声だけであらゆるスイッチをオンオフ!
あらゆる家電や装置のスイッチを物理的に押してくれる「指として機能するロボット」、Microbot Pushを購入してみましたのでレビューします。
この製品は韓国のスタートアップ、Naran社が2015年にクラウドファンディング:Indiegogoで資金調達に成功し、2016年に製品化。現在では、Amazonで日本でも普通に購入できる製品となりました。
このMicrobot Push、スマートフォンから操作できるのですが、IFTTTに対応しており、Google Homeを用いて声からも操作できちゃうんですよ!
つまりNature Remoのような学習リモコンのように赤外線対応していない家電や家に備え付けのあらゆる装置すらも、ハンズフリーで声だけで操作できる可能性を秘めています。
今回は実験的に「Microbot Push」1個とIoT的に利用するためのハブ「Prota S」を購入してみましたので、その設定方法や利用した所感まで掲載していきたいと思います。
もくじ
購入経緯と利用用途について
まずは、この製品を購入した経緯について。私はiRKit、eRemote、最近ではNature Remoといったスマートリモコンを購入しており、特にNature RemoはGoogle Homeと接続させ、便利に利用しています。
しかし、この学習リモコンはその特性上、「赤外線リモコン」式の家電操作に限定されるため、そうでないモノは操作できないんですよね。
特に私としては、エアコンやテレビの他に加湿器とコーヒーメーカーを声で操作したかったのですが、これが赤外線リモコンにも対応しておらず、本体のボタンを操作するだけで困っていました。
これから来る寒い冬に暖房をつけると喉を痛めやすいので、加湿器も合わせて動作させたい。
朝起きたときには、Google Homeに声をかけるだけでコーヒーメーカーを作動させ、暖かいコーヒーを飲んですぐに目を覚ましたい。
Google Homeがあまりにも便利すぎるので、もっと色々な製品を対応させたいと思っていました。
そんな中ふと気づいたのが、以前クラウドファンディングで見かけていた、このスイッチを押してくれるMicrobot Push。これが調べてみるとIFTTTに対応している!
つまり、同じくIFTTT対応しているGoogle Homeと接続して、部屋の中にあるあらゆる装置のスイッチのオンオフを実現したり、家電操作したり、音声操作できるわけです。
Amazonで、日本でも購入可能。Prota SとMicrobotで約¥15,000。
うーん、正直何かのスイッチを押すだけでこの価格はちょっと高いが、家をスマートホーム化するという大きな視点で見ればまぁありか…
Prota Sを1個購入してしまいさえすれば、あとは追加¥5,000だけで部屋にある様々な装置をハンズフリー対応できるということで、実験も兼ねてポチることに。
早速到着しましたので、まずは開封の儀からやっていきましょう。
開封の儀
▲さて今回購入したのは、Microbot PushとそのハブとなるProta S。それぞれ単品購入しましたが、セット販売もあります。
▲まずはMicrobot Push。
▲梱包はシンプルで、中身にはMicrobot Push×1とスペーサー×3、取扱説明書、撮影し忘れましたが、Microbot Pushを装着するための両面テープ×2もありました。説明書はすべて英語ですが、日本語の説明書もネット上にあります。後述します。
▲続いて、Prota S。
▲箱の裏には「Set up within 30 seconds」と記載。確かに手順自体はカンタンなのですが、私は3時間ほどかかりました。。。笑 後述します。
▲蓋をあけるとProta Sと早速ご対面。箱の裏には設定手順の記載がありました。
▲箱の中身はこんな感じです。ハード面ではこちらも至ってシンプルですね。
▲さて、早速これらを設定していきましょう。
設定は手順はシンプルですが、難アリ。解説していきます。

さて、このMicrobot PushとProta Sなのですが、Microbot Push自体の設定は簡単です。しかし、Prota Sの設定やMicrobot Pushを連携させるところでは、接続が不安定になることが頻発し、かなりストレスがたまりました。
以下私が実施していったことを掲載していきます。
Microbot Push本体の設定方法
▲まずは本体を充電。
▲電源を入れる。ちょっとわかりにくいが、底面にスイッチとMicro USB充電口があり。
▲まずはやりたかった加湿器オンオフの動作確認。付属の両面テープを貼って、装着。表面の青い丸の部分に触れると…
▲アーム部分が作動!(GIFアニメ:5秒間)
一応これだけでボタンをプッシュすることができますが、これでは普通に指で押すのと変わりません。そこで、次にスマートフォンとペアリングしてみましょう。
この記事ではGoogle Homeでこのスイッチの操作を音声対応することが目的なので、IoTライクにインターネット接続のハブとなる、Prota Sも必要となります。
次の画面で、Prota Sの設定方法を述べていきます。
Prota Sの設定について

さて、このProta S、冒頭に述べたのですがその設定に非常にストレスがたまります。
基本的にはガイド通り進めればよいのですが、一言でいうと接続が非常に不安定です。
※家のインターネット回線が特に貧弱というわけでもなく、他のこのようなハブ系デバイス(Nature RemoやHueブリッジ)は問題なく動作しています。
設定については、ハマリポイントが結構多いため、ここでは私が設定した手順を紹介していきます。
Prota Sの設定をハマリポイント含め解説
▲「Prota Space」アプリを開いたら、まず画面左側をスワイプして上部の+ボタンをクリック。次の画面でプロタSを選択しましょう。
▲次に出てくるのはメールアドレス登録画面。自動的に出てくるので、自分の家のWi-Fiに接続。
▲次にProta SをAPモードで接続して設定。
▲Prota Sのネットワークを選択して、アプリに戻ると、自動的に接続が走る。
▲第1ハマリポイント。接続が試行中のままずっと止まる…
Wi-Fiネットワークを色々切り替えてもダメだったので、しょうがなくリセットをしてみる。
リセット方法がよくわからなかったが、こちらを発見。
▲この案内に沿ってリセットする。
▲ちなみにリセットボタンはこれ。爪楊枝などを使って押しましょう。
これを私は4回ほど繰り返して、やっと次の画面に行けました。
▲ここでもメールアドレス登録画面が。冒頭で入力したメールアドレスと同じものを設定。次の利用規約画面に同意し、次へをタップ。
▲するとProtaの名前とパスワード設定画面が。それぞれ登録。ここで設定中のまま止まる。第2ハマりポイント。
▲もう一度つないでみる。しかしProtaの接続切れになったりしてうまくいかない。。。嫌気が差し、ふとアプリに戻ってみると…
▲あれ?Protaがあった!タップして次の画面へいくとおめでとうございます!とのこと(笑)なんか不安だが、とりあえず祝福されてるってことはOKなんだろうか…
▲さてスタートボタンを押すとアップデートと初期設定が開始。自動的に終了します。
まずはこんな感じでProta Sの初期設定が完了です。他にも色々ハマったような記憶があるのですが、結構イライラしてしまい、スクショに収めきれていないかもしれません。。。
正直ここでハマった事象は全く原因不明(Prota S本体に問題ありと見た)なので、接続にうまくいかなかったら、とりあえずProta S本体やアプリをリセットすると良いです。
Prota SとMicroBot Pushの連携
続いて、上で設定した、Prota SとMicrobot Pushを接続していきます。
▲いきなりですが第3ハマリポイント。上の近くで「マイクロボットを発見しました」が出てこず、どうすればペアリングできるのか四苦八苦。リセットとかMicroBot Pushの電源オンオフとか色々やってようやくこれを出した記憶があります。イライラしすぎて覚えてません。。。(笑)
▲一旦これが見つかればあとは簡単。ペアリングして、完了。しかし、常時表示されている「ブラックリスト」とかいう怪しい表記は一体何なんだろうか。。。
これでProta SとMicroBot Pushの連携が完了です。最初で躓かなければ実に簡単であるが…
IFTTTを使ってGoogle Homeと接続してみる
さて、長くなってきましたが、ここでやっと今回のメインとなるGoogle Homeとの接続です。
Google Homeとの連携はIFTTTを用います。よって、他の製品やWebサービスと接続した経験のある方なら非常に簡単に設定できると思います。
ここではIFTTTの設定を見ていきましょう。
IFTTTの設定手順
▲まずはIFTTTアプリを開いてNew Appletから「this」を設定。Google Assistantを選択して、次の画面に移ります。今回は「加湿器をつけて」というシンプルなセリフをトリガーにしたいので、「Say a simple phrase」を選択。
▲次に詳細設定。こんな感じで入力しましたが、以下に解説します。
What do you want to say?
Google HomeでMicrobot Pushを操作してもらうための呼び出し方について入力します。私はシンプルに「加湿器をつけて」にしました。
What another way you want to say?(Optional)
この欄は、この「加湿器を付けて」というコマンドの他の呼び出し方について入力します。私はここに適当にひらがなをそのまま入力しました。実際にはここは以下の「加湿器を消して」を入力するといいかもしれません。
And another way?(Optional)
私はここに「加湿器を消して」を入力しました。なぜかと言うと、基本ボタンを押すだけなので、「オンオフ」の区別がMicrobot Push側で判断できないからです。
What do you want the Assistant to say in response?
この欄では、Google Home(Assistant)が話す回答として、どんな話し言葉を返してほしいかを設定します。
私はシンプルに「加湿器を消して」としました。
最後に「Create trigger」を押して次の画面に進みます。次に、Microbot Pushを動かす方の設定をしていきます。
▲「+that」の選択画面で、「MicroBot」と検索すると、MicroBot Pushのトリガーが出てくる。次の画面で以下4つの項目が出てきます。基本英語の通りですが、今回は「Press MicroBot」を選択しましょう。アームが動き、押してアームが戻るまでの一連の操作をこれでやってくれます。基本的にはこれを選択することになるでしょう。
▲すると、MicroBot PushとIFTTTを接続するための認証画面が出てきますので、「Connect」を押して、そのままProta Spaceアプリを開いて下さい。
▲すると、アプリ内でIFTTTを操作するために、Protaアプリ内のライブラリから指示がでますので、「OK」ボタンを押して、IFTTTをインストール。
▲これをダウンロードして「開ける」をタップ。
▲このような感じでProta内のIFTTT専用画面が開かれます。ここでは、「MicroBot Push for Prota」をタップ。IFTTT画面が開かれます。次の画面でIFTTTアプリに移ります。4つの選択肢がありますが、「Press MicroBot」を選択して下さい。
▲次の画面で、動作させるMicroBotの選択と、MicroBotのアームが伸びて縮むまでの動作時間を選択します。ここではデフォルトの1秒を設定していますが、実際に動作させた感じ、もっと短い時間を設定したほうがよいかと思います。
最後にFinishボタンを押して完成です!なお、「Receive notifications when this Applet runs」はこの動作をさせると、スマホ側に通知を押します。最初はオンにしておくとよいですが、頻繁に操作してると通知がうざったくなるのでオフにしておきましょう。
テストしてみた
さて、この記事のメインは「Google Homeで話しかけて家電や装置を音声操作させる」こと。ということで早速やってみました。

こんな感じで、Google Homeに話しかけるだけで、家電の操作がついに実現しました!
導入するメリットと利用してみた所感
さて、ここからはレビュー的な感じで、導入するメリットと利用してみた所感を交えつつ掲載していきたいと思います。
適用範囲は非常に広い。実例を紹介。
今回は加湿器を音声操作させることを中心に述べてきましたが、それ以外にも様々挙げられます。ざっと考えつくだけでも以下に示すとおりです。
コーヒーメーカー

冒頭で述べた次にチャレンジしようとしているものです。朝に目覚めたいときに最適!布団の中からでもコーヒー入れられる…笑
風呂を入れる(浴室リモコン)
img via Amazon
Google Homeに話しかけるだけで風呂が沸く!?究極の怠惰!(私の家にはこの装置がなく未実施。)
床暖房の設置式リモコン
Google Homeに話しかけるだけでヌクヌクできるというこれまた究極の怠惰!(私の家にはこの装置がなく未実施。)
照明のスイッチ
▲Philips Hueが導入できない人へいかがでしょうか。ただし製品の特性上、スイッチをオンオフするのに2つのMicrobot Pushが必要…スターターキットを買えば、MicroBot Push2個とProta Sがお得に買えます。
扇風機

Nature Remoではできなかった赤外線リモコンなしのやつでもできますよ!
炊飯器

Google Homeでご飯を炊こう!笑 遠隔操作も可能。まぁ普通にタイマー機能とか使えばいい気がするのは内緒…
洗濯機

一瞬夢があるなと思いましたが、結局服を入れたり洗剤入れたりとかして、その場で作業することが多いのでほぼ意味なし。何かうまいことできそうなことがあれば教えてください…
タワー型デスクトップパソコンやゲーム機のスイッチ
物理的にWake On LANを実現!PS4なんかはこれでPS4-waker使わなくても良さそう…?(実機なく未実施。)
Amazonダッシュボタン

もはや誰得だが、Amazon Echoの機能、話しかけてショッピングがGoogle Homeでも実現へ…もう少しで発売されるAmazon Echoを先取りだ!笑
使ってみた感想は?
なんかネタっぽくなってしまいましたが、例えば加湿器にMicrobot Pushをつけて、Nature Remoのエアコン作動と同時につけるというのは、かなり便利。結構付け忘れて喉痛めたりします。。。
あとは、Nature Remoの赤外線信号に頼ることがないことから、各機器同時操作の際に、エラーがでにくいことがあります。
私は、エアコン・テレビ・卓上照明全部をNature RemoからIFTTT経由で「全部オンオフ」というのを重宝しているのですが、Nature Remoが大量の赤外線送信をしているからか、たまにエラーが起こって反応しないことがあります。
これはMicroBot Pushとして処理が分散しているので、エラーが出ません。なにげにありがたいポイント。
現在の構成としては下記の通り。
- エアコン、テレビ、間接照明:Nature Remo
- 加湿器:MicroBot Push
- 全体照明:Philips Hue
これらを全部Google Homeに「全部点けて・消して」というだけで、部屋の中にある「全部オンオフ」を実現しています。出かけの時や帰宅時に超絶便利!これは今度別の記事で特集します。
他に上記に掲載したものとして、特に浴槽リモコンにこれを設置して、Google Homeに話しかけるだけで風呂を沸かすという究極の怠惰をしてみたかったのですが、残念ながら私の家にはこの風呂沸かし器が存在しない…(誰か試してみて下さい 笑)
こんな感じであらゆる家電や家の装置に適用することが可能なのです。
これら家電を音声操作させようもんなら、超ハイテクなスマート家電を買うとか、機器制御を改造するなど複雑な開発をする必要がありそうですが、このMicrobot Pushであれば、家電や装置の上に被せるだけ。
実にアナログ的な手法ですが、手軽にIoT化・スマートホーム化ができるというわけです。
IFTTT連携の価値は高い。
この製品は上述の通り、IFTTTに対応しています。類似製品としてSwitchBotがあるのですが、こちらは対応していません。
たぶんサーバー立てて色々やればできると思うのですが、ここまで簡単には実装できないでしょう。Google Homeでこのような操作をするならコレ一択です。Switchbotよりも若干安いのもポイントです。
【2017/11/26追記】冒頭に述べたとおり、11月10日にIFTTT対応しています。
Amazonで容易に購入可能
この手のスタートアップ製品は、並行輸入品等、仕入れるのに若干億劫になることがあります。
しかし、最近Amazon LaunchPad(スタートアップ製品専用のストア)ができたりしたことも相まってか、普通に日本で正規品を購入することが可能です。
よって、もっと多くのMicrobot Pushを導入したいとなれば、カンタンに追加購入することができます。
2017年10月現在、Amazonではレジで10%引きセールをやっているので、今ならAmazonで購入するのがオススメですよ!
デメリットと注意点
この製品、とっても面白いのですが、スタートアップのプロダクトということもあって、まだまだ発展途上感が否めないです。
購入検討される方に、以下デメリットと注意点も掲載しておきます。また、保守性や接続の安定性で若干気になる部分がありますので、今後運用していく上で問題があればこの記事に追記していきます。
ハブが専用なのがネック。イニシャルコストにやや不満。
導入にあたりちょっと厳しいのが、やはりその価格。
スマート家電っぽくなるのは確かなのですが、さすがに一つのボタンを押すだけに専用ハブ+Microbot Pushで計約¥15,000は、私のようなガジェットマニアであれば別ですが、普通の人からするとさすがに高いと感じるでしょう。
ただ、Microbot Pushの価格は比較的妥当と考えます。スタートアップのプロダクトとして随分頑張っている方。
最初にProta Sを購入することさえ我慢すれば、あとはMicrobot Push本体を追加購入するだけですからね。
導入ハードルを下げるため、ハブとなるデバイスはもっと汎用的なものを選べると消費者視点としては非常にありがたいのですが…。例えば将来的に発売されると思われるAmazon Echo Plusの機器連携に対応するなど…
もしくは、Prota Sを有効活用できるような画期的な製品を同社から出してもらいたいところですな。
製品設計にもうひと工夫ほしい。
まずMicrobot Push本体の話ですが、Microbot Pushには底面に充電端子(Micro-USB)が搭載されており、設置したまま充電が不可能となっています。
▲底面にあるため、充電器が指せない!
つまり、充電するには逐一装置を外して充電する必要があります。これは常用するには結構困ったポイントです。バッテリー切れのたびにいちいち両面テープを剥がして充電する必要があるためです。
また、アプリ側の話ですが、チュートリアルの画面が多すぎてわかりづらいこと、上述したように「戻る」ボタンがなかったり、ドキュメントのある場所がわかりづらいことから、直感的にスイスイ設定ができません。
これでも結構頑張っている方だとは思うのですが、もう少しブラッシュアップしてくれるとありがたいなと思います。
操作音がうるさい。普通にボタンを押したいシーンでは逆に不自由に。
この製品は、指型ロボットということもあり、ボタンを押す際には「ウイーン」という音が結構します。
そこまで不快になる音ではありませんが、やはり普通にボタンを押すという感覚からすると生活面ではちょっと気になるポイント。
また、Google Homeやスマホ経由で使うと便利さを実感できるのですが、普通にボタンを押して操作したいときは、逆にちょっとストレスがあります。
丸のリング部分を押せばいいのですが、たまに反応しないときがあったり、上述したような「ウイーン」という音がすること、アーム部分が押すため、数秒待ち時間が発生してしまうためです。
よって、これを導入する際にはまずはどうしてもGoogle Homeやスマホを使って声で操作や遠隔操作を実現したい、というモノのみに限定するとよいでしょう。
購入するなら、まずMicrobot Push単品を買ってテストしたほうがよい。
この製品、すべてのボタンがしっかり押せるとは限りません。
アナログ的な手法でスイッチを押すので、ボタンの固さやMicrobot Pushを取り付けるスペースなどでボタンが押せない問題があります。
例えば、私の家のリビングにある加湿器の場合は、ボタンが固く、Microbot Pushでは押せませんでした。
▲しっかり押さないと点かない!Microbot Pushの押す力では押せない。
また、私のコーヒーメーカーの形状から、コーヒーメーカーのスイッチ部分に載せるためにはどうしても他のボタン部分にMicroBot Pushを被せる必要がありました。
よって、色々な家電や装置に装着する前に、ちゃんと検証をする必要があります。
幸いにもMicrobot Pushは単品でもAmazonで発売されています。まずはこれを買ってテストしたほうがいいでしょう。
おわりに:製品の完成度にやや難アリだが、実用性はある。Google Homeの利用範囲をもっと広げたい方にオススメ。
Google Homeが出てから、自宅のIoT化、スマートホーム化が徐々に広がりつつある気がします。特に音声操作対応は、以前のようにHomebridgeなどを利用した開発の手間なく簡単にできますからね。
このMicrobot PushとGoogle Homeを連携させるようになってから、加湿器も声で操作することができるようになりましたし、何より家をスマートホーム化できつつあるのが便利で楽しいです。
このまま1ヶ月程度使って、保守性が高いようであれば、あと数個導入してあらゆる家電をGoogle Homeから操作させて、家にあるほぼすべての家電や装置を、音声コントロールできるようにしてみようかなぁと思ったり。
注意点・デメリットでも述べたように、万人にはおすすめできないですが、Google Homeで家電の操作に興味を持った方や便利と感じた方へ、さらなる選択肢の一つとして見ていただけたらと思います。