Apple周辺機器で品質が高く個性のある製品を発売しているPITAKA。
今回は、PITAKA MagEZ Charging Standについてレビューしていきます。
この製品は、PITAKAの「MagEZ Case Pro」のケースと併用して利用できるスタンド。
その特徴は、以下の通りです。
- MagEZ Case Proと合わせての利用で、マグネットスタンドとして利用可
- iPad mini 6をMagSafeのようにワイヤレス充電できる
- ベースにワイヤレス充電スタンドがついている
- 360度角度調節が可能
- 亜鉛合金とアラミド繊維を採用した高級感のあるデザイン
PITAKAは、「MagEZ Case」をiPad本体に装着させることにより、一つのエコシステムを形成しているのが面白いですね。
今回は、PITAKAさんから製品を提供いただいたので、レビューを通じて利用感について掲載していきます。
もくじ
外観
早速、PITAKA MagEZ Charging Standの外観をチェックしていきます。


本体の組み立て
本体を組み立てつつ、外観をチェックしていきます。
本体のパーツとしては、台座(ベース)とアーム(ブラケット)の2つです。

ベース部分は、PITAKAではお馴染みのアラミド繊維を採用。
加えて、ブラケットに亜鉛合金が採用されており、その高級感を一層引き立たせます。

ベースの背面に、組み立て用のレンチとネジがマグネットでくっついていて、これでブラケットとベースを装着します。



組み立ては難しくなく、これでスタンドとして利用できます。

スタンド自体のサイズは、実測で幅:約12.5cm×奥行:約13.5cm×高さ:約25.5cm、重さ666gとなります。



全体的に、質感の高いデザインが好印象です。
PITAKA MagEZ Case Proの装着
このスタンドは、別売のMagEZ Case ProをiPad mini 6に装着することで、iPad mini 6をMagSafeのように磁気充電することが可能です。
どういう構造かというと、背面にあるバッテン印の端子を合わせるとマグネットでスタンドと装着することができ、ここから給電の役割を果たします。
また、MagEZ Case ProにUSB Type-C端子が内蔵されており、それをiPad mini 6本体のUSB Type-Cと接続することで、給電がされる仕組みです。





ケースはしっかりとフィットしていて、かつ剛性な作りでしっかり保護してくれます。

このケースの端子を、MagEZ Charging Standと磁気装着することができます。
マグネットなので、着脱もしやすいですし、安定感も抜群です。

ちなみに、このMagEZ Case Proには、充電パッドも同梱されており、スタンドでなくともMagSafe充電器のように充電することが可能です。


このMagEZ Caseは、今後個別にレビュー記事を書きますが、この磁気によるギミックが面白く、かつ本体をしっかり保護してくれるので、おすすめの製品です。
角度調節や回転が可能(高さ調節は不可)
iPad mini 6を装着した上で、実機を確認してみます。
本体は、角度調節が可能です。


360度回転することもできます。
この点柔軟にできて良いのですが、本体の高さ調節はできないことに注意してください。
この製品は、iPadを宙に浮かす(フローティング)ことが前提の製品です。
iPad mini 6をワイヤレス充電してみた
PITAKA MagEZ Charging Standの最大の特徴は、iPad mini 6をMagSafeのように磁気充電できることです。
実際に充電速度を検証してみましたので、
充電速度が意外と速い(20W出力)
iPad mini 6を0%の状態から100%まで磁気充電した場合の充電速度をチェックしてみました。

給電時は常時20W前後の出力となりました。
MagSafe充電だと15Wが上限なので、このMagEZ Charging Stand+MagEZ Case Proのシステムでは、それよりも高速な充電ができることとなります。(iPad mini 6は元々MagSafe充電に対応していませんが)

充電結果は以下の通りです。
充電時間 | 充電量 |
---|---|
0分 | 0% |
10分 | 12% |
20分 | 24% |
30分 | 36% |
40分 | 48% |
50分 | 60% |
60分 | 69% |
70分 | 77% |
80分 | 84% |
90分 | 91% |
100分 | 97% |
115分 | 100% |
磁気充電といえばMagSafe充電のイメージがあるので、そのことを考えるとかなり高速に感じました。
ちなみに、ベース部分でも15Wのワイヤレス充電が可能で、AirPods Proのような周辺機器だけでなく、iPhone 14 ProのようなスマホやAirPods Pro 2などの充電も可能です。

機能性・高級感というだけでなく、この充電速度という観点においても妥協がない作りとなっているのが見て取れました。
この磁気充電機能は現時点でiPad mini 6のみの対応のようですが、それとセットで使うのにおすすめな製品です。
充電できない場合の対処法
実は、初期の組み立てをした際には、上記の充電ができませんでした。
色々試してみて、本体のネジを再度着脱して組み立て直すことで解決しました。
この製品は、開梱時点では、ベース裏のネジが片方だけついている状態となっており、ブラケットとベースの接続がうまくいっていなかったものと思われます。
そのため、組み立てても充電されない場合は、二箇所のネジの双方を一度取り外してみて、ブラケットをしっかり装着してからネジを締めてください。

また、それ以外に想定されることとして、MagEZ Case Proの中に内蔵されているUSB-C端子がしっかりと差し込まれているかもチェックしてみてください。

デスク置きでも使いやすい
この製品は、特にデスクのサブモニター的にiPadを利用する際に使い勝手が良いと思います。
元々フローティングデザインで高さがあるので、モニターと高さを揃えやすいです。

最近、iPadはユニバーサルコントロールにも対応したことで、メインのPCモニターのサブとして使う方も増えていると思います。
こういったシーンでも、スタンド自体に高さがあり、かつ常に充電されるので、常設させやすいです。
また、キーボードを置いて、iPadをパソコンのように利用するにもちょうど良いサイズ感ですね。
欠点として、ケースの仕様上、iPad mini 6本体のUSB-C端子が塞がれてしまうので、USBメモリなどの拡張ができなくなってしまうこと。
カメラのSDカードなどの用途で、ハブを挿して外部機器を接続する方は、この点ご注意ください。

Kou
僕的に、iPad mini 6は画面が小さいので、写真の現像や動画編集などには使っていません。大量ファイルや重いファイルをやりとりせず、大半がAirDropで済むため、この点はそこまで問題になりませんでした。
そして、惜しむらくは、このiPad mini 6を充電できるタイプのものは、カラーがブラックしかないこと。
個人的にはデスク周りのガジェットを白系で統一しているので、できれば白が欲しかったなーと。
別のラインナップとして、PITAKAにはMagEZ Standには大理石のタイプもあります。


iPad本体の磁気充電はできないですが、デザインや拡張性を求める場合、こちらを購入するのが良いです。
レビューまとめ
PITAKA MagEZ Charging Standは、MagEZ Case Proと組み合わせることで、iPad mini 6をMagSafeのように磁気充電できる、そのギミックが面白い製品でした。
磁気充電(+ワイヤレス充電)の割に充電速度も意外と早くて、そういう点での満足感も高いです。
本体はPITAKAならではの質感の高さもあり、デスク映えもすると思います。
高額な部類に入る製品ですが、iPadの充電スタンドの決定版の一つとしておすすめしたい製品です。
PITAKA MagEZ Charging Stand レビュー
PITAKA MagEZ Charging Standは、MagEZ Caseと組み合わせて利用できるスタンド。独自の接点式ワイヤレス充電機能を備え、MagSafe充電のようにくっつけるだけでiPad mini 6の充電をできるようになるのが最高に便利!本体も高さがあって、PCモニターと同じくらいの高さを出せるのがお気に入り。iPad mini 6本体のUSB-Cポートの拡張性を奪ってしまうことが欠点だが、それもAirDrop等で何とかなる。使い勝手の良いスタンドだった。
メリット
デメリット