは、電子書籍全般の欠点ではありますが、個人的には「軽い」「本を一元管理できる」メリットが、それを上回っていると感じています。
レビューまとめ
Paperwhiteは、第11世代となり、特にレスポンスも大幅向上し使い勝手が上がっているのが高ポイントです。
元々防水対応・高解像度といった良さに加えて、色調調節搭載など、正統進化を果たしています。
加えて、現状シリーズ唯一のUSB-C給電対応となったことにより、Kindleシリーズの中でも最もおすすめのモデルと考えます。
- 大判本をたくさん読む方(特に雑誌)
- 電子書籍端末の決定版的な端末が欲しい方
- お風呂でも本を読む方
- 色調調節をしたい方
- 身の回りにUSB-C給電の端末が多い方
実際に利用する際は、本のサブスク:Kindle Unlimitedを契約すれば、200万冊以上が読み放題になり、こちらもおすすめ。