NTTコミュニケーションズが提供する格安SIM:OCNモバイルONEは、音楽のカウントフリーのオプションが追加料金無しで利用できるのが最高です。
私は1GBの音声通話SIM(+Amazon Music HD)を契約しており、これでカウントフリー利用ができています。
今回は、OCNモバイルONEのMUSICカウントフリーについて、何が良いのか、実際に利用しつつその特徴をまとめていきます。
もくじ
Amazon Music HDで利用してみた
実際に、Amazon Music HDで利用してみました。
消費量はどう?容量大きいけど本当にカウントフリー?
私は、自宅でAmazon Echo(特にEcho Studio)を利用している関係で、メインの音楽配信サービスをAmazon Music HDにしています。

Kou
2019年のサービススタートから利用し、契約して2年弱になりました。最近では、かなり多くのアーティストが対応してきて最高です!
ただこのAmazon Music HDは、ハイレゾ相当の音質で視聴できることもあり、データ消費量がかなり大きなサービスです。(1時間程度聞いただけで1GBくらい消費します…)
自宅では光回線が利用できるので良いのですが、電車や車での利用時に利用するとなるとモバイル回線では中々厳しい。。。
Amazon Musicは一応楽曲のダウンロードもできるのですが、都度ダウンロードするのも待たされるので結構手間に。
やっぱりサブスクサービスなので垂れ流しで気兼ねなく使いたい。そこで、このOCNモバイルONEをDual SIMのサブ回線として利用し、音楽視聴の際には切り替えて利用します。
試しに、1時間音楽を再生した場合のデータ通信量を測定してみます。

ここでAmazon Musicの主にULTRA HD楽曲を1時間再生。

すると…

Android側のモバイルデータ使用量から、10MBの消費は他のアプリのバックグラウンド消費や、Amazon Musicアプリ内の画像表示でのデータ消費と想定できる範囲です。
これだけだとまだ不安なので、さらにデータ消費量を計測していきます。

ここからさらに3時間ほど、ULTRA HDの楽曲を中心に音楽視聴をしました。

上記の検証結果をまとめると、以下のとおりです。
実際のデータ消費量 | OCNモバイルのデータ消費量 |
---|---|
833MB時点(音楽利用1時間) | 1.99GB⇒1.98GB |
2.09GB時点(音楽利用3時間) | 1.97GB⇒1.94GB |
OCNモバイル側のデータ消費量は、Androidデータ消費量アプリ側の推移から、ほぼバックグラウンドで動いているものとなります。
つまり、データ消費量が非常に大きいAmazon Music HDでも、カウントフリーが適用されているということです。
注意点
ただし、1点だけ注意点があり、OCNモバイルONEのMUSICカウントフリーは、一定期間内に大量の通信が合った場合、その利用を停止される場合があります。
「一定時間内に大量または多数の通信があったと弊社が認めた場合、MUSICカウントフリーの利用を停止する場合があります。
OCNモバイルONE MUSICカウントフリー概要より引用
この通信はどのくらいの通信量で停止されるかは具体的に明記されていません。
特にAmazon Music HDは非常に大きなデータ通信量を消費するのでこれは怖い部分。
そのため、Amazon Musicに限らず「高音質」モードで聞く場合は、音質(データ通信量)の設定を変更するようにしています。

さすがに止められるのは嫌なので、私は、車で利用するときのみ高音質(ULTRA HD視聴)するようにしていて、イヤホンでの移動中のみ中音質で聞くことで、カウントフリーを止められることなく視聴ができています。
けっこう面倒かもしれませんが、OCN側がどうコントロールするかわからないため、この点は自己責任での運用です。
OCN MUSICカウントフリーのメリット
実際に利用していく中で、OCNのMUSICカウントフリーのメリットをまとめておきます。
「追加料金なし」で音楽をカウントフリーにできる!
OCNモバイルONEの良いところは、「追加料金無し」で音楽をカウントフリーにできる点です。
他に有名な「BIGLOBEモバイル」のカウントフリー(エンタメフリー・オプション)は+308円(データSIMの場合1,078円かかります。
BIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプションは、その分多くのサービスが利用できますが、音楽視聴がメインなら追加料金無しのOCNモバイルONEがオトクです。
消費がかなり大きいAmazon Music HDもカウントフリーだった
上述の通りですが、かなりビックリするポイントが、データ消費量がかなり大きい「Amazon Music HD」もカウントフリーとなっている点です。
BIGLOBEモバイルでエンタメフリー・オプションを利用する場合、推奨設定はAmazon Musicの場合、「音質:低」となっています。
つまり、カウントフリーにも関わらず、最高音質で利用できるのがすごいところです。
SIM自体がそもそも安い(端末も安い)
OCNモバイルONEは、SIMの料金自体がそもそも安いです。
新料金プランとなり、以下の料金体系になっています。
OCNモバイルONEの新料金プラン
通信容量・コース名 | 音声対応SIMカード (インターネット・SMS・通話) |
---|---|
1GB/月コース | 770円 |
3GB/月コース | 990円 |
6GB/月コース | 1,320円 |
10GB/月コース | 1,760円 |
これもBIGLOBEモバイルとの比較となってしまいますが、BIGLOBEモバイルでエンタメフリー・オプションが適用できるのは「3GB(1,320円/月)」からのプランとなっているため、音楽以外が1GBで十分な方にとってはベース料金が上がってしまいます。
OCNモバイルONEは、1GB/月コース(770円)でもカウントフリー適用できるのが良い点です。(私はこれを利用しています。)
さらにOCNモバイルONEはセットで購入できる格安スマホの種類が豊富なのが良い点です。これを機にスマホ込みで契約するのもありです。
MUSICカウントフリーのデメリット
続いて、OCNモバイルONEのMUSICカウントフリーを利用する上でのデメリットも述べていきます。
Apple MusicとYouTube Musicに対応していない

カウントフリー対象の音楽配信サービスの中で、シェアの高い「Apple Music」と「YouTube Music」に対応していないのがデメリットです。
特にiPhoneユーザーは多いと思いますので、Apple Musicがカウントフリーにならないのは非常に痛い。。。
また、YouTube Musicも同様で、前身となるGoogle Play Musicには対応していたにも関わらず、YouTube Musicには現状非対応となっています。
幸いにも、同じくシェアの高い「Spotify」はカウントフリー対象なので、今利用されている音楽配信サービスに注意して選びましょう。
申し込み方法がわかりにくい
OCNモバイルONEのMUSICカウントフリーは、専用のWebページから申し込み適用することができます。
このようなオプションサービスは、契約時に適用するかマイページから適用するのが基本のため、契約に迷う部分がありました。
また、反映されるのも以下の通りとなっており、即時適用でないため注意が必要です。
次の章で、MUSICカウントフリーの申込方法について念の為まとめておきます。
回線単体としてみた時に、大手キャリアと比較すると懸念点も
今回の記事では、「MUSICカウントフリー」にフォーカスしていますが、回線単体でみた時に、大手キャリアと比較すると、不安な部分もあります。
特に、キャリアメールが利用できなかったり、速度面やLINE IDでの検索ができない、端末も在庫にバラつきがある点などです。
この詳細については、回線比較サイトの「すーちゃんモバイル比較」で総合的な観点で解説されていますので、合わせてご参考ください。
MUSICカウントフリーの契約方法について
OCNのMUSICカウントフリーは、OCNモバイルONEの契約開通後に個別に「MUSICカウントフリー」の申し込みをする必要があります。
少しわかりにくいので、MUSICカウントフリーの契約についてまとめておきます。
申し込みする場所
以下の公式Webページから申込みが可能です。
こちらは、OCNモバイルONEの契約をした後にアクセスして申し込みをします。
OCNマイページにアクセスするため、OCN IDとパスワードを用意しておきましょう。
契約が適用されているかの確認方法
「OCNモバイルONEのマイページ」>(上部タブの)契約中のサービス>「OCNモバイルONE MUSICカウントフリー」の順にクリックしていくと、掲載されています。
ここで「ご利用中です」となっていれば、MUSICカウントフリーが適用されています。

おわりに
OCNモバイルONEのミュージックカウントフリーは、利用するサービスが合えばかなりオトクな格安SIMです。
なんせ、カウントフリーのオプションが無料というのがすごい!
個人的にはAmazon Musicメイン利用なのでこれに対応しているだけでありがたいですが、今後、YouTube MusicやApple Musicにも対応することに期待ですね。