この記事では、Amazonの電子書籍リーダー:「Kindle」についてどれがおすすめか、その選び方について解説しています。
ちなみに私は、Kindle端末を全て購入して利用しており、実際にどれが良かったのか感想を交え述べていきます!
スペック早見表
もくじ
Kindle端末の選び方|ポイントとなる点をチェック
Kindle端末の選び方について解説します。
実際の利用感を交え細かくレビューしていきます!
画面サイズで選ぶ
まず、一番重要なポイントである画面サイズ。これが読みやすさ・携帯性に直結します。
サイズ的には、Kindle Scribeが最も大きいです。

表で、サイズ感を整理します。
項目\製品 | Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャー エディション | Kindle Oasis | Kindle Scribe |
---|---|---|---|---|---|
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
デバイスサイズ | 157.8 mm x 108.6 mm x 8.0 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm | 196 mm x 230 mm x 5.8 mm |
ディスプレイサイズ | 6インチ反射抑制スクリーン | 6.8インチ反射抑制スクリーン | 6.8インチ反射抑制スクリーン | 7インチ反射抑制スクリーン | 10.2インチ反射抑制スクリーン |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
画面サイズは、Scribeが一番大きいです。
これは、本を見開き表示(横向き)をするときに違いがあります。

また、雑誌のような大判本(A4サイズ)でも、文字がつぶれず読みやすいです。

それ以外のデバイスは、多少インチ数に違いがあるものの、誤差。
Kindle無印が少し小さく感じるかなといった程度です。
その一方で、Kindle Scribeは大型の端末なので、片手で読み進めるには厳しめ。
ページ送りは、両手でもたないと操作が難しいと思います。


ちなみに、解像度としては全てのモデルで「300ppi」となっています。
第10世代までは無印が「167ppi」で、小さい文字は若干かすれてしまうような表示だったのですが、そういったこともなくなりました。

そのため、この点での条件は同一。
ということもあり、この点は携帯性と読みやすさのトレードオフといったところですが、上記からポイントとして以下が挙げられます。
- 雑誌などA4サイズ以上の大判本をよく読む:Kindle Scribe
- マンガなどを見開きで満足に見たい場合:Kindle Scribe
- 上記以外:Kindle、Kindle Paperwhite、Kindle Oasis
フロントライトは全てに搭載された(暗い場所でも読める)
かつて無印Kindleにはフロントライトが搭載されておらず、電気を消して布団の中とかでほぼ読めなくなるといった問題がありました。
しかし、2019年発売の第10世代からフロントライトが搭載されましたので、全てのモデルで暗いところでも読めるようになりました。

明るさは、スペックのLEDの通り「Scribe>Oasis>PaperWhite>無印」の順に明るいですが、無印でも問題ないです。
これは中々嬉しいポイントで、一番お安いKindleでも、暗いところで読めるようになっています。
お風呂での利用有無(防水機能)
一つ大きなポイントとなるのは、防水機能。


もしお風呂で本を読んだりする場合は、防水対応のものが良いでしょう。
防水タイプのKindleは、「Paperwhite」と「Oasis」のみです。(上位モデルのScribeは対応していない)
- 防水あり:Kindle Paperwhite/Kindle Oasis
端末の使い勝手の違い
Kindle端末は、基本スマホやタブレット同様にタップ&スワイプで操作します。
しかし、唯一Kindle Oasisだけは、「ページ送りボタン」がついています。
この「ページ送りボタン」の操作性は最高です。


つまり、指の可動域がOasisは少ない(というかない)ので、疲れにくいんですよね。
数ページめくるだけなら何ともないのですが、数百ページにも渡ると、チリツモで疲れ方が違います。
それ以外にも、他のKindle端末と違って、「人間工学デザイン」により持ちやすく、軽く感じます。



このような点から、個人的には、使い勝手はOasisが頭一つ抜けて優れています。
ただ、端末の基本性能としては、どのモデルも悪くはないです。
レスポンスも世代更新ごとに上がっており、特にKindlePaperwhiteは第11世代から大幅向上。
上位モデルのOasisと比べても、遜色ないものに仕上がっており、ハイライトやメモ機能が使いやすくなっています。

また、Kindle Scribeのみスタイラスペンがついており、これをマウスがわりに利用することもできます。
このようなことから、端末操作はどのモデルも問題ありませんが、以下のポイントから
- ハイライト・メモをよく使う:Kindle Paperwhite/Kindle Oasis/Kindle Scribe
- ボタン操作が魅力的に感じる:Kindle Oasis
- スタイラスペンで操作したい:Kindle Scribe
これらを特に必要としない、無印のKindleでも十分な性能です
お子さん向けならキッズモデルも
お子さん向けとしても使う場合、Kindleキッズモデルがおすすめです。
キッズモデルの場合、1,000冊以上もの子ども向け本が読み放題になる「Amazon Kids+」が1年間無料となります。

Kindleキッズモデルは、お子さん受けしそうな、かわいいカバーもついてきます。

ただ、他のKindleでも、ペアレンタルコントロールを通じて、読書の進捗管理などはできるようになっています。


ただ、Amazon Kids+が1年間無料になることが何より大きく、お子さん向けメインで購入する場合は、Kindleキッズモデルを選ぶのが良いです。
一方で、たまにお子さんに貸すものの、ほとんど親御さんがメインで利用する場合は、Kindle Unlimitedが3ヶ月無料となる、通常版を選択するのが良いです。
このキッズモデルは、「Kindle(無印)」「Kindle Paperwhite」のみ選択できます。
- お子さんメイン:Kindle Kidsモデル(無印、Paperwhite)
- 親御さんメイン:Kindle(無印)/Kindle Paperwhite/Kindle Oasis/Kindle Scribe
書き込みもしたい
メモを取る機会が多い場合、Kindle Scribeがおすすめです。
これだけ唯一、スタイラスペンが付属します。
スタイラスペンがあることによって、ハイライトやメモが取りやすくなります。


また、ノート機能もあり、自由に文字を書くことも可能。

書き心地は非常によく、サラサラとかけます。iPadのペーパーフィルムをつけたものと同様の書き心地でした。
他のKindleでも、ソフトウエアキーボードでメモを取ることができるのですが、やはりスタイラスペン×手書きメモが取れるKindle Scribeの良さは群を抜いています。
そのため、メモを頻繁にとる、ノートとして利用した場合は、Kindle Scribe一択です。
端末デザイン等の違い
Kindleは、モデルごとにカラーが異なります。
最新ラインナップでホワイトがあるのは、Kindle無印だけ。


PaperWhiteは、3色展開でカラバリが比較的豊富です。



Kindle Oasisは、1色展開のみです。

Kindle Scribeは、一色のみです。

カバーをつけるか否かにもよりますが、好みの色によっても選ぶ製品が変わると思います。
また、Kindle OasisとKindle Scribeは1色のみですが、背面はメタリックなものとなっており、高級感があります。

選び方まとめ(比較表で整理)
Kindle端末の全機種を比較表で整理します。
項目\製品 | Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャー エディション | Kindle Oasis | Kindle Scribe |
---|---|---|---|---|---|
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
デバイスサイズ | 157.8 mm x 108.6 mm x 8.0 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm | 196 mm x 230 mm x 5.8 mm |
ディスプレイサイズ | 6インチ反射抑制スクリーン | 6.8インチ反射抑制スクリーン | 6.8インチ反射抑制スクリーン | 7インチ反射抑制スクリーン | 10.2インチ反射抑制スクリーン |
容量 | 16GB | 8GB/16GB | 32GB | 8GB/32GB | 16GB/32GB/64GB |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | LED 4個 | LED 17個 | LED 17個 | LED 25個 | LED 35個 |
バッテリー | 数週間持続 | 数週間持続 | 数週間持続 | 数週間持続 | 数週間持続 |
ワイヤレス充電対応 | – | – | ◯ | – | – |
充電ケーブル | USB-C | USB-C | USB-C | micro USB | USB-C |
フラットベゼル | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
手書き入力機能 | – | – | – | – | ◯ |
防水機能 | – | ◯ | ◯ | ◯ | – |
色調調節ライト | – | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
明るさ自動調整機能 | – | – | ◯ | ◯ | ◯ |
自動画面回転機能 | – | – | – | ◯ | ◯ |
ページ送りボタン | – | – | – | ◯ | – |
Kindle Unlimitedオプション | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ブックカバー表示機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
カラー | ブラック デニムブルー | ブラック ライトグリーン デニムブルー | ブラック ライトグリーン デニムブルー | グラファイト | タングステン |
接続 | wifi | wifi | wifi | wifi wifi + 無料4G | wifi |
キッズモデル | ◯ | ◯ | – | – | – |
価格 | ¥12,980 から | ¥16,980 から | ¥21,980 から | ¥29,980 から | ¥59,980 から |
実際に全てを利用した上での結論は以下の通り。
- 多くの方へのおすすめはKindle Paperwhite。レスポンスもよく防水もあるため
- 安くてコスパ重視ならKindle(無印)。表示に直結する部分は変わらないため(解像度・バックライト)
- 操作性やデザインなど筐体にこだわりのある方はKindle Oasis。(ボタン付き、人間工学デザイン)
- メモを頻繁に取る方、大判本をよく読む方はKindle Scribe。(大画面・スタイラスペンつき)
基本的には、Kindle Paperwhiteがおすすめで、あとはお好みや予算に応じて、ご購入されてください。

管理人:Kou
今回は利用してみて特にポイントだなと感じた点をまとめさせて頂きました。Kindle選びの参考になれば幸いです!