スマートホーム製品を多く展開している「+Style」から、新作のスマートリモコンが発売されたのでご紹介します!
それが、+Styleマルチリモコン(PS-IRC-W02)。
スマートリモコンは、エアコン・テレビ・シーリングライト等、赤外線リモコンで操作する家電をリモート操作するのに大変重宝するものです。
コレ一台導入するだけで外出先からの家電操作や、スマートスピーカーを経由した音声操作ができちゃいます。
+Styleは、多岐にわたるスマートデバイス・スマート家電を1つのアプリで簡単にコントロールできるようになることが特徴です。
ということで早速レビューしていきたいと思います。

Kou
数多のスマートホーム製品をレビューしてきましたが、プラススタイルは本命感が強く、かなりおすすめです!
もくじ
+Styleマルチリモコン 前作との違い
旧型の+Styleスマートマルチリモコンは、+Styleの主力製品として有名でした。
それと2022年に発売された「+Styleマルチリモコン」との違いはどこにあるのでしょうか。
以下の比較表の通りまとめています。
項目\製品 | +Styleマルチリモコン (新型) | +Styleスマートマルチリモコン (旧型) |
---|---|---|
型番 | PS-IRC-W02 | PS-IRC-W01 |
Amazon「Wi-Fi簡単設定」 | 〇 | ー |
壁掛け対応 | 〇 | ー |
着脱可能な温湿度・照度センサー | 〇 | ー |
温湿度手動補正 | 〇 | ー |
家電アイコンの順番変更 お気に入りボタン | 〇 | ー |
Google Assistant テレビのチャンネル指定 | 〇 | ー |
本体カラーの変更 | ホワイト | ブラック |
スマートリモコンとして目新しいのは、Amazonの簡単セットアップ(内、Wi-Fi)に対応している点です。
Amazon Echoなどと同様に、Amazonの購入サイトで、リンク先として「Amazonアカウントと+Styleにリンクする」というものがあります。

これによって、EchoなどのAlexa製品を購入された方は、自宅のWi-Fi設定を省くことができます。
それ以外にも、「着脱可能な温湿度・照度センサー」「カラーがホワイトに」「画鋲などで壁掛け可能」といった形で筐体面でも進化しています。

これらの変更は、実用面ではありがたいです。
センサー類は、スマートリモコンの本体の熱などによって、正しく測定されない可能性もあります。
また、「カラーがホワイトに」「壁掛け可能」となったことで、日本の住宅で主流の「白い壁紙」に配置がしやすくなりました。






ソフト面でも、「Google Assistant テレビのチャンネル指定」や「家電アイコンの順番変更 お気に入りボタン」が登録できるようになっており、使い勝手が上がっています。
最後に、本体仕様をまとめます。
項目 | 仕様 |
---|---|
外形寸法 | 約58.5(W)×77.0(D)×19.8(H)mm |
重量 | 約46.5g(本体+センサーユニット) |
消費電力 | 待機時:100mA(平均) 赤外線送信時:900mA(最大) |
赤外線部 | 送信)約20~25m 受信)水平:360° 垂直:180° |
無線方式 | IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz) |
センサー | 温度/湿度/照度センサー(外付け/着脱可能) |
プラススタイル スマートマルチリモコン レビュー
さて、実際に使ってみて気づいた点を批評してみたいと思います。
初期設定のプリセットが充実!
スマートリモコンは、今自宅にある家電をこのデバイスで操作するため、最初に家電の登録設定が必要となります。
その際に通常の学習リモコンのように、ボタンをひとつずつ登録するという方法もあるのですが、かなり手間がかかります。
その手間を軽減するのが、このプリセット機能。リモコンの情報を自動で流し込んでくれます。




個人的に嬉しいのは、スマート家電で有名な「popIn Aladdin」のリモコンのプリセットもあることです。
数々のスマートリモコンを利用してきましたが、これのプリセットがあるのは、「+Style」と「ラトックシステム」のもののみです。


popIn Aladdinの物理リモコンは、電源ON・OFFがトグル電源(個別に分かれていない)ため、手動で登録すると、音声アシスタントから操作する際に「電源ON・OFF」の操作が逆転してしまいます。
プリセットで、ライトモードON・OFFに分かれていると、この問題がなくなるのが隠れたメリットです。
他社のスマートリモコンでもこのプリセット機能が用意されていますが、海外製の場合、海外の家電とごちゃ混ぜになっていることが多いです。
つまり、単にプリセットが豊富なだけでなく、日本でよく利用されている家電に厳選されており、かつピンポイントにマイナーな家電も用意されていることが多いのが良い点です。
これに加え、先述のAmazon簡単セットアップ対応のことも考えると、+Styleマルチリモコンは、スマートリモコンの中で最も初期設定がしやすいデバイスと言えます。

Kou
スマートホーム製品全般の欠点は、普通の家電に比べて初期設定の工数が多いことが挙げられます。なので、この「簡単に設定できる」という点はかなり重要です!
外出先からの操作やリモコンをまとめられるのが便利
設定もしたところで、実際に家電を操作してみます。


普通のリモコンさながらのUIで扱いやすいですね。

+styleのスマートリモコンは、「エアコン・テレビ・照明」といった主要家電の操作だけでなく、以下の家電にもプリセット対応しています。
- レコーダー
- ホームシアター
- 扇風機
- ロボット掃除機
- 電動カーテン
- 電源スイッチ
- 加湿器
ここまでのプリセットを用意しているメーカーは中々ないですね。もちろんここにないものは、手動学習も可能です。
これにより、多くのリモコンをスマホ一台にまとめられるため、家の中がスッキリします。
加えて、スマホの中にそれらがまとまっているため、リモコンを取りにいく手間が省けるのも良い点です。
冒頭で解説したとおり、この製品は外出先からでもインターネット経由で家電の操作が可能です。
これにより家電の消し忘れ対策とかもできるのが良い点です。
個人的には、朝会社に行く際に「家電をつけっぱで出ても問題ない」とできるようになったのが良かった点です。

Kou
朝ってけっこうバタバタすることが多いじゃないですかー。そのときに色んな家電を消してという一手間も嫌になることが多いんですよね。(ものぐさ…?笑)
電車に乗り遅れたりするのも嫌だし…というときに、スマートリモコンを設置していれば、とりあえず家電つけっぱでも家を出て、後で電車の中とか余裕のあるタイミングで(遠隔で)消せばよいという選択肢ができるんです。
また、遠隔操作ができることにより、以下のような使い道もあるのが良い点です。
- 外出先からエアコンを操作して帰宅時に部屋を暖めて(涼めて)おく
- 旅行中にあるタイミングでシーリングライトを遠隔操作し、在宅しているかのように見せかけて、防犯対策
スマートスピーカーと連携してハンズフリー操作が可能!
もう一つのポイントは、スマートスピーカーと連携して家電を音声操作することができる点。
この製品はAmazon Echo(Amazon Alexa)とGoogle Home(Googleアシスタント)をサポートしています。




これにより、話しかけて家電を操作することができるんです。

アレクサ、エアコンを暖房でつけて
わかりました。(エアコンが暖房でつく)

アレクサ
この音声操作のメリットは、ずばり「ハンズフリー操作」できることです。
何かをしながらでも家電を操作することができるので、リモコンやスマホを探す手間を省けたり、ながら作業によって、ちょっとした時短につながるのが良い点です。
家電を音声操作できるだけでも生活がストレスフリーになるので、超おすすめ!
この+styleのマルチリモコンは、最新の音声アシスタント側の仕様に合わせたアップデートを随時実施していたり、より細かい制御も可能である点など、その品質は折り紙付きです。

Kou
実は私スマートリモコンを10台以上所持しているマニアなのですが、+Styleは、この音声アシスタント側の対応はその中でもピカイチです。
そのエンジンがこのスマートマルチリモコンにも乗っているので、数あるスマートリモコンの中でもおすすめの製品の一つと言えるのです。
シーン機能が最高!他デバイスと組み合わせてスマートホーム化
プラススタイルのスマートリモコンは既存の家電をインターネットで制御する、スマートホーム化に適しています。
プラススタイルの大きな特徴は、同社製のデバイスを組み合わせて、多岐にわたる仕組みづくりができること。
例えば、「自宅に近づいたら、エアコンとサーキュレーターを自動でオン」という設定を作ってみます。




自宅の家電を、アプリのボタン1プッシュで一括でオン・オフにできたりもします。


このように、「複数家電」を操作できます。
さらに、この「複数家電」を「実行するための条件」もかなり豊富に備わっています。
+styleアプリのシーン機能は、数あるスマートホーム製品の中でも随一の設定項目を持ち、色んな条件が設定できます。
- 天候が変化した時(外温度/内温度/天気/日の出・日の入り/風速)
- 場所が変化した時(ある場所を出発/到着)
- スケジュール設定(繰り返し、開始時刻)
- デバイスの状態が変化した時(すべてのデバイス)
- デバイスを実行する
- スマートモード選択
- 通知を送信する
- 活動を遅らせる(マクロの待機設定)
スマートホーム化するのに便利な機能が揃っていて、仕組みづくりがしやすいですね。
- ロボット掃除機
- スマート電球
- 音声アシスタント対応シーリングライト
- スマートプラグ
- スマートカメラ
- 各種センサー
リンク先は当サイトでも紹介しているレビュー記事。他にも様々あるので、詳細については、公式サイトもご参照ください。

重要なポイントとしては、これらを+styleのアプリひとつで統合管理ができるという点です。
スマートホーム化は、私も様々な製品を使って取り組んでいるのですが、これの欠点は、デバイスが増えていくに連れ、設定・操作するアプリが断片化することにあります。

+style製品で揃えれば、これらをまるっと管理できるのが一つの特徴です。
加えて、他のスマートリモコンでは中々実現しづらい、「デバイスとデバイスを組み合わせて仕組みづくりをする」がアプリ内で簡単にできちゃいます。


レビューまとめ
今回はプラススタイルのマルチリモコンをレビューしてきましたが、このスマートリモコンの最大の特徴は、+Style製品を用いて、多岐にわたる条件設定ができることです。
スマートホーム製品の中で、これほどの条件設定ができる製品は他に見たことがありません。
加えて、新型のマルチリモコンとなり、本体仕様や設定面で、さらに扱いやすいデバイスとなりました。
最後に、この製品をおすすめできる方とできない方をまとめます。
- 自宅にWi-Fiがない方
- +Style以外のスマートホーム製品をすでに複数個持っている方
- 家電の遠隔操作・音声操作をしたい方
- 自宅の空調などを自動化したい方
- 家電リモコンをひとまとめしたい方
- スマートホームを極めたい方
以上です!スマートホーム化をしっかりとしていきたい方におすすめのスマートリモコンです。
+Styleマルチリモコン レビュー
+Styleマルチリモコンは、自宅の(赤外線リモコンに対応した)家電をまとめてスマート化したい場合に重宝する製品。スマホからの遠隔操作や、スマートスピーカーと連携して声で操作が可能。+Styleはスマートホーム製品を多数販売しており、それらを組み合わせて家電の一括操作・自動操作ができるのが便利ポイント。スマートリモコンとしては珍しくAmazon簡単セットアップにも対応しており、スマートホーム化初めの一歩におすすめ!
メリット
デメリット