プラススタイルのスマートマルチリモコンを導入しましたのでレビューします。
スマートリモコンは、エアコン・テレビ・シーリングライト等、赤外線リモコンで操作する家電をリモート操作するのに大変重宝するものです。
コレ一台導入するだけで外出先からの家電操作や、スマートスピーカーを経由した音声操作ができちゃいます。
スマートホームデバイスを多く発売する+styleのラインナップにもこのスマートリモコンは用意されており、現在+style製品を中心にスマートホーム化している私としては、必携のデバイスとして購入してみました。
ということで早速レビューしていきたいと思います。

数多のスマートホーム製品をレビューしてきましたが、プラススタイルは本命感が強く、かなりおすすめです!

もくじ
スマートマルチリモコンのメリット
まずは、このスマートマルチリモコンを購入したきっかけ、製品の特徴について述べていきます。
【ポイント1】実績のある「ラトックシステム」のエンジンを積んでいる
ラトックシステムのスマートリモコンは「RS-WFIREXシリーズ」として、販売実績が多く、またとても使い勝手の良い製品です。
私も利用しており、以下の通りレビュー記事も掲載しています。
個人的なスマートリモコンのおすすめとしても上位に掲載しています。
実は+styleのスマートリモコンは、このラトックシステム製のエンジンを搭載して作られています。
よって、アプリの構造や、搭載されている機能もほぼ同じです。


よって、スマートリモコンとしての品質は保証されています。
実際の製品の機能を、利用した感想を交えながらお伝えします。
【ポイント2】他の+style製品と組み合わせて柔軟な仕組みづくりが可能
普通のスマートリモコンだと、家電の遠隔操作や音声操作といった利用にとどまるのですが、+styleを選ぶ理由は、他の製品と絡めた仕組みづくりがしやすいといった点です。
+styleには他にも以下のような製品があります。ここまで揃っているメーカーは中々ありません。
- ロボット掃除機
- スマート電球
- 音声アシスタント対応シーリングライト
- スマートプラグ(本記事の製品)
- スマートカメラ
- 各種センサー
重要なポイントとしては、これらを+styleのアプリひとつで統合管理ができるという点です。
スマートホーム化は、私も様々な製品を使って取り組んでいるのですが、これの欠点は、デバイスが増えていくに連れ、設定・操作するアプリが断片化することにあります。

+style製品で揃えれば、これらをまるっと管理できるのが一つの特徴です。
加えて、他のスマートリモコンでは中々実現しづらい、「デバイスとデバイスを組み合わせて仕組みづくりをする」がアプリ内で簡単にできちゃいます。

プラススタイル スマートマルチリモコン レビュー
さて、実際に使ってみて気づいた点を批評してみたいと思います。
初期設定のプリセットが充実!
スマートリモコンは、今自宅にある家電をこのデバイスで操作するため、最初に家電の登録設定が必要となります。
その際に通常の学習リモコンのように、ボタンをひとつずつ登録するという方法もあるのですが、かなり手間がかかります。
その手間を軽減するのが、このプリセット機能。リモコンの情報を自動で流し込んでくれます。


他社のスマートリモコンでもこの機能は大半が用意されていますが、+styleのスマートマルチリモコンは日本製のラトックシステムのエンジンを積んでいるのは先述の通り。
つまり単に豊富なだけでなく、日本でよく利用されている家電に厳選されており、多少マイナーなものもあったり、選択がラクなのが良い点です。(他社製は海外製品を輸入したものが多い)

家電を操作してみた|外出先からの操作や音声操作まで可能!
さて、実際に家電を操作してみましょう。

普通のリモコンさながらのUIで扱いやすいですね。

実際に利用してみたメリットは以下の3点。
色んなリモコンをスマホにまとめられる!
+styleのスマートリモコンは、「エアコン・テレビ・照明」といった主要家電の操作だけでなく、以下の家電にもプリセット対応しています。
- レコーダー
- ホームシアター
- 扇風機
- ロボット掃除機
- 電動カーテン
- 電源スイッチ
- 加湿器
ここまでのプリセットを用意しているメーカーは中々ないですね。もちろんここにないものは、手動学習も可能です。
これにより、多くのリモコンをスマホ一台にまとめられるため、家の中がスッキリします。
加えて、スマホの中にそれらがまとまっているため、リモコンを取りにいく手間が省けるのも良い点です。
時間があるときに、外出先から家電を消す
冒頭で解説したとおり、この製品は外出先からでもインターネット経由で家電の操作が可能です。
これにより家電の消し忘れ対策とかもできるのが良い点です。
個人的には、朝会社に行く際に「家電をつけっぱで出ても問題ない」とできるようになったのが良かった点です。
朝ってけっこうバタバタすることが多いじゃないですか。そのときに色んな家電を消してという一工程だけでも手間に思うことが多いんですよね。(自分がものぐさすぎるだけ…?笑)
それで電車に乗り遅れたりするのも嫌だし…というときに、スマートリモコンを設置していれば、とりあえず家電つけっぱでも家を出て、後で電車の中とか余裕のあるタイミングで(遠隔で)消せばよいという選択肢ができるんです。
これがスマートマルチリモコンの導入で、個人的に重宝するポイントの一つでした。
また、遠隔操作ができることにより、以下のような使い道もあるのが良い点です。
- 外出先からエアコンを操作して帰宅時に部屋を暖めて(涼めて)おく
- 旅行中にあるタイミングでシーリングライトを遠隔操作し、在宅しているかのように見せかけて、防犯対策
スマートスピーカーと連携してハンズフリー操作が可能!
もう一つのポイントは、スマートスピーカーと連携して家電を音声操作することができる点。
この製品はAmazon Echo(Amazon Alexa)とGoogle Home(Googleアシスタント)をサポートしています。


これにより、話しかけて家電を操作することができるんですね。

アレクサ、エアコンを暖房でつけて
わかりました。(エアコンが暖房でつく)

この音声操作のメリットは、ずばり「ハンズフリー操作」できることですね。
何かをしながらでも家電を操作することができるので、リモコンやスマホを探す手間を省けたり、ながら作業によってちょっとした時短につながるのが良い点です。
家電を音声操作できるだけでも生活がストレスフリーになるので、超おすすめ!
この+styleのスマートマルチリモコンは、ラトックシステムのエンジンを利用していることで、最新の音声アシスタント側の仕様に合わせたアップデートを随時実施していたり、より細かい制御も可能である点など、その品質は折り紙付きです。

実は私スマートリモコンを10台以上所持wしているのですが、ラトックはこの音声アシスタント側の対応はその中でもピカイチです。
そのエンジンがこのスマートマルチリモコンにも乗っているので、数あるスマートリモコンの中でもおすすめの製品の一つと言えるのです。
シーン機能が最高!他デバイスと組み合わせてスマートホーム化
プラススタイルのスマートリモコンは既存の家電をインターネットで制御する、スマートホーム化に適しています。

加えてプラススタイルの大きな特徴は、冒頭に述べたとおり同社製のデバイスを組み合わせて、様々な仕組みづくりが実現できること。
例えば、カメラと照明とこのスマートリモコンを組み合わせて以下のような仕組みもできたりします。

+styleアプリのシーン機能は特に優秀で、色んな条件が設定できます。
- 外温度
- 内温度
- 天気
- 日の出・日の入り
- 風速
- スケジュール設定
- デバイス
- (自分で組んだ)シーン・ルールを実行
- メッセージの通知
- タイマー
- デバイス
スマートホーム化するのに便利な機能が揃っていて、仕組みづくりがしやすいですね。
私はまだプラススタイル製品はそこまで持っていないのですが、今後+style製品でスマートホーム化を統一してやっていこうと考えており、良い感じの仕組みができたら加筆していきます。
RS-WFIREXシリーズとの違い
冒頭で述べたとおり、この製品はラトックシステムのエンジンを積んでいますが、その「RS-WFIREX」シリーズとの違いはどういったところにあるのでしょうか?
私はどちらの実機も持っていますので、購入検討の際の参考情報を掲載します。
デザインの違い
パット見でわかるところですが、「RS-WFIREX4」は白、「スマートマルチリモコン」は黒です。


一概には言えないですが、壁掛けでの利用であれば、白い方がインテリアに合わせやすいと思います。対してテレビ台とかに設置するのであれば、黒のほうがいいかなと言う感じです。
IFTTTの対応有無
ラトックシステムのスマートリモコンは、IFTTTに対応しています。
ちなみにIFTTTは「もしAをした際に、Bをする」という仕組みをプログラミング無しで簡単に作ることができるプラットフォームです。
ラトックシステムのスマートリモコンは、このIFTTTに対応していますが、+styleのスマートリモコンはこれに対応していません。
よって、例えばIFTTTの「Location(位置情報)」というサービスを使って、「帰宅時に自動でエアコンをつける」といった仕組みづくりは現状できません。
これが一つのデメリットですが、+styleのアプリはどんどん進化してきており、直近のニュースリリースでは2月下旬には、この位置情報機能(ジオフェンス)にも対応予定とのことです。
むしろ+styleのアプリ内で全てが完結する、という志向はユーザーとしてはシンプルに使えるので、今後メリットになるのではとも思わせられます。
温度・湿度のグラフ化可能
これは逆にスマートマルチリモコン側にある機能なのですが、温度・湿度はアプリ内でグラフ表示が可能です。

その時点での温度・湿度だけでなく、その推移も把握できるということで、ペットや高齢者の見守り用途には最適です。
RS-WFIREXシリーズは、IFTTTを絡ませてデータ出力したりしないとこれができないので、アプリ内でできるシンプルさがメリットですね。
おわりに
今回はプラススタイルのスマートマルチリモコンをレビューしてきましたが、売れ筋製品の「RS-WFIREX」シリーズと同様の使い勝手で、その実力は折り紙付き。
加えて、他の製品と組み合わせてスマートホーム化が簡単に実現可能、ということで今後どんどん伸びてくる製品ではないかなと感じました。
私もプラススタイルの製品でスマートホーム化を進めており、完全に構築できたら、別途記事にまとめたいと思います。