スマートプラグって普通はリモート・スマスピでの電源オンオフくらいしかできなかったのですが、今回レビューする+Styleのスマートプラグは一味違います。
何が違うかって…電力をモニタリングできる点!
これまでのスマートプラグでありそうでなかったこの機能。これのおかげでイマイチ使い道に乏しいスマートプラグでしたが、その活用法が一段階増えました!
その詳細について、レビューを通じてこの製品の特徴と利用した感想を述べていきます。


Kou
やっと理想のスマートプラグが出てきました…!
もくじ
電力を監視することができるスマートプラグ
冒頭で話した「電力を監視する」その使用感について、実際のアプリ画面を交え解説します。
リアルタイムに電力を把握できる
このスマートプラグはリアルタイムで電力をチェックすることができます。
我が家ではテレビに利用しているので、初期設定をした後、試しに実験してみました。





だいたい10秒ほどの遅延がありますが、このくらいであれば許容範囲。
続いて、サーキュレータで計測。







このような形で、家電側の設定によって電力がリアルタイムに変動します。これが、後に解説する「電力をトリガーにした仕組みづくり」にも役立ちます。
だいたいイメージ通りの結果で満足です。
頻繁に変えたりすると、たまに急に0Wになったりしましたが、普通に使うには特に動作不良も見受けられず、問題無く利用できました。
外出先からでも把握できる
もう一つ良い点なのは、この製品は元々スマートプラグであるため、インターネットに対応していることです。
つまり、外出先からでも電力を確認することができます。
Wi-Fi対応のワットモニターのようなイメージで利用できるのが良いですね。

通常のワットモニターと比較すると、料金予測やCO2チェックはできないのが残念ですが、インターネットに対応していることで、以下のような活用ができます。
電力測定機能|私の使い方
主に、上記電力のモニタリングを中心に、どういった活用ができるのかを、実際に私が自宅で試している方法を掲載します。
外からの操作で家電の稼働状況をチェックする
従来のスマートプラグは、リモートで電源オンオフできるという機能のみ提供されています。
これはスマートフォンで操作可能なのですが、「家電が実際に動いているかどうか・消えているかどうか」を把握する術がないんですよね。
これは実用上かなりの不安な要素の一つです。
しかし、+Styleのスマートプラグであれば、ワットモニターとしても機能するため、電力の使用状況により、実際に家電が動いている・消えているかどうかを確認することが可能です。

リモート操作する際にはかなり安心感があります。
電源オンオフしなくても、このスマートプラグをとりあえず挿しておけば、他にも同社のスマートマルチリモコンのように、「リモートで操作した先の家電の操作状況が見えない」デバイスを使う場合にも有効活用することが可能です。


スマートリモコンでの操作時あるあるなのですが、特にテレビのようにトグル電源(電源ON/OFFが同一のボタン)の家電で遠隔操作する際に大変重宝します。スマートリモコンではON/OFFを判定できないので、実際にテレビが消えているかどうかがわからないためです。
もちろん普通のスマートプラグでテレビの主電源をオンオフしてもいいんですが、テレビって主電源切ると予約録画できなくなったり、内蔵タイマー狂ったりするのであまりやりたくない所。
電力はただ計測しているだけなので、これで実際の稼働状況をウォッチできるわけですね。
これは高齢者の方がいるご家庭での「見守り」用途にも使えそうなのも良い点。
電力はグラフで見えるようになっているので、家電が全く稼働していなかったら、何かあったなと、有事の事態に気づけたりもします。
電力を確認できるというだけで活用方法が大きく変わります。個人的にはこの機能だけで買いです。
電力をトリガーに仕組み作りをする
もう一つ大きな特徴なのが、「ある一定の電力となった時、他のデバイスを操作する」ことができる機能です。
これにより、家電の自動制御も可能となります。
私の利用例だと、例えば以下のような感じ。
扇風機を稼働させたら、エアコンの冷房の温度を(スマートリモコン経由で)上げる(節電)
他にも…テレビをつけたら照明が自動的に変わるという設定も。(以下)


テレビの電力に応じて発動させるというのがミソです。(オフオンで発動だと主電源を制御せねばならず、先述の予約録画できないなどの問題があるため)
電力で監視されるといった特性から、ホットカーペットの「温度調節」のように、ある程度電力で設定モードを判定できます。
このように電力によるトリガーは、閾値の設定の自由度・柔軟性が高いのがいいですね。
私が利用しているのは簡易的な節電やちょっとした雰囲気作りですが、このスマートプラグが複数個あると色々な仕組み作りができそうです。ぜひお試しを!
スマホアプリが多機能
電力監視ができるというのが最も大きな特徴ですが、それ以外にも様々な機能が存在します。
このプラススタイルのアプリは、スマートホーム界隈では有名な「Tuya Smart」というスマートホーム専用のプラットフォームを利用して作られているため、とても使い勝手がよく様々便利な仕組み作りができます。



これによって、デバイスとデバイスを組み合わせたり、以下のような仕組みもできたりします。
風速15m/s以上ならスマートマルチリモコンでエアコンを切り、スマートプラグで除湿機をつける(台風対策)
これは他のデバイスだとIFTTTなどを使って連携設定をしなければならないところ、+styleであれば、アプリ内で設定が完結するシンプルさがメリットです。
これは、実績のある「Tuya Smart」をエンジンとしているからこそのメリットですね。その使い勝手は抜群です!
もちろんスマートスピーカーから操作も可能
この製品は、最近流行りのスマートスピーカーからの音声操作にももちろん対応しています。
音声アシスタント対応は、Amazon AlexaとGoogle Homeの両方に対応しています。

プラススタイルのアプリ側で家電の名称をシンプルに登録しておけば、いずれも以下のような形で自然なセリフで操作することができます。

アレクサ、サーキュレーターをつけて!
わかりました。(サーキュレーターがオンになる)

アレクサ
基本的に電源コンセントとの間にかませるだけなので、簡単に家電の音声操作ができるのが良い点。
ただし、主電源を直接制御することがあまり良くない家電もあることに注意しましょう。
ちなみに公式ではAmazon Alexa、Googleアシスタントに対応となっていますが、実はSiriもショートカット経由で実行できます。
以下のようにシーン設定で個別に操作パターンを作るひと手間がありますが、これでiPhoneなどでも家電オンオフができるようになっています。


ちょっとした裏技でした。ご参考まで。
その他外観・製品仕様について
これまで機能的な特徴を取り上げてきましたが、外観・製品仕様について補足します。
サイズ・形状
日本企業のプラススタイルが推進する製品であり、もちろん日本仕様の2ピンプラグが採用されています。

サイズは、スマートプラグとしては比較的小さな方です。売れ筋の「TP-Linkスマートプラグ」や「Merossスマートプラグ」と比較しても一回り小さいです。

ただし、スマートプラグの欠点として、その形状から、電源タップで利用する場合などは周辺の口を塞いでしまうことに注意しましょう。
アプリ設定時の注意
初期設定などは、説明書やアプリの案内に従ってやっていけば簡単にできます。
ただ一点、注意点がありこのデバイスは、2.4GHz帯のWi-Fiのみ接続ができます。
初期設定時において、自宅Wi-Fiを設定することとなると思いますが、スマホを常時5GHz帯で利用している場合は一度2.4GHzに繋ぎ直す必要があるため注意です。
スマートホームデバイスあるあるですが、意外とつまづきやすい点なので特筆します。
ただいまプラススタイル製品でスマートホーム化を実施中!

プラススタイルのラインナップは、他のスマートホームのメーカーと比較してより多くのデバイスがあるのが一つのメリットです。
- スマートリモコン
- ロボット掃除機
- スマート電球
- 音声アシスタント対応シーリングライト
- スマートプラグ(本記事の製品)
- スマートカメラ
- 各種センサー
特にスマートホームのメーカーとしては、ロボット掃除機もラインナップに含まれるのは他社には中々ないポイントです。
スマートホーム化の観点でいうとここまで揃えているのは他にありません。
私は家をゴリゴリにスマートホーム化しているのですが、これの欠点はデバイスが増えるにつれて、管理がめんどくさくなること。
スマートホームデバイスは、現在では、多くのメーカーから多岐に渡るデバイスが発売されており、選ぶのが中々大変。
プラススタイルの製品は、アプリが「+style」一つに纏まっているため、設定の管理や操作がしやすく、これに集約していくことにしました。
構築できたら別途記事にまとめますので、お楽しみに!
その後…

Kou
まじで気に入ったので、2台追加しちゃいましたw
