ロボット掃除機のレビューをする度に、その進化に驚きを隠せないKouです。
今回は、ロボット掃除機で多くの製品を展開している「Narwal」の最新ロボット掃除機「Narwal Freo」をレビューしていきます。
特に、水拭き周りの機能が一体型にしては最強クラスと言えるほどの性能。その特徴は以下の通り。
- 加圧式水拭きモップ搭載
- モップ自動洗浄・乾燥、洗剤の自動投入機能つき
- 汚れ具合を自動検知して丁寧に清掃
- モップ自動リフトアップ
- ロボット掃除機としての基本的な機能を完備
特に、「洗剤の自動投入」や「モップ自動リフトアップ」機能を搭載しているのがすごい!これはロボット掃除機にしては珍しい機能です。
機能面だけでも一体型で水拭き最強と思わせる性能、その特徴についてレビューを通じてお届けします!
もくじ
本体外観と初期設定
早速、本体外観をチェックし、初期設定をおこなっていきます。
外観
まずはベースステーションからみていきます。

本体外観はミニマルなデザインとなっており、全体的に丸みを帯びていて好きなデザインです。
白い筐体も含め全体的に柔らかなデザインの印象で、インテリアの景観も損いません。
蓋を開けると、水タンクが内蔵されています。

右側のブルーのものが清水タンクとなっていて、左側のグレーのものが汚水タンクとなっています。
清掃前に清水タンクに水を入れておき、これでモップが自動的に濡らされます。
清掃後に、グレーのタンクにモップで磨いた汚れを吸い上げて、自動で貯水してくれるといった仕組みです。


ベースステーション上部には珍しくタッチパネルを搭載。
サイドには持ち運び用の取手穴がついていて、使い勝手の良いものとなっています。


後ろから電源ケーブルを投入します。

ちなみに、付属品には専用の洗剤もあります。
これをベースステーションの中に装着して、洗剤の自動投入機能が利用できます。(後述します)

続いて、ロボット掃除機本体を見ていきましょう。
本体は、一般的なロボット掃除機と同様の形状です。

背面は、回転モップが特徴的です。

本体の突起は、マッピング時のレーザーセンサーです。
部屋を360度感知できるLDSレーザーセンサーを搭載しています。

ブラシ・モップ共に簡単に取り外せます。メンテの時にラクです。


本体の蓋を開けるとダストボックスがあり、本体前面には赤外線探知モジュールが搭載されています。
この赤外線は部屋の障害物を発見したら、自動的に徐行して接近し、家具やペットとの衝突を回避してくれます。


以上が本体外観でした。全体的にミニマルなデザインで好きです。

初期設定
Narwal Freoには、専用アプリがあります。ここでは簡単に初期設定も解説します。




ここで、スマホとNarwal FreoをBluetoothで連携し、自宅のWi-Fiルーターと接続するといった仕組みです。




これで初期設定は完了です!

スマホアプリの案内に従いWi-Fi設定をするくらいのもので、とても簡単に設定できました。
Narwal Freo レビュー
ということで、Narwal Freoで実際に掃除してみましたので、レビューしていきます。
加圧モップ+洗剤でかなり綺麗に清掃できる
この製品の最大の特徴は、水拭き清掃能力の高さです。
一体型のロボット掃除機は、一般的に普通のモップで雑巾掛けをする程度のものですが、Narwal Freoでは、毎分180回の高速回転&加圧モップが搭載されています。
汚れもしっかりと磨き上げながら清掃してくれるので、フローリングが本当にピカピカになります。
回転モップですが、水拭き時の静音性も高く、48〜51dB程度の走行音に収まっているようです。

実際に室内を掃除しましたが、Narwal Freoが部屋の隅々まで行き渡り、回転モップで隅まで汚れを落としてくれます。
しかも、専用の洗剤を含めて磨いてくれるので、汚れ落としには最適です。
掃除については、ベースステーションにタッチパネルがついていて、ここからモード設定をした上で稼働させることが可能です。


普通のロボット掃除機はベースステーションにこの機能がなくて、スマホアプリ(自宅Wi-Fi必須)からモード設定をする必要がありますが、Narwal Freoの場合は、宅内Wi-Fi不要で、本体に触れるだけでモード設定ができます。
簡単で誰にでもわかりやすく設定・操作ができるのがメリットです。
このNarwal Freoは、床の汚れ具合を自動検知してくれて、2度拭きが必要な場合それを自ら判断し、掃除してくれます。
私が試した感想として、部屋の隅の部分の清掃は、他のロボット掃除機と比較してもかなり入念に清掃してくれていました。水拭きメインなら、これはおすすめ。
水拭き清掃時の手間が完全に省ける
水拭き時に何より楽なのは、ベースステーションに貯水タンク&洗剤の自動投入機能が備わっており、これでモップの洗浄・洗剤投与までしてくれることです。
しかも、掃除終了したらモップを乾燥までしてくれるので、完全に全自動!
一般的なロボット掃除機の場合、モップを自分で濡らして装着してといった手間があるので、水拭きすること自体が面倒になることもあります。
Narwal Freoは、その手間すらないのが嬉しいポイントです。



あとは、掃除をスタートする際に、タンクから自動でモップを濡らして(洗剤投入されて)スタートする感じです。

ほんとタンクに水を入れておけば、何もしなくても良いのが楽ちんで時短にもなる!
掃除したあとは、掃除の際の汚れを自動的に汚水タンクへ書き出して、モップ自体を洗浄&乾燥もしてくれます。

いや綺麗な部屋にしてるつもりなんですけど…w


また、以下のようなカーペットを自動認識してモップを自動リフトアップ機能もあります。これはかなり珍しい。
普通のロボット掃除機は、モップ装着時にはカーペットエリアを水拭き禁止に設定したり、あるいは着脱する手間があるのですが、Narwal Freoのこの機能によってその手間すら不要です。

(現在自宅でテスト中…別途利用感掲載します)
これは本当にラクですね。水拭きメインであれば、Narwal Freoは間違いなく買いの製品です。

Kou
この感覚はなんだろう…高級なドラム式洗濯機や全自動コーヒーメーカー的な時短要素ありますねw それほどラクです!
水拭きだけでなくもちろん普通の清掃も可能
水拭き周りの機能が目立つ本製品ですが、もちろんロボット掃除機として普通に清掃が可能です。
フローリングはもちろん、ラグ周りや絨毯の場所でもちゃんと清掃してくれます。

実際に清掃した結果は次のとおりです。自宅は100平米弱ありますが、これくらいの広さであれば、しっかりと清掃してくれました。

(白い部分は大半が家具や置物などの障害物があるので問題なし)

(部屋の状態にもよるのでなんとも言えないですが)
ロボット掃除機における吸引力を示すPaについては、最大3,000Paと平均的な数値となっています。
一方で、本製品の最大のデメリットは、ベースステーションにゴミの自動収集機能がないことです。(自動注水や自動洗剤投入の機能はあるので本当に惜しい…!)
そのため、本体のゴミは1-2回の掃除のたびに自分で掻き出して捨てる必要があります。
ベースステーション搭載モデルであり、高額な製品なのでこれはぜひ欲しかったところ。
ただ、水拭き回りの機能・性能は最強クラスなので、やはり水拭きメインの方が購入するべき製品かなと感じます。
マッピングで部屋を指定した清掃も可能
ロボット掃除機は、スマホアプリとの連携も充実していて、Narwal Freoももちろん専用のスマホアプリがあります。
スマホアプリで特に便利なのは、冒頭で掲載したとおり室内のマッピングができること、清掃予約が可能なことです。


このマップはカスタマイズすることも可能です。


部屋はそれぞれ名前をつけることも可能です。
また、マッピング対応ならでは「部屋を指定して清掃」や「侵入禁止・水拭き禁止」エリアの設定もできます。


そして、このNarwal Freoならではの最大の特徴は、「床材管理」ができることです。
木材のフローリング・タイル・小石と3パターンに分かれ、それぞれ清掃モードが自動で変わります。
例えば、木材であれば柔らかく清掃し木材の傷つきを抑え、タイルであれば強力に清掃し汚れがしっかり取れるといった設定です。


このように、マッピング機能にもなかなか優れたロボット掃除機です。
レビューまとめ
Narwal Freoは、特に水拭き周りに関しては本当に最強クラスのロボット掃除機です。
普通の清掃に関しては、ゴミの自動収集機能がないのが欠点ですが、基本的な機能は揃っているので、ロボット掃除機として普通に使えます。
最後に、この製品のおすすめポイントをまとめます。
- フローリングの家にお住まいの方
- 水拭き性能を重視したい方
- 最新技術のロボット掃除機が欲しい方
- 時短家電をお求めの方
以上です!
Narwal Freo レビュー
Narwal Freoは、加圧式モップを搭載し、かつ汚れ具合を判断しての清掃や洗剤の自動投入によって、簡単・綺麗に水拭きしてくれるのが大きな特徴。事前の準備不要で自動でほとんどをこなしてくれる製品。水拭き回りは他社のロボット掃除機の一段階上にあり、それメインのものを探している場合大変おすすめです。
メリット
デメリット